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2010.06.29

クラブと勉強の両立は?

クラブと勉強の両立は?

熱心なクラブほど精神力は向上する!

 運動系にしろ文科系にしろ、中学・高校時代のクラブ活動はかなり専門的になるので、やっていて本当に面白いのは言うまでもありません。その活動が活発であればあるほど深まっていくだけに、どうしても時間を取られるのはしょうがないと思います。学校にもよりますが、全国大会を狙うようなクラブは半端ではないので、それにたけている生徒が推薦で入学してきている場合もあるはずです。そんなクラブの場合はその種目を活かした方向への進学や就職になります。ただそれはほんの一部であって、ほとんどの生徒はクラブの内容とは別の大学に進学しています。大学受験生の全体を見てみると、現役で合格する生徒は、クラブはやっていても、早めに引退したり、活動自体が毎日ではないクラブの生徒が多いのです。しかし、これが浪人生になると、その合格者は高校時代に一生懸命にクラブ活動に励んでいた生徒なのです。

 この現状から考えると、現役合格を狙うのであれば、クラブ活動が活発であれば、どうしても時間が足りなくなるようです。ただ先輩の中には最後までクラブを続けて現役合格をしたという人もいるような話も聞きますが、それは少数、または珍しいから伝わってくるので、大半は受験勉強への取り組みの遅さから結局間に合わない人の方が多いのです。

 ただ、一生懸命にクラブ活動をしていた生徒は、集中力と体力が底知れなくついているので、引退した後の成績のアップは本当にすごいものがあります。後は時間との戦いになるのです。どの時点でまずセンターレベルまで達するか、どの時点から2次対策や過去問に取り組むか、もともとどれぐらいの学力があるのか、それによって現役合格か浪人かが決まってくるのです。

学校によってクラブ活動の参加禁止も!

 あえてここでは学校名をあげませんが、進学校と言われる学校の中には、厳しい担任が「成績が良くないからクラブを自粛しなさい!」と言う場合があります。言われた本人は非常にショックだと思います。ただ、そういう学校に行ったのであれば、やはり一定の勉強量であったり、成果をださなければ、何のために入学したのかがブレてしまいます。

ここはグッと我慢して、やるしかないのだと思います。要は学校の成績を維持する、向上すればいいわけで、その一番の方法は、家庭教師やその学校専門の内部対策をしている塾にいけばいいのです。いわゆる、大学受験用の予備校や塾でなくてもいいのです。

 学校のレベルにもよりますが、大学合格実績の高い学校は授業レベルも高く、最近は高3になると予備校の講師が来て特別授業をしている場合もあります。学校でできる範囲はまずセンター試験レベルまでなので、学年平均を目標に頑張っておけば、まず「クラブ参加禁止!」などとは言われなくてもすむはずです。クラブも勉強も両方ができるには、要領よく頑張るしかないと思います。万が一、今すでに「禁止!」と言われている人は、自分のクラブ感をじっくり考えるチャンスだと思って悩んでみて下さい。

2010.06.29

初めての授業

初めての授業

 今日から授業をスタートしました。生徒はなかなか能力が高く、今後の授業が大変楽しみです。今日は算数と国語の両方を見ましたが、解き方、考え方は「なるほど」と思わせるような点がいくつもありました。この生徒の場合は、大手塾でたくさんの問題を与えられると、つぶれてしまうので、一つ一つの問題を今はじっくりと考えさせて指導していきたいと思いました。今後が非常に楽しみな生徒です。

                          Y講師

2010.06.21

「文字」や「数」は必要か?

「文字」や「数」は必要か?

 

基本的に小学校受験の問題は、文字や数は「読めない」「書けない」を前提に出題されるのですが、本当に文字や数は教えなくても大丈夫なのでしょうか?

【 文 字 】

 実際に「文字を書く、読む」という事は入試ではありませんが、現実はほとんどの子が平仮名を読んだり、自分の名前ぐらいは書けます。

 問題の中に、しりとり遊び的な問題や、絵を見てそれが何かを答えられなければ答えようがない問題があります。しりとり的な問題の場合、どれだけ多くの物の名前を知っているかが問われるわけで、あいうえお順にどんな言葉があるかを言わせてみる場面も各ご家庭であると思います。「書く」という部分においては、絶対必要ではないかもしれませんが、「読む」という事に関しては、早くから取り組ませてもよいのではないでしょうか?

「あいうえお」が読めれば、声を出して読むことによって、言葉が整理されて理解されるようになりますし、言葉数も当然増えるはずです。もちろんその前に、たくさんの絵を見て、名前を覚えるのが先ではありますが・・・・・!

【    数    】

 テストの内容からみて、数的な問題には、例えば、7匹の蛙の絵があって、右の絵のどの絵とどの絵を組み合わせれば、左の7匹の絵になりますか?というような問題があります。これは、組み合わせ、引き算、足し算、すべての要素が入っています。また、積み木の数の問題においても、一目で幾つかがわからなければ、選びようがない問題があります。先生方は、指導の中で積み木を利用して、その置き方によって同じ数であることを形として教えています。その訓練によって、直接数字への置き換えをせずに答えられるように指導しています。ただ、こういった積み木の場合は「隠れている部分」があるので、実際に手に取りながらの指導にも効果はあると思いますが、「蛙」や「あひる」など、実物での指導ができない場合は、どうでしょう?

 現実問題、たてまえとして、数は読めない、書けない、計算できないが前提ではありますが、内容的には15~20ぐらいまでの数は「数えられる」くらいでないと、対処できないのではないでしょうか?

 今まで色々なご家庭の様子を聞かせて頂いていますが、お風呂に入った時に、親と一緒に1から順番に数えてお湯につかる、など、親子で学習しているのが現実だと思います。であれば、あえて数を避けて通るより、教えてしまってもいいのではないでしょうか。

2010.06.18

5年生はここが勝負!

5年生はここが勝負!

いよいよ差がつきます!

 入試まで約1年半のこの時期、実は最も変動の激しい時期となります。理由は色々ありますが、大きなものは「反抗期」「勉強の難しさ」「勉強量の多さ」があげられます。回りにも「クラスが落ちた」「塾をやめた」という友達がボチボチ出てきていませんか?

算数は佳境に入ってくる!

★  「割合」「比」「速さ」の基礎をしっかり押さえることが大事

この分野は他の分野に割り込んでいく範囲の広いものなので、この分野を固めておくと応用範囲が随分広がります。「割合」は文章問題にも「比」「図形」にも役立ちます。

「速さ」は苦手な子が多いのですが、動くもののイメージを図式化、または表にしたりして再表現する訓練が絶対に必要なので、これをめんどくさがる子は、ここで差がつきます。「割合」「比」「速さ」をマスターする事が、これから進んでいく「色々な分野が融合された複雑な応用問題」すなわち、入試問題につながるのです。これが終わればもうほとんど新しい単元もないので、最後の難関です。

読書量の少ない子はここが正念場!

★  「論説文」「説明文」「随筆分」「詩・短歌」は考え整理して読むことが大事

このあたりの分野になると、塾では「テクニック」で乗り越えさせようとしている傾向が目立ちます。「答えは前後2から3行の中にある」とか「ポイントになる語句を覚えろ」などを耳にします。これは読書が好きな子供であっても、物語や伝記が中心で論説、説明、随筆、詩、短歌などにはあまり触れていないということもあって、読書量の少ない子にとっては、あまり興味・関心がないだけに、その読解力の低さからくる対応措置だと言っても過言ではありません。なかなか時間に追われているので出来ないかもしれませんが、こういう分野こそ「書きこみ」が必要で、線の引き方や囲み方で随分変わります。物語文以上に集中して読むことが大事です。

ここから先の最高レベルの問題は子供だけでは無理!時間を大切に!

 中には、本人だけで対応している場合もありますが、かなりの時間を要します。この「時間」がこれから貴重になってくるのです。確かに「自分で考えさせる」のは大切なのですが、「時間」を有効に考える事もここから先は重要なポイントになってきます。

2010.06.14

東大・京大は別格!

東大・京大は別格!

目標が高いほど学校の絞り込みが必要!

 大学受験は非常に幅が広く、色々な入試方法がありますが、東大や京大などの目標の高い大学になると、そこに向けての独自の取り組みが必要になります。当然そのレベルであれば、センター試験レベルの問題はそこそこ出来て当たり前の世界ですが、そこから先は東大なら東大、京大なら京大と決めて、まずはその東大や京大を受けるための基礎学力をつける必要があります。その上で、どれだけ過去問に対応できる解き方を学んでいくかによります。東大がとどかないから京大、というのはあり得ません。それだけに、出来るだけ早く目標校を決めて、そこに向けての取り組みを、良き指導者のアドバイスを受けてやっていくのが一番の近道だと思います。

 目標校が高ければ高いほど、浪人生の方が圧倒的に強いというのは、問題をこなしている数が絶対的に違うという事と、無駄な時間を作っていないという事です。浪人生は、初めは予備校などに行っていますが、そのうち授業を受けず、自分の必要な科目の勉強をしています。そしてどんどん過去問に取り組んでいます。要は過去問をすることによって自分の足りない部分が見えてくるので、それを的確にアドバイスを受けて解けるようにすればいいだけの話なのです。どんな大学でも合格できる力を追求するより、その大学だけ合格できればいい、と考えて取り組むのが一番です。

受験は体力と気力の勝負!

 スポーツ選手のように毎日体を鍛えるのも大変なことですが、勉強も相当疲れるものです。大学の先生によりますと、「脳が一番カロリーを使う」「ダイエットの特効薬は頭を使って勉強すること」と言われます。なかなか日頃ダイエットを気にしている我々にとっては、耳の痛い所ところです。だからこそ受験生にとっては体力の維持が大変難しい課題になるのですが、これは食生活でもある程度カバー出来ます。例えば食物繊維のたくさん入ったものを食べるとか、堅いものを食べる、といった事です。栄養を取らないといけないからと言って、お肉やカロリーの高いファーストフード等を多く取るとマイナスです。

 体力の維持さえできれば、長時間の勉強にも耐えられるし、それだけの充実感が気力を支えてくれます。それを支える食生活を今一度考えてバックアップしてあげたいですね!

2010.06.14

算数の陰に国語あり!

算数の陰に国語あり!

難関校の問題にこういう問題が!

 

 〈 問 〉 駅前のDPEで遠足の写真を出そうと思います。今日は月曜日ですが、水曜日に友達に配りたいと思いま

                す。駅前にはA.B.Cの3つの店があります。その店は現像・プリント・焼き増しの値段と仕上がり日が違い

               ます。・・・・・・

               どういう方法にすれば、一番安く、一番早いでしょうか?

 

 こういう問題です。具体的な数字は割愛していますが、この問題はほとんどの子が出来なかったそうです。いわゆる「組み合わせ問題」なのですが、子供が何故できなかったかと言いますと、「現像」「プリント」「焼き増し」という言葉の意味が分からなかった、というのです。最近は携帯電話のカメラで撮影したり、デジタルカメラで撮影してパソコンに取り入れたりでDPEに行く機会が随分減っているという時代で、問題製作者と子供たちとの間に時代のズレが生じています。入試問題は同じ問題の出題はできないので毎年出題者は試行錯誤、問題を考えています。そんな中、子供たちは毎年同じ年齢なので、ますますそのギャップは広がっていくばかり、それだけに塾も、本来ならば毎年新しい問題を取り入れていく必要性があるのですが、問題作成を常にやっている塾は2つぐらいしかありません。

 こういう例もあります。

          「かきねのかきねのまがりかど・・・・・」

 有名な歌詞があります。漢字で書くと、「垣根の垣根の曲がり角・・・」となるのですが、今の子供たちは「柿根の柿根の・・・・・」と書きます。

大人の感覚では当然知っているだろうということも、子供たちにとっては知らない、分からない言葉や習慣がたくさんあります。こういう事を一つ一つ発見して理解させていくには、読書や大人との会話、体験、文章を読む時の注意力が必要で、一つ一つの言葉に関心を向ける習慣をどうつけるかが決め手になります。それだけに、大人がいかに指摘をしてあげるかにもかかっています。

 算数がいかに順調であっても、5年生の後半や6年生になって長い文章問題になった時に解けるかどうかは、語彙力・読解力があるかないかで大きく変わってくるので、国語に不安がある人は出来るだけ早く対処しておくことをお薦めします。

2010.06.08

中・高生には当たり前の日常!

中・高生には当たり前の日常!

 

1日5食は当たり前!

 

 中学・高校時代はとにかく「良く食べる」。お弁当以外に食堂等で休憩のたびに食べている。それが中学・高校生のトレードマークみたいなものです。それでも『太らない』。何と羨ましいことでしょう!どんどんタテに伸びていって、いつの間にか親を抜いている。今までは見下げて怒っていたにもかかわらず、今度は首を上げて、見上げて「物申す」ですよ。制服そのまま冷蔵庫に直行というシーンが目に見えそうです。こういう時期は、おなかが減ったらイライラが直ぐにやってくるので、とにかく与えておくことですね!

 逆に「ダイエット!」とか言って食べない子の方が心配です。骨が将来もろくなる原因は、この時期からの食生活によるものとも言われています。

 大体、中・高生の多くは朝食・午前食・昼食・放課後食・夕食と1日5食が平均で、多い子はクラブが終わって家に帰る前に1食、寝る前に1食と1日7食の子もいます。中・高生は食べることが本職なのでしょうか!

中学生の半数以上が化粧品を持っているって本当!

 

 以前は考えられなかったことですが、最近は違うようです。男子も女子も中学生の半数以上が化粧品をコッソリ持っているというデータが出ています。男子の場合は、ムースやリップ、女子の場合はリップやアイラインだそうです。特に最近は眉毛にオシャレを感じている場合が多いようで、他にも体臭を隠すためのスプレーやピアスなども多いそうです。最近、男子でも関心の多い子がかなり増えてきているのは、早熟型の子が増えてきている証拠なのでしょうか!ある程度の身だしなみは必要だと思いますが、はたして、その感覚の差に親として何処まで許容できるでしょう・・・

一度、お子さんに周りの友達や先輩たちの様子を聞いてみては・・・・・?

2010.06.01

漢字に興味を持たせよう!

漢字に興味を持たせよう!

ごほうびがあれば意欲的

 なかなか機械的に漢字を習得させるのは難しいものです。一日10個とか一週間で60個、100個と宿題を出されても、受験学年の場合は目的意識があるので、なんとかクリア出来たとしても、そうでない場合は自分からすすんで学んでいく子は少ないのが現実です。

 「漢字に対して興味をもってくれればいいのに!」と、よく耳にします。その通りで、興味を持たせるようにすればいいのです。その手段の一つとして、今回は「ごほうびとお遊び」を利用して興味を持たせるような提案をします。

「魚」へん、「魚」がつく熟語を覚えよう!覚えた漢字は食べられる!

鮹(たこ)   鯆(いるか)   鯏(あさり)   鯑(かずのこ)

鱧(はも)   鮪(まぐろ)   鯉(こい)    鮫(さめ)

鮃(ひらめ)  鮑(あわび)   鮟鱇(あんこう) 鮴(めばる)

鰻(うなぎ)  鮎(あゆ)    鮒(ふな)    鮭(さけ)

鯣(するめ)  鯡(にしん)   鯵(あじ)    鰕(えび)

鱈(たら)   鰌(どじょう)  鰆(さわら)   鰒(ふぐ)

鯖(さば)   鯛(たい)    鰯(いわし)   鰹(かつお)

鱒(ます)   鱸(すずき)   鰤(ぶり)    鯨(くじら)

 この他にもまだたくさんあります。これは高速道路などのサービスエリアや空港のお土産売り場などに置いてある「湯飲み」に書かれてあります。もちろんお寿司屋さんで使っている店もあります。これを利用して、「読めたものから食べる」というゲーム感覚で、親子で楽しみながら勉強できます。しかも、実際にその現物を見られるのでイメージとしても残ります。出来れば、その後に水族館に行って本物の魚を見るともっと効果的です。子供は生き物に大変興味を示すので、是非足を運んでほしい場所の一つです。そして、次に動物園やサファリパークに行けば、今度は「けものへん」の勉強につながるかも知れません。「へん」や「つくり」は関連のある言葉の集まりなので、興味を持たせるには、漢字の練習帳よりもグループごとに関連付けると、どんどん増えていくはずです。

 

2010.06.01

国語力とは?

国語力とは?

 

国語力がなかなか短期間でアップしない、というのはなぜでしょうか?

 

 原因は色々と言われています。読書量がたりないとか、語彙力が足りないとか、最後までちゃんと読んでいないとか、それはそれで正しい意見だと思いますが、今回は少し違う観点から考えてみたいと思います。

国語力って何?

① 読む力

② 書く力

③ 聞く力

④ 話す力

 

これらが総合的に絡み合って国語力となります。受験で必要とされて  るのは①と②なのですが、それを支える③と④はほとんど4年生以降に 無視されています。④は子供が言葉を喋るようになってくる 、  ③は子供に童話等の本を読んで聞かせる頃で終わってしまっています。これが、 ①と②の成長を遅らせる原因になっていることに気が付いている人が、はたして何人いるでしょうか?③や④が弱い子供は、すべての教科の習得率が悪いのは言うまでもありません。実は4年生以降も③や④を伸ばす内容があるのです。

国語力を伸ばすには!

 要するに、国語力というのは、①~④までの総合力なので、ただ単に問題をたくさん解いたからといって簡単に上がるものではありません。確かに時間は必要ですが、言葉に対する認識を深めるためにも、①や②だけではなく、③や④を育てる時間をとることをお勧めします。

 ただ、こういった授業をしてくれる塾はありません。家庭教師に関しても、出来る先生は限られます。関心のある方は御一報下さい。

 

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