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2010.09.06

よくしゃべる子、声の大きい子は頭が良い!

よくしゃべる子、声の大きい子は頭が良い!

 

どんどんしゃべらせましょう!

「次男次女は言葉が速い」と良く言います。当然と言えば当然です。母親だけでなく兄姉が話しかけ、常に言葉に触れているからです。幼児期は何よりもまず「ことば」です。

長男長女の場合は出来るだけ親がしゃべりかけて、どんどん言葉を教えてあげて下さい。

 当然しゃべるということは、それだけ頭の中にことばが入っているわけで、日本人である以上頭の中は日本語で考えています。それだけに言葉数が少ないと「考える」ということ自体がひんそうな状態になっていて、本能で行動するしかないのです。ちょうど生まれたばかりの赤ちゃんがそうです。この幼少時期は成長が著しいだけに、この時期のことばに対する親の意識が高ければ高いほど、今後の子供の成長に大きく影響されることを知っておいてほしいと思います。

しゃべると賢くなる?

 しゃべるということは、他にもいい点があります。よくしゃべる、よく泣く、というのは、それだけ頭の中を酸素がめぐるので、大脳に血液が送り込まれ、ブドウ糖などのエネルギー源と酸素が大脳細胞に供給されるので、頭が活性化します。頭が良くなるには、まず、こういった些細な事を知った上で、どんどんしゃべらせたり、大きな声でしゃべったり歌わせたりすることが、この幼少時期は特に大切だと思います。

 最近は一人っ子が増え、ましてやゲーム機で遊ぶのが一般的になろうとしています。それだけにしゃべることが少なくなっています。極端な話、友達が遊びに来ているのに、お互いにゲームをしていて会話がなく、いつ帰ったか分からない、誰が来ていたか忘れた、名前まで忘れた、という現象が実際にあるのです。

 これはただ単にことばの問題だけではなく、「思いやり」や「協調性」といった入試にも直接関係のある事柄にも影響を与えます。最近の入試はペーパーテストだけではなく、そういった「しつけ」や「マナー」も重要視されています。その源になっている「ことば」

「しゃべる」ということを重要だと考えて、積極的に取り組んでほしいと思います。

2010.09.06

理科の問題に変化!

理科の問題に変化!

思考力・表現力を問う!

 

各問に答えなさい。ただし、経済的な理由は除く。(某中学入試問題より)

1. 豆腐は普通水に入れておきます。それは乾燥を防ぐこと以外に、どのような理由が考えられますか?

2. 衣類の繊維には、丈夫である、保湿性が良い、肌触りがよい等の性質が必要ですが、下着に使われている繊維にはこの他にどのような性質が必要ですが?

3. さびを防ぐために、鉄にペンキや油を塗ることがあります。ペンキや油を塗ると、さびを防ぐことができるのは何故ですか?

4. タイヤに使うゴムは滑りやすい性質があります。もしタイヤが滑りやすかったら車は止まれませんが、この他にどのような不都合が生じますか?

5. ガラスは割れやすいのに、試験管はガラスで作られています。その理由を2つ答えなさい。

6. 鍋の取っ手には、木やプラスチックがよく使われています。これは木やプラスチックのどのような性質があるからですか?

7. プラスチックのある性質は、長所になる時と短所になる時があります。その長所となる性質を1つ書き、それがどんな場合に短所になるかも書きなさい。

8. 次の筆記用具を、書く仕組みの違いで2つのグループに分類し記号で答えなさい。また、それぞれの書く仕組みを説明しなさい。

  ア) クレヨン  イ) 万年筆  ウ) 筆  エ) チョーク

  オ) 鉛筆    カ) フェルトペン(マジック)  キ) ボールペン

「暗記力や受験テクニック」だけでは対応できない!

上記のような問題がここ最近は増えてきています。いわゆる、「思考力・表現力」を問う問題で、これらは記述式で答えるもので知識は当然なければいけないのですが、それだけでは当然書けないでしょう。答えを論述的に答えるという点においては、大学受験のようにも感じられます。こうした問題に対処するには、日頃の生活の中でも、深く考える習慣が必要で、なんでこうなるのかを口で説明できるように親子の間でも工夫が必要ではないかと思います。出来るだけ低学年のうちから、考える習慣をつけるためにも、親が生活の中で疑問に感じるようなことを、子供にどんどん質問して考えさせるようにして下さい。その積み重ねが必ず考える習慣につながります。

 

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