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2010.04.19

三つ子の魂百まで!

三つ子の魂百まで!

 

 小学校受験では、いろいろな項目が審査されるわけですが、最近特に重要視されているのが、口頭試問や行動観察面です。もちろんペーパーテストも重要ではありますが、ペーパーテストの内容が非公開である以上、それ以外の要素も多分にあるということを肝に命じたいと思います。

 受験勉強に対して、塾や家庭教師で取り組んでいくのが一般的ですが、それは点数化できる範囲の勉強であって、それ以外の部分は、ほとんどが親の子供への接し方によるものです。「子供は黙っていても育つ!」という人もいるようですが、子供は親の行動、言動を真似するもの。また、テレビやゲーム、本の影響を受けるもの。黙っていても行動や言動は親に似るものです。3才~4才位になると、性格も顕著に出来上ってきます。躾はその時期から徹底的にやっていかなければ、なかなか受け入れられなくなるものです。

 「うちの子はわがまま!」 「うちの子は頑固!」 「うちの子は人見知りする!」

 「うちの子はじっとしていない!」 「うちの子はちょっかいばかり出す!」

 「うちの子は好き嫌いがたくさんある!」

 様々な問題点が出てきます。こんな時期こそ、改善する最も重要な時期。この時期を逃がすと後になればなるほど改善できなくなります。

 幼少時期にこそ躾は厳しくする必要があります。まず、親は「怒らせると怖い!」と思わせないといけません。「ぐずれば何とかなる」と思わせると、ずっとぐずります。特に食べ物に関しての「好き嫌い」については、徹底的になくすべきです。嫌いな物でも食べないといけない、と思わせることが、「嫌いな勉強でもしなければいけない」につながるものです。幼少時期こそ、連続の長時間の勉強は無理だけに、細かくスケジュールを考えて、「4時~5時はお勉強」とか「7時~8時はお絵かきやお手伝い」とか、そしてゆくゆくは90分~2時間位はじっと座っていられるようにしたいものです。もちろんすぐには無理ですが、少なくとも最低45分~50分は今の段階で座っていられなければ、幼稚園や保育園、塾でもじっとしていないはずで、そのまま小学校に行っても、授業中にウロウロしたり、集中できないということになります。好きな事は子供も生き生きとしてやるので、ある意味、親も安心していい時間かもしれませんが、嫌がる事をやらせる時こそ、信念を持って頑固に取り組ませることが重要なポイントになってくるのではないでしょうか。

 子供は日々、変化、成長するもの。親自身がぶれないで継続性を持って育ててほしいものです。

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