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2012.10.23

塾の受験体制に振り回されて・・・

塾の受験体制に振り回されて・・・

万が一を考えるよりも

 ほとんどの受験生はこの時期、毎日通塾しているのが現状です。はたしてこれが当たり前なのでしょうか・・・・

 逆に塾には週に数回しか通っていない受験生もいます。これは、ほぼ合格するであろうとされる人と、逆に塾では間に合わない、塾から見放された人の二通りです。前者の「ほぼ合格できるであろう人」は、大正解です。この時期、新たに学ぶ単元はないので、どんどん過去問をやって、自分でやらないといけない内容 ( 覚える内容 ) に時間をとるためには、毎日塾に通って他人任せの時間配分でやるよりも、自分本位の時間配分でやった方が、ずっと効率がいいからです。

 「塾では間に合わない人」も当然、自分にあった「内容」と「取り組み」をして挽回をしなければいけないので、塾のカリキュラムに合わせていては時間が取れないので、自分本位の取り組みをするためにも、毎日塾に通うのはマイナスです。

 その他の多くは毎日塾に拘束されて、自分の時間が持てないまま、与えられたプリントをただ消化しているだけです。その内容が、志望校にピッタリと合っているのならばいいでしょう。でも、現実はそうでない塾が圧倒的に多いのです。中には、「こんな問題、絶対に出題されない」という問題を解かせている塾もあります。「全然傾向とは違う」という問題を解かせている塾もあります。当然塾生の平均点もかなり低い。そんな低い点数しかとれない問題をこの時期にやらせて、何の意味があるのでしょうか・・・・

 万が一を考えて色々な問題をやらせているのは、心情的にはわかりますが、それをやらせるのは、ほぼ完成に近い受験生であって、その他の受験生には、当然解答しなければいけないようなレベルの問題をパーフェクトに解答出来るようにさせる取り組みが必要です。この時期、個人の出来不出来は当然あります。まずは、その不出来の部分の克服に時間を割くのが当然です。ただ、毎日塾に通塾しているとその時間はありません。その不出来な部分の克服を塾に求めても、それは無理です。塾は全体を引っ張るもの。個人まではフォローできません。ですから自己で対処しなければいけません。その時間がなければ、作るしかありません。では、どうやって時間を作るかです。

自分の時間を確保するには・・・・

 3科目のうちで自身のある教科の基礎の授業を省く

 最レや特訓を省く

 講義の授業を省く

 過去問の授業を省く

このような工夫をすれば自分の時間が作れます。受験生にもよりますが、基礎が出来ている人はどんどん基礎の授業を省けばいいし、基礎が出来ていない人は、基礎の授業以外をすべて省けばいいし、応用レベルが足りない人は、超難問の授業を省けばいいし、過去問なら自分でやって分からない所だけを聞けばいいので、別に自宅でも出来ます。全体で過去問の解説を聞く必要はありません。

 ここから先は、いかに自分の時間を確保できるかが合否の決め手です。全体に合わせる必要は全くありませんし、必要以外の問題もやる必要はありません。万が一を考えるよりも「出来る問題」を確実に増やすべきです。

 

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