2011.12.17
食事で応援!
寒い時期には肉抜きの味噌鍋?
寒い時期は特に病気に気を使うときなので、「とにかく栄養を!」とお考えの方が多いと思いますが、これはむしろ逆で、暴飲暴食を避けて油ものを減らした方が良いのです。
特に風邪は、肝臓や腎臓などの内臓が弱っているときにひきやすいので、その予防法として、おなかに負担をかけないことが一番のようです。特に夕食は軽めにする方が良いそうで、内容は野菜や穀物中心が良いそうです。万が一風邪をひいても油ものが少なければ治りも早いそうです。逆に多いと余計に長引くだけで、こういう場合は「うどん」や「すいとん」などをとり、食べる量を減らした方が良いとのことです。熱が出た場合は、葛湯を飲ませて解熱させ、熱が出ない場合は「おじや」や「味噌」が効果的です。なかでも特に熱が高い場合で油ものを多くとっていた場合は「りんご」が良いそうですが、基本的にはあまり果物は食べさせない方が良いそうです。それと、風邪をひいてしまってからは、野菜の繊維も体に残ってしまうので良くないということなので、悪化させないためにも、食事は減らすのが一番だということだそうです。
砂糖を取りすぎている場合は、咳が出やすいので、出来れば減らしてほしいのですが、咳止めとしては、「しょうが湯」に「ごま」を入れたものを食した方が良いとのことです。そして、寒いところに行くと余計に咳が出やすいので、温かいところで養生し、エアコンよりも「湯たんぽ」がいいそうです。エアコンは空気が乾燥するので、もし使用するのであれば、加湿器を使用されるのがよいとのことです。
いずれにしても寒い時期は、無理をせず睡眠を多くとり、食事は野菜や穀物中心で油ものは極力減らすことが健康には一番良いそうです。これは子供たちだけでなく、家族みんなが気を使ってほしいと思います。一度「だまされた!」と思って「肉抜き味噌鍋」を食べてみて下さい!
2011.11.25
受験まであとわずか
健康管理と食生活
だんだんと寒さが厳しくなるこの時期。なかなか体調を維持するのが難しいのですが、特に風邪をひかないようにと最新の注意は、受験生をお持ちのご家庭では苦労なさっているのではないでしょうか・・・
本人だけが風邪をひかないように注意しても、家族で誰か一人でも風邪をひいてしまうともともこもありません。家族全員が注意して風邪をひかないように気を配るためには、まず食生活を安定させる事です。何かと夜は塾中心の時間での食事になって、時間が曜日によってバラバラになったり、本人以外の兄弟は適当にすませたりしているようで、栄養面までなかなか配慮が出来ていないようです。確かに、受験生には受験生に応じた時間での食事時間になってしまいますが、その他の家族は規則正しい食生活が出来るような工夫がなければ、回りまわって受験生に迷惑がかかる事も予想できます。
お母さんとしては、塾の送り迎えもあったりして料理にも専念できないとは思いますが、子供のいないお昼間に夕食の下ごしらえまでやってしまわないと、夕方以降は時間が取れないでしょう。なかなか献立を考えるのも大変だとは思いますが、今は簡単にできるレシピ本や、栄養を考えた、しかもコレステロールやカロリーが低いレシピ本等も数多く出版されていますから、参考にしてみてはどうでしょうか・・・
風邪をひいてしまったら・・・・
万が一、風邪をひいてしまったら、「病気になったら栄養が大切」と言う方もいらっしゃいますが、過度に栄養をとると熱が高くなる可能性が高まります。無理に栄養のあるものを与えるのではなく、「パン」とか「うどん」などの単純な食事や粗食でもいいとも言われています。特に家族間は風邪がうつりやすいので、家の中でも「マスク」は必要ですし、洗面のタオルも分けた方がいいかもしれません。そして、換気をよくしておく事です。
ブドウ糖とチョコレート
1時間以上連続で勉強する場合には、ブドウ糖を1片取らせるといいです。特に集中している時ほど頭がカロリーを消費していますから、その1片でカバー出来ます。最近はコンビニでも売られています。ブドウ糖がない場合は、カカオ入りのチョコレートでも構いません。ただし、あまり食べ過ぎないように・・・・特に夜中は・・・・
2011.11.10
あと2カ月は何をすべきか・・・
自分の時間をいかに確保するか !
入試まであと2カ月ほどです。受験生は最後の追い込みをしています。当然のように志望校は決まっているはずですが、まだ決まっていない生徒もいるようです。この時点で絞り込みができていないのは確かに大変なことです。本来ならば志望校に特化した勉強をしなければいけない時期ですから、それが定まらないのであれば、できるだけ早く相談をして結論を出して、志望校を絞り込むべきだと思います。
塾にもよりますが、赤本を中心に過去問をやっている塾もあれば、まだ通常授業プラス志望校別クラスの授業を毎日のようにやっている塾もあります。本人のできにもよりますが、あと2カ月のこの時期は、できれば過去問を中心に取り組んだ方がいいと思います。ただ、過去問もサラッとやるのではなく、できれば2往復ぐらいする方が、自分のものになるはずです。難関校になれば20年本も出版されていますから、それをすべてやろうと思うと相当時間が必要になるはずです。また、知識分野に関しては自分で覚えるしかないので、どうしても自分の時間が必要になります。
この時期はもう自分の弱点も自分自身が一番よく把握をしているはずですから、ある程度本人に選択権を持たせて、塾を休んででも自分の時間を確保させた方がいいと思います。もう分かっている事、できる事は置いておいて、自分の弱点に時間を割いたり、過去問を手掛けたりしないと、時間が足りないはずです。最終的にはその過去問で合格ライン以上の点数が取れるかどうかの判断で十分ですから、いまさら塾のテストはあまり気にしなくていいと思います。
要するにあと数カ月は自分の分からない部分だけを質問して理解すればいいだけなので、塾でがんじがらめに時間を取られる事をできるだけ避ける事です。ここから先は「いかに自分の時間を確保できるか」次第です。
2011.10.16
合格おめでとうございます !
嬉しいよりもホッとした・・・
今年は受験者数が偏っていたり、少なかったりで、意外な結果も出たようです。早くから取り組んでいた方はほとんど合格したとは思いますが、やはり結果を聞くまでは安心できないのか、「合格」を頂いた時は嬉しいよりも「ホッとした」というのが実感のようです。京都はこれからになりますし、国立を再度挑まれる方はまだまだ先が長い道のりですね。プロゲートでも合格者の声をぞくぞく頂いております。まだこれからの方もおられますが、合格された方には「おめでとうございます」そして「お疲れさまでした」
来年の受験生は今年の倍近くになります。今の年中さんはそのあたりを十分に意識して残り1年を送って下さい。
現在の合格校
追手門・城星・賢明・近畿大附・関学・仁川・四天王寺・小林聖心
2011.10.12
小学受験に乗馬・・・?
関西の小学受験に乗馬合宿は必要・・・?
お母さんからの質問にこんなお話がありました。
「この夏に小学受験に向けて入塾しようとしたら、乗馬合宿と夏の講習会、合わせて50万も要求されました。」そればかりか
「授業料も2時間で1回3万円」と言われたそうです。
しかも、「授業でやったプリントも回収、宿題もない、いったい何をやっているのか分からない・・・」
「これって本当に必要なんですか・・・?」
本当に首を大きく横にかしげたくなるようなお話です。正直言って、小学受験に直接乗馬は必要ないと思います。「馬と触れ合うと子供は変わる」という触れ込みですが、「だから何なんですか? 」と言いたくなりませんか・・・・
自然と触れ合う、動物と触れ合う、こういう分野は各ご家庭での個別の体験の範囲であって、決して塾でやるべき内容ではないと思いますが、どう思われますか・・・
それに、費用面はさておき、授業で何をやっているか分からない、宿題がない、これは大きな問題だと思います。親の指導が必須な内容がたくさんあるのに、これでは何をどうしたらいいのか全くわからないのではないでしょうか・・・・
そんなご縁から、私どものプロ家庭教師の先生が指導に行くことになりましたが、
「先生がどうやって教えるのかをそばで見る事が出来るので、先生が帰った後でも同じように子供に教えられるので、塾の3倍も6倍も成果が出るし、先生に色々と相談できるし、子供の出来不出来が本当につぶさにわかるので、本当に感謝しています。初めからお願いしておけば良かった。しかも、費用面でも安くつくし・・・」
とおっしゃっていただきました。
これがご縁で、受験後も継続して指導に行くことになりました。今後は中学受験に向けての土台作りをしっかりとやっていく予定です。
2011.09.12
塾から見放され・・・
東大寺は意地でも合格させたい
6年生のこの時期に東大寺クラスに入れなかった。ただ、よくよく分析すると3科目の合計のクラス分けで、本人は社会が得意なので十分に勝負できるはず。機械的に塾の規定で外されたとしても、東大寺は4科目均等配点の学校なので十分にチャンスはある。こうなったら、絶対に意地でも合格させたいと思います。今からでも理科や社会はもっと伸びます。頑張って国語の悪い分をカバーできるように指導します。昨年も塾から見放された生徒を合格させました。絶対に挽回出来る要素はあります。
S講師
2011.09.12
甲陽の理科は今からが勝負
あと4カ月あれば対応できます
灘にするか甲陽にするかを迷っている人がいると思いますが、少なくとも今月中には決めないと、理科の観点からすると、間に合わなくなります。灘の理科は説明文が長いけれど問題自体はそんなに難しくないので、コツコツと過去問をやって慣れれば何とかなると思います、ただ甲陽の理科は計算が難しいので、いまからスタートしないと間に合いません。文章の式が書けるかどうかで随分時間が変わってきます。なにしろ甲陽の理科は灘よりも難しいので、十分に時間を割いて取り組ませたいと思っています。
O講師
2011.08.25
蝉が鳴いています・・・!
虫籠に蝉 ?
最近はビルの立ち並ぶオフィス街でも蝉の鳴き声が聞こえるところもあります。先日もマンション住まいの方がお父さんと網と籠をもって蝉取りをしている様子を見かけました。籠の中には何匹も蝉が入っていて、ジージーと大きな声で鳴いていました。それを持ってエレベーターに乗って帰りました。以前はどこにでも見かけるシーンでしたが最近はあまり見かけなくなりました。地域にもよるのかもしれません。
夏休みの自由研究でよく昆虫採集をしていた時代も思い出されます。特に男の子は昆虫に興味を持つ子供が多いので、カブトムシや鈴虫、ザリガニを飼っているご家庭も数多くあります。中にはちゃんと餌を与えて長生きしている場合もあるようですが、悲しいかな途中でほったらかして死なせてしまうケースが多いようです。ちゃんと飼ってその観察をするのであれば大いに奨励したいと思いますが、そうでなければあまり感心できません。やはり採取したのであれば親が飼い方を教えてあげるとか、本人に調べさせるという指導がなければ子供にだけ任せておいては昆虫もかわいそうです。
蝉はうるさいほど泣いていて比較的簡単に居場所も分かり、採取しやすいと思います。何匹もいるので少々採取してもいいだろうと簡単に思いますが、蝉の寿命はほんのわずか。あっという間に死んでしまいます。道を歩いていても蝉の死骸がゴロゴロしています。それを見ると「あの鳴き声は断末魔の叫び」のようにも思えてしまいます。そう考えると、蝉は飼うものではない昆虫の一つだと思います。標本として一匹とるのはいいとしても、何匹も虫籠に入れておくのはどうなのでしょうか・・・・
むしろ、「蝉は寿命が短いから・・・」と言って子供に教えてあげる方がいい教育になるように思いますが・・・・
そんな中から生き物を飼う責任感を持たせ、命の重要性を教える事が親子の会話の中にも大きなプラスになっていくと思います。
本物を見せる
昆虫だけではなく動植物に、日頃はプリントや写真でしか触れていない子供も多いようです。このお盆の時期は塾もお休みの時期なので、家族で旅行にも行かれると思います。こういう機会に大いに本物に触れてほしいですね。プリントや写真で姿かたちは分かっても、その触感や匂いは分かりません。どれだけ文明が発展しても触感や匂いを伝える事は出来ません。(匂いの出るテレビが出来ればノーベル賞・・・・?)
出来る範囲で散策をして自然に触れ合い、子供との会話を楽しんで下さい。日頃とは違う一面が発見できるかもしれません。
2011.08.10
最終的には自分で確認を・・・
受験校の決定は直接見て聞いて!
あと受験まで1カ月半。受験生は最後の追い込みで夏期講習に追われている毎日ですね。
今年は学校によっては定員を確保するのが難しくなる見通しの学校が、昨年よりも増えそうな気配です。そういう最近の情勢からか、以前は子供の成績で行ける学校を決定していたものが、子供に合う学校をより慎重に選ぶ傾向に変わってきているような気がします。
先日も学校説明会に行かれた方が、「去年と学校長が変わって方針が変わったから、ここの学校は合わない」とか「今までいた●●●先生が違う学校に変わったから、そちらの学校に変えます」とか「やたら進学先ばかりを強調されるからちょっと・・・・」などと様々な声が上がっています。また「いい学校は先生方が笑顔で生き生きしていますね!」とおっしゃる方もおられます。それだけ皆さんが塾からの情報だけに頼らず、自分自身で足を運び、目で見て、耳で聞いて判断をする傾向が強くなってきているという事かも知れません。
今までは学校側が生徒を選ぶ時代でしたが、これからは各ご家庭が学校を選ぶ時代という風潮が強くなっていくのかもしれません。
合否の決め手はペーパーテストよりも行動・面接
学校側は今までは学力が高く総合評価も高い、という生徒を優先していましたが、少子化という問題もあり、兄弟関係、内部進学、関係の深い塾からの推薦などでの入学がより安心しての受験になっています。学校として今一番警戒しているのは、学校に対して批判的な方、悪影響を及ぼすような子供、要望の多い親などの見極めです。その見極めとして一番にあげているのが、子供の指示行動、面接、口頭試問です。だいたい子供をみれば親が分かりますし、逆に親を見ても子供も分かります。ただその当りはペーパーテスト等の点数では分かりません。ですから、余計にそういう前述の内容を重視しているのです。特にお行儀の悪い子は目にとまります。これは集団時の行動だけではなく、それぞれのテストの中でもちゃんと指示が聞けて従っているかなどからも分かります。ですから今後入試まで、また年中、年少の方もその点に注意しながら日々取り組んでいってほしいと思います。年長さんぐらいになるとかなり差が付いていますから、出来れば年中、年少の時期から特にお行儀面を重視して育ててほしいと思います。
2011.07.27
算数嫌いの原因は低学年にあり
計算は速いだけでは意味がない
子供は足し算より引き算、掛け算より割り算が苦手です。これに小数・分数が加わるともっと出来なくなる子供が増えます。実はこれは練習不足と一言では片付けられない事です。よく公文やそろばんをやって計算スピードが速い子供がいますが、4年・5年生ぐらいになると、だんだんとミスが増えてきたり、解けなくなったりします。これは何が原因かというと、単純に計算のやり方だけを習得しているからです。それでは複雑で長い計算は出来なくなります。
例えば
9×5+9=
これをどう計算していますか・・・? おそらく前から順番に計算して、
45+9=
としていませんか・・・? これがただ単に計算しているということです。これを
9×6=
とするのが計算の工夫であり、考える習慣をつけるということになるのです。
9×5-9=
これは
9×4=
計算は常に工夫をしようという意識を持たせることが必要です。でないと
323+324+325+326+327+328+329+330+331+332+333=
99×75+124×78+124×21=
こんな問題をまともに順番に計算していては逆に時間がかかり計算ミスが起きます。
単位の概念をつけて活用する
算数嫌いの多くは単位・少数・分数・文章題でつまずいています。これも理屈が分かっていないのと概念がないからです。例えば1分が60秒は分かっていても、1秒は60分の1秒が言えなかったり、長さの単位、重さの単位、量の単位など様々な単位の関係がイメージ出来ていないのが原因で算数嫌いになっています。色々な単位を習った時点で、その単位が実際どれぐらいのものかを実感させる事があまり出来ていないようなので、親としては生活の中でもそうした単位を実感させるような工夫を考えてほしいものです。それとともに、例えば3時は90度、1時は30度、1分は6度、などと重ね合わせて勉強する事も大切です。これは3年生レベルです。