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2011.02.03

掛け算の9*9を覚えるだけではもったいない・・・!

掛け算の9*9を覚えるだけではもったいない・・・!

暗算力を養うためにも!

 掛け算の9×9は少なくとも小学校の低学年で覚えます。覚える練習として、最近は百桝計算などを利用して覚える方法が流行っています。ようはどんな方法でも覚えればいいのですが、これが今後の計算の土台になるだけに無条件反射のごとく数字が出てくるまで、繰り返し覚えるしかありません。これを覚えてしまえば後は活用になるので、2ケタになろうが3ケタになろうが、筆算で計算は出来るようになります。ただ、今後中学受験を考えるのであれば、もう1ランク上の能力と学力を養っておくと非常に便利で正確でスピーディーに頭が働く手段がありますので、ここで紹介します。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
1                   10 11
2                   20 22
3                   30 33
4                   40 44
5                   50 55
6                   60 66
7                   70 77
8                   80 88
9                   90 99
10 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 110
11 11 22 33 44 55 66 77 88 99 110 121

 

 上記のように、11×11までを覚えることを薦めます。例えば11×9というのはすぐに99と分かるのですが、これを(10+1)×9=99と考えるのです。9×10はすぐに分かります。それに9を足す、という考え方です。そうすることによって暗算で出来るようになります。これはいわゆる「分配算」につながる考え方です。上の表は11×11までになっていますが、欲を言えば12×12までいく方がむしろ分かりやすいかもしれません。

この考え方がスムーズに出来るようになると、計算ミスも少なくなる、計算スピードが速くなる、答えを出す前に答えを予想できるようになる、数字を分割して活用できるようになる、(27×3・・・・・60+21・・・・・3×3×3)など、これから勉強する色々な単元で役に立ちます。これは数学の基礎にもなります。

 インドでは99×99まで覚えさせています。そこまで覚えなくても、二桁の前半ぐらいまでで良いので、覚える訓練の中で計算というカテゴリーを入れてみて下さい。

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