2014.04.03
中2は一番だらける時期
こんな時期だからこそ差がつく
学校にも慣れ、クラブでも後輩ができ、オシャレや異性にも興味がわき、身体つきも変化し、反抗期にも入り、友達関係も変化が生じ、個性がかなり出てきています。そして、いざ勉強面においても好き嫌いが生じ、点数の差も生まれ、やっている生徒とやっていない生徒の差も随分ついてきています。特に私立の生徒ほどその差は大きくなっています。
確かに、自我が芽生え色々な事に興味、関心が出てきているこんな時期に勉強一本やりはなかなか難しいのは当たり前でしょう。ただ、こんな時期は誰でも通る道。色々な事にぶち当たって大人として成長していくための貴重な時間と考えれば、長い人生、決して無駄な時間ではないはず。ほとんどの子は自分の人生を考え、今の閉塞感から抜け出したいと考えているはず。そんな中から、自分のやりたい事を見つけ出していくのでしょう。
それが早い生徒と、いつまでたっても見つけ出せない生徒の差が勉強面においての差になっているのでしょう。もともと入学当初はそんなに差はなかったのですから・・・・
親はどうしたらいい・・・
自分のやりたい事が見つけ出せない以上、どれだけ回りが「やいのやいの」言っても本人は動きません。また、義務的に勉強してもなかなか結果としては出てこないでしょう。とはいえ、親としてはほったらかしには出来ずに、「勉強しなさい!」と叱咤激励。それに対して本人は「うるさい!」「分かっている!」などと口答え。ケンカが絶えない毎日でまるで戦場のようなシーンが目に浮かびます。こんな時期は直接「勉強しなさい」と言ってもなかなか素直にやらないのが当たり前と思って、本人に気付かせるような事を考えなければいけないのではないでしょうか・・・
案外、親戚の訪問などで、少し年上の子供がいたり、逆に年下の子供がいると刺激を受けやすいものです。年上の場合は、大方高校生だったり、大学生。年齢が離れていないので話しやすいし、相手をすごく大人っぽく感じられます。親同士も子供の話に夢中になるはずです。また、逆に年下の場合は、自分がお兄ちゃん、お姉ちゃんになったのを実感できるはず。小学生を見ると、すごく幼く見え、自分を大人っぽく見せようとします。そんな身内とのお付き合いの中から、いい刺激をもらう事もあります。なかなかあちこちに連れて行こうとしても、嫌がられる時期だけに、こうした身近なきっかけを利用するのも一つの方法でしょう。
いかに本人を自立させ、大人として扱っていくかがポイントのような気がします。
2013.09.24
高校受験を考えて見学に !
私立高校も魅力を感じている動き
いよいよ学校見学や説明会が始まりました。先週あたりから、様々な学校に人が集まっています。併願校として見学に来ている人もいれば、専願で考えている人もいます。どの生徒も学校で配られた手提げ袋を持って校門から出てくる姿を見ると、なぜか「専願」なのか「併願」なのかが分かるのは何故でしょうか・・・・
特に大阪では、私立への授業料への補助があり、行きやすくなっているのと同時に、公立はどうしてもトップ校に集中しているために、中堅レベルの生徒には、むしろ手厚いサポートが期待できる私立の方に魅力を感じているのかもしれません。また、ここ数年、私立は校舎の増改築や建て直しでたいへん綺麗になってきています。例えば、上宮や開明も現在工事中ですし、六甲も終わりましたし、灘も現在工事中、星光も数年前にリニューアル、どこも施設面においては新しく機能的です。それを機に制服の変更や、授業内容、進学クラスの増設、クラブの新設や廃部など、かなり変化しています。どこの学校も生徒数確保に相当力を入れています。だからこそ、その中身において、特に中堅校レベルの学校は真剣に大学実績を作ろうと、特に勉強面においては力を入れているのです。また、特殊なコースを作る学校も現れてきます。そういう情報は今、インターネットでもカバーしている部分はありますが、やはり実際に自分の目で見て聞いて実感しなければなかなか本当のところは分かりません。
受験までには数カ月しかありませんが、一度志望校に行ってみる事を是非お薦めします。
不得意科目、今からでも間に合う!
中学の内容は決して難しいものではありません。ただ、それでも結果が出ていないのはむしろ小学生時代の基礎知識や学力が抜けている場合が多いのです。文章題になると間違える、漢字間違いが多い、地理が弱い、物理化学が弱い、これすべて小学生時代の基礎です。どこでどんな間違いをしているかを性格に分析して対処すれば、絶対に間に合います。特に理科・社会はこれからでも十分に間に合います。
数学や英語に関しても、私立には私立の受験勉強の方法がありますし、公立には公立の勉強方法がありますから、本当に必死で頑張ればなんとかなります。ただこれが、募集人員が数人の学校、いわゆるトップクラスの私立校ではかなり難しいかもいれませんが、現状さえ正確につかむ事ができれば可能性はあります。もし不安であれば一度、分析を頼んでみて下さい。
2013.05.23
中2からは高校の勉強?
こんなに早くて習得出来ているか・・・?
多くの私立中高一貫校が授業進度をより速めています。最も早い学校で、中1終了時で中学校の内容を終了しています。特に数学、英語はかなり進度が速く、しかも難度が高くなっています。それでも高得点を取っている生徒が上位に数名います。よほど目標が高く意識も高いのでしょう。おそらく将来、国立の医学部を狙っているのでしょう。それぐらい目標が高く、意識も高い生徒は、他に塾や予備校に行っても両立しているのではないでしょうか。そういう生徒は各学校に何名かいます。そういう生徒が将来輝かしい合格実績をあげるのでしょう。ただ、そういう生徒はごく一部、数名と言えます。その他多くの生徒はアップアップしながら学校の授業についていこうとしているはずです。
確かに中学校の授業内容には簡単な内容も含まれているので、さっさと進める部分もありますが、じっくりと時間をかけて演習しなければいけない内容もたくさんあります。それが1年間で3年分を終わらせるという事は、並大抵の事では難しいはずです。授業を進めるにおいて、生徒の理解、無理解に関係なく進む事は可能です。ただ、例題や若干の練習問題をやっただけでとうていその内容を自分のものにしたとは考えられません。それなりに相当の問題量に取り組んでこそマスターできるはずです。それを1年間という短いスパンでこなす事態、たいていの生徒は無理だと思います。
これをこのままついていこうとしても結局基礎力がないままに進むので、高校の内容の理解できない部分がどんどん増えるばかりでしょう。そして、出来たつもり、やったつもりでそのまま大学受験。結果は浪人。それが1浪ですめばいいのですが、2浪、3浪となる可能性があります。
自ら志望して行った学校だけに、なんとかしていい成績を取りたいのは当たり前です。ただどうしても、そのペースについていけないのであれば、思い切って自分の無理解の部分に立ち戻って、自分の勉強のサイクルをつくることです。すべてが無理解ばかりではないはずなので、やりだすと、以前授業でやった内容を思い出したり、理解できるようになったりします。その結果実力テストで思わぬ好結果がでるかもしれません。自分の今のキャパシティーを超える部分はどうあがいても無理です。いち早く、自分の勉強スタイルを作ってすすめていけば、2浪も3浪もしなくてすむかもしれません。
自分に合った問題集・テキストを
学校の指定の教材で自分が習得出来ないのであれば、自分に合った市販の教材を自分で探してやっていくのが一番です。最近は市販で優れたテキストはたくさんありますし、自分が分かりやすいと思ったものがベストです。他人がいくらいいと言っても、自分が利用しにくければ何にもなりません。最近は本屋で学生の姿が少なくなっていますが、インターネットなどで買うよりも、実際に自分で中身を見て、手にとり確認して購入する方が絶対にいいと思います。自分の勉強は自分でする、これは基本です。塾や予備校が絶対ではありません。そういう点ではむしろ家庭教師のマンツーマンの方がいいかもしれません。
2012.06.11
高校受験は私立に集中
私立授業料免除で公立離れ
大阪の高校受験はすでに、調査の結果、私立高校に受験が集中しているというデーターが出ています。それはひとえに高校授業料免除、私立も同様、の制度ができたからです。それに伴って、公立高校のいわゆる中堅から下位校は次々に統合、または閉校が決まっています。従って、公立高校への受験は上位校だけに集中し、文理学科を目指す受験生が増え、それ以外は私学に流れる傾向にあります。確かに、今の私立はどこも熱心で、教育レベルも公立よりも高いという現実があるだけに、流れるのは当然かもしれません。大阪維新の会が政権を維持している間は高校授業料免除の制度が続くと思われ、私立に行くのであれば、今がチャンスと誰しもが考えることかもしれません。そうした事もあり、私立高校は今こぞって新校舎増設やリニューアルで工事中の学校がたくさんあります。今時は古い校舎は人気がなく、綺麗な学校に人が集まる傾向があるので、どこの学校も何かしらの工事で現役生は不自由を感じているとか・・・・・
高校受験で私立に行くと大学受験に有利か ?
公立と私立では使用するテキストが違います。進学校と言われる学校は文部科学省が定める教科書ではなく、民間が私学用に作っているテキストを使っています。これは何度も高く、どちらかと言うと予備校や塾でも使用しているレベルなので、大学受験に向けての内容になっています。ですから、当然公立よりも有利という側面はあります。ただ、それを理解、習得するだけの基礎学力があるかどうかという事が大きな問題です。学校によっては、設定したレベルの生徒が集まらず、入学してすぐに補習授業をしなくてはいけない学校も出てくる事も予想されます。私立は京大、阪大、国立、●●人というものがブランドになります。ただ、その結果を出しているのは、高校で入学した生徒ではなく、中学から入学した6年制の生徒である場合が多いので、高校入試で仮に進学校に入学出来たとしても安心ではありません。また、中堅の私立の場合は大学実績の向上を目指して、補習授業や特別授業など、時間外の勉強時間が多くなるはずです。勉強嫌いにはとても辛い事です。その辺の事を考えて、公立にするか、私立にするかを決めないと途中退学は十分に考えられます。
勉強嫌いは行く学校がなくなる !
中堅校から下位校になると、普通科がなくなり、方向性の決まった科に限定されてきます。それが本人の希望にマッチしていればいいのですが、そうでない場合は本当に行く学校がない状況が考えられます。勉強嫌いはいったいどこに行くのでしょう・・・・
2012.02.24
入学式もまだなのに・・・
授業が始まっている・・・?
「合格おめでとう」のまだこんな時期なのに新入生は、はや宿題に追われている生徒もいます。読書感想文や英語の単語学習、短文、算数の復習や数学の予習など内容は様々ですが、もうすでに中学校生活が始まっているような感じがあちこちに見られます。中にはもうすでに毎週土曜日に登校して授業をしている学校まであります。それを熱心ととらえるか、やりすぎととらえるかは各個人の思いですが、いずれにしても4月1日に向けて各ご家庭でも中学に向けての準備は何がしらやられているはずです。
どんな取り組み方がいいのか・・・
すでに塾に通っている生徒もいれば、家庭教師で勉強を始めている生徒もいますし、通信教育をしている生徒もいます。どれが正解かは各個人によって違いますが、まずは学校が何の教材を使用するかによって取り組み方を考えるのが一番重要だと思います。
中高一貫校の場合、数学は体系学習のテキストを使用している学校が多いと思います。これは公立中学とは違う進み方なので、問題集や参考書を選ぶ際にも気を配らなければ合いません。また、新中問を使用する学校もあります。これも塾や学校教材ですから、難度はそこそこ難しい分野に入ります。それにマッチする補助教材は一般的には市販されていません。英語に関してはZ会の教材や新中問、プログレス、オリジナルプリントなど様々です。いずれにしても、公立向けの問題集や参考書ではマッチしません。しかも中1レベルの内容は簡単なので1学期中に終わるぐらいのペースと考えてもいいかもしれません。
特に数学、英語に関しては各学校で特徴があるので、学校教材が分かった時点でその対応の仕方をいろいろとアドバイスを受けるのがいいと思います。入学前のこの時期は、まだ基礎内容なのでそんなに差は付きませんが、入学後1カ月もたつとその差は徐々につき始め、いきなり中間テストで平均点以下を取ってしまうと、やる気も一気になくしかねません。初めはどの教科も高得点を目指して頑張って欲しいですね!
進度が早いだけにその練習量をこなしていけるか !
塾や予備校もそうですが、早く進む事が一つのステータスのようになっています。進度が早いという事は、授業では内容説明だけで、その練習は各自でしなければいけないという事になります。1回で出来る生徒もいれば10回やらないといけない生徒もいます。中学受験もそうだったと思いますが、基礎問題は1回で理解できたとしても、応用、発展レベルの問題は数多くやらなければ会得できません。その分の自分の時間が確保できるかどうか、そこがポイントだと思います。いくら早く進んでも習熟していなければ何の意味もありません。
2011.07.25
中1なのにもう差がついています
難関校ほど進度と内容が深い
中1だから中1の内容というものではありません。各学校での方針があるので、使用している教材も違う、進度も違う、内容も違う、教え方も違う、当たり前のことです。中1なのに高校受験レベルの内容をやっている、中1なのに高校の内容をやっている、そんな学校は難関校ほど多いのです。例えば、普通、英語はこの時期はまだまだ単語と簡単な文だと思います。まだ筆記体で書けない生徒もいます。かたや洛南のように、hasやhaveを習っている。使っている教材も最上級のテキストです。また数学においても、普通は正の数負の数・方程式ですが、難関校は早くも不等式や高校受験レベルの幾何です。使用教材も発展レベルの教材です。
中には教材を使わずにすべて先生のプリントで授業をしている学校もあります。授業の進み方も、解説、説明が多く、その演習は「やっておくように!」で終わり。授業時間内でわざわざ練習問題に時間を取るような事が少ないのが現実です。ですから当然宿題も多いですし、教科によっては予習をしておかなければついていけないのは当然。ですから、この1学期の間にしっかりと勉強したかしていないかで差がつくのは当然です。
考え方としては中3までの内容を学年に関係なく進んでいる、と考えてもいいかもしれません。中には高校レベルの内容をやっている学校もあるくらいですから。
数学や英語だけではありません
数学や英語の内容もかなり高度ですが、案外意識していない物理や化学も難しいことをやっています。専門用語がどんどん入ってきていて、それをすぐに覚えていないと、計算が出来ないという、とんでもない世界です。中学受験で勉強している内容はすべて出来ているという前提で進んでいます。これらをすべて学年平均、またはそれ以上を狙うのであれば、そうとう勉強量が必要です。
そんな中、もう塾に行っている生徒もいますが、学校の内容だけでも相当な時間が必要なのに、よくそれ以上の課題をこなしているものだと感心します。ただそれで結果が伴っているかどうかは別問題ですが・・・・
今の時期はまだ学校の内容についていくことが最優先な時期。学校からも、塾や予備校には行かないで下さい、と言われているはずです。言われなくても、学校の進度が速いだけにそれ以上この時点でプラスする事は疑問です。むしろ学校の授業内容を完全に理解し、その内容を深めていくのに時間をかけるべきです。とは言っても相当な内容量がありますから、この時期に1学期の総復習と宿題をきちっとやって欲しいところです。
2011.06.22
勉強しなくなった・・・?
勉強しなくても簡単だから・・・
中学1年生の場合、今の時期はまだまだ勉強内容はそんなに難しくないかもしれません。学校によって進度は違いますが、もともと中1レベルの学習内容は中学受験を経験していれば、「もっと簡単になった」と感じてしまうのでしょう。それをいいことに、勉強しなくなる習慣がつくのが最も怖い事です。現に今年、せっかく苦労して灘中に合格したのに、勉強しなくなったといって、以前の先生に来てもらう生徒が2名もいます。このままほったらかしにしておくと、今年の年末から2年になる頃には、学年でも下位の方になってしまうのは目に見えています。現に今でも真中よりも下になってしまっていますから・・・
内容が簡単であれば、もっと深めるとか、先に進むとか、他の事にチャレンジするとか、そういう姿勢をそろそろ見せていく時期です。小学生時代と違って予習が中心になってきているはずです。であれば、内容を深くしたり、先に進んだりは自分次第のはず。今の段階で内容が簡単だからといって気を抜いているようでは、先が見えています。
反抗期に入って言う事きかない・・・
「宿題したの?」「勉強したの?」「何時に帰ってくるの?」「誰とどこ行くの?」「少しは部屋の片づけぐらいしなさい」「いつまで携帯でしゃべってるの?」と、子供が中1、中2ぐらいになると良く聞く普段の親子の会話ではないでしょうか・・・・
それに対して返事は「うん!」「やった!」「わからん!」「微妙・・・」「うるさい・・・!」「ほっといて!」「わかった!」と単語を並べるような返事しかかえってきません。こういう時期はまさしく反抗期の始まりで、特に男の子は口数が減ります。女の子は友達とのおしゃべりが増えます。誰しもが通る道ですがこれが自立への始まりです。こういう時期は、本当に親は「扱いにくい」「言う事を聞かない」と嘆きますが、ある程度仕方のない事です。特に勉強面においてはゴチャゴチャ言われるのが一番腹の立つ時期です。「なんで俺だけ勉強せなあかんねん・・・!」と一言・・・・
こういう時期にどうやって勉強させるかは永遠の問題ですが、うまくいっているご家庭は言わなくてもやっています。その多くは家庭内で勉強するムードと習慣、環境が出来ているご家庭です。家族全員が何かに取り組んでいる、そういう姿があります。親がそういう姿勢を見せれば子供はその背中を見て感じるものです。子供も勉強しなくてはいけないのは分かっています。ただ、面倒くさいとか、なかなか腰をあげないとか、きっかけがないとか勝手な理由でやらないのです。親としてもストレスがたまると思いますが、ここは自立を応援するという気持ちで親は親なりに自分の時間をもって何かに打ち込んでみてはどうでしょうか・・・
案外子供の側からしゃべりかけてくるかもしれませんよ。
2011.04.16
まだまだ緊張している新入生・・・!
簡単な授業内容をあなどるな !
オリオンテーリングも終り、授業がスタート。真新しい教科書やノートもさわやかな匂いがまだ漂っています。小学校とは違い、各教科で先生が変わることにある意味楽しさを感じているのではないでしょうか・・・・
学習の中身はまだ始まったばかりなので、そんなに難しくはないですが、教科によっては早くも2回目の授業で10ページもすすんだとか、テストがあったなど、学校によって随分差があるようです。ただ、内容は簡単でも勉強しなくてもいいというわけでは全くないので、あまり気を緩めすぎないようにしてほしいですね!
この時期から始まる問題点をあげてみます。
① 勉強する習慣がなくなる
② 教科担任との相性でその教科の好き嫌いが生じる
③ 自分の勉強スタイルがわからない
④ 新しい友達と出会ってのカルチャーショック
⑤ 通学時間による生活リズムの変化からくる疲れ
⑥ 上級生や高校生に対しての対応に戸惑う
⑦ 塾に行かすべきか家庭教師を頼むべきかと親側が悩む
⑧ 忘れ物が増える
⑨ 子供に対して無関心になる
⑩ パソコンに対しての興味が増す
今までと違う生活習慣が親子ともどもスタートしているので、色々と慣れるまでに時間がかかると思います。親として、この時期一番注意をしておかなければいけない事は、子供の友人関係、勉強の習慣をなくさない事です。中学生以降はなかなか親の言う事を聞かなくなります。子供が一番影響を受けるのは、友人と先輩です。真面目に勉強する友人が出来ればいいのですが、なかなか思うようにはいかないようです。ただ、類は類を呼ぶ、とよく言われるように、この時期の子供は自分に合う友人を敏感に察知して仲間作りをしていきますから、その動向を把握しておくべきです。そのうちだんだんと仲間が変わっていきます。その時期から子供は変化していくので段々と親離れしていきます。これは自然な流れなのですが、親としてはその都度、友人関係だけは把握しておくことです。
勉強面に関しては、学校教科書にあった参考書を自分で選ばせて持たせることです。問題集に関しては、学校のサブテキストやプリントなどがあるので、しばらくは様子を見てもいいとは思いますが、5月に入ると、習熟度に個人差が出てくるので、必要な問題集を用意しても良いのではと思います。まずは絶対に学校の授業内容と進度を基本に置くべきで、6年後を見据えた先取り学習は早くても5月の中間テスト後からにすべきでしょう。
2011.02.12
予習と先取り学習
効果的に成果をだすには・・・?
勉強の基本は学校がベースです。学校によって進度は違いますが、その学校内で結果を出すために、個人個人、塾・予備校に行ったり、家庭教師をつけたり、自分で取り組んだりと頑張っています。それでも現実的には随分差がついてきています。中学生のうちから差がつくのですから高校になったらなかなか挽回は難しいでしょう。では「なんで差がついたのか・・・?」を考えてみて下さい。
①予習していますか・・・?
予習というのは受け身の学習ではなく自主勉強ですから、興味を持ちながら学んでいくので、理解できる部分と出来ない部分がはっきりします。それがなにより大切で、理解できなかった部分を意欲を持って学校の授業で吸収しようとします。ですから授業に対しても前向きに受けることができ、授業自体も楽しくなるはずです。
②復習していますか・・・?
学校の授業は説明・解説などが中心で、例題などを利用しての基本問題です。その基本に関して必ず宿題がでます。学校によっては応用レベルまでの宿題も出ます。逆に「自分でやっておくように・・・!」と自主性に任せる学校もあります。仮に宿題をこなしたとして、テスト結果は基本のみなら60点、応用までやれば80点です。それ以上は発展レベルで学校では教えていない問題が出ます。教科、単元によって基本をマスターする時間は違ってくるので、線を引くように均等の時間配分では過不足が生れます。でもこれは仕方ありません。
③先取り学習で成果は出ていますか・・・?
ここでいう「先取り学習」とは塾・予備校の授業を指します。学校の完全フォローという塾は復習型なので「先取り学習」とはいいませんが、学校とは別カリキュラムで大学受験に向けての授業をしている塾・予備校は完全な先取り学習です。もっとも早い所では中学3年間で高校までの6年間のカリキュラムをこなさせる所もあります。この先取り型の塾・予備校で成果を出そうとると、相当量の勉強時間が必要です。ましてや完全に受け身の授業になってしまうので、よほど意識レベルが高く目標が決まっている生徒の中でも能力が高い生徒でなければ消化できないでしょう。
ただそういう塾・予備校では求める事もレベルが高いので、最終的に80~100点部分につながるかもしれません。または大学受験の2次個別試験につながるかもしれません。ただその部分に時間を取られて、60点までの部分、80点までの部分がおろそかになり、学校の成績が下がっては意味がありません。