2010.12.16
算数も覚える内容がある!
ひらめきは記憶から・・・
「計算ミスが多い」「計算のスピードが遅い」「平面図形が弱い」「単位変換が弱い」など、算数の点数が不安定な子供によくある傾向です。それでいて日頃は難問に取り組んでいるという状態で、いつまでたっても改善できていない話をよく聞きます。
「算数は暗記教科だ・・・」と言い切る先生もいますが、算数にも覚えておいた方がいいという数字や方法がたくさんあります。その方が正確でスピーディーだからです。その知識があって、初めてひらめきが生じるのです。何も知らない状態でひらめきはありません。
少なくとも次の内容は覚えておいてほしいものです。
① 累乗の数(11から20まで)
② 3.14の倍数
③ 2と3の倍数表
④ 少数と分数の変換(0.5=2分の1…他)
⑤ 単位の別の言い回し方(1時間は3600秒・一日は1440分・・・など)
⑥ 図形の係数
⑦ 図形の性質
この他にも、必ず出題されるような基本問題など、考え方のパターンをいくつか覚えておくと、その場でいちいち考えたり、計算しなくてもいいですし、ミスもなくなります。
いわゆる「ひらめき」が生まれてくるのです。
時間があるうちに、上記のような項目を覚えて、いかにスピーディーに解くか、いかに工夫・活用するかなどの意識を高めていきましよう。
2010.12.16
どんな勉強をしていますか?
点数が伸びていない子
① 答えをまる写ししているだけ
② 答えだけをまる覚えしている
③ 空白のまま置いている
④ 一度やった問題は二度とやらない
⑤ 間違いなおしをしない
⑥ 問題をしっかり読んでいない
⑦ 言葉だけを覚えて意味が分かっていない
⑧ 物のイメージが全然ない
⑨ 字が乱雑で漢字を使わない
⑩ 解答欄から字がはみ出ている
点数が伸びている子
① 解答欄に書いてある解説や参考まで読んで覚えている
② 以前やった内容と結び付けて関連性を持たせる
③ 以前やった内容と結び付けて整理する
④ 問題用紙の隅々までよく見ている
⑤ 記憶する内容は必ずイメージをもって覚える
⑥ 同系統の問題は前回の自分の解き方を参考にしている
⑦ 字が丁寧で解答欄からもはみ出ていない
⑧ 出来るだけ漢字を多く使うようにしている
⑨ 答えを見て解答した場合、もう一度初めからやり、満点が取れるかを確認する
⑩ 疑問をもったら解決しようとする
⑪ 点数よりも自分が勉強した内容が理解しているかが気になる
ほとんどの子供が自主的勉強ではなく、与えられた課題をこなしているにすぎないのが現状です。そのこなし方は様々ですが、その良し悪しで随分差が生じているようです。
上記のような例を比較すれば一目瞭然ですが、なかなか時間に追われて余裕がないと思います。目標校にもよりますが、必ず塾の進度に合わせなければいけないというわけではないので、基本的に本人の処理能力に合わせて、勉強のやり方を修正したり、強制したり、あるいは、塾を変更したりするべきだと思います。