今年も全員合格達成!
今年も全員合格達成!
ワンランク上の合格も数々・・・・
今年の受験も会員全員が合格しました。中には塾から「絶対に無理」と言われていた生徒が見事第一志望の神戸女学院に合格できたり、同じく西大和、須磨、高槻、清風なども同様に、いわゆる一発逆転がありました。飛び上がるような声で「合格しました」の声を聞くと、こちらも本当に嬉しく思います。ちなみに、合格校を発表しますと
灘、甲陽、六甲、洛南、洛星、東大寺、西大和、帝塚山、須磨、星光、四天王寺、
海星、桐蔭、清風、高槻、大谷、同志社香里、摂陵、関学、上宮、立命館宇治、
清風南海、土佐、愛光、ラサール、岡山、教育大付属池田、奈良学園、
一人ひとりにドラマがあり、感動があります。入試まであと3ヶ月という時点から受験勉強をスタートし、分数、小数の計算からやり始めた生徒もいますし、偏差値が10以上も足りなかった生徒もいますし、塾をやめた生徒もいます。でも最終的には、過去問をしっかりとやっていた生徒ほどいい結果がでました。過去問をやらず塾の課題ばかりをやっていた生徒はいい結果が出ていません。最後は偏差値や塾のクラスなどは全く関係ありません。一人の生徒が何校も受験しますが、中には第一志望は合格しても第二志望、第三志望が不合格の生徒もいます。その原因は第二、第三志望の過去問をやっていなかったからです。
今年の受験の総括は・・・・
灘中の算数・理科が例年よりも簡単だったことから随分番狂わせがありました。関東からの受験生も随分いたようで、その影響で繰り上げ合格があったりもしました。ただ、当初不合格の生徒が第二志望、第三志望校を受験するために、またそのあおりを受けて、「受かるだろう」と思われていた生徒が不合格になり、また第三志望、第四志望へと玉突き現象がありました。結局、力のない生徒が「行くところがなくなった」という話も聞いています。特に今年は男子が厳しがったようです。
出題傾向が変わった学校も数校ありました。全体的に見ると、国語の出題が「記述問題」が増えた。「文章量」が増えた。などがあげられます。その傾向は難関校ほど、より顕著に表れています。それだけに今後は「表現力」「速読力」が必要になってくると思われます。
全体的に関東の問題に近づいているのでしょうか・・・・
「社会」を実施する学校は数的には少なくなっていますが、今年は「震災関連」の出題もありましたし、北朝鮮の問題、なでしこジャパン、地図の読み取りなど出題範囲が相当広範囲になっていますので、今後はますます「社会」を選択する生徒が減ると思われます。そうなると「理科」の得点力が決め手になってくるので、差がつくのは「力学」「浮力」「化学」の計算力が問われてきます。勿論、文章やグラフ、表から式を組み立てる事も必要ですが、そこに国語力や算数力が関わってきます。それだけに、受験学年までにきちっとした国語力と算数力を付けておかなければ、すべてが悪循環になるという事になります。
難関校ほど、より早めに基礎力、応用力を付けて、6年生では前半から過去問を見ていくだけの時間的余裕が欲しいと思います。塾では過去問に取り組む時期が10月ごろからなので、それでは遅いと思います。理想から言えば、受験までに志望校の過去問を2往復ぐらいはやりたいところです。難関校によっては過去問20年本も発売されていますから、それをやるためには相当時間がかかります。でも結局、それが合格には一番の近道だと思います。
中堅校やそれ以下の学校はいかに基本問題でミスをしないかが合否の決め手です。特に中堅校以下の学校は基本重視なので大手塾でもまれる必要はありません。むしろ個別で見てあげる方が効果的です。
「受験は水もの」とも言われますが、やはり志望校に合った取り組み方が必要で、今一度見つめなおしてほしいものです。受験前にバタバタする自体、うまくいっていない証拠です。塾は時間拘束を長くして頑張らせているように見えますが、個人個人の的に合っているとは決して言えません。本当に必要な講座やテストだけを選別して自分の時間を確保する、これが第一志望への一番の近道です。