勉強する体力
勉強する体力
サポーターが必要
受験勉強に一番大事なものは、本人のやる気ですが、なかなか最近は、気持ちはあっても行動が伴わない生徒が増えているような気がします。また、幼くてなかなか自分一人で勉強に取り組めない生徒も多いように感じます。
行動が伴わなければ、段々と宿題もやり残したり、反復練習ができなかったりと結果が伴わなくなってきます。また、幼くて自分で行動出来ない生徒も同様に結果が下降線になってきます。こういう場合、どうしたらいいのか、みなさん大変お困りではないでしょうか?
こういう場合、自分一人にしていてもまずやりません。たとえ塾に行っていても半分聞いて、半分は聞けていません。自習時間などもただボーっとしていて、やっているふりをしてただ時間が過ぎている状態です。原因はいろいろあるとは思いますが、多少あきらめが早いのかもしれません。「いくら考えてもわからない!」「面倒くさい!」「つかれる」などなど・・・・
家庭教師の先生が行って授業を2時間すると、ドッーと疲れるようです。普段それだけ集中。緊張して勉強に取り組んでいない証拠です。たいがいの先生方のコメントを聞くと、「塾で何をならってきた?」です。
それでもどうしても受験したい、させたいのであれば、当分は誰かがそばについて、一緒にやる、又は監視してやらせるしかないでしょう。なかなかおだてても、その場限りで続きません。塾で集団授業を受けていても、まず成課は出ないでしょう。進学塾の場合、個人に合わせるのではなく、塾のペースですすむだけに、個人個人の出来不出来は関係ありません。ただ、そのやり方で結果が出ている生徒がいるわけですから、そういう刺激をもらうという点では塾の存在も貴重だとは思います。塾に席を置きながらでも結果を伴わせるためには、誰かのサポートが必要不可欠になります。それが、親なのか家庭教師なのか、個別塾なのか・・・・
受験勉強に対しての体力は、集中して取り組めるかどうかです。集中して取り組めれば時間はいつの間にか過ぎていきます。そして、それが日常的になれば、体力もついてきます。体を動かして汗をかくよりも、実は頭を使って勉強する方がエネルギーを使います。当然カロリーも消費するわけで、それが続くとだんだん痩せていきます。受験前になるとかなり痩せる生徒も増えます。そういう生徒はかなり勉強している証拠です。逆に太る生徒は集中できていない、又はストレスから食べて太ったのが原因です。
勉強する体力はすぐにはつきませんが、やる気があればなんとかなります。そういう生徒は時間と労力を掛けてでも何とかしてあげたいところです。
やる気がない生徒はすぐにはどうしようもありません。手を換え品を換え、目標と夢を持たせるように、いろいろ話したり連れて行ったり、経験させてみたりしてまずは勉強よりもそっちに時間と労力を掛けなければどうしようもないでしょう。