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2011.01.20

大卒就職率過去最低68.8%・・・・!

大卒就職率過去最低68.8%・・・・!

ミスマッチが原因・・・?

 就職活動はだいたい3回生の後半から始まり、多い人で70社以上の会社回りをしています。インターネットでのエントリーも就職活動に加わり、余計に就職活動も多様化しているようです。ほとんどの学生が安定志向で大手企業を第一志望にあげているため、その競争率はかなり高いのですが、求人数は0.47倍、一方中小企業の求人は4倍です。大手企業にこだわらなければ、まだまだ就職先は数多くあるのが現状です。中小企業の内定数は昨年に比べてアップしているというデーターもあり、その理由としては「自分を生かせる仕事に就きたい」という思考が増えているようです。ただ、現状としては中小企業の情報が伝わっていないこともあり、未だに就職先が決まっていない学生が全体の68.8%にとどまっています。これはミスマッチがその原因とされていますが、はたしてそれだけが原因でしょうか・・・・?

大手企業は留学生を採用し始めている

 大手企業は国内の経済状況が悪い事と、海外への進出をますます加速しているため、海外からの留学生を採用しているケースが増えてきています。その中でも中国人やインド人の採用が目立っています。中国人やインド人はバイタリティーにあふれていてエネルギッシュだと言うのです。特に文系の職種ほどそれは顕著だと言われています。そういう留学生枠もあり、ますます日本人の大手企業への就職は難しくなっているのではないでしょうか・・・・!

就職活動に中国に在住する日本人が増加している

 中国の就職活動は日本以上に過酷です。中国人に言わせると、日本の就職活動はまだまだ楽だと言います。そんな中、近年は日本人が逆に中国に行って就職活動をするケースが増えてきているのです。中国の企業も日本で就職面接を受ける学生よりも、現地にいる日本人を採用しているようで、その理由は「バイタリティーがある」「一生懸命に仕事をする」

「中国で生きて行こうという決意が表われている」という内容です。13億人を相手にまだまだ未開発な部分に「ビジネスチャンスと自分を生かせる」、という目的意識をもって中国に渡っています。これは一つのプロローグで今後は中国にとどまらずインドやバングラデシュとアジアに向けてどんどん広まっていくと予測されます。

目的・目標をもって大学・学部を選ぼう・・・!

子供の数は減っているにも関わらず大学受験生は増加しています。中でも近年は、理系の学部に女子の希望が増えてきています。それだけ目的意識がはっきりしている生徒が増えてきたということにもなります。それは現状の就職状況を分析すると、より専門的な優秀な人材を企業が求めているという事を反映しているのではないでしょうか。

以前は入社してから人材を育成する、という余裕が会社にありましたが、今はそんな余裕がなく即戦力が求められています。それだけに実戦力のある学生、すなわち専門知識がある学生が求められています。今や日本語、英語だけではなく第3外国語が求められているのもそうしたあらわれの一つです。

就職活動には自己PRが何より重要ですが、目的意識をもって大学に通っている学生はその受け答えに関しても、自信を持って答えられ、また自己主張も的確に出来ます。志の高い学生は面接すればすぐに分かります。そういう自分を作り上げていくためにも、大学受験前から就職を意識して、学校や学部を選んでいってほしいと思います。

一度、大学のホームページを見て、どういう企業に就職しているかを調べてみては?

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