医学部受験、今から間に合う?
医学部受験、今から間に合う?
① 絶対に行きたい !
医学部を目指すには、まずそういう気持ちが絶対条件です。皆さんもご存じのとおり、医学部の偏差値は他の学部に比べてもそうとう高いということは言うまでもありません。これが地方の大学であれ、私学であれ、同じ事です。受験教科は多少違いがあるものの、その合格ラインは群を抜いています。はっきり言って、それだけ勉強の量も質も高度であるということです。従って、中途半端な気持ちでは決して合格しないということを知ってほしいと思います。今からの取り組みで間に合うかどうかは、今の成績の状況と周りの環境によります。ただ、その気持ちが強ければ、今からでも十分に間に合う可能性が高いでしょう。早めに国立、私立のどちらにするかは決めておいた方が良いでしょう。取り組みの早い生徒は中学、いや小学校の時からそれを意識して取り組んでいます。そのハンディはすでに付いていますから、迷っている余裕はありません。
② 無理なら歯学部・薬学部でもいいや !
おそらく、良くても歯学部か薬学部に合格出来ればラッキーです。医学部に合格する人は実は浪人生の方が多いのです。それだけ意思のかたい人が浪人して、しかも、学校名にもこだわらずに全国の国公立の大学を狙っているのです。もちろん絶対に無理とはいえませんが、歯学部にしても薬学部にしても、始めからその学部に入りたいと頑張っている人が多い以上、ちょっとした気持ちのゆるみがある人は、勉強面においても、その結果が表れているはず。ここ数年歯学部の定員に満たない私大もありますが、国公立となると、やはりその合格水準は高いので、なかなかすんなりとはいきません。むしろ薬学部もここ近年バイオの部門の人気が高いので、学校によっては歯学部よりも合格基準が高いでしょう。いずれにしても、医学部なら医学部、歯学部なら歯学部、薬学部なら薬学部と、意思決定は今すぐにしてほしいと思います。
③ 出来ればいきたいなぁ !
無理です。時間とお金の無駄遣いになります。あきらめた方がいでしょう。中学生や小学生のときならまだしも、高校生になってその意識レベルでは間に合いません。ただ、意識さえ変われば、可能性はあります。ただ、「浪人してもいいや!」なんていう気持ちではだめです。あくまで現役で行こうという気持ちで取り組まないといけません。その結果浪人になったとしても、それは次につながってくれます。ここ近年は、大学生や社会人も編入や入学を希望して、勉強に励んでいる人が随分多くなっているという現実をみなさんに知ってもらいたいと思います。