2011.01.26
精神年齢を上げるために・・・!
新聞やテレビを活用しよう!
小学生はまだまだ精神的に幼さが残る子も多いと思います。そういう子に中学受験はなかなか厳しいのですが、それを理由にしてもハンデをもらえるわけではないので、なんとか色々な方法で精神年齢を高くする工夫をしなくてはいけません。そこで、今回は新聞やテレビを利用しての工夫をご提案します。
なかなか塾等で本を読む時間すらないとは思いますが、一度新聞を全部めくってみませんか?別に細かい字を読む必要はありません。ただめくるだけでいいのです。めくるだけですから、ほんの数分で終わります。これを出来るだけ毎日続けて下さい。出来なかった日は次の日でもかまいません。おそらく1週間、2週間続くと変化が現れます。おそらくたいていの子がめくるスピードが遅くなるはずです。ちょっと気になる、という内容が出来るからです。これでいいのです。そんな中から漢字や言葉を学んでいきます。そして、社会の色々な話題に触れることになります。何に興味を持つか非常に楽しみです。めくり続けると、だいたい何ページに何が載っているかが分かってきます。そうすると、どうでもいいページはサッと飛ばし、自分の興味のあるページに目が行きます。別にスポーツ欄でも構いません。知らず知らずのうちによく出てくる漢字が読めるようになります。多くを望まず、まずはめくることから始めてみて下さい。
次にテレビですが、できるだけニュース番組、またはドキュメンタリー番組を探して、録画して見るといいと思います。なかなか決まった時間に見るのは難しいと思いますので、録画がお薦めです。NHK以外はコマーシャルをカットできるので時間短縮が図れます。もっとも、民法でいい番組はほとんどありませんが・・・・!
特にニュース番組は社会に関心を持たせるには一番です。そのニュースを話題に家族で色々な話ができる、これが何より子供の成長に役立ちます。社会に関心の強い子は精神年齢が高いのは言うまでもありません。受験に必要でない話題でも、大いに役に立ちます。
ドキュメンタリーはテーマを選べますから特に親が見せたい分野を見せるのもいいかもしれません。例えば将来「医者」になって欲しいと思うのであれば、そうした内容のものを見せればいいわけで、非常に影響力が大きいものです。ただし、ドラマはダメです。他にも自然をテーマにしたものや歴史、地域、文化、開発、ボランティアなど様々なものがあり、ドキュメンタリーだからこその説得力があります。これも見た後の親子の会話にも役立ちますし、子供に考えさせる、感じさせる、という事から影響は強いでしょう。
幼さ改善は「大人との会話」「深く考えさせる」「感じさせる」からです。教科的には国語や社会、理科です。
2011.01.23
思いもよらぬ好結果・・・!
1ランク上の合格に万歳・・・!
本命でない洛南中に合格して感激です。もともと洛南はとどかないので、方向転換をして取り組んでいて、最後、一発逆転を狙って洛南を受けたところ、見事合格。すごい!
よく頑張りました。おめでとう!
S.K講師
本命の上宮どころか、清風に合格。おめでとうございます。ここ1カ月の伸びと本人の頑張りの成果です。学習意欲がどんどん高まっているので、このまま勉強を続けて下さい。
お母さんもたいへん喜んでおられましたね!とにかくおめでとうございます。
T.K講師
塾もいかずに東大寺に合格はすごいです。おめでとうございます。本命の星光でもすごいのに東大寺まで合格するとは、やはりあの社会の勉強の成果ですよ!算数が少々弱くてもなんとかなりましたね!入学後もがんばって下さい。
Y.S講師
2011.01.20
大卒就職率過去最低68.8%・・・・!
ミスマッチが原因・・・?
就職活動はだいたい3回生の後半から始まり、多い人で70社以上の会社回りをしています。インターネットでのエントリーも就職活動に加わり、余計に就職活動も多様化しているようです。ほとんどの学生が安定志向で大手企業を第一志望にあげているため、その競争率はかなり高いのですが、求人数は0.47倍、一方中小企業の求人は4倍です。大手企業にこだわらなければ、まだまだ就職先は数多くあるのが現状です。中小企業の内定数は昨年に比べてアップしているというデーターもあり、その理由としては「自分を生かせる仕事に就きたい」という思考が増えているようです。ただ、現状としては中小企業の情報が伝わっていないこともあり、未だに就職先が決まっていない学生が全体の68.8%にとどまっています。これはミスマッチがその原因とされていますが、はたしてそれだけが原因でしょうか・・・・?
大手企業は留学生を採用し始めている
大手企業は国内の経済状況が悪い事と、海外への進出をますます加速しているため、海外からの留学生を採用しているケースが増えてきています。その中でも中国人やインド人の採用が目立っています。中国人やインド人はバイタリティーにあふれていてエネルギッシュだと言うのです。特に文系の職種ほどそれは顕著だと言われています。そういう留学生枠もあり、ますます日本人の大手企業への就職は難しくなっているのではないでしょうか・・・・!
就職活動に中国に在住する日本人が増加している
中国の就職活動は日本以上に過酷です。中国人に言わせると、日本の就職活動はまだまだ楽だと言います。そんな中、近年は日本人が逆に中国に行って就職活動をするケースが増えてきているのです。中国の企業も日本で就職面接を受ける学生よりも、現地にいる日本人を採用しているようで、その理由は「バイタリティーがある」「一生懸命に仕事をする」
「中国で生きて行こうという決意が表われている」という内容です。13億人を相手にまだまだ未開発な部分に「ビジネスチャンスと自分を生かせる」、という目的意識をもって中国に渡っています。これは一つのプロローグで今後は中国にとどまらずインドやバングラデシュとアジアに向けてどんどん広まっていくと予測されます。
目的・目標をもって大学・学部を選ぼう・・・!
子供の数は減っているにも関わらず大学受験生は増加しています。中でも近年は、理系の学部に女子の希望が増えてきています。それだけ目的意識がはっきりしている生徒が増えてきたということにもなります。それは現状の就職状況を分析すると、より専門的な優秀な人材を企業が求めているという事を反映しているのではないでしょうか。
以前は入社してから人材を育成する、という余裕が会社にありましたが、今はそんな余裕がなく即戦力が求められています。それだけに実戦力のある学生、すなわち専門知識がある学生が求められています。今や日本語、英語だけではなく第3外国語が求められているのもそうしたあらわれの一つです。
就職活動には自己PRが何より重要ですが、目的意識をもって大学に通っている学生はその受け答えに関しても、自信を持って答えられ、また自己主張も的確に出来ます。志の高い学生は面接すればすぐに分かります。そういう自分を作り上げていくためにも、大学受験前から就職を意識して、学校や学部を選んでいってほしいと思います。
一度、大学のホームページを見て、どういう企業に就職しているかを調べてみては?
2011.01.19
中高一貫校「学習意欲に課題」
4割から7割の生徒が・・・・・!
今年も中学受験に多くの受験生が挑みましたが、その中高一貫校にも思わぬ落とし穴がある、という記事が先日の読売新聞に掲載されていました。文面によりますと、文部科学省は昨年3月、全国の中高一貫校370校を対象にアンケート調査を実施し、366校から回答を得た。それによると一貫教育の成果として「学力の定着・向上」を私立の84.1%、公立の62.0%、国立の40.0%があげた。
一方で、「高校入試がないため学習意欲の向上で課題がある」としたのは、公立で69.3%、私立で49.7%、国立で40.0%あった。「生徒間の学力差」も私立の76.5%、公立の73.5%、国立の40.0%が問題視していた。
「6年間を見通した指導で生徒全体の学力は伸びるが、高校入試がないために中だるみし、学習意欲を失う生徒も生まれやすい」と記載されています。
確かにそういう問題点も現実あるでしょう。その他にも学習進度が早いことからついていけなくなり、学習意欲が失うケースや、クラブ活動に夢中になり当初の目標が変わってしまうケース、大学受験に向けて本人にとって必要な科目が選択にない、先生との相性が合わない、など様々な要因があると思われます。
ただ、大学受験の結果をみると、都市部では圧倒的に私立の中高一貫校が成果を出しています。その結果を上記のデーターから推測すると、結局、中高一貫校の学年順位の平均点よりも上の生徒が大学受験の成果を出していると思われます。当然と言えば当然かもしれません。偏差値レベルの高い学校であれ、低い学校であれ、最近はAO入試や学校推薦もあるので、校内で上位の成績を狙うのは必然で、そのためには、いかに高いモチベーションを維持していくか、が一番の問題点と言っていいでしょう。
モチベーションを高く持つということに一番必要な事は、具体的に将来の職業を決めることです。それによって、道筋はおのずから決まってきます。以前は「京都大学なら何学部でもいい」という受験生もいましたし、学校も「京都大学なら何学部でもいいからとにかく合格させよう」という動きがありました。しかし、今は大学名よりも学部にこだわる生徒が増え、学校もそういう個人の要望に答えようという動きに変わってきています。それは社会の要望がより専門職の高いものになってきているからだと思われます。その証拠に大学を出てからまた専門学校に行く学生が増えている、資格をたくさん取る、などの動きからも分かることです。そんなことから見てもいち早く本人が将来の事を考えるか、また、考えさせるかが一番の解決策ではないでしょうか・・・・・
2011.01.07
お母さんの入試前事前準備
1. 受験票をコピーしておく(併願校含む) ・・・当日も持参
2. 試験会場の順路の確認と交通機関の時刻表の確認(40分前には到着)
3. 試験会場の周辺で時間をつぶせる場所を探しておく
4. 試験会場へは出来るだけ公共交通機関で行く(遅延の場合、証明できる)
5. 車で行く場合は駐車場の確保、または乗降場所の確認
6. カイロや手袋・マスクの準備
7. 靴底のツルツルなものは避ける
8. 保健証(当日、受験生は極度の緊張感から腹痛になることが多い)
9. 当日は大学のセンター試験とも重なるので普段よりも人が多いという認識を
10. 時間のつぶせるアイテムを準備
11. 3日間分ぐらいの買いものをしておく(試験が続くと親がいない間に寝てしまう)
12. 出来るだけ外食は避ける(試験前・試験中)
13. 入学手続きの手順と締め切りの確認
14. 本人は試験、親は合格発表というケースもある。日程確認をしておく
15. 出来るだけ親は同じカバンを持ち歩く(入れ替え忘れ防止)
当日のチェックポイント
1. 会場に入る前に受験生の携帯の電源をOFFに
2. 試験終了後の待ち合わせ場所の打ち合わせ
3. 受験票の確認
4. 筆記用具の確認
5. 体調チェック(体調不良の場合は別室受験可の場合もある)
6. 当日は小言を言わない
7. 塾で集合の場合は自分の子供よりも回りを見る方がよい(掲示物などに注意)
8. 試験が始まったら明日以降の予定をチェックし準備する
9. 受験生はテストの出来具合をいつまでも振り返るので早く気持ちを切り替えさせる
10. 恐らく寝不足ですが、仮眠をせず明日の対策をして早めに寝る(早起きできる)
11. 試験が2日、3日と続くと親の方が疲れる(寝られるときに寝ておく)
12. 試験会場で待つよりも近くでショッピングなどする方がむしろ疲れない
13. 親が疲れると子供に影響する(短気になりやすい)
14. 受験生の気持ちの切り替えは案外ゲームが効果的(一度頭をリセットする)
15. 携帯の充電器を持ち歩く
2011.01.07
電子書籍と本、どちら?
受験生に役立つのは?
2010年後半にぞくぞくと電子書籍が発売されました。本好きな人にとっては、「場所もとらない」「安価」「持ち運びができ便利」「購入する時間が短縮できる」など様々な利点があり、随分注目されています。ただ、契約条件によってすべての書籍が一つのタブレットで活用できるまでには至っていません。それにともなって、既存の書店も大型化し、梅田に日本一の大型店もオープン。一日かかっても選べないぐらいの書籍が並んでいます。どちらを選択するのか、どちらも利用するのか、今後の状況がたいへん興味深いところです。
では、受験生にとってどちらが良いのか、について考えてみたいと思います。受験生が利用する書籍のほとんどは参考書や問題集、過去問題集、情報誌です。この分野はまだ電子書籍では購入できる範囲は限られています。中でも参考書や問題集はまだ電子書籍では用をなしません。参考書や問題集はほとんど書き込みをしながら使用するので、紙の本の方が便利といっていいでしょう。電子書籍でも書き込みやラインを引くことはできますが、計算や図を書いたりすることはなかなか高度な操作技術が必要になり、時間もかかります。それに、実際に入試や定期テストは自分の手で書くので、日頃から書きなれていないと書けません。ということで受験生にはまだまだ違う世界のお話と言っても過言ではないでしょう。
電子書籍をどう利用する?
電子書籍の利用者は社会人が多いようです。しかも日頃から読書が好きな人です。メディアでは非常に話題になっていますが、まだまだ普及しているとまではいっていないようです。それでは、小・中・高校生にはどういう利用法が考えられるかというと、情報誌分野です。いずれ学校案内や専門学科受験のための情報誌が電子書籍でも発売されるようになってきます。こういう種類は後々まで所有しておきたいものでもないので、電子書籍を利用する方がいいのではないかと思います。現在でもインターネットを利用すれば、一つ一つの情報は得られますが、まとまったものはまだ書籍による情報の方が見やすいので、その分野が増えれば利用価値は上がってくるでしょう。いましばらく様子を見るのが得策ではないでしょうか?