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2012.08.14

学校のカリキュラムで大学合格

学校のカリキュラムで大学合格

難関校ほど塾・予備校利用は少ない

 以前は、大学受験に向けて高校生になると、塾や予備校に通っている生徒が圧倒的に多かったのが、ここ最近は、そこまでダブルスクールをさせずに大学に進学している生徒が増えています。この要因の一つに、推薦入学が増えた事があります。大学の附属や提携校が増え、校内での成績で進学が出来るシステムのおかげで、わざわざ外部の塾・予備校に行かなくなっています。

 もう一つの要因に、学校の教育内容、レベルの向上、補習、時間外授業、夏期、冬期、春期の授業など、様々な手厚い学校のサポートがあります。なかでも私立中高一貫校の授業で使用するテキストが、予備校で使用するレベルと同じ、またはそれ以上のものを使用している事もレベルアップの要因のでもあり、中には予備校の講師が直接学校に来て授業をする学校もあります。

 そうした様々な要因から、塾・予備校に通う生徒の層が年々変化しているようです。そのためか、塾・予備校も独自のカリキュラム・システムを掲げて生徒を集める一方で、各学校の授業のサポートをするコースでの生徒集めにも力を入れているようです。

 塾・予備校の利用はもっぱら公立高校の生徒が主流のようで、その目標も関関同立や国公立の文系が多いようです。

 医学部狙いの生徒も、徐々に医系専門塾から遠のいていて、駿台の医系コースを除いては通塾が減少しています。景気の動向も多少は影響しているのかもしれませんが、塾・予備校に通いつめるよりは、自分でどんどん勉強し、分からない部分だけを質問するという、本来の姿に戻りつつあるのでしょうか・・・・

 集団授業よりも現在は個別が随分増えています。もちろん家庭教師も増えています。結局、勉強は他人との競争よりも、自分との戦い、という意識が個別に流れているのでしょうか・・・・

学校のカリキュラムでどこまで到達できる?

 超難関校とも言える学校は高校2年の冬、1年前のセンター試験ですでに9割前後の得点をとれる生徒が数多くいます。従ってそういう生徒がいる学校は、高校3年では志望校別、学部別の2次対策に時間を割いています。ですから現役でも、例えば京都大学の医学部でも合格できるのです。ただし、その生徒は学校では上位に位置する生徒です。と言う事は、学校のカリキュラムだけでなく何かしらプラスアルファーがあるはずです。ただ、言えるのは、そこに到達できる層がたくさんいると言う事で、土台を作っているのは間違いなく学校のカリキュラムだと言っていいと思います。

 

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