2011.02.03
面接や願書の書き方で合否が決まる?
面接や願書の書き方で合否が決まる?
新設校ほど面接や態度を見ている!
今年の小学受験もあとは来週の甲子園小学校を残すだけになりました。全体的には今年の景気を反映してか、教育大付属が圧倒的な人気でした。関西大・関西学院・立命館・同志社等の附属は、最終的に大学まで行きたいという層にとっては人気で、あまり景気に左右されなかったようですが、その他の学校は、なんとか定員を確保できたという学校もあり、以前のような競争率ではなかったようです。ただ、来年以降はどうかいうと、まだ見えない部分が多いのですが、今後、私学も生き残りをかけて各学校の特徴をもっと出していき、魅力ある学校づくりをしていくはずです。そんな中、新設校もありました。
同志社国際の附属がその1校です。こうした新設校は入試の内容に関しては未知数な部分もあり、学校によっては小学受験専門塾に問題作成の一部をアドバイスしてもらった学校もあります。こうした新設校(関・関・同・立を含む)は子供の点数だけにこだわっていないのです。学校としてまず考えることは、トラブルなくお預かりしたいという点です。学校の方針や理念があっても、トラブルが頻発するとそれが実行できなくなるからです。ですから面接や書類を重要視する学校もあるのです。
あえてここで学校名は言いませんが、願書の他にアンケートや親の考え方を書く書類を提出させる学校があります。その内容はなかなか素人では書けないような専門用語が入っていたり、学校の理想論にむりやり合わせなければいけないような内容もあります。我々も今年は随分お手伝いさせていただきましたが、慣れている我々でもすべて記入するのに5時間以上かかりました。その書類のウエイトがかなり高いので、文面を考えるのは大変です。
丸暗記の面接対処法は当日舞い上がる!
「面接は落ち着いて!」と言われてもなかなか緊張して出来ないものです。「こう聞かれたらこう答えよう」と決めていても、余裕がなければ、しどろもどろになります。これでは親としても子供に対して肩身が狭いですね。これを克服するには、家庭教師の先生や我々アドバイザー等を利用して、色々な場所や色々な時間帯で模擬面接をして慣れるしかありません。夫婦でやっても緊張感がなくあまり効果はありません。必ずといっていいほど聞かれること「この学校を受験した理由」「専願・併願」「家庭の教育方針」などは、自分の言葉で答えられるようにしておくことが大切で、この1問目でしくじると、一瞬のうちに舞い上がってしまいます。緊張するタイプの方は、一度面接官の目を見る前に回りを見てみるといいと思います。かっこよく答えよう、などと考えない方がいいです。案外、弁術
が立つ人より、素朴で聞き上手な人の方が、いい結果が出るものです。
みなさんお受験用の塾に子供を通わせていますが、面接での失敗は大抵父親なのです。にもかかわらず、父親がわざわざ塾に面接練習をしに行くご家庭は少ないようです。
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