2011.01.19

中高一貫校「学習意欲に課題」

中高一貫校「学習意欲に課題」

4割から7割の生徒が・・・・・!

 今年も中学受験に多くの受験生が挑みましたが、その中高一貫校にも思わぬ落とし穴がある、という記事が先日の読売新聞に掲載されていました。文面によりますと、文部科学省は昨年3月、全国の中高一貫校370校を対象にアンケート調査を実施し、366校から回答を得た。それによると一貫教育の成果として「学力の定着・向上」を私立の84.1%、公立の62.0%、国立の40.0%があげた。

 一方で、「高校入試がないため学習意欲の向上で課題がある」としたのは、公立で69.3%、私立で49.7%、国立で40.0%あった。「生徒間の学力差」も私立の76.5%、公立の73.5%、国立の40.0%が問題視していた。

 「6年間を見通した指導で生徒全体の学力は伸びるが、高校入試がないために中だるみし、学習意欲を失う生徒も生まれやすい」と記載されています。

 確かにそういう問題点も現実あるでしょう。その他にも学習進度が早いことからついていけなくなり、学習意欲が失うケースや、クラブ活動に夢中になり当初の目標が変わってしまうケース、大学受験に向けて本人にとって必要な科目が選択にない、先生との相性が合わない、など様々な要因があると思われます。

 ただ、大学受験の結果をみると、都市部では圧倒的に私立の中高一貫校が成果を出しています。その結果を上記のデーターから推測すると、結局、中高一貫校の学年順位の平均点よりも上の生徒が大学受験の成果を出していると思われます。当然と言えば当然かもしれません。偏差値レベルの高い学校であれ、低い学校であれ、最近はAO入試や学校推薦もあるので、校内で上位の成績を狙うのは必然で、そのためには、いかに高いモチベーションを維持していくか、が一番の問題点と言っていいでしょう。

 モチベーションを高く持つということに一番必要な事は、具体的に将来の職業を決めることです。それによって、道筋はおのずから決まってきます。以前は「京都大学なら何学部でもいい」という受験生もいましたし、学校も「京都大学なら何学部でもいいからとにかく合格させよう」という動きがありました。しかし、今は大学名よりも学部にこだわる生徒が増え、学校もそういう個人の要望に答えようという動きに変わってきています。それは社会の要望がより専門職の高いものになってきているからだと思われます。その証拠に大学を出てからまた専門学校に行く学生が増えている、資格をたくさん取る、などの動きからも分かることです。そんなことから見てもいち早く本人が将来の事を考えるか、また、考えさせるかが一番の解決策ではないでしょうか・・・・・

2011.01.07

お母さんの入試前事前準備

お母さんの入試前事前準備

1. 受験票をコピーしておく(併願校含む)  ・・・当日も持参

2. 試験会場の順路の確認と交通機関の時刻表の確認(40分前には到着)

3. 試験会場の周辺で時間をつぶせる場所を探しておく

4. 試験会場へは出来るだけ公共交通機関で行く(遅延の場合、証明できる)

5. 車で行く場合は駐車場の確保、または乗降場所の確認

6. カイロや手袋・マスクの準備

7. 靴底のツルツルなものは避ける

8. 保健証(当日、受験生は極度の緊張感から腹痛になることが多い)

9. 当日は大学のセンター試験とも重なるので普段よりも人が多いという認識を

10. 時間のつぶせるアイテムを準備

11. 3日間分ぐらいの買いものをしておく(試験が続くと親がいない間に寝てしまう)

12. 出来るだけ外食は避ける(試験前・試験中)

13. 入学手続きの手順と締め切りの確認

14. 本人は試験、親は合格発表というケースもある。日程確認をしておく

15. 出来るだけ親は同じカバンを持ち歩く(入れ替え忘れ防止) 

当日のチェックポイント

1. 会場に入る前に受験生の携帯の電源をOFFに

2. 試験終了後の待ち合わせ場所の打ち合わせ

3. 受験票の確認

4. 筆記用具の確認

5. 体調チェック(体調不良の場合は別室受験可の場合もある)

6. 当日は小言を言わない

7. 塾で集合の場合は自分の子供よりも回りを見る方がよい(掲示物などに注意)

8. 試験が始まったら明日以降の予定をチェックし準備する

9. 受験生はテストの出来具合をいつまでも振り返るので早く気持ちを切り替えさせる

10. 恐らく寝不足ですが、仮眠をせず明日の対策をして早めに寝る(早起きできる)

11. 試験が2日、3日と続くと親の方が疲れる(寝られるときに寝ておく)

12. 試験会場で待つよりも近くでショッピングなどする方がむしろ疲れない

13. 親が疲れると子供に影響する(短気になりやすい)

14. 受験生の気持ちの切り替えは案外ゲームが効果的(一度頭をリセットする)

15. 携帯の充電器を持ち歩く

2011.01.07

電子書籍と本、どちら?

電子書籍と本、どちら?

受験生に役立つのは?

2010年後半にぞくぞくと電子書籍が発売されました。本好きな人にとっては、「場所もとらない」「安価」「持ち運びができ便利」「購入する時間が短縮できる」など様々な利点があり、随分注目されています。ただ、契約条件によってすべての書籍が一つのタブレットで活用できるまでには至っていません。それにともなって、既存の書店も大型化し、梅田に日本一の大型店もオープン。一日かかっても選べないぐらいの書籍が並んでいます。どちらを選択するのか、どちらも利用するのか、今後の状況がたいへん興味深いところです。

では、受験生にとってどちらが良いのか、について考えてみたいと思います。受験生が利用する書籍のほとんどは参考書や問題集、過去問題集、情報誌です。この分野はまだ電子書籍では購入できる範囲は限られています。中でも参考書や問題集はまだ電子書籍では用をなしません。参考書や問題集はほとんど書き込みをしながら使用するので、紙の本の方が便利といっていいでしょう。電子書籍でも書き込みやラインを引くことはできますが、計算や図を書いたりすることはなかなか高度な操作技術が必要になり、時間もかかります。それに、実際に入試や定期テストは自分の手で書くので、日頃から書きなれていないと書けません。ということで受験生にはまだまだ違う世界のお話と言っても過言ではないでしょう。

電子書籍をどう利用する?

電子書籍の利用者は社会人が多いようです。しかも日頃から読書が好きな人です。メディアでは非常に話題になっていますが、まだまだ普及しているとまではいっていないようです。それでは、小・中・高校生にはどういう利用法が考えられるかというと、情報誌分野です。いずれ学校案内や専門学科受験のための情報誌が電子書籍でも発売されるようになってきます。こういう種類は後々まで所有しておきたいものでもないので、電子書籍を利用する方がいいのではないかと思います。現在でもインターネットを利用すれば、一つ一つの情報は得られますが、まとまったものはまだ書籍による情報の方が見やすいので、その分野が増えれば利用価値は上がってくるでしょう。いましばらく様子を見るのが得策ではないでしょうか?

2010.12.16

算数も覚える内容がある!

算数も覚える内容がある!

ひらめきは記憶から・・・

「計算ミスが多い」「計算のスピードが遅い」「平面図形が弱い」「単位変換が弱い」など、算数の点数が不安定な子供によくある傾向です。それでいて日頃は難問に取り組んでいるという状態で、いつまでたっても改善できていない話をよく聞きます。

 「算数は暗記教科だ・・・」と言い切る先生もいますが、算数にも覚えておいた方がいいという数字や方法がたくさんあります。その方が正確でスピーディーだからです。その知識があって、初めてひらめきが生じるのです。何も知らない状態でひらめきはありません。

少なくとも次の内容は覚えておいてほしいものです。

 ① 累乗の数(11から20まで)

 ② 3.14の倍数

 ③ 2と3の倍数表

 ④ 少数と分数の変換(0.5=2分の1…他)

 ⑤ 単位の別の言い回し方(1時間は3600秒・一日は1440分・・・など)

 ⑥ 図形の係数

⑦ 図形の性質

この他にも、必ず出題されるような基本問題など、考え方のパターンをいくつか覚えておくと、その場でいちいち考えたり、計算しなくてもいいですし、ミスもなくなります。

いわゆる「ひらめき」が生まれてくるのです。

時間があるうちに、上記のような項目を覚えて、いかにスピーディーに解くか、いかに工夫・活用するかなどの意識を高めていきましよう。

2010.12.16

どんな勉強をしていますか?

どんな勉強をしていますか?

 

点数が伸びていない子

 ① 答えをまる写ししているだけ

 ② 答えだけをまる覚えしている

 ③ 空白のまま置いている

 ④ 一度やった問題は二度とやらない

 ⑤ 間違いなおしをしない

 ⑥ 問題をしっかり読んでいない

 ⑦ 言葉だけを覚えて意味が分かっていない

 ⑧ 物のイメージが全然ない

 ⑨ 字が乱雑で漢字を使わない

 ⑩ 解答欄から字がはみ出ている

点数が伸びている子

 ① 解答欄に書いてある解説や参考まで読んで覚えている

 ② 以前やった内容と結び付けて関連性を持たせる

 ③ 以前やった内容と結び付けて整理する

 ④ 問題用紙の隅々までよく見ている

 ⑤ 記憶する内容は必ずイメージをもって覚える

 ⑥ 同系統の問題は前回の自分の解き方を参考にしている

 ⑦ 字が丁寧で解答欄からもはみ出ていない

 ⑧ 出来るだけ漢字を多く使うようにしている

 ⑨ 答えを見て解答した場合、もう一度初めからやり、満点が取れるかを確認する

 ⑩ 疑問をもったら解決しようとする

 ⑪ 点数よりも自分が勉強した内容が理解しているかが気になる

ほとんどの子供が自主的勉強ではなく、与えられた課題をこなしているにすぎないのが現状です。そのこなし方は様々ですが、その良し悪しで随分差が生じているようです。

上記のような例を比較すれば一目瞭然ですが、なかなか時間に追われて余裕がないと思います。目標校にもよりますが、必ず塾の進度に合わせなければいけないというわけではないので、基本的に本人の処理能力に合わせて、勉強のやり方を修正したり、強制したり、あるいは、塾を変更したりするべきだと思います。

2010.11.30

ノートルダム小学校合格 おめでとう!

ノートルダム小学校合格 おめでとう!

先日、行なわれたノートルダム小学校の2次募集(24名)で、見事合格!

おめでとうございます!

急に受験ということで、本当に短期間での指導にもかかわらず、よく頑張りました。

挨拶もきちんと出来るようになりましたし、ペーパーテストの問題もかなり出来るようになりました。当日は、できなかった問題もあったようですが、それが悔しくて「家に帰ってもう一度勉強した」というのを聞いて、改めて本人の思いが伝わってきました。本当に合格できてよかったと一緒になって喜びました。

何より、挨拶がきちんと出来るようになったことが一番嬉しい、とお母さんに感謝されました。

2010.11.15

勉強好きですか・・・?

勉強好きですか・・・?

 

好きな教科と嫌いな教科

 中学生に「勉強すき・・・?」と尋ねて、はたして何パーセントぐらいの生徒が「すき」と答えるでしょうか。おそらく数パーセント、もしくは0.何パーセントだと思います。もちろん学年によっても違いますし、高校受験をする、しない、でも違いますが、たいていの生徒は「すき」とは答えないはずです。今までに「すき」と答えた生徒に出会ったこともありますが、「こましゃくれている」と感じるのは何故でしょうか ?

 ただ、「英語は好き」「数学は好き」「理科は好き」と言う生徒は数多くいます。その理由を聞いてみると、「先生が面白い」「先生がかっこいい」「先生の授業は分かりやすい」「先生の話が興味をそそる」「先生みたいにかっこよくしゃべりたい」と先生の影響でその教科が好きになっているケースが多いのです。逆に嫌いな教科の理由は「分からない」「めんどくさい」「ねむたい」「先生の説明が分からない」「興味ない」などがあげられます。嫌いな理由には、先生の影響も多少はあるものの、学習内容に対する興味のなさや無理解、本人の性格的な問題などが原因の多くを占めています。

 中学時代は第2次成長期でもあり、反抗期でもあります。ダメだと分かっていてもやってみたくなったり、他人から注意されると腹が立ったり、色々な事に興味関心を持つ時期です。が、地味で疲れる勉強をコツコツやるのは大変な作業なのです。よほどの目標や成績に対してのプライドがなければ、「しょうがないからやる」という意識が一般的です。そんな中、「数学が好き」「英語が好き」というケースは恵まれているのかもしれません。その理由が先生であっても、それがきっかけでその教科の内容が面白い、と本人が思えば大正解です。

 特に中学生の場合は、なかなか自主学習といってもたいしたことはできません。ただそこにいい指導者がいれば、メキメキと成長します。例えばクラブ活動等が一番分かりやすいと思いますが、指導力のある先生が指導しているクラブはすぐに好成績が出ます。ほったらかしのクラブは結果も出ません。勉強もそうです。本来ならば自分で前を向いて勉強するべきですが、いやな勉強を多少でも好きになるには、他人の助けを借りてもいいのではないでしょうか !  それが学校で無理ならば、塾や家庭教師、先輩など誰でもいいので助けを借りて、学習内容の6割が理解できるようになれば、結構好きになる可能性があります。どちらにしても自分で勉強するしかないので、この際、色々な出会いを求めて、もがいてみてはどうですか ?

2010.11.15

なぜ なかなか褒められないのか?

なぜ なかなか褒められないのか?

 子供を褒めるというのはなかなか難しいものです。教師でも褒め上手な先生はなかなかいません。ましてや若い先生でそれが出来る先生などは皆無に近いのです。なぜかと言うと、子供に対しての「物差し」が違うからです。

 経験の少ない先生は、その「物差し」が「自分の経験」と照らし合わせて尺度を決めます。ベテランの先生は「周りとの比較」もしくは「その子の成長の比較」です。その観点から言っても“自分の子供を褒める”と言うのはなかなか難しいのです。

親の期待は120

 例えば、次のテストで80点を目標にするとします。実際に子供がその80点をとってきた時に親はどういう反応をするでしょうか?「ほとんど何も言わない」もしくは「次は90点を目標にしよう!」という会話だと思います。親は目標に達した事に安堵感を抱き、「ホッとしている」のが本音でしょう。

 ではどういう時に親は褒めるのでしょう。80点×120%で96点前後、要するに予想以上に達した時に褒めるでしょう。我々プロは違います。我々は80%を尺度にしています。ですから64点以上であれば褒めます。

 要するに、子供を褒めると言う事は、自分が感動した、しなかった、ではなく、子供に対する尺度(物差し)を決めて、それ以上なのか、それ以下なのかで褒める判断を決めればいいと思います。少なくともその「物差し」は目標よりも高くならないように注意すれば褒めやすくなります。

子供は親を観察しています!

 子供は親の感情、機嫌をよく観察しています。親が本当に喜んでいるのか、うわべだけで言っているのかは分かっています。それだけに褒める時は、感情を表現して褒めなければ子供に見透かされてしまいます。大いに役者になってドンドン褒めてみてください。

2010.10.27

阪大医学部間に合わせます !

阪大医学部間に合わせます !

 もともと国語嫌いではあるものの、理系の頭脳を持っているので、論理的に考え、知識を入れればセンターで8割強までは必ず届きます。今、古典は文法を中心に指導していますが、もう少し練習して慣れれば解けるようになります。漢文はまず満点はとれるでしょう。

現代文は今やっている練習になれるともっと時間が短縮できるので、要領をつかんでほしいと思っています。いずれにしてもあとわずかではありますが、必ず間に合わせます。

Y講師

2010.10.27

1か月でレベルアップしました!

1か月でレベルアップしました!

この一ヶ月で神戸女学院のレベルに上がってきました。まだまだ安心レベルではありませんが、確実に力が付いてきました。この1カ月、特に算数に特化した勉強の成果が出てきました。あと2カ月半でもうワンランク力をつけて算数を安定させて、理科と国語にも時間をまわせるようにしていきます。本人のやる気がどんどん伝わってくるこの時期は、こちらも指導に熱が入ります。次回のテストが楽しみです。

    Y講師

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