勉強好きですか・・・?
勉強好きですか・・・?
好きな教科と嫌いな教科
中学生に「勉強すき・・・?」と尋ねて、はたして何パーセントぐらいの生徒が「すき」と答えるでしょうか。おそらく数パーセント、もしくは0.何パーセントだと思います。もちろん学年によっても違いますし、高校受験をする、しない、でも違いますが、たいていの生徒は「すき」とは答えないはずです。今までに「すき」と答えた生徒に出会ったこともありますが、「こましゃくれている」と感じるのは何故でしょうか ?
ただ、「英語は好き」「数学は好き」「理科は好き」と言う生徒は数多くいます。その理由を聞いてみると、「先生が面白い」「先生がかっこいい」「先生の授業は分かりやすい」「先生の話が興味をそそる」「先生みたいにかっこよくしゃべりたい」と先生の影響でその教科が好きになっているケースが多いのです。逆に嫌いな教科の理由は「分からない」「めんどくさい」「ねむたい」「先生の説明が分からない」「興味ない」などがあげられます。嫌いな理由には、先生の影響も多少はあるものの、学習内容に対する興味のなさや無理解、本人の性格的な問題などが原因の多くを占めています。
中学時代は第2次成長期でもあり、反抗期でもあります。ダメだと分かっていてもやってみたくなったり、他人から注意されると腹が立ったり、色々な事に興味関心を持つ時期です。が、地味で疲れる勉強をコツコツやるのは大変な作業なのです。よほどの目標や成績に対してのプライドがなければ、「しょうがないからやる」という意識が一般的です。そんな中、「数学が好き」「英語が好き」というケースは恵まれているのかもしれません。その理由が先生であっても、それがきっかけでその教科の内容が面白い、と本人が思えば大正解です。
特に中学生の場合は、なかなか自主学習といってもたいしたことはできません。ただそこにいい指導者がいれば、メキメキと成長します。例えばクラブ活動等が一番分かりやすいと思いますが、指導力のある先生が指導しているクラブはすぐに好成績が出ます。ほったらかしのクラブは結果も出ません。勉強もそうです。本来ならば自分で前を向いて勉強するべきですが、いやな勉強を多少でも好きになるには、他人の助けを借りてもいいのではないでしょうか ! それが学校で無理ならば、塾や家庭教師、先輩など誰でもいいので助けを借りて、学習内容の6割が理解できるようになれば、結構好きになる可能性があります。どちらにしても自分で勉強するしかないので、この際、色々な出会いを求めて、もがいてみてはどうですか ?