2013.03.15
センター試験を振り返って
力の差がはっきり出た結果に・・・
今年のセンター試験は国語や数学で思わぬ結果に終わった受験生が多く、その結果、2次試験の倍率に大きな変化が現れたという結果になりました。例年であれば競争率が2倍そこそこの学校が4倍になったりしています。学校名にこだわらず、何としても合格したいという表われです。
そもそも国語の出題傾向が変わったという点で、普段あまり国語の勉強をしていない受験生は痛い目に合っています。どうしても、数学や物理、化学、英語に時間を取られるのが受験生の性で、しょうがないと言ってしまえばしょうがないのかもしれませんが、出来ている受験生はちゃんと点数を取っています。そう考えると、中途半端、もしくは付け焼刃に取り組んでいても、大学受験にラッキーはないということでしょう。
また、案外数学Ⅰで点数を落としている受験生もいたようで、いかがなものなのかと首をかしげます。基礎をそこそこにして難問ばかり取り組んでいたのでしょうか・・・
医学部を狙っていた受験生はやはり、きちっと点数を取っています。もちろん全員ではありませんが、それだけ目標が高いという意識レベルが、緻密な勉強をさせていたのでしょう。
受験の基本は自学自習
当然のように、受験生は予備校や塾にいきます。受験情報を得るためにもそれは必要不可欠な点はおおいにあります。ただ、そこに行ったから絶対に合格できるというものではありません。予備校や塾にいってただ講義を受けているだけでは、単に学校で授業を受けているのと同じです。最終的に合格する受験生は必ず自分で勉強しています。自分でやって分からないところを教えてもらう、そういうスタンスで取り組んでいる受験生は必ず合格しています。ずっと予備校や塾にへばりついていて、受け身の場合はまず合格していません。自分でやるからこそ自分の弱点も分かり、自分が何をしなければいけないかが分かってくるのです。ただ単に、与えられたテキストを消化しているだけでは、決していい結果は出ません。
最近予備校の講師の話をよく耳にしますが、必ずどの講師も言う言葉は「基本が出来ていない」という言葉です。「格好よく解こう」という意識が強いのか、「もっと手っ取り早い方法で解こう」という意識が強いのか、どろくさく基本に忠実に考えて解答する事を嫌がっているようです。「基本ほど、どろくさく、繰り返し勉強して欲しい」というのが共通した意見です。「さきへさきへと進むだけが能ではない」と・・・・・
2013.02.08
中学受験の今年度の実績
全員合格 ( 灘中4名 )
灘4名・六甲・星光・須磨・洛南・洛星・東大寺・西大和・清風南海・四天王寺・神戸女・清風・明星・甲南・甲南女子・京都女子・高槻・金蘭千里・近大附属・追手門・桃山・滝川二・聖母・大阪桐蔭・雲雀丘・履正社・関西大中等部・開明・関大北陽・淳心・愛光・親和・白陵・奈良学園・奈良学園登美ヶ丘
2013.02.04
洛南中学合格おめでとう !
これからが大変・・・・
洛南中学合格おめでとうございます。3名とも通うのにはちょっと遠いですが、頑張って早起きして下さい。洛南に行った以上目標は京都大学です。学校もその方向性で授業が進みますから、しっかりと学校中心の勉強で大学受験に向けて頑張って下さい。なかなか進度も速いですし、内容も濃いので、学校外の別カリキュラムを入れるのは厳しいです。教科によってはテキストがなく、先生のオリジナルプリントで進んでいく教科もあります。また、「専門用語ぐらいは自分で勉強しておけ!」と言われる場合もあるので、予習には十分時間を取って下さい。とにかく、どの教科もレベルが高いので、予習、復習で1日最低2~3時間は勉強しないとついていけなくなりますよ !
でも、なにはともあれ、合格は何よりの喜びです。算数が伸びた生徒、国語が伸びた生徒、どの生徒も後半よく頑張りました。あれだけ夜遅くまで勉強できた事は今後にも大いに自信につながると思います。頑張って下さい。
2013.02.04
教育大附属天王寺小学校2名合格
会場で大喜び・・・!
合格おめでとうございます。なかなか、1次試験の発表の会場から出てこなかったので、どうだったのか不安な時を過ごしましたが、あちこち電話をされていたようで、1次合格の結果を聞いた時は、本当に嬉しく思わず本人の頭をナデナデしてしまいました。
受験間際は本当に親子、先生も必死でやっただけに、合格した時の喜びもひとしおでしたね。その半面、不合格で帰っていくおよそ400名の方の中には、涙を流しながら顔を真っ赤にして帰っていく親子や泣きながら帰っていく子供や、携帯で「僕、番号なかったよ!
」とあっけらかんとした声でしゃべっている子供もいて、悲喜こもごもでした。
そんな中、お二人とも良く合格してくれました。本当におめでとうございます。
2013.01.26
六甲の入試問題をズバリ当てた・・・ !
大問題がそっくりそのまま的中・・・ !
六甲の国語の入試問題が、事前に生徒にやらせた問題がそのまま出題されました。こんな事もあるのですね! 出題傾向が似ていたのでやらせたのが、そっくり出題されるなんて、ビックリです。その甲斐あってか見事合格してくれました。おめでとう・・・!
最後の特訓が良かったのかな・・・・! ! !
N講師
2013.01.26
灘中合格おめでとう!
合格にホッ ! 環状線グルグル !
灘中合格おめでとうございます。最低点よりもプラス40点以上上で合格。先生に指導してもらった算数が一番高得点だったのですね・・・
初日の算数で失敗した受験生が多い中、お見事でした。国語は予想よりも少なかったようですが、それでもプラス10点はありました。上出来です。
合格にホッとしたのか、帰りの電車、環状線をグルグルと居眠りして回っていたようで、さぞかし疲れていたのと、ホッとしたのでしょうね・・・! 最高の気分かな・・・!
2012.12.07
ひらがな言葉にご用心!
ちゃんと読めていません !!
こんな言葉、「えっ・・・!」と親はビックリします。例えば、
「うらはら」「はんめんきょうし」「とっぴ」「うろおぼえ」「まわりくどい」「たんねん」 「きまりがわるい」「はちあわせ」「あたまごなし」「こじつけ」「さかうらみ」「へんけん」「たずさえる」「だんどり」「とうとい」「まれ」「まんべんなく」「はやがてん」「うやまう」
一度、子供に知っているか尋ねてみて下さい。案外知りません。それなのに、長文をスラスラ読んでいるのです。という事は、意味が分からずにただ「字面」だけ読んでいるのです。漢字言葉は注意して意味を調べたり、漢字の練習をしていますが、ひらがな言葉は素通りなので性格にその文章がイメージ出来ていないのです。たまたまその言葉がキーワードになっている場合は、点数をとれていないはずです。
この「ひらがな言葉」は塾でも学校でも習いません。ただ、普段生活の中では使っています。親も気にもしていないので、上記のような言葉を聞いて分からないのにびっくりするのです。6年の受験生でも知らない子供が多いです。
難関校を目指すのであれば、次のようなレベルの言葉も当然知っておかなければいけません。
「もちまわり」「ひのくるま」「なまじ」「ふびん」「ぬかよろこび」「いたちごっこ」「なりわい」「てまえみそ」「ないがしろ」「おしなべて」「ゆえん」「おそれおおい」「さきがけ」「たんのう」「あばたもえくぼ」「くさす」「すこぶる」「あおすじたてて」「むねをなでおろす」「やみつき」「うそぶる」「いさめる」「ことさら」「ゆゆしい」「ほとばしる」
どうですか ? これに「慣用句」「ことわざ」「四字熟語」が入ってきます。
「薄氷を踏む」「本末転倒」「君子危うきに近寄らず」「エビで鯛を釣る」「用意周到」
「河童の川流れ」「木で鼻をくくった」「勧善懲悪」「生き馬の目を抜く」「傍若無人」
慣用句やことわざ、四字熟語は塾等でも勉強するので知っている語句も多いかもしれません。こういう言葉は使わなければ忘れてしまいます。いっぺんにやろうとしてもなかなかできないだけに、計画的に小学生の低学年からやっておく必要があります。「読書が好きだから安心」ではないのです。
そういったいわゆる「難語」と言われるテキストはあります。一度書店で見られては・・・
2012.10.23
塾の受験体制に振り回されて・・・
万が一を考えるよりも
ほとんどの受験生はこの時期、毎日通塾しているのが現状です。はたしてこれが当たり前なのでしょうか・・・・
逆に塾には週に数回しか通っていない受験生もいます。これは、ほぼ合格するであろうとされる人と、逆に塾では間に合わない、塾から見放された人の二通りです。前者の「ほぼ合格できるであろう人」は、大正解です。この時期、新たに学ぶ単元はないので、どんどん過去問をやって、自分でやらないといけない内容 ( 覚える内容 ) に時間をとるためには、毎日塾に通って他人任せの時間配分でやるよりも、自分本位の時間配分でやった方が、ずっと効率がいいからです。
「塾では間に合わない人」も当然、自分にあった「内容」と「取り組み」をして挽回をしなければいけないので、塾のカリキュラムに合わせていては時間が取れないので、自分本位の取り組みをするためにも、毎日塾に通うのはマイナスです。
その他の多くは毎日塾に拘束されて、自分の時間が持てないまま、与えられたプリントをただ消化しているだけです。その内容が、志望校にピッタリと合っているのならばいいでしょう。でも、現実はそうでない塾が圧倒的に多いのです。中には、「こんな問題、絶対に出題されない」という問題を解かせている塾もあります。「全然傾向とは違う」という問題を解かせている塾もあります。当然塾生の平均点もかなり低い。そんな低い点数しかとれない問題をこの時期にやらせて、何の意味があるのでしょうか・・・・
万が一を考えて色々な問題をやらせているのは、心情的にはわかりますが、それをやらせるのは、ほぼ完成に近い受験生であって、その他の受験生には、当然解答しなければいけないようなレベルの問題をパーフェクトに解答出来るようにさせる取り組みが必要です。この時期、個人の出来不出来は当然あります。まずは、その不出来の部分の克服に時間を割くのが当然です。ただ、毎日塾に通塾しているとその時間はありません。その不出来な部分の克服を塾に求めても、それは無理です。塾は全体を引っ張るもの。個人まではフォローできません。ですから自己で対処しなければいけません。その時間がなければ、作るしかありません。では、どうやって時間を作るかです。
自分の時間を確保するには・・・・
3科目のうちで自身のある教科の基礎の授業を省く
最レや特訓を省く
講義の授業を省く
過去問の授業を省く
このような工夫をすれば自分の時間が作れます。受験生にもよりますが、基礎が出来ている人はどんどん基礎の授業を省けばいいし、基礎が出来ていない人は、基礎の授業以外をすべて省けばいいし、応用レベルが足りない人は、超難問の授業を省けばいいし、過去問なら自分でやって分からない所だけを聞けばいいので、別に自宅でも出来ます。全体で過去問の解説を聞く必要はありません。
ここから先は、いかに自分の時間を確保できるかが合否の決め手です。全体に合わせる必要は全くありませんし、必要以外の問題もやる必要はありません。万が一を考えるよりも「出来る問題」を確実に増やすべきです。
2012.09.25
あと3ケ月をどう対処しますか・・・
時間のやりくり・取捨選択が重要
受験まで、あと3ケ月ほどになってきました。そろそろ過去問に取り組んでいく時期です。ただ、ほとんどの受験生は塾の宿題に追われて、それを消化しているだけではありませんか・・・
9月からより一層難度が上がっているので、なかなかテストでも結果が伴っていないのではありませんか・・・
特に合否判定テスト、志望校別テストでは平均点もかなり低いようで、びっくりするような点数を取ってきた、と驚いているご家庭が多いはずです。これはわざと難しくしているのです。より志望校への絞り込みをするためです。そのうち現実が分かってきて、志望校を変更する受験生が増え、妥当なところに落ち着くのです。それでもそれが決定ではなく、まだまだ挽回はできますし、まだまだ点数も変化します。それがこの3カ月なのです。
この時期になると、入試に向けての総合問題が多くなるのですが、受験生一人一人は、それぞれ弱点教科、弱点単元が違います。当然、そこに時間をかけなければ点数はいつまでたっても向上しません。ですから、塾の講座を整理整頓して、自分の時間を確保しなければいけません。どれをとってどれを外せばいいのか、これは、アドバイザー、又はプロが必要です。塾のチューターに相談してもだめです。立場的に塾に来るように、という事しか言えません。
どんな受験生が合格する・・・
ここから先、どんな受験生が合格するかといいますと、自己分析がきちっとできている人です。自分が、「どこが弱いか」「何をしないといけないのか」「どう時間をやりくりしないといけないのか」などです。
また、過去問をいち早く自分で取り組んでいる人も同様です。過去問は一度目を通しただけではだめです。一度だけなら、「見たことある・・・」程度で終わってしまいます。2回目でやっとその問題が自分のものになるのです。そして、その学校の出題傾向がわかり、時間対応もできるようになるのです。
意識の高い受験生は、自宅で勉強する際に、ストップウォッチを常に持って取り組んでいます。一つの問題に時間がかかってしまうと、時間のロス。また、スピード感をつけるにも、ストップウォッチで計りながら取り組むのはいい方法です。こういう自己管理と自己分析ができている人が合格するのです。
あと3ケ月の最優先は・・・
志望校に応じた取り組みをする事です。志望校によって、「記述が多い」「漢字が多い」「説明の文章が長い」「計算が面倒臭い」「「書き出しをしないといけない」「図形が多い」など様々です。出題される問題が決まっている学校もあります。
いままでは様々な事に取り組んでいて、すべてに対応できるようにしていましたが、ここから先は、もっとピンポイントに絞り込んでいくべきです。そのためにも、たとえば、この単元だけ教えてもらいたい、とプロに頼むのもいいでしょう。
ともかく、いち早く過去問に目を通し、傾向と難度を確かめる事です。偏差値に惑わされてはいけません。いくら偏差値が低くても、自分に問題傾向があっていなければ解けません。
2012.09.24
入試まであと1週間
面接はどうでしたか・・・
ほとんどの学校が10月1日入試です。はや面接が始まっています。どうでしたか?
この1週間は親も疲れますし、本人も疲れます。ましてや季節も変わりつつあり、体調管理も大変です。面接が終わってホッとしている方は、あまり子供にプレッシャーをかけすぎないように、ニコニコとしていてはどうでしょうか・・・・
子供も案外プレッシャーを感じて、短期になったり、嫌がってやらなかったりする時期です。その緊張感を親のプレッシャーを覆いかぶせないためにも、ニコニコしているのは親のためにもいい事です。子供は親の様子を敏感に察しています。子供が落ち着かないのは親の影響だと思って、面接終了後はホッと一息です。
体調管理と天気予報
季節の変わり目もありますが、台風の時期でもあります。天候不良は体調面でも要注意。また、試験当日の天候不良も想定して準備をしておいてください。今年は台風が非常に心配されます。
受験生以外の子供にも目を向けて・・・
下にまだ子供がいたり、上に兄や姉がいたりと家族は3人ではありません。受験生以外はほったらかしでは、トラブルの原因。大変だとは思いますが、特にこの1週間は全体に目を向けて生活してください。早寝早起きが何よりです。
出来ることを褒めて・・・・
まだ苦手な内容もあるとは思いますが、この1週間はできるだけ良い部分を褒めて、安心感と自信を持たせたほうがいいでしょう。緊張と不安が何よりの敵です。
あと1週間普通にがんばってください。