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2013.11.27

入試直前は成績が上がりやすい

入試直前は成績が上がりやすい

偏差値に左右されない !

 受験までの日数は、あと数えるほどしかありませんが、今の時点で点数が足りなくても決してあきらめる必要はありません。実際、ほとんどの人が塾に行っていますが、塾内の実施されるテストの点数が良かったり悪かったりも関係ありません。この時期は志望校の過去問で何点取れるかが一番いいデーターです。その過去問も最初はなかなか点数が取れないかもしれませんが、徐々に点数はとれるようになります。また、徐々にその問い方にも慣れてきますし、その出題傾向も分かってきます。その時点で、その学校の入試問題が自分にマッチしているかどうかを判断しなければいけません。仮に自分に合っていないのであれば、いくら偏差値が足りていても結果は難しいでしょう。逆にその反対であればいくら塾が設定している偏差値よりも足りていなくても合格できるでしょう。ここまでくれば学校偏差など関係ありませんし、塾のクラスも関係ありません。ここから先は受験校の過去問をやるしかないので、別に塾に行かなくても自分で出来ます。そんな中から自分の弱点がはっきりと見えてきます。その部分が合格に絶対に必要であれば、その部分だけを教えてもらえばいいのです。入試に100点は必要ありません。総合点で合格最低ラインよりも10点ぐらい上を目標にすればいいのです。算数が苦手であれば他の科目でカバーする方法もあります。

どうすれば合格点をとれる ?

 今から限られた時間ではありますが、まだまだ戦略をねれば十分に合格できます。

① 点数の上がりやすい教科に重点を置く

② 暗記する内容に重点を置く

③ 理解すれば出来るようになる内容を集中して教えてもらう

④ 訓練が必要な科目、内容を省く

⑤ 入試問題の最後に出題される問題を捨て問にする

⑥ 全てをまんべんなく勉強するのではなく6割~7割を取るための問題を選別する

⑦ 記述問題は短期に集中して取り組めば十分に点数化できる

⑧ 志望校の過去問だけに絞って勉強する

⑨ 受験しない学校の過去問は手を付けない。但し国語は省く。

⑩ 時間の配分を決めて毎日どの教科も必ず取り組む

 これらの事をやれば必ず結果として出てきます。ただし、それを導く指導者が必要で、自分だけでこれを判断し実行するのはなかなか難しいことです。ここから先は他人との競争ではなく自分との闘いです。こんな時期だからこそ、やる気になっている受験生は吸収力もまして今までの何倍も成長するのです。ですから、今すぐに志望校を変更するのではなく、ギリギリ年明けまで頑張ってみて、残り1~2週間で結論を出しても間に合います。但し願書だけは出しておかなければいけないので、親としてはそのあたりを注意して対処しておいてほしいと思います。

中学受験にしても高校受験にしても、最後は本人の頑張りです。ただ、闇雲に頑張っても効率が悪いので、そのあたりはプロに任せる事をお薦めします。ただし、プロと言っても神様ではありませんので、あくまでも本人の「合格したい」という気持ちがどれだけ強いかで大きく結果が変わるという事だけは最後にお伝えします。

2013.09.15

残り数カ月で合格へ !

残り数カ月で合格へ !

受験校を絞り込めば結果は必ず出る

今から受験勉強をスタートして合格できる?

 難関校は無理ですが、中堅校レベルまでなら可能な生徒はいます。現に昨年も一昨年も8月、9月から勉強をスタートして合格した生徒は何人もいます。ただし、全員がそうではありません。

どんな場合に合格できるか・・・

 ① 本人が「何としてもその学校に行きたい」という気持ちが強い場合

 ② 出された宿題をきちんとやる

 ③ 覚える内容を自分で習得する

 ④ きちんと1から教えてくれる先生がいること

 ⑤ 親が全面的に協力すること

 ⑥ 志望校を1つに絞ること

 以上のような内容が揃えば、見る見るうちに勉強が出来るようになり、合格へと近づいていきます。後は、先生の力量と分析力でしょう。ですから、何からスタートして、何をやればいいのかをはっきりと明示してあげることです。闇雲にあれもこれもでは時間が足りません。最短距離をいくしかありません。適切なテキスト選び、勉強の仕方、管理をすればこんな短期間でも成長します。

★塾内テストで志望校の目標値に達しないのは無理なのか・・・

 決してそんなことはありません。この時期以降は塾内のテストの結果は逆に気にしない方がいいと思います。これが難関校であってもそうです。要は最終的に志望校の過去問でどれぐらいの点数が取れるようになるかで判断すべきで、今、仮にその過去問が出来なくても、いずれ出来るようになります。ただし、できればその過去問は2回ぐらい通してやって欲しいのですが・・・・

 仮に志望校別のクラスに入れなかったとしても、まだまだあきらめる必要はありません。いずれにしても、塾もあちこちの過去問やそれに似たような問題をバラバラにしてやるので、そんな遠回しな事をするより、直接志望校の過去問を繰り返しやった方がよほどいいと思います。そうすることによって、その学校の癖や傾向を生徒自身がつかむことになり慣れてきますから、点数が取れるようになります。現に塾のテストではぜんぜんふるわない生徒が、過去問をやったら十分点数が取れている、という生徒が何人もいます。

 ここからの数カ月は、いかに自分の時間をとって、自分の不得意分野をなくしていくかにかかっています。省ける内容、講座、教科をできるだけ作って自分の時間を作って下さい。難関校を狙う生徒は親や塾の先生が言うよりも、自分でわかっていますから、本人に一度聞いてみるといいでしょう。案外、「自分はこれをやりたい」と言えるものですよ!

2013.08.04

夏場に成果をだすには

夏場に成果をだすには

常識的な行動が一番

 ほとんどの塾生は、夏期講習に参加していることでしょう。本当に毎日大変ですね。

この成果は9月以降に出てくるはずです。ただ、その成果の差はマチマチですが・・・

受験学年の生徒はかなり真剣に取り組んでいるので、その中でも真剣に集中している生徒は必ず良い結果は出るはずです。そういう生徒は全体の2割から3割です。その他の生徒と受験生以外はあまり成果としては出ていないのが現状です。何故だと思いますか?

 朝から晩まで、または昼から晩までを同じ場所でずっと勉強。講習会であれば、講義を聞いたり問題を取り組んだりで、ずっと座りっぱなしです。こんな状況で子供が集中して取り組めると思いますか?

 せいぜい午前中に2~3時間、午後から2~3時間、夜に2~3時間が限界です。それ以上やればやるほど、集中力が低下して、ダラダラ勉強になります。

 成績の良い生徒とそうでない生徒の差は「集中力の差」です。例えば、計算練習をするのに、ダラダラ20問やるより、5分で5問をやる方がずっと効果的ということです。頭をいかに回転させるか、または、いかに深く考えこむかです。これは時間が長くなればなるほど低下します。そんなに長く続くものではありません。単純に覚える内容であっても、集中して時間内に覚えようとする方がよっぽど覚えられます。

その対処法は・・・・

まず、午前中はできるだけ家で自習させる方がいいでしょう。「見張っておかないと出来ない」「家ではできない」という生徒は「受験に対しての意識が甘い」「受験後もずっと塾、予備校に行き続けなければいけなくなり、結局、理系は無理、国立は無理、浪人」となります。

自分で勉強できるようにさせないと、塾に行っても行っているだけの状態になるはずです。

次に授業間の休憩時間は、できるだけその場から離れて気分転換をするように勧めて下さい。場所と空気が変われば、頭もスッキリ、楽になります。廊下を歩くだけでも随分違います。そして休憩時間は出来るだけ勉強の事は忘れることです。眠たければ5分でも寝た方がいいでしょう。

最後はクタクタになって帰ってくると思いますが、5分10分でもいいので、今日やった内容のプリントやテキストを見てサラッと思い出す事を忘れないように・・・これをしないと、午前中、午後にやった内容が遠い昔の事になってしまい、最後にやった教科しか頭に残りません。

 要領のいい生徒は、これらの事を短時間でやっています。もともと長い時間は出来ないのが常識だと思って、出来るだけ短時間で取り組み、処理するように工夫してみて下さい。

「塾に任せているから安心」ではなく「自分の子供は自分で把握して育てる」「自分の勉強は自分でさせる」これが大学受験まで考えた育て方です。

2013.05.01

学校改革あちらこちら

学校改革あちらこちら

四天王寺中に医志コース設立

 四天王寺中学に医志コース、定員35名が設立されることになったようです。今年の大学受験の結果を受けて、さらなる医学部合格者数の増加を目的に設立されるようです。

洛南に優秀な生徒が行ってしまったのを取り戻そう、というのが本音にあります。ただ、父兄の中には「途中でのクラス替えはあるものの、ただでさえ進度が早く、難度が高くてついていくのが難しいのに、さらに競争させてどうなるのか大変心配だ」という声も上がっています。こういう声は他でもたくさん聞きます。例えば神戸女学院もそうです。「学校はどんどん進むのに何もしてくれない」とよく聞きます。確かに、中1終了時で中学の内容が終わるというのはあまりにも速いと思います。それだけ基礎にかける時間が少なくなっているという事です。そのまま中途半端に進んで、高校の内容に時間をかけて難問にトライしていったとしても、結局センター試験でミスが多い結果に終わるような気がします。

たとえ、医学部志望であっても、本人のペース以上の事を求めても、結局はアンバランスになってしまいます。その結果一浪しても二浪しても合格できなくなってしまいます。全員が京大や東大の医学部を狙うわけではないはず。そうであれば、まずはセンター試験で確実に高得点が取れるように、基礎固めにじっくりと時間をかけた方が、最終的にゴールは近いように思われます。要は自分の能力以上の事を追求するよりも、コツコツと一つ一つ確実に単元をマスターしていく方がゴールは必ずやってくるという事です。

学校も塾、予備校もあまりにも進度が速すぎて生徒が空回りしている現状が多いというのには、「余裕で合格した」という武勇伝的な物語を理想にしすぎているからではないでしょうか・・・

関関同立推薦枠の減少進む

 「関学コース」「立命館コース」などを掲げたコースが今後、なくなるかもしれません。まだ正式に公表されていませんが、実際それを検討している学校はあります。この動きは、大学側もより優秀な学生を集めたいということがあるようですが、それだけではない部分もあるようです。結局振り回されるのは在校生であり、受験生です。

今後、センター試験も文系学部志望であっても理科を2科目選択しなければいけないという方向で進むだけに、理数教科の強化が必須になってきます。これは国の方向性として、英語と理数教科の強化という方針にそったものだと考えられ、そういった事からも、私学でも推薦枠を狭めて、理数学部を新設、またはそれに準ずる内容を検討している事からの影響かもしれません。そういった事から、志望校が関関同立であれば、初めから附属校を狙う方がより確実だという事を頭の中に入れておいた方がいいでしょう。

2013.02.08

中学受験の今年度の実績

中学受験の今年度の実績

全員合格 ( 灘中4名 )

 灘4名・六甲・星光・須磨・洛南・洛星・東大寺・西大和・清風南海・四天王寺・神戸女・清風・明星・甲南・甲南女子・京都女子・高槻・金蘭千里・近大附属・追手門・桃山・滝川二・聖母・大阪桐蔭・雲雀丘・履正社・関西大中等部・開明・関大北陽・淳心・愛光・親和・白陵・奈良学園・奈良学園登美ヶ丘

2013.02.04

洛南中学合格おめでとう !

洛南中学合格おめでとう !

これからが大変・・・・

 洛南中学合格おめでとうございます。3名とも通うのにはちょっと遠いですが、頑張って早起きして下さい。洛南に行った以上目標は京都大学です。学校もその方向性で授業が進みますから、しっかりと学校中心の勉強で大学受験に向けて頑張って下さい。なかなか進度も速いですし、内容も濃いので、学校外の別カリキュラムを入れるのは厳しいです。教科によってはテキストがなく、先生のオリジナルプリントで進んでいく教科もあります。また、「専門用語ぐらいは自分で勉強しておけ!」と言われる場合もあるので、予習には十分時間を取って下さい。とにかく、どの教科もレベルが高いので、予習、復習で1日最低2~3時間は勉強しないとついていけなくなりますよ !

 でも、なにはともあれ、合格は何よりの喜びです。算数が伸びた生徒、国語が伸びた生徒、どの生徒も後半よく頑張りました。あれだけ夜遅くまで勉強できた事は今後にも大いに自信につながると思います。頑張って下さい。

2013.01.26

灘中合格おめでとう!

灘中合格おめでとう!

合格にホッ環状線グルグル !

 灘中合格おめでとうございます。最低点よりもプラス40点以上上で合格。先生に指導してもらった算数が一番高得点だったのですね・・・

 初日の算数で失敗した受験生が多い中、お見事でした。国語は予想よりも少なかったようですが、それでもプラス10点はありました。上出来です。

 合格にホッとしたのか、帰りの電車、環状線をグルグルと居眠りして回っていたようで、さぞかし疲れていたのと、ホッとしたのでしょうね・・・! 最高の気分かな・・・!

2012.12.07

ひらがな言葉にご用心!

ひらがな言葉にご用心!

ちゃんと読めていません !!

 こんな言葉、「えっ・・・!」と親はビックリします。例えば、

「うらはら」「はんめんきょうし」「とっぴ」「うろおぼえ」「まわりくどい」「たんねん」     「きまりがわるい」「はちあわせ」「あたまごなし」「こじつけ」「さかうらみ」「へんけん」「たずさえる」「だんどり」「とうとい」「まれ」「まんべんなく」「はやがてん」「うやまう」

 一度、子供に知っているか尋ねてみて下さい。案外知りません。それなのに、長文をスラスラ読んでいるのです。という事は、意味が分からずにただ「字面」だけ読んでいるのです。漢字言葉は注意して意味を調べたり、漢字の練習をしていますが、ひらがな言葉は素通りなので性格にその文章がイメージ出来ていないのです。たまたまその言葉がキーワードになっている場合は、点数をとれていないはずです。

 この「ひらがな言葉」は塾でも学校でも習いません。ただ、普段生活の中では使っています。親も気にもしていないので、上記のような言葉を聞いて分からないのにびっくりするのです。6年の受験生でも知らない子供が多いです。

 難関校を目指すのであれば、次のようなレベルの言葉も当然知っておかなければいけません。

「もちまわり」「ひのくるま」「なまじ」「ふびん」「ぬかよろこび」「いたちごっこ」「なりわい」「てまえみそ」「ないがしろ」「おしなべて」「ゆえん」「おそれおおい」「さきがけ」「たんのう」「あばたもえくぼ」「くさす」「すこぶる」「あおすじたてて」「むねをなでおろす」「やみつき」「うそぶる」「いさめる」「ことさら」「ゆゆしい」「ほとばしる」

どうですか ?  これに「慣用句」「ことわざ」「四字熟語」が入ってきます。

「薄氷を踏む」「本末転倒」「君子危うきに近寄らず」「エビで鯛を釣る」「用意周到」

「河童の川流れ」「木で鼻をくくった」「勧善懲悪」「生き馬の目を抜く」「傍若無人」

 慣用句やことわざ、四字熟語は塾等でも勉強するので知っている語句も多いかもしれません。こういう言葉は使わなければ忘れてしまいます。いっぺんにやろうとしてもなかなかできないだけに、計画的に小学生の低学年からやっておく必要があります。「読書が好きだから安心」ではないのです。

 そういったいわゆる「難語」と言われるテキストはあります。一度書店で見られては・・・

 

2012.10.23

塾の受験体制に振り回されて・・・

塾の受験体制に振り回されて・・・

万が一を考えるよりも

 ほとんどの受験生はこの時期、毎日通塾しているのが現状です。はたしてこれが当たり前なのでしょうか・・・・

 逆に塾には週に数回しか通っていない受験生もいます。これは、ほぼ合格するであろうとされる人と、逆に塾では間に合わない、塾から見放された人の二通りです。前者の「ほぼ合格できるであろう人」は、大正解です。この時期、新たに学ぶ単元はないので、どんどん過去問をやって、自分でやらないといけない内容 ( 覚える内容 ) に時間をとるためには、毎日塾に通って他人任せの時間配分でやるよりも、自分本位の時間配分でやった方が、ずっと効率がいいからです。

 「塾では間に合わない人」も当然、自分にあった「内容」と「取り組み」をして挽回をしなければいけないので、塾のカリキュラムに合わせていては時間が取れないので、自分本位の取り組みをするためにも、毎日塾に通うのはマイナスです。

 その他の多くは毎日塾に拘束されて、自分の時間が持てないまま、与えられたプリントをただ消化しているだけです。その内容が、志望校にピッタリと合っているのならばいいでしょう。でも、現実はそうでない塾が圧倒的に多いのです。中には、「こんな問題、絶対に出題されない」という問題を解かせている塾もあります。「全然傾向とは違う」という問題を解かせている塾もあります。当然塾生の平均点もかなり低い。そんな低い点数しかとれない問題をこの時期にやらせて、何の意味があるのでしょうか・・・・

 万が一を考えて色々な問題をやらせているのは、心情的にはわかりますが、それをやらせるのは、ほぼ完成に近い受験生であって、その他の受験生には、当然解答しなければいけないようなレベルの問題をパーフェクトに解答出来るようにさせる取り組みが必要です。この時期、個人の出来不出来は当然あります。まずは、その不出来の部分の克服に時間を割くのが当然です。ただ、毎日塾に通塾しているとその時間はありません。その不出来な部分の克服を塾に求めても、それは無理です。塾は全体を引っ張るもの。個人まではフォローできません。ですから自己で対処しなければいけません。その時間がなければ、作るしかありません。では、どうやって時間を作るかです。

自分の時間を確保するには・・・・

 3科目のうちで自身のある教科の基礎の授業を省く

 最レや特訓を省く

 講義の授業を省く

 過去問の授業を省く

このような工夫をすれば自分の時間が作れます。受験生にもよりますが、基礎が出来ている人はどんどん基礎の授業を省けばいいし、基礎が出来ていない人は、基礎の授業以外をすべて省けばいいし、応用レベルが足りない人は、超難問の授業を省けばいいし、過去問なら自分でやって分からない所だけを聞けばいいので、別に自宅でも出来ます。全体で過去問の解説を聞く必要はありません。

 ここから先は、いかに自分の時間を確保できるかが合否の決め手です。全体に合わせる必要は全くありませんし、必要以外の問題もやる必要はありません。万が一を考えるよりも「出来る問題」を確実に増やすべきです。

 

2012.09.25

あと3ケ月をどう対処しますか・・・

あと3ケ月をどう対処しますか・・・

時間のやりくり・取捨選択が重要

受験まで、あと3ケ月ほどになってきました。そろそろ過去問に取り組んでいく時期です。ただ、ほとんどの受験生は塾の宿題に追われて、それを消化しているだけではありませんか・・・

 9月からより一層難度が上がっているので、なかなかテストでも結果が伴っていないのではありませんか・・・

 特に合否判定テスト、志望校別テストでは平均点もかなり低いようで、びっくりするような点数を取ってきた、と驚いているご家庭が多いはずです。これはわざと難しくしているのです。より志望校への絞り込みをするためです。そのうち現実が分かってきて、志望校を変更する受験生が増え、妥当なところに落ち着くのです。それでもそれが決定ではなく、まだまだ挽回はできますし、まだまだ点数も変化します。それがこの3カ月なのです。 

 この時期になると、入試に向けての総合問題が多くなるのですが、受験生一人一人は、それぞれ弱点教科、弱点単元が違います。当然、そこに時間をかけなければ点数はいつまでたっても向上しません。ですから、塾の講座を整理整頓して、自分の時間を確保しなければいけません。どれをとってどれを外せばいいのか、これは、アドバイザー、又はプロが必要です。塾のチューターに相談してもだめです。立場的に塾に来るように、という事しか言えません。

どんな受験生が合格する・・・

 ここから先、どんな受験生が合格するかといいますと、自己分析がきちっとできている人です。自分が、「どこが弱いか」「何をしないといけないのか」「どう時間をやりくりしないといけないのか」などです。

 また、過去問をいち早く自分で取り組んでいる人も同様です。過去問は一度目を通しただけではだめです。一度だけなら、「見たことある・・・」程度で終わってしまいます。2回目でやっとその問題が自分のものになるのです。そして、その学校の出題傾向がわかり、時間対応もできるようになるのです。

 意識の高い受験生は、自宅で勉強する際に、ストップウォッチを常に持って取り組んでいます。一つの問題に時間がかかってしまうと、時間のロス。また、スピード感をつけるにも、ストップウォッチで計りながら取り組むのはいい方法です。こういう自己管理と自己分析ができている人が合格するのです。

あと3ケ月の最優先は・・・

 志望校に応じた取り組みをする事です。志望校によって、「記述が多い」「漢字が多い」「説明の文章が長い」「計算が面倒臭い」「「書き出しをしないといけない」「図形が多い」など様々です。出題される問題が決まっている学校もあります。

 いままでは様々な事に取り組んでいて、すべてに対応できるようにしていましたが、ここから先は、もっとピンポイントに絞り込んでいくべきです。そのためにも、たとえば、この単元だけ教えてもらいたい、とプロに頼むのもいいでしょう。

 ともかく、いち早く過去問に目を通し、傾向と難度を確かめる事です。偏差値に惑わされてはいけません。いくら偏差値が低くても、自分に問題傾向があっていなければ解けません。

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