2010.05.12
家庭学習は読み聞かせから
家庭学習は読み聞かせから
聴く力・記憶する力・イメージ力
小学受験の試験内容のなかで、必ずと言っていいほど出題項目にあげられるのが、「お話の記憶」という項目です。この能力を育てるには相当な時間を必要とします。皆さんもすでにご家庭の中で、色々な本を読んであげていると思いますが、その本の選定や取り扱い方について苦労されているのではありませんか?
1歳・2歳の時はまだまだ読み聞かせるといっても、言葉がなかなか伝わらない場合もあると思うので、そういう時期は、できだけ絵本を使って、言葉とイメージをつなげていく作業が必要です。そのためには、やはり図書館を利用するのが一番いいかと思います。出来れば、一冊ずつ購入して家に置いておくのがベストですが、なかなか手間とお金もかかります。
3歳以降になると、だんだん字も読めるようにしていかなければいけないので、文字数の多い本にし、自分でもゆっくりと発音できるように、文字の発音の訓練をしていくといいでしょう。それと同時に、物語等の読み聞かせをすすめていきますが、本の選定が難しく面倒です。また、せっかく読むので、「どう感じているか」「どう理解しているか」など色々と聞いて、本人の感性や理解力を確認したいところです。
最低限、アンデルセン、アラビアンナイト、イソップ、グリム、日本昔話、などは読んでほしい題材なので、これらを中心に始められたらと思います。そこで今回は、そういう内容がすべて掲載されている本を紹介します。
日本学習図書株式会社「入試によくでるメルヘン・コレクション」
この本は96話が載っていて、それぞれの内容に応じて、問いかけの項目があるので、それを利用すれば、いちいち質問の内容を考えなくてもすむ、という優れものです。物語も一つ一つが1ページの中で完結しているので、読み聞かせの量としても適量です。ぜひ一度ご覧になってみて下さい。
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