2012.12.07
ひらがな言葉にご用心!
ちゃんと読めていません !!
こんな言葉、「えっ・・・!」と親はビックリします。例えば、
「うらはら」「はんめんきょうし」「とっぴ」「うろおぼえ」「まわりくどい」「たんねん」 「きまりがわるい」「はちあわせ」「あたまごなし」「こじつけ」「さかうらみ」「へんけん」「たずさえる」「だんどり」「とうとい」「まれ」「まんべんなく」「はやがてん」「うやまう」
一度、子供に知っているか尋ねてみて下さい。案外知りません。それなのに、長文をスラスラ読んでいるのです。という事は、意味が分からずにただ「字面」だけ読んでいるのです。漢字言葉は注意して意味を調べたり、漢字の練習をしていますが、ひらがな言葉は素通りなので性格にその文章がイメージ出来ていないのです。たまたまその言葉がキーワードになっている場合は、点数をとれていないはずです。
この「ひらがな言葉」は塾でも学校でも習いません。ただ、普段生活の中では使っています。親も気にもしていないので、上記のような言葉を聞いて分からないのにびっくりするのです。6年の受験生でも知らない子供が多いです。
難関校を目指すのであれば、次のようなレベルの言葉も当然知っておかなければいけません。
「もちまわり」「ひのくるま」「なまじ」「ふびん」「ぬかよろこび」「いたちごっこ」「なりわい」「てまえみそ」「ないがしろ」「おしなべて」「ゆえん」「おそれおおい」「さきがけ」「たんのう」「あばたもえくぼ」「くさす」「すこぶる」「あおすじたてて」「むねをなでおろす」「やみつき」「うそぶる」「いさめる」「ことさら」「ゆゆしい」「ほとばしる」
どうですか ? これに「慣用句」「ことわざ」「四字熟語」が入ってきます。
「薄氷を踏む」「本末転倒」「君子危うきに近寄らず」「エビで鯛を釣る」「用意周到」
「河童の川流れ」「木で鼻をくくった」「勧善懲悪」「生き馬の目を抜く」「傍若無人」
慣用句やことわざ、四字熟語は塾等でも勉強するので知っている語句も多いかもしれません。こういう言葉は使わなければ忘れてしまいます。いっぺんにやろうとしてもなかなかできないだけに、計画的に小学生の低学年からやっておく必要があります。「読書が好きだから安心」ではないのです。
そういったいわゆる「難語」と言われるテキストはあります。一度書店で見られては・・・
2012.10.23
塾の受験体制に振り回されて・・・
万が一を考えるよりも
ほとんどの受験生はこの時期、毎日通塾しているのが現状です。はたしてこれが当たり前なのでしょうか・・・・
逆に塾には週に数回しか通っていない受験生もいます。これは、ほぼ合格するであろうとされる人と、逆に塾では間に合わない、塾から見放された人の二通りです。前者の「ほぼ合格できるであろう人」は、大正解です。この時期、新たに学ぶ単元はないので、どんどん過去問をやって、自分でやらないといけない内容 ( 覚える内容 ) に時間をとるためには、毎日塾に通って他人任せの時間配分でやるよりも、自分本位の時間配分でやった方が、ずっと効率がいいからです。
「塾では間に合わない人」も当然、自分にあった「内容」と「取り組み」をして挽回をしなければいけないので、塾のカリキュラムに合わせていては時間が取れないので、自分本位の取り組みをするためにも、毎日塾に通うのはマイナスです。
その他の多くは毎日塾に拘束されて、自分の時間が持てないまま、与えられたプリントをただ消化しているだけです。その内容が、志望校にピッタリと合っているのならばいいでしょう。でも、現実はそうでない塾が圧倒的に多いのです。中には、「こんな問題、絶対に出題されない」という問題を解かせている塾もあります。「全然傾向とは違う」という問題を解かせている塾もあります。当然塾生の平均点もかなり低い。そんな低い点数しかとれない問題をこの時期にやらせて、何の意味があるのでしょうか・・・・
万が一を考えて色々な問題をやらせているのは、心情的にはわかりますが、それをやらせるのは、ほぼ完成に近い受験生であって、その他の受験生には、当然解答しなければいけないようなレベルの問題をパーフェクトに解答出来るようにさせる取り組みが必要です。この時期、個人の出来不出来は当然あります。まずは、その不出来の部分の克服に時間を割くのが当然です。ただ、毎日塾に通塾しているとその時間はありません。その不出来な部分の克服を塾に求めても、それは無理です。塾は全体を引っ張るもの。個人まではフォローできません。ですから自己で対処しなければいけません。その時間がなければ、作るしかありません。では、どうやって時間を作るかです。
自分の時間を確保するには・・・・
3科目のうちで自身のある教科の基礎の授業を省く
最レや特訓を省く
講義の授業を省く
過去問の授業を省く
このような工夫をすれば自分の時間が作れます。受験生にもよりますが、基礎が出来ている人はどんどん基礎の授業を省けばいいし、基礎が出来ていない人は、基礎の授業以外をすべて省けばいいし、応用レベルが足りない人は、超難問の授業を省けばいいし、過去問なら自分でやって分からない所だけを聞けばいいので、別に自宅でも出来ます。全体で過去問の解説を聞く必要はありません。
ここから先は、いかに自分の時間を確保できるかが合否の決め手です。全体に合わせる必要は全くありませんし、必要以外の問題もやる必要はありません。万が一を考えるよりも「出来る問題」を確実に増やすべきです。
2012.09.25
あと3ケ月をどう対処しますか・・・
時間のやりくり・取捨選択が重要
受験まで、あと3ケ月ほどになってきました。そろそろ過去問に取り組んでいく時期です。ただ、ほとんどの受験生は塾の宿題に追われて、それを消化しているだけではありませんか・・・
9月からより一層難度が上がっているので、なかなかテストでも結果が伴っていないのではありませんか・・・
特に合否判定テスト、志望校別テストでは平均点もかなり低いようで、びっくりするような点数を取ってきた、と驚いているご家庭が多いはずです。これはわざと難しくしているのです。より志望校への絞り込みをするためです。そのうち現実が分かってきて、志望校を変更する受験生が増え、妥当なところに落ち着くのです。それでもそれが決定ではなく、まだまだ挽回はできますし、まだまだ点数も変化します。それがこの3カ月なのです。
この時期になると、入試に向けての総合問題が多くなるのですが、受験生一人一人は、それぞれ弱点教科、弱点単元が違います。当然、そこに時間をかけなければ点数はいつまでたっても向上しません。ですから、塾の講座を整理整頓して、自分の時間を確保しなければいけません。どれをとってどれを外せばいいのか、これは、アドバイザー、又はプロが必要です。塾のチューターに相談してもだめです。立場的に塾に来るように、という事しか言えません。
どんな受験生が合格する・・・
ここから先、どんな受験生が合格するかといいますと、自己分析がきちっとできている人です。自分が、「どこが弱いか」「何をしないといけないのか」「どう時間をやりくりしないといけないのか」などです。
また、過去問をいち早く自分で取り組んでいる人も同様です。過去問は一度目を通しただけではだめです。一度だけなら、「見たことある・・・」程度で終わってしまいます。2回目でやっとその問題が自分のものになるのです。そして、その学校の出題傾向がわかり、時間対応もできるようになるのです。
意識の高い受験生は、自宅で勉強する際に、ストップウォッチを常に持って取り組んでいます。一つの問題に時間がかかってしまうと、時間のロス。また、スピード感をつけるにも、ストップウォッチで計りながら取り組むのはいい方法です。こういう自己管理と自己分析ができている人が合格するのです。
あと3ケ月の最優先は・・・
志望校に応じた取り組みをする事です。志望校によって、「記述が多い」「漢字が多い」「説明の文章が長い」「計算が面倒臭い」「「書き出しをしないといけない」「図形が多い」など様々です。出題される問題が決まっている学校もあります。
いままでは様々な事に取り組んでいて、すべてに対応できるようにしていましたが、ここから先は、もっとピンポイントに絞り込んでいくべきです。そのためにも、たとえば、この単元だけ教えてもらいたい、とプロに頼むのもいいでしょう。
ともかく、いち早く過去問に目を通し、傾向と難度を確かめる事です。偏差値に惑わされてはいけません。いくら偏差値が低くても、自分に問題傾向があっていなければ解けません。
2012.09.24
入試まであと1週間
面接はどうでしたか・・・
ほとんどの学校が10月1日入試です。はや面接が始まっています。どうでしたか?
この1週間は親も疲れますし、本人も疲れます。ましてや季節も変わりつつあり、体調管理も大変です。面接が終わってホッとしている方は、あまり子供にプレッシャーをかけすぎないように、ニコニコとしていてはどうでしょうか・・・・
子供も案外プレッシャーを感じて、短期になったり、嫌がってやらなかったりする時期です。その緊張感を親のプレッシャーを覆いかぶせないためにも、ニコニコしているのは親のためにもいい事です。子供は親の様子を敏感に察しています。子供が落ち着かないのは親の影響だと思って、面接終了後はホッと一息です。
体調管理と天気予報
季節の変わり目もありますが、台風の時期でもあります。天候不良は体調面でも要注意。また、試験当日の天候不良も想定して準備をしておいてください。今年は台風が非常に心配されます。
受験生以外の子供にも目を向けて・・・
下にまだ子供がいたり、上に兄や姉がいたりと家族は3人ではありません。受験生以外はほったらかしでは、トラブルの原因。大変だとは思いますが、特にこの1週間は全体に目を向けて生活してください。早寝早起きが何よりです。
出来ることを褒めて・・・・
まだ苦手な内容もあるとは思いますが、この1週間はできるだけ良い部分を褒めて、安心感と自信を持たせたほうがいいでしょう。緊張と不安が何よりの敵です。
あと1週間普通にがんばってください。
2012.08.14
学校のカリキュラムで大学合格
難関校ほど塾・予備校利用は少ない
以前は、大学受験に向けて高校生になると、塾や予備校に通っている生徒が圧倒的に多かったのが、ここ最近は、そこまでダブルスクールをさせずに大学に進学している生徒が増えています。この要因の一つに、推薦入学が増えた事があります。大学の附属や提携校が増え、校内での成績で進学が出来るシステムのおかげで、わざわざ外部の塾・予備校に行かなくなっています。
もう一つの要因に、学校の教育内容、レベルの向上、補習、時間外授業、夏期、冬期、春期の授業など、様々な手厚い学校のサポートがあります。なかでも私立中高一貫校の授業で使用するテキストが、予備校で使用するレベルと同じ、またはそれ以上のものを使用している事もレベルアップの要因のでもあり、中には予備校の講師が直接学校に来て授業をする学校もあります。
そうした様々な要因から、塾・予備校に通う生徒の層が年々変化しているようです。そのためか、塾・予備校も独自のカリキュラム・システムを掲げて生徒を集める一方で、各学校の授業のサポートをするコースでの生徒集めにも力を入れているようです。
塾・予備校の利用はもっぱら公立高校の生徒が主流のようで、その目標も関関同立や国公立の文系が多いようです。
医学部狙いの生徒も、徐々に医系専門塾から遠のいていて、駿台の医系コースを除いては通塾が減少しています。景気の動向も多少は影響しているのかもしれませんが、塾・予備校に通いつめるよりは、自分でどんどん勉強し、分からない部分だけを質問するという、本来の姿に戻りつつあるのでしょうか・・・・
集団授業よりも現在は個別が随分増えています。もちろん家庭教師も増えています。結局、勉強は他人との競争よりも、自分との戦い、という意識が個別に流れているのでしょうか・・・・
学校のカリキュラムでどこまで到達できる?
超難関校とも言える学校は高校2年の冬、1年前のセンター試験ですでに9割前後の得点をとれる生徒が数多くいます。従ってそういう生徒がいる学校は、高校3年では志望校別、学部別の2次対策に時間を割いています。ですから現役でも、例えば京都大学の医学部でも合格できるのです。ただし、その生徒は学校では上位に位置する生徒です。と言う事は、学校のカリキュラムだけでなく何かしらプラスアルファーがあるはずです。ただ、言えるのは、そこに到達できる層がたくさんいると言う事で、土台を作っているのは間違いなく学校のカリキュラムだと言っていいと思います。
2012.07.30
学年が低い時期から意識付け
難関校ほど意識付けは早く
難関校を受験する場合、6年生の受験学年ともなると、生徒自身が「自分は何をしないといけないのか」「自分の弱点は何か」など受験に対する意識が随分と向上しています。逆に言えばそれぐらい意識レベルが高くないと合格は出来ないという事になります。親から、「これやれ、あれやれ」と小言を言われる状態ではなかなか難関校は難しいのです。それだけに本人の受験に対する意識を向上させる事に低学年から親は試行錯誤しないといけない事になります。その意識付けの一つとして、学校訪問をお薦めします。
文化祭や体験学習が大人気・・・・
5月に行われた灘中の文化祭、明星、須磨、大谷、高槻、大阪女学院、関大一、関大高槻、同志社香里の体験学習、などが今年は随分と人気がありました。中でも灘中の文化祭は1万人近くの人が来場していると思います。
近所のお年寄りから卒業生、遠方からの訪問者、塾の引率による来場者、女子校からの来場者、在校生、保護者、来賓、あらゆる方が来場されていました。 将来、灘中を受験する生徒が塾や保護者に連れられてくるのは有名ですが、女子高生がわざわざ学校名の書いた制服を着て来場していたり、オシャレをした女の子が多かったのにはびっくりしました。
親子が正門で学校の表札をバックに記念写真をとりながら「近くて遠い学校・・・!」とか「記念写真で終わったりして・・・・」とかいいながら場所取りに列をなしているシーンを見ると、「さすがにみなさんの憧れの学校」というのを実感させられました。来ていた生徒は受験学年以外の生徒、4・5年生が多かったように思います。また、親子で来ている方は、もっと低い学年の方が多かったと思います。 遠くは岡山や広島、関東からも来られていました。前日からホテルに泊まって、当日はキャリーバックを引きずりながらの来場、すぐにわかります。そんなシーンは「灘中は全国の受験生の憧れ」という事を改めて実感します。実際、灘中のそばにはマンションに一人住まいの中学生、高校生が数多くいますから・・・・
明星の場合、剣道部が学校の周辺のゴミ拾いを、剣道着を着たままやっています。そんなシーンに来場者の方も感心されていましたし、関大高槻の場合は、施設の充実ぶりに感動されていました。これから夏場以降、他の学校も体験やオープンスクール、文化祭などが数多くあります。受験学年になるとなかなか時間がないのと、現実的に受験する学校ぐらいしか訪問できないので、できれば低学年のうちから一度訪問して、子供の反応を見ながら、その学校に憧れを持たせるよう、足を運んでみてはいかがでしょうか・・・
2012.06.11
高校受験は私立に集中
私立授業料免除で公立離れ
大阪の高校受験はすでに、調査の結果、私立高校に受験が集中しているというデーターが出ています。それはひとえに高校授業料免除、私立も同様、の制度ができたからです。それに伴って、公立高校のいわゆる中堅から下位校は次々に統合、または閉校が決まっています。従って、公立高校への受験は上位校だけに集中し、文理学科を目指す受験生が増え、それ以外は私学に流れる傾向にあります。確かに、今の私立はどこも熱心で、教育レベルも公立よりも高いという現実があるだけに、流れるのは当然かもしれません。大阪維新の会が政権を維持している間は高校授業料免除の制度が続くと思われ、私立に行くのであれば、今がチャンスと誰しもが考えることかもしれません。そうした事もあり、私立高校は今こぞって新校舎増設やリニューアルで工事中の学校がたくさんあります。今時は古い校舎は人気がなく、綺麗な学校に人が集まる傾向があるので、どこの学校も何かしらの工事で現役生は不自由を感じているとか・・・・・
高校受験で私立に行くと大学受験に有利か ?
公立と私立では使用するテキストが違います。進学校と言われる学校は文部科学省が定める教科書ではなく、民間が私学用に作っているテキストを使っています。これは何度も高く、どちらかと言うと予備校や塾でも使用しているレベルなので、大学受験に向けての内容になっています。ですから、当然公立よりも有利という側面はあります。ただ、それを理解、習得するだけの基礎学力があるかどうかという事が大きな問題です。学校によっては、設定したレベルの生徒が集まらず、入学してすぐに補習授業をしなくてはいけない学校も出てくる事も予想されます。私立は京大、阪大、国立、●●人というものがブランドになります。ただ、その結果を出しているのは、高校で入学した生徒ではなく、中学から入学した6年制の生徒である場合が多いので、高校入試で仮に進学校に入学出来たとしても安心ではありません。また、中堅の私立の場合は大学実績の向上を目指して、補習授業や特別授業など、時間外の勉強時間が多くなるはずです。勉強嫌いにはとても辛い事です。その辺の事を考えて、公立にするか、私立にするかを決めないと途中退学は十分に考えられます。
勉強嫌いは行く学校がなくなる !
中堅校から下位校になると、普通科がなくなり、方向性の決まった科に限定されてきます。それが本人の希望にマッチしていればいいのですが、そうでない場合は本当に行く学校がない状況が考えられます。勉強嫌いはいったいどこに行くのでしょう・・・・
2012.05.15
やはり受験者数は増加
説明会・見学会・体験参加者多数
いよいよ、今年の学校説明会が始まりました。予想通り、昨年に比べてそれに参加される保護者の方は1.5倍から2倍近くになっています。その要因として、受験を予定している方が多いのは当然ですが、今年、学校長が変わったので何か学校に変化があるのか、また、受験に関して何らの変化があるのかを直接聞きたいという両面があるように思われます。また、体験に関しても、積極的に参加されている方が、昨年よりも多いように思われます。塾生も昨年の約2倍の数です。
第一志望だけでなく、第二・第三志望も視野に・・・
これだけ受験者数が多いとなれば、当然不合格になる人が多くなると言うこと。第一志望しか考えていないのであれば、より確実に合格に向けての取り組みが必要ですが、何が何でも私立と言うのであれば、第二・第三志望も考えて情報収集が不可欠です。そういう事もあって今年は説明会に参加される方が多いのかもしれません。受験日はほぼ統一されているのでなかなか複数を受験することは難しいのですが、二次募集を実施する学校が増えてきているので、これから説明会などに参加される方はそのあたりも聞いておいた方がいいのではと思います。二次募集は日程が様々なので、案外チャンスは多くあるかもしれません。
昨年も教育大の試験が終わった後でも二次募集で合格された方が数多くいます。
今年の人気校は・・・
まだ始まったばかりなので、すべては分かりませんが、今のところ人気校は関西学院初等部、城星学園です。今後、5月、6月とほとんどの学校が説明会を実施するので、動向が分かってくると思います。
2012.04.20
難関校に必要な語彙数は・・・?
どの学年にどれぐらいの語彙を習得するか ?
難関校を受験する場合、国語力がなければ他のすべての教科も成果が出ないのは言うまでもありません。語彙力、読解力、表現力を含めて国語力と言いますが、今回はその語彙に関して、参考にしてみて下さい。
★通常漢字(単漢字・熟語)
1年 500字
2年 700字
3年 1000字
4年 1500字
5年 1500字
6年 1500字
★四字熟語・ことわざ・慣用句
600から1000
★難語
3年まで 1000
4年 1000
5年 2000
★外来語
6年 300
合計すると12000語になります。外来語を省いたとしても、11700ですから、概ね10000から12000語と考えてもいいと思います。
単漢字や熟語は学校や塾でも勉強するので徐々には増えていくと思いますが、より確実に増やしていくのであれば、漢字検定にそって勉強していくのが、ムラがなく良い方法でもあります。ちなみに難関校を受験する生徒は最終的には検定の3級から4級の力が必要です。4年生以降は塾のテキストにそって勉強していくと、そこそこの語彙は増えていくようにはなっています。特に四字熟語・慣用句・ことわざ・外来語は塾のテストでも良く出題されますから、それに合わせて勉強するのも一つの方法です。ただ一番厄介なのは、難語と言われる語彙です。これはなかなかやる機会がなく、教えてくれるところもありません。
なにより一番差がつくのは低学年の取り組みです。低学年のうちにどれだけ丁寧に語彙の勉強をするか、させるのかの差はとんでもなく大きな差になります。漢字も大切ですが平仮名言葉の語彙も、注意力をはらって勉強させておけば、文章を読む際にも大ざっぱに読まずに性格に読むようになります。プロゲートではそういう部分を低学年では指導して難関校の土台作りをしています。
2012.03.14
24年度の小学受験は受験生が増加
人気校に集中
今年のお受験を予定している受験生は、昨年よりも倍近く多い気配です。まだ不確定要素はたくさんありますが、大手の塾の塾生が昨年のクラス数の倍になっていることから見ても、今年は受験者数の増加は間違いない事実です。ただ、その志望校は進学校と言われている学校が多いような気配です。特に最終的に教育大付属を予定している受験生が例年よりも多いような気配です。教育大の学校にもよりますが、授業内容が私立と変わらないぐらいハイレベルになってきている学校が特に人気のようです。
また、今年は編入を考えているご家庭もあるようです。関関同立に入学したにもかかわらず、将来理系の学部に行かせたいと言うご家庭が、「このままぬるま湯につかっていては将来、理系の学部には行けない」「このまま大学まで行っても就職がない」という理由で編入を考えているようです。また、関関同立から中学受験をする生徒もいます。今の時代を考えて早い時期から対応を考えている方が増えてきたという事なのでしょうか・・・
実際、大手企業も日本人を最優先で採用するという風潮が減少してきています。諸外国の人を積極的に採用しグローバル化しています。そういう事を考えると文科系での就職は本当に厳しいというのは間違いありません。反面、理系は求人も多く、逆に諸外国からもオファーがあるほどですから、うらやましい限りです。特に関西では成長分野が少ないだけに、親としては将来「医者になって欲しい」と願う人が関東よりも多いような感じです。
進学校の中にも「うわさ」が飛び交っている !
お母さん方の情報は本当に早いもので、「●●先生が○○学校に変わった」「●●学校の先生が○○学校の校長になった」「●●学校は学年崩壊している」「「●●学校はいま○○の件でトラぶっている」などなど、色々な情報が飛び交っています。こういう情報であまりいいうわさは聞きません。確かに情報として確かな事もありますが、そればかりを信用して学校選択をしてしまうのもどうかと思います。確かに先生の移動なども頻繁にありますが、案外教師集団は持ちあがりが多いので、当該学年の教師集団がどういう集団なのかの方がむしろ注目したいところなのですが、学校も校内での教師の学年の配置移動もあるので、なかなか分からないのが現実です。ですから、最終的には、進学校であれば、6年生がどういう学校に進学しているか、どういう体制で学校が対応しているか、また説明会や学校見学などの際に教師集団に元気があるかなどを自分で判断するのが一番いいと思います。