2010.05.14
赤・黒・白・青・緑と言えば?
赤・黒・白・青・緑と言えば?
比べて納得
受験を経験してきた生徒は必ず過去問に取り組んできています。そんな中、よく耳にするのが「赤本」と言われるものです。中学受験や高校受験レベルではその解答も的確に書かれていますが、大学の「赤本」の解答は「解答参考例」として書かれているのをご存知ですか。センター試験の問題も毎年新聞で公開されますが、その解答も「解答例」と書かれています。要するにその解答がすべてではなく、答えの数字等は同じになったとしても、他に解法の手段があるいうことです。
「赤本」と言われるのは〈数学社〉出版で、他にもいくつかあるので紹介します。
「黒本」・・・・河合
「白本」・・・・代々木
「青本」・・・・駿台
「緑本」・・・・Z会
これらが、いわゆる過去問の「赤・黒・白・青・緑」と言われるものです。これらはそれぞれの出版社なり予備校がそれぞれ分析して解答例を独自に作っているわけで、比べてみるとその違いが一目瞭然です。かといって、そんなに大差があるわけではないので、どれを利用してもいいと思います。ただ、過去問を利用する場合は、一つの解答にこだわってその解答を覚えるようなことは避けて、別の解答例も参考にし、自分の解答との違いを考えていくようにすることをお薦めします。
高校生はいずれこの過去問に取り組んでいかなければいけないので、今のうちに一度書店等に行って、こういう過去問を見てみてはいかがでしょうか?大学受験の問題がどんなものかを知ることが、目標作りには必須です。そして、その周辺にある参考書や問題集、大学案内など色々な書籍に触れることが何より意欲を向上させてくれます。最近は書店で高校生の姿をあまり見かけないのが大変気がかりです。
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