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2011.02.19

通常授業以外の講座はどうすれば・・・!

通常授業以外の講座はどうすれば・・・!

難問系の講座に参加するのであれば・・・

 難問系の講座とは、例えば大手塾の「最高レベル特訓」などの講座の事を言いますが、これに参加するための条件が整い、志望校も高いというケースはチャレンジしても良いのではと思います。ただメリットとデメリットがあるので要注意です。メリットとしては、「目標意識を高く持たせる」「深く考える問題に慣れる」「難問を好きにさせる」「発展力をつける」などです。逆にデメリットとしては、「問題がおもしく楽しくなると、簡単な計算や漢字など面倒くさい事をやらなくなる」「消化するのに時間がかかり、時間を取られてしまう」「基礎力・応用力が定着していないと、その場限りで終わってしまう」「本人だけの力では解けない問題が多数ある」などです。

 参加できる条件は比較的幅が広いだけに、申し込みもしやすいのですが、基本的には基礎力・応用力が安定してから参加する方が良いと思います。その目安としてはテストの前半部分がすべて「まる」の場合です。そうでなければ、これから先、テスト結果はジェットコースターのように上がったり下がったりの繰り返しになります。また、参加するのであれば、「慣れるため」という目的よりも「せっかく参加したのであれば自分のものにする」という意気込みで、しっかりと復習させて、「解けた!」だけではなく「理解した」「「この問題を覚えた」というぐらいやれば、かなり力になるはずです。ただ、前述のように本人の力だけでは不可能な問題が多いので手助けが必要です。

基礎レベル系の講座に参加するのであれば・・・

 基礎レベルの問題でつまずいているのであれば、大いに活用した方がいいでしょう。ただし、通常授業の内容と重なる部分が多いので、宿題が重なると負担が多くなります。消化できないのであれば、むしろマイナスになります。基礎力のない生徒の場合、当然処理能力も低いので、過度に問題量を与えても逆にイヤになります。集中力を持たせるためには同じ問題で数字だけを変化させた問題や、国語の場合は同じ語彙でも違う文章に変えて触れさせる方が効果は期待できます。解くスピードよりも正確さが重要です。

 基礎力のない生徒の場合、そのつまずきは千差万別なので、できれば個別の取り組みの方がいいと思います。

「宿題なし講座」 少人数制は有効、多人数制は?

 「宿題なし講座」は基本的に「その時間内で授業内容を理解する」ということです。内容にもよりますが、現実的には限られた時間内で全員が理解する事はごくごくまれです。

宿題なしとはいえ、自分のものにするのであれば個人の学力・能力に応じて復習が必要です。その過不足については少人数制の場合は指摘ができますが、多人数制では不可能です。この講座に関しては「必須」ではないはずです。あくまでも通常授業が基本なので、余裕がある場合に考えていけばいいでしょう。あれこれと手を広げる前に基礎力・応用力をつけるために時間を割く方が王道です。

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