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2012.02.24

入学式もまだなのに・・・

入学式もまだなのに・・・

授業が始まっている・・・?

 「合格おめでとう」のまだこんな時期なのに新入生は、はや宿題に追われている生徒もいます。読書感想文や英語の単語学習、短文、算数の復習や数学の予習など内容は様々ですが、もうすでに中学校生活が始まっているような感じがあちこちに見られます。中にはもうすでに毎週土曜日に登校して授業をしている学校まであります。それを熱心ととらえるか、やりすぎととらえるかは各個人の思いですが、いずれにしても4月1日に向けて各ご家庭でも中学に向けての準備は何がしらやられているはずです。

どんな取り組み方がいいのか・・・

 すでに塾に通っている生徒もいれば、家庭教師で勉強を始めている生徒もいますし、通信教育をしている生徒もいます。どれが正解かは各個人によって違いますが、まずは学校が何の教材を使用するかによって取り組み方を考えるのが一番重要だと思います。

 中高一貫校の場合、数学は体系学習のテキストを使用している学校が多いと思います。これは公立中学とは違う進み方なので、問題集や参考書を選ぶ際にも気を配らなければ合いません。また、新中問を使用する学校もあります。これも塾や学校教材ですから、難度はそこそこ難しい分野に入ります。それにマッチする補助教材は一般的には市販されていません。英語に関してはZ会の教材や新中問、プログレス、オリジナルプリントなど様々です。いずれにしても、公立向けの問題集や参考書ではマッチしません。しかも中1レベルの内容は簡単なので1学期中に終わるぐらいのペースと考えてもいいかもしれません。

 特に数学、英語に関しては各学校で特徴があるので、学校教材が分かった時点でその対応の仕方をいろいろとアドバイスを受けるのがいいと思います。入学前のこの時期は、まだ基礎内容なのでそんなに差は付きませんが、入学後1カ月もたつとその差は徐々につき始め、いきなり中間テストで平均点以下を取ってしまうと、やる気も一気になくしかねません。初めはどの教科も高得点を目指して頑張って欲しいですね!

進度が早いだけにその練習量をこなしていけるか !

 塾や予備校もそうですが、早く進む事が一つのステータスのようになっています。進度が早いという事は、授業では内容説明だけで、その練習は各自でしなければいけないという事になります。1回で出来る生徒もいれば10回やらないといけない生徒もいます。中学受験もそうだったと思いますが、基礎問題は1回で理解できたとしても、応用、発展レベルの問題は数多くやらなければ会得できません。その分の自分の時間が確保できるかどうか、そこがポイントだと思います。いくら早く進んでも習熟していなければ何の意味もありません。

2012.02.18

今年も全員合格達成!

今年も全員合格達成!

ワンランク上の合格も数々・・・・

 今年の受験も会員全員が合格しました。中には塾から「絶対に無理」と言われていた生徒が見事第一志望の神戸女学院に合格できたり、同じく西大和、須磨、高槻、清風なども同様に、いわゆる一発逆転がありました。飛び上がるような声で「合格しました」の声を聞くと、こちらも本当に嬉しく思います。ちなみに、合格校を発表しますと

  灘、甲陽、六甲、洛南、洛星、東大寺、西大和、帝塚山、須磨、星光、四天王寺、

  海星、桐蔭、清風、高槻、大谷、同志社香里、摂陵、関学、上宮、立命館宇治、

  清風南海、土佐、愛光、ラサール、岡山、教育大付属池田、奈良学園、

 一人ひとりにドラマがあり、感動があります。入試まであと3ヶ月という時点から受験勉強をスタートし、分数、小数の計算からやり始めた生徒もいますし、偏差値が10以上も足りなかった生徒もいますし、塾をやめた生徒もいます。でも最終的には、過去問をしっかりとやっていた生徒ほどいい結果がでました。過去問をやらず塾の課題ばかりをやっていた生徒はいい結果が出ていません。最後は偏差値や塾のクラスなどは全く関係ありません。一人の生徒が何校も受験しますが、中には第一志望は合格しても第二志望、第三志望が不合格の生徒もいます。その原因は第二、第三志望の過去問をやっていなかったからです。

今年の受験の総括は・・・・

 灘中の算数・理科が例年よりも簡単だったことから随分番狂わせがありました。関東からの受験生も随分いたようで、その影響で繰り上げ合格があったりもしました。ただ、当初不合格の生徒が第二志望、第三志望校を受験するために、またそのあおりを受けて、「受かるだろう」と思われていた生徒が不合格になり、また第三志望、第四志望へと玉突き現象がありました。結局、力のない生徒が「行くところがなくなった」という話も聞いています。特に今年は男子が厳しがったようです。

 出題傾向が変わった学校も数校ありました。全体的に見ると、国語の出題が「記述問題」が増えた。「文章量」が増えた。などがあげられます。その傾向は難関校ほど、より顕著に表れています。それだけに今後は「表現力」「速読力」が必要になってくると思われます。

全体的に関東の問題に近づいているのでしょうか・・・・

 「社会」を実施する学校は数的には少なくなっていますが、今年は「震災関連」の出題もありましたし、北朝鮮の問題、なでしこジャパン、地図の読み取りなど出題範囲が相当広範囲になっていますので、今後はますます「社会」を選択する生徒が減ると思われます。そうなると「理科」の得点力が決め手になってくるので、差がつくのは「力学」「浮力」「化学」の計算力が問われてきます。勿論、文章やグラフ、表から式を組み立てる事も必要ですが、そこに国語力や算数力が関わってきます。それだけに、受験学年までにきちっとした国語力と算数力を付けておかなければ、すべてが悪循環になるという事になります。

 難関校ほど、より早めに基礎力、応用力を付けて、6年生では前半から過去問を見ていくだけの時間的余裕が欲しいと思います。塾では過去問に取り組む時期が10月ごろからなので、それでは遅いと思います。理想から言えば、受験までに志望校の過去問を2往復ぐらいはやりたいところです。難関校によっては過去問20年本も発売されていますから、それをやるためには相当時間がかかります。でも結局、それが合格には一番の近道だと思います。

 中堅校やそれ以下の学校はいかに基本問題でミスをしないかが合否の決め手です。特に中堅校以下の学校は基本重視なので大手塾でもまれる必要はありません。むしろ個別で見てあげる方が効果的です。

「受験は水もの」とも言われますが、やはり志望校に合った取り組み方が必要で、今一度見つめなおしてほしいものです。受験前にバタバタする自体、うまくいっていない証拠です。塾は時間拘束を長くして頑張らせているように見えますが、個人個人の的に合っているとは決して言えません。本当に必要な講座やテストだけを選別して自分の時間を確保する、これが第一志望への一番の近道です。

 

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