医学部を狙うには?
医学部を狙うには?
いつから本格的に勉強すればいいのか?
★ 国公立の場合
基本的な中学校の勉強が出来ているとして、高校の授業内容に入った時点が、スタートです。すなわち、私立の進学校の場合は進度が早いので、実際は中3ぐらいからのスタートになります。ただし、これはすべての教科をガムシャラに頑張れ、というのではなく、「数学」と「英語」に関してのことです。最終的に国公立の医学部狙いの場合、センター試験で、物理や化学、生物はほとんど満点を狙い、英語や数学は90パーセント以上、国語で80パーセント後半という得点が国公立の場合は要求されます。それを目標にしてようやく地方の国公立も含めて受験が出来るレベルと考えてよいと思います。従って、弱点教科があるようでは、国公立は難しいと言ってよいでしょう。その土台になるのが、国語であって、それをもとに数学、英語をどれだけ体系的に勉強出来るかで、後の物理や化学につながってきます。特に数学が強くなければ、物理や化学はある程度以上は伸びません。進学校の場合、進度が早いということは、それだけ一つ一つの単元に時間をかけて練習する時間がないということなので、大方が宿題という形で処理されています。その処理で精一杯というタイムスケジュール、または処理能力であると、なかなか厳しいものになります。それでもなお多くの生徒が塾に通って、学校とは別物をこなしているようですが、基本ペースは学校の進度に合わせ、それについていけないのであれば、塾は外した方がよいでしょう。どちらにしても、「数学」「英語」を武器に出来るぐらい徹底的に勉強することが、国公立の医学部狙いの場合は最短距離になることは間違いありません。
★ 私立の場合
私立の医学部狙いの場合、教科数が少ない、偏差値レベルが国公立に比べると低い、という認識をもっている人がほとんどで、だから「ゆっくりでいい!」と思われがちですが、決してそんなことはありません。私立であっても、他の学部に比べると相当高い偏差値レベルになるので、そうそうゆっくりはしていられません。ではどこが違うか、と言うと、数3がある、ない、で随分変わります。又英語に関しても、長文の量が違います。ただ、そうなると余計に、高校1年、2年の内容が重要視されるので、それを勉強する時期は同じです。ですから、本格的な勉強も中3ぐらいからと考えてよいと思います。ただ後半は、数3がないのであれば多少楽になりますし、内容も各学校で個性があるので、それに絞った勉強内容でよい、ということもありますが、スタート時点は変わらないと考えるべきだと思います。私立の場合であっても、最終的には数学力と英語力が決め手になってきます。目標が決まっているのであれば、早めに一度過去問を見て、高1、高2レベルの問題を探してやってみると、より具体的な目標レベルが見えてくると思います。