2010.05.13
心身ともに春は過ぎ・・・!?
入学して、はや一ヶ月が過ぎ、お母さん方もやっとホッとされている頃だと思われます。子供達も今は勉強しなくても、今までの積み重ねでほとんどの内容は理解できているので、大変楽な毎日かも知れません。ただ「こんなものか!」と思わないように、準備だけはしておきたいものですね!
これからの鬼門は「英語」
学校によっては、英語が大変難しい学校もあります。特にプログレスを使っている学校は最初から長文なので、相当の勉強量が必要です。一般にこの時期はまだまだ単語に短文の時期ですが、難易度的には優しいだけに疎かになりがち。こういう時期にこそ、勉強のやり方をそれぞれで研究してほしいものです。特に英語はいずれ差がつく教科なので、今は完璧にしておいてほしいものです。だいたい、1年生の間は90~100点を取って当たり前ぐらいにしておかないと、2年生になったら毎回10点ぐらいずつ下がってきます。1年生の間に「得意感」を持たせ、持続的な取り組みをさせてほしいものです。
英語の取り組み方は、おおかた2種類に分かれますが、どちらを選択されますか!
一つは受験英語、もう一つは会話を中心にした実用英語です。どちらを選ぶかによってテストの点数が随分変わってきます。受験英語を選んだ場合は定期テストの点数が良く、実用英語を選んだ場合は、公開テストや外部の模擬試験、英検等の点数が良いとされます。そのあたりを考えて選択してほしいと思います。ちなみに、大学受験を考えるのであれば受験英語、将来、英語を役立たせた職種に就きたいと考える場合は実用英語をお勧めします。
頭の切り替え必要は「数学」
今までやってきた「算数」とこれからやる「数学」は違います。「算数を捨てろ」というわけではありませんが、いつまでも「算数」的な解き方に頼っていては「数学」は伸びません。何故こんな事をいうかと言いますと、中学受験に取り組んだ経験のある子供ほど、パターンで解こうとする傾向が強いからなのです。数学の場合、これから説明したり証明したり高度な計算をしたりと、その答え方は幾通りも出てくる場合があります。それだけに頭を柔軟にしておかないとついていけないようになるでしょう。
まずは、この時期、ノートの書き方を丁寧に、整理して書けるようにしていくことからスタートしてほしいと思います。簡単な問題であっても途中の式を省かないように書き込むことこそ「数学」です。
中学の勉強は1年生で決まる!
皆さんの行かれている学校は、今の段階ではほとんど皆、同じレベルの子供達が集まっているはず。ちょっと頑張ったらかなりupし、ちょっとサボったらかなりdownするはず。一度downするとなかなかupしにくいでしょう。何故なら「またしんどい勉強せなあかん!」という思いが子供に過度にかかるからです。それだけに、その気持ちを一新させるにはかなり大変だと思います。ましてや今までのように素直に言うことを聞くとは思いませんから、“さじを投げる”ケースが随分多いのです。それだけに、この最初の時期にこそ『勉強の習慣づけ』と『高得点のプライド』を持たせ、この一年間を過ごしてほしいと思います。DOWNの兆候は早くも二学期には出てきます。
2010.04.27
まだ目標が決まらない?
インターネットを利用しては?
なかなか中学生にインターネットを利用させることには抵抗がある、という保護者の方が多いのは事実で、実際、それがトラブルの原因になっているケースも最近はよくニュースで見かけます。それだけにその利用方法について検討しなくてはいけないと思いますが、その半面、パソコンの利用に関しては、小学生のころから授業にも組み入れられているので排除はできません。私立の中高一貫校の中には、宿題の提出をディスクで提出させている学校もあるので、ご家庭でパソコンも必要不可欠になっているのも事実です。
今回は、その利用方法について各ご家庭で一定のルールを作ったとして、そのインターネットを使って、一つの目標作りに向けてのご提案をしたいと思います。
大学のホームページを見てみよう!
学校のホームページは入試関係の内容を調べる時には見ますが、学校の中身までじっくり見ることはなかなかありません。ただ、最近の各大学は情報公開が多くされていて、オープンキャンパスなども実施して、より多くの人に「見てもらおう」「知ってもらおう」としています。その中には、「どんな研究をしているか」とか、「どんな活動をしている」とかを学部別に紹介しています。中には、映像で紹介していたり、写真入りで紹介しているものもあります。けっこう面白いものですよ!
中学生の間はどんな学校があるのかがまだ分かっていない状況もありますので、それならそれで、どんな学校があるのかを検索させても面白いと思います。これだけ情報過多の世の中なので、それを利用しない手はありません。検索するなかで、必ず気に入るページが見つかるはずです。自分の生活範囲のなかで考えるより、視野を広める意味で、色々な学校のホームページを見て、興味を持たせることからスタートしてみてはどうでしょうか?
ただし、インターネットの場合は有害なサイトも数多くあるので、その利用法についてはくれぐれも各ご家庭でルール作りと、監視を怠らないようにしてほしいと思います。
お薦めの学校のホームページ
京都大学のサークル紹介・大阪大学工学部の活動内容・立命館大学のサークル・近畿大学・関西学院・他
中学生には、写真や動画など、見やすいものを選ぶほうがいいでしょう。そして、案外、サークル活動なども興味をそそられるアイテムになるかもしれません。お気に入りの学校をあえて指定して見せるのもいいかもしれませんね!
2010.04.19
中学生に携帯電話は必要か、不要か?
必要派の意見
① 最近は夜遅くに塾に行くため、帰りが遅くなるので必要。
② 親以外に友達と連絡を取りたいから。持っていないと付き合いが悪いと思われる。
③ 将来のためにも使い慣れておくべき。
④ メールをしたりするのに必要。
⑤ 公衆電話も少なくなって治安も悪いので必要。
⑥ 友達と連絡をとったりして、行動範囲が広くなるから便利。
⑦ 休みなど家族と人ごみに出ることもあり、連絡用として必要。
⑧ 最近物騒な事件が多く、身の危険を守ってくれそう。
⑨ パソコンがないので友達とのメールに必要不可欠。
⑩ メールをしたり、塾に行っている人は遅くなったときの連絡ツールとして必要。
不要派の意見
① お金もかかるし、メールならパソコンで充分。
② 出会い系サイトなど、犯罪に巻き込まれる可能性が高いから。
③ 中学生は会話力などが未熟だから、携帯に頼っていると正式な会話が出来なくなる。
④ もってなくても普通の生活はちゃんと出来ます。
⑤ メールは便利だと思うけど、お金がかかるし、今は必要ありません。
⑥ まだ、子供なのに携帯を持っていたら、体に悪い影響がありそう。
⑦ 携帯持っている子は、連絡のためじゃなく、遊びに使っているみたい。お金の無駄。
⑧ 携帯持っている人は、マナーを守っていない人が多い。
⑨ メールに夢中で高額を使っているとお金の価値が鈍くなってしまいそう。
…など。
必要派、不要派それぞれ色々な考えがあるようです。あなたはどちら派?
2010.04.19
中学生になれば半分大人!
受験シーズンもそろそろ終わりで、皆さんも一息ついている頃かも知れませんが、気苦労の多いのはむしろこれからでしょうね!だんだんと子供達の体も大きくなっていきますし、精神的にも成長していく、ましてや第二次反抗期に入っていきますので、今までとは違った対応が必要になっていくと思います。子供達にとっても、とっても大切な時期だけに出来る限りクラブには参加させる方向で考えていってほしいと思います。
①今後の取り組み
中学一年生の勉強は、ほとんど今までの貯金で理解できる範囲なので、結構皆さん良い点を取れると思います。実際に問題になってくるのは、中2の範囲に入ってきてからだと思います。ただ学校によっては、中1の3学期には、もう中2の学習に入っている学校が多いので、あまりのんびりも出来ないのが現状です。かといって、始めからねじりハチマキ勉強をする必要はありません。こういうのんびり出来る時期にこそ、今度は自分の勉強スタイルを身につける時期なのです。今までは与えられていたものをこなしているだけだったので、今度は自分から求めていく勉強に切り替える必要があります。
例えば、ノートの書き方、整理の仕方、参考書、問題集の選び方、活用の仕方、授業の上手な受け方など、本来の勉強のやり方です。そういう意味においても、中1の間に予習を含めた勉強の習慣だけは身につけさせておいた方がいいと思います。何より、英語と数学にはくれぐれも御注意を・・・・・・!
②親としての留意点
中学生になると、ほとんどの子が体も大きくなりますし、反抗期にも入りますので、なかなか親の言う事は聞かなくなるのが現状のようです。ただ親として、絶対に友達関係だけは、つかんでおいて下さい。中学生は親や先生よりも友達第一主義なので、友達の影響を多く受けます。それに、悪いことに憧れるのもこの時期ですし、異性への関心が強くなるのもこの時期です。それだけに友達関係には最新の注意を払ってほしいと思います。横道にそれそうな気配があった場合は、すぐに相談して下さい。学校でも当社でも構いませんので・・・・・・
2010.04.12
デジタルの時代にアナログ?
頭の中は010101ではありません!
随分便利な世の中で、何もかもがデジタルな世の中になっています。携帯やパソコン、家電製品や読書まであらゆるものがデジタル化され利用されています。ここ近年パソコンも授業に取り入れられ、ほとんどの子供がキーボードにふれる機会にあります。
学校によっては、今年、小学受験においてもパソコンが入りましたし、中学においても、宿題の提出をディスクに入れたり、メールで送信したりしている学校もあります。その進化したデジタル時代についていくには、不可欠のツールなのかもしれません。ただ、それはあくまで、便利さのツールであって、人間の頭の中までデジタル化したわけではないということを認識しておかないといけません。
情報を得るためには、インターネットなどは最強のツールかもしれませんが、勉強の中身に関しては、あくまで、手作業であって、アナログの世界なのです。そのいい例が、国語の成績が悪い生徒が、家庭教師の先生の指導によって、辞書をひくようになって、ノートに書くようになってからメキメキ成績が伸びたというのです。英語も同じです。数学や算数も電卓をやめて、自分で計算しノートに書くようになって成績が上がっています。理科や社会も多少図や表はコピーをノートに張ったりはするものの、やはり、専門用語や地名、人名を書くようになって成績が上がっています。これは、人間の持っている指先の感覚やノートに書くことによる整理能力が脳と直結しているからなのです。ただ書き写すだけでも、その違いは顕著です。
デジタルよりアナログの授業!
勉強の方法として、通信講座やビデオ学習などがあります。これで成果をあげている生徒もいるのは事実ですが、そういう生徒は言われなくても自分でできるタイプの人間であって、多くは対面授業によって勉強の場を設けているのが現状です。テレビのコマーシャル等で、通信添削で東大何人とかをアピールしているものがありますが、最後までその手段で合格したわけではなく、たとえ1カ月でも経験した生徒でも、その数に入れているわけで、やはり基本は対面授業と自学自習です。生徒も人間ですから、先生の教え方やユニークさ、雰囲気、熱意は生(なま)でないと伝わりません。ちょうど、音楽を聴くのにライブがいいというのと同じです。その「ふれあい」が生徒にやる気を出させるのです。確かに、通信講座や通信添削は便利ですが、それだけに頼るのは危険ではないでしょうか?