過去問・志望校判定テストの結果重視 !
過去問・志望校判定テストの結果重視 !
6年生は受験まであと数カ月。夏休みにどれだけ基礎力を安定させられるかが勝負です。
難関校の場合、9月以降はさらにレベルアップした内容になるので、そこでの最終選別に残れるかどうかで、安心して受験出来るか出来ないかが決まります。今の時期からすでに課題・宿題の量が多く、どれから手をつけたらいいのか、また全部やらなければいけないのか、と悩んでいると思います。そもそも限られた時間の中ですべてをこなすのは所詮無理な話。それが分かっていてあえて課題・宿題を出しているのが塾です。志望校が決まっている以上、取り組む問題は限られています。それ以上、それ以下はやる必要はありませんし、出題傾向に合わせて勉強すればいいだけです。いまだ「クラス維持」にこだわる事はなにもありません。ここから先は過去問を中心に取り組み、出来れば、6年~10年分を2回やって、その問題傾向をつかみ、自分のものにすれば合格できます。1回では「やった事ある」という程度でしかなく、2回やることにより、その問題が自分のものになり、さっさと答えられるようになるのです。そうするためには、思い切って今やらなければいけない事にしぼって、他の授業を出来るだけ削減して、時間を確保する事です。テストも公開テスト等の通常テストは無視しても結構です。周りに合わせる事はする必要はありません。テスト結果は過去問と志望校別判定テストだけ参考にすればいいのです。
志望校のレベルがほぼ分かれる !
5年生の今からの半年は入試問題の後半に出題される単元・内容に取り組んでいきます。算数で言えば、「速さ・割合・比・場合の数・規則性・立体図形」国語で言えば、「論説・随筆・説明文」です。簡単な内容はすでに4年生でもやっていますが、5年生ではその内容が難しくなっています。入試はさらに難しいのですが、この時点でどれぐらい理解できるかによって、「難関校」「上位校」「中堅校」なのかが、ほぼ見えてきます。確かに内容は難しく、受験寸前までやり続けないといけない問題ばかりですが、ここでひと頑張りしなければ、6年生でのクラス細分化した際に思ったクラスに入れない事もあります。
復習の習慣が不十分だと段々点数が取れなくなる !
4年生のこれまでは、3年生までの先取り学習の貯金があるため、高得点がとれて当たり前だったかもしれませんが、ここから先は内容が難しくなってきますから、ちゃんと復習を積み重ね、人によっては同じ問題を繰り返し復習して、各単元・内容を塾の進度に合わせてこなしていかなければ、どんどん差が広がっていきます。幼い子はこの時点でも差が出ていると思います。この差が生じてきた時が一つの分岐点で、塾を変わったり、家庭教師をつけたり、取り組み方を変えたりと、対応策を考える時期です。