2014.12.30
受験生のお正月は・・・
年末年始も関係ない・・・!
受験生にとっては、この年末年始もそれに構っている余裕はありません。大みそか特訓などイベントを計画している塾もあるぐらいで、あと入試まで2週間ちょっと!
秒読みの段階ですが、まだまだ、ラスト2週間で劇的に飛躍するチャンスがあります。ベテランの先生に言わせると、ラスト2週間は本当に集中して取り組み、真剣そのものだけに、大いに逆転は可能だと言います。おそらく受験が終わるまでは学校も行かないでずっと勉強になるはず。今までこなせなかった過去問もだいぶ出来るようになるはずです。
この時期、もうすでに自分のやらなければいけない事は分かっているはず。塾で新たなプリントをやるよりも、自分でしなければいけない勉強をやるべきです。時間との戦いだけに、やるべき内容を毎日書きだして、こなしていく、それぐらいの意気込みがあれば、必ず結果はいいように出ます。今年だけは、年末年始のお祝い事は受験が終わってからにしないと、気分も散ってしまいそうですね・・・
あと何をすればいいか・・・
実践練習でしょう。ただし、暗記物の整理とチェックはまだまだこれからが勝負です。
理科や社会だけでなく、語彙に関しても、まだまだ増やす事は可能。但し、増やす前に今までやって出来なかった、書けなかった事は見直して、再チェックしてからをお薦めします。今から、記述の練習や、図形の問題を克服しようとしても、なかなか出来る物ではありません。今までやった問題をいかに思い出して、さっと、答えが出てくるか、これがスピードアップの極意です。一人でやる以上は、チェック、チェック、チェックです。
先生がついている場合は、まだまだ、記述にしろ図形にしろ、理解、表現する問題でも出来るようになります。最後まで、二人三脚で頑張りましょう。
この時期になると、塾での結果や順位、偏差値は全く気にしなくてもいいです。過去問での判断だけで十分です。
2014.12.30
池田附属・天王寺附属の入試まで
気持ちの持って行き方で差が・・・
入試まであと1カ月足らず。受験される方は当然ながらこの時期でも取り組んでいるはずです。ただ、国立大附属を狙うに当たって、大きく分けると二つのグループに分かれます。1つ目は私立小学校をすでに合格されている方。もう一つは国立大附属一本の方。
それぞれによって今のモチベーションがかなり違います。細かく分けると、私立は受かっていても、行かないで附属が受からなければ公立に行く方や附属が終わってから私立の2次募集を受験される方もいます。いずれにしても、微妙にモチベーションは違います。
子供はというと、案外分かっていなかったり、緊張感がなかったりと思うように動いていない、という声をききます。それも親のモチベーションも関わっているのかもしれません。どうしても、あとがない、という人と、落ちても切符がある人とでは違うでしょう。
ただ一番重要な事は子供の状態です。やる気が出ているか、そうでないか、この差は大きいです。そのやる気を起こさせるには、やはり母親の熱意がどれだけ伝わるかでしょう。
子供がやらない、と嘆くよりも、やるまで引っ張っていくぐらいの気合がなければ、この寒い時期、ましてや年末年始のバタバタした時期に勉強などしません。
附属の入試の場合、ペーパーテストではほぼ差は付きません。ほぼ満点近く取るからです。競争率が昨年よりも下がっているとはいえ、倍率は私学に比べて高いだけに、きちっと点数が取れるところは取れるように反復練習し、指示を聞き逃さないように、注意力を高める訓練を今からの1カ月で仕上げましょう。
2014.12.10
私立高校入試まであと2カ月・・・
今は何をすべき !!
塾に毎日行っている受験生がかなり多いのが実情。大手塾ほどその回数、時間は長く、空き曜日は週に1回ほど。帰宅時間は22時~23時。これだけやれば、みんなが良い結果を出していると思いきや、案外そうでもない人が多いのも事実です。
この時期は総合問題や色々な学校の過去問をやっている時期。志望校が決まりつつあるこの時期はやはり志望校の過去問が一番。どんな出題傾向かがわかるからです。但し、一度やっただけではダメで、2回やって初めてその問題が自分のものになるのです。「答えを覚えてしまう」という声もありますが、それでいいのです。答えを覚えるという事は、その問題も覚えるという事。だいたいどの学校も毎年同じような問題を出していますから、その対応が出来るようになるのです。1回しかやらないと、「あぁ、見た事ある。やった事ある!」で終わってしまいます。
ただ、毎日塾に通い詰めているとそんな時間は当然ありません。そればかりか、自分の不得意な教科や単元に時間を割くことも出来ません。これではいくら塾に毎日通っていても結果は変わりません。あと2カ月。今の段階で、逆転を狙うのであれば、思い切って自分の時間を作るために、塾の回数を減らすべきでしょう。
そもそも、この時期は初めにも言ったように、過去問をやる時期。それならば、自宅で自分で出来ます。分からないところは解説を読めばいいのです。また、覚える内容がたくさんあるので、絶対に自分の時間が必要なはずです。特に社会や理科や語句。覚えるためには時間が必要。反復が必要。最低1日に1~2時間はかかるはずです。
理解が必要な部分だけを聞けばそれでいいのです。結果が出ている人、成績のいい人はみんなそうやって独学でやっています。すべてを与えられ、それをこなしているだけでは、ただの「やっつけ仕事」になってしまい、頭に残りません。自分から進んで計画、実行、自己分析をするから、確実に成長するのです。
時間がないだけに、弱点補強と知識の補充、そして過去問に特化して取り組むべきです。
合格への最大の近道は「自分の時間をつくる」事です。
家では勉強しない・・・!
最近よく耳にするのが「家で勉強しない、出来ない」というコメントです。「家に犬がいるから」とか、「兄弟が邪魔をするから」とか、「自分の部屋が汚い」とか、「一人にさせて置くとしない」とか「テレビを見てしまう」とか理由は様々です。まあ、もっともだと言うような理由にも聞こえますが、仮に、勉強は外部でする、という習慣がついてしまうと、大学受験が終わるまで、ずっと家以外で勉強しないといけなくなりますし、宿題もままならないはずです。仮に高校受験に合格出来ても大学受験は合格できません。
「犬がいる」「兄弟の邪魔」などは、家庭内の理由。ここで、ちゃんと協力し勉強できる環境を整えてあげれば、下の兄弟の手本にもなるはずです。
勉強できる環境を整えるのは親の仕事です。
「一人にさせておくと勉強しない」のであれば、塾に行っても座っているだけで結果が良くなるはずがありません。要は本人の自覚がないだけの話。そんな状況で高校に行っても中途退学が関の山。勉強よりもむしろ自覚を持たせる話し合いが必要です。でないといつまでたっても自立せず、ずっと親のすねをかじったままになります。