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2015.06.25

洛南小を受験するのであれば・・・!

    洛南小を受験するのであれば・・・!

進学先は ?

 洛南小学校を受験希望される方が、毎年のように多いのですが、多くの方は、東寺の洛南中学に進学できると思っている方が非常に多いのです。洛南小学校は独自路線で大学受験を目指す学校なので、現、東寺にある洛南中学とは別の学校と思わなければいけません。小学校4年、中等部が4年、高等部が4年、というサイクルで立命館と同じです。

 大学合格実績が出るまでにはあと8年かかります。全くの未知数だけに、これからどうなっていくかは分かりません。

授業内容は ?

 今の1年生は1年時に3年生までの授業内容を終えるというカリキュラムで進行しています。ものすごく速い進度です。これについていこうとすれば、毎日、親が教えなければついていけません。週1回塾に行く程度では間に合いません。

 授業も高校の先生が担当していたりしますので、低学年の指導が本当に適しているか疑問です。このペースでついていくのであれば、将来はかなりのハイレベルな学力が期待されますが、はたして何人が結果を伴うのか非常に疑問です。

 算数に関してはある程度先に進んでも演習量をこなせば、クリアできるかもしれませんが、国語はなかなかそうはいきません。個人個人の精神年齢に応じた文章でないとたぶん理解できないと思います。それには読書量を増やしたり、大人との会話の量を増やして一歩でも二歩でも大人の感性、感覚を身につけないと読みとれないと思います。低学年はまだまだテクニックに走る学年でもないですし、毎回テスト形式でプリント学習をする学年ではありません。読書を好きになる学年です。そういう意味では、関大初等部の国語指導のように楽しみながら学んでいくのが理想かもしれません。

  まだまだ学校も手探り状態の所はあると思うので、修正しながら進んでいくとは思いますが、8年後にどういう実績が出るかが楽しみです。

 こういう状況をある程度理解した上で受験しないと、後悔しますので要注意です。

 

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