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2010.04.19

実生活と受験内容のギャップ

実生活と受験内容のギャップ 

便利さと生活習慣のズレ!

最近の都会暮らしでは、受験内容とは違う生活が当たり前のようになっています。食べ物でもそうですし、生活のリズムもそうですし、持ち物もそうです。

確かに今は大変便利な世の中で、「暑い」と思えばクーラーがあり、「寒い」と思えばヒーターなりエアコンがあります。特に高層マンションなどはエアコン生活なので、ストーブやこたつもありません。ましてや窓も開かないわけですから、気温の変化による季節感の味わいは部屋の中ではありません。洋風の間取りでは、畳やふすまもなければ、座布団の代わりにクッション。すだれもなければ蚊帳もない。ただそれが現実なので、そのギャップをどう埋めるのかは大変なことです。

季節感のズレ!

入試問題の中には季節ものがあります。食べ物、植物、行事、祭りごとなどですが、季節感がないこの時代、一つ一つ説明するなり、工夫するしかないのですが、本当に手間暇かかります。でも逆にそれを楽しみながらやるというのも、この際いいのではないでしょうか。

例えば、食べ物については、できるだけ旬の食材を使うようにする。買い物に連れて行き、旬の食材を教え、値段についても教えていけば、一石二鳥です。そして、食材を料理する際にも、その切り口を見せたり、においをかがせたりしながら体験的に教えていけばいいのです。だいたい、スーパーなどに行くと、旬の食材は値段が安く、目立つ所に置かれてあるので、そんなこともついでに教えると、子供は自然と旬の食材を覚えていきます。

植物に関しては、できるだけ外に出て、大きな公園(県や府や市が管理している公園)に連れていくことです。そういう公園はしっかりと維持管理されているので、季節の花を中心に植えられているので、是非お勧めです。見るだけでなく、においをかいだりもして印象を深めたいものです。

行事や祭りごとに関しては、まずは祝日の意味の説明から必要で、その都度その内容にあった取り組みなり、話題を親子でお話したり、お祭りに参加したり見学に行ったりと、やはり体験が一番です。ただ、一年ですべては無理なお話ですから、2年~3年かけて、ゆっくりと体験させたいものです。

いずれにしても、単純に考えても大変なことだけに、「やらないといけない」とか

「結果を期待して取り組む」よりは、楽しみながら一緒に生活するという感覚で、お互いに学んでいってほしいと思います。

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