2010.10.23

知識を安定する方法1

知識を安定する方法1

確実に身につく学習方法

中学受験において必要な知識は膨大な量があります。特に国語・社会・理科は記憶する事柄が非常に多いので、その覚え方が重要になってきます。ともすれば、言葉だけ覚えて内容、意味が分からない、というケースも多々あるようです。今回は各教科のそれぞれの覚え方について考えて行きたいと思います。

国  語  (漢字の覚え方)

 ① 1日10個ずつ覚える方法。一週間で60個。

 ② 初日に60個覚える取り組みをし、それを一週間同じものを毎日復習する。

 どちらの方法が知識を定着化することができるかというと、②の方法です。初日はなかなか大変ですが2日目、3日目となるにつれ、分からなかった語句が減り、全部書けて読めるようになってきます。このやり方であれば、分かっている語句も最低でも一週間で6回は見て確認することになるので必ず定着します。一方、①の方法は、一日一日は楽なのですが3日もすれば初日にやった語句は所々忘れていきます。一週間後には8割ほど忘れてしまいます。行かれている塾、学校、学年によってはそんな時間が取れない場合もありますが、そういう場合は書けなかった、読めなかった語句だけでも繰り返し毎日やれば、必ず消化できます。

 知識を定着化するには、繰り返し何度でも、しつこく、ねちっこく、これしかありません。ただその実施の仕方については、こちらに直接聞いて下さい。秘伝をお教えします。

 また、同音異義語の覚え方についてもお聞きください。

社  会・理  科

 ① 項目ごとにまとめて覚える。

 ② イメージをつけて覚える。

 ③ 関連させて覚える。

 国語の漢字や語句のように単純に覚えるだけでは無理です。①から③をトータル的に実践していくことです。社会の場合は、必ず白地図、地図を見ながら、それを照らし合わせながら地理も歴史も覚えたほうがいいでしょう。この場合も、機械的に10個ずつ覚えるのではなく、項目ごとに一気に覚えて、繰り返しをすることが必要です。理科においては一つ一つの単元ごとにまとめて覚えていってほしいのですが、名称は機械的に覚えるとして、生物分野は案外理屈が分かれば覚えやすいものなので、むしろ物理・化学分野の方に時間を割いた方がよいでしょう。生物分野の確認は1学期に1回で十分でしょう。

2010.10.14

センター試験の国語は鬼門

センター試験の国語は鬼門

国語力不足は致命的 !

 「現代文」「古典」「漢文」それぞれ何点を目標にしますか?  国語で9割を目指すのは至難の業です。だいたい8割強ぐらいの得点の生徒が多いのが現実です。ただその得点をとれる生徒は必ず、3つの項目別に目標を立てているはずです。例えば、現代文では100分の80点、古典で50分の38点、漢文で50分の50点といった点数の取り方です。

 これでだいたい8割強になります。とはいえ、この得点をとるにはなかなか難しいものです。漢文は満点を目指せますが、現代文と古典はなかなか高得点が難しいものです。

なかでも古典は、多くの生徒が苦労しているようです。その原因は文法です。古典の文法は予備校でもちゃんと教えていません。だから分からないのは当たり前なのです。医学部を狙う生徒でも知りません。覚える事は機械的に覚えてしまえばいいのですが、理解、活用、分析するにはその基礎知識がなければ無理です。ただ、この古典の文法をきちんとやっていると現代文にも活用が出来ます。言葉の歴史と理屈を理解すると案外分かりやすいもので、これを制覇するのが高得点への近道かもしれません。

 「現代文」に関しても、普段日本語を使っているので、あえて勉強することなく自力で解答しようとしている生徒が多いようですが、それは大きな間違いで、文の構成などを論理的に考えて分析していくことこそ、必要不可欠なのです。受験生は時間に追われて、数学・英語に時間をさいてしまうのですが、特に英語で伸び悩んでいる生徒こそ、現代文を勉強すると英語力も上がってきます。

 受験レベルが高ければ高いほど、理数科目は満点をとる生徒が多いので、意外と勝負は国語の得点にかかっている場合が多いのです。しかもセンター試験で思うような得点が取れない場合は志望校を変更しなければいけなくなりますので、国語を軽視せず、きちっと向き合って勉強して下さい。

 受験学年でない場合は今のうちに国語の専門塾をお薦めします。詳しくはお尋ね下さい。

2010.10.14

賢明小合格おめでとうございます

賢明小合格おめでとうございます

緊張感一杯!

 初めての経験はやはり緊張しますね! 終わって出てきた表情は、達成感というよりも、「疲れた!」という感じでした。本人は案外ケロッとしていて、まだ元気がいっぱい残っているようにはしゃいでいましたが、むしろ大人の方が緊張して疲れるのかもしれませんね!  試験問題もだいたい出来たようなので心配はしていませんでしたが、結果が出るまではやはり緊張感は残りますね! でも本当に合格出来て良かったです。ホッとしましたね!

 この学校はみなさん勉強に関して、よく頑張っているので、これからの方がむしろ大変かも知れませんが、あまりやらせすぎて子供をつぶさないようにブレーキをかけながら、着実に前に進んでいけるよう、子供の状態を見ながら進んでいきましょう。

 ある程度の先取りは必要ですが、先に進むだけではなく、習ったことを確実にものに出来るようにしっかりとチェックしていきますから、またいろいろと相談していきましょう。基本的には算数と国語ですが、理科や社会は子供が関心を持ちやすいので、同時にそういう内容にも注目させながら幅広く勉強していきましょう。次の目標が高いので幅の広い学習が今は大切です。

2010.10.14

帝塚山小合格おめでとうございます

帝塚山小合格おめでとうございます

2日間のテストは親も大変!

 食事の時はつい、緊張感が和らいでしまうだけに心配だったと思います。特にお行儀面で心配していたのですが、無事に終わって本当に良かったです。それにしても試験が2日間になると親の方も疲れますよね!

  学校が近いのはこれから本当に助かると思います。ただ、勉強に関しては、各個人で対処していかなければいけません。いずれ姉妹校に行くにしろ、外部受験にしろ、基礎的な学力を育てておかないと、ギリギリになってからでは間に合いません。今後の方向性に関しては、また色々と相談していきましょう。

2010.10.14

城星小合格おめでとうございます

城星小合格おめでとうございます

問題が難しかった?

 第一声が「しりとりできなかった!」「観覧車でた!」だったので、いったいどうなるだろうと心配しましたが、見事念願かなって、第一志望の城星に合格出来て良かったですね!

単純な「しりとり」ではなく、後ろ2文字の「しりとり」はちょっと難しかったのでしょうか?  練習でもやっていたとは思いますが、緊張したのかもしれませんね!

 「観覧車」の問題は出来た子と出来なかった子がいるようで、ペーパーテストに関しては、やはり練習量と慣れと当日のコンディションが大切ですね!

 これからは今回の経験を活かして、もっと早めから準備をして、計画を練っていきましょう。いずれにしても、中学受験をしないといけないので、今から出来ること、今しないといけないこと等をしっかりと把握して、勉強の習慣がついている間に次に向けて進んでいきましょう。本当にお疲れさまでした。そしておめでとうございます。

2010.10.14

追手門小合格おめでとうございます

追手門小合格おめでとうございます

 

長時間のテストお疲れさま!

当日は、午後からあいにくの雨でさんざんでしたね! いくらテストが終わった後とはいえ、荷物も多いので大変だったと思います。当日は10名ほど欠席された方もおられたようで、例年よりも受験者数が少なかったようですが、見事合格されて本当に嬉しく思います。たまたまだとは思いますが、先日先生が授業でやった問題がかなり出題されようで、会員の方も喜んでいました。これで追手門小も全員合格できました。おめでとうございます。

 入学まで何度か足を運ばなければいけませんが、少しゆっくりして、勉強の習慣がついている間に、次に向けての取り組みを始めていって下さい。小学校準備コースのクラスがすでに定員オーバーになっている塾もあります。やる内容は分かっていますので、自宅でも出来ますから、また一緒に考えていきましょう。

2010.09.30

仁川小合格! おめでとうございます。

仁川小合格! おめでとうございます。

 

仁川小合格、おめでとうございます。

今年の1次試験は、60名募集で76名受験でした。

競争率は比較的少なかったにしても、無事に合格できて本当におめでとうございます。

関学との併願で抜ける人が何人いるかにもよりますが、2次試験の募集30名については、多少増えるかもしれません。これから11月1日の2次試験をお考えの方は参考にしてみて下さい。

ここ数年、将来的に文系でもいいという人は関学との併願を考えているので、仁川専願の方は理系志望が多く、入学された後、6年後の中学受験を目指しての取り組みは、以前よりも早めになっているように思われます。

確かに今年、中学受験される方も難関校を目指している方が多いです。今後、仁川小を受験される方は、そういった学校の実情も念頭において受験されるといいと思います。

城星小学校の面接でこんな質問が・・・・・

城星小学校は毎年、親への質問よりも子供への質問の方が多いのですが、今年は、こんな質問がありました。

「ネズミさんと犬さんとライオンさん、どれが一番大きいですか?」

「セミは、オスとメス、どちらが鳴きますか?」

・・・続きをお聞きになりたい方は、お問い合わせ下さい。

 

2010.09.27

親切心がアダになる!

親切心がアダになる!

親子の会話で子供にプレッシャー!

母「●●●君、ここ間違ってるじゃない!」

子「えっ!」

母「ここは、単位がこれだから、こうしないといけないでしょ!」

子「・・・・・・?」

母「だから、答えはこうなるんじゃない」

母「わかった?」

母「こんな簡単な事を間違っているから、いつまでたってもケアレスミスばっかりして、

  成績が上がらないんでしょ!」

母「もっと集中して真面目にやらないと、●●●●中学に合格出来ないでしょ!」

母「▲▲▲君なんていつもベスト10ばっかりで、少しは見習いなさい!」

母「高い月謝払ってるんだから!」

 聞いたことありませんか・・・?  どこかで・・・?   どこにでもある会話です。これに近い会話を多かれ少なかれ経験されている方が圧倒的に多いのが現状です。

 こうして、文章で書くと一目瞭然で、母と子の会話というよりも、母の独り舞台のようです。こういう会話は子供のやる気を損ないます。下手をすれば子供をダメにします。

 まず、この会話のどこを工夫すれば良くなるでしょう。言葉遣い?  いいえ、そういうことではなく、この場合、一番の目的は「間違いに気付かせる」という事です。

最も簡単で効果のあるやり方は「指差し」です。間違っている個所を指で指すだけで子供はその個所に目を向けます。後は自分で気づくまで黙って見ていればいいだけです。要するに「考える間を与える」ということが何よりも大切なのです。それを横からわざわざ頼まれもしないのに解説までして答えまで言ってしまっては、何にもなりません。子供側に立って見れば、「大きなお世話だい・・・!」「そんなに言うなら自分でやれ・・!」と、反発しかかえってきません。ましてや、お金のことは子供にはタブーです。

 「結論や答えを言わない。それを導くようなヒントや指摘をする」これが賢いお母さんのやり方で賢い子供を育てる極意です。このやり方は家庭教師の先生がよくやる手法です。

 

2010.09.25

いよいよ入学試験スタート!

いよいよ入学試験スタート!

まずは面接対策を!

 いよいよ入試です。だんだんと親子ともども緊張してきた頃だと思います。今は親子面接に向けてご家庭で練習をしている最中でしょうか?

 面接で必ずと言っていいほど聞かれる内容は

   ① 志望理由

   ② 親の職業

   ③ 家庭での教育方針

この3項目です。この他にも

★  幼稚園ではどんなお子さんですか?

★  将来への展望

★  しつけでたいへんな事は?

★  通学手段は?

★  本校の教育方針についてどう思われますか?

★  学校行事には積極的に参加されますか?

など、いろいろな質問が予想されます。これらについて、いろいろ想定して練習されているとは思いますが、ポイントは、自分の言葉で話すということです。面接の本等を利用して答えを用意しておいても、自分の言葉に置き換えて自分の考えをまとめておかなければ緊張のあまりしどろもどろになり、答えを忘れてしまうなど、つじつまが合わなくなる場合があります。基本方針がしっかりとあれば、答えがぶれることはないので、まずは①から③までの質問に対する答えで基本的な考え方を整理しておいて下さい。そんなに過大な緊張はいりません。学校側は「学校に協力してもらえるか」「学校に合っているか」が一番知りたいので、あまり自己主張を強くしすぎないようにした方がよいと思います。また、子供さんと親御さんの様子も案外見ていますので、子供が親の様子をうかがっている、萎縮している、と思われるとマイナスになります。「お行儀だけはちゃんとしておきなさい」「聞かれた事に対してはちゃんと自分で答えなさい」と、子供にあまりプレッシャーを与えないようにした方が無難です。子供も当日のコンディションで随分変わりますから、前日からリラックスできるように、楽しい会話をしながら過ごすようにして下さい。くれぐれも子供に対する質問を親が横から口をはさんで、助け船を出さないように・・・・!

入試当日に向けて!

 一気に秋が来たかのように、気温が下がりました。まずは体調を崩さないようにすることが一番です。後は、今までやったプリントの見直しです。覚えた事柄を案外忘れているかもしれません。難しい問題よりも、簡単な問題を見直して、子供に自信を持たせるようにした方がよいでしょう。

 塾によっては「2番目に多いものを選びましょう」などと、少しひねっている問題を出されている場合もありますが、入試まであとわずかな今は、基本にもどって簡単な問題、基本的な口頭試問に取り組ませた方がいいでしょう。どうしても弱い部分があれば、それだけを別に時間を作って取り組むことです。長時間の取り組みは、まだまだ集中力が続きません。出来る事柄と出来ない事柄を整理して、総合的な判断をしてもらうのが一番いいのかと思います。

2010.09.20

私立高校受験のポイント!

私立高校受験のポイント!

公立の入試とは明らかに違う!

 公立の高校受験の場合は、試験の内容が中学で習得する範囲内で出題されるので、基本重視の取り組みで充分対応できます。ですから、あれもこれも手を広げずに、自分で決めた問題集や参考書、または塾等で提供されるプリントを何度も繰り返すことで、確実に解答出来るようになります。ただ、それでもなかなか数学や英語で点数が伸びない場合は、その原因が算数や国語にある、という事が分かれば対処は出来ます。数学嫌いのほとんどの人が、小学校時代の算数の理解不足が原因です。具体的に言うならば、分数や少数、単位の段階で理解不足、または活用が出来ていない、または概念が不足しているからです。

その原因は国語力、語彙力不足です。そこに早く気がつけば、「どこまでさかのぼったらいいのか」が分かるので、必ずいずれ結果はついてきます。ただし、その原因が分からないまま、ただ与えられた問題を消化しているだけであれば、点数が常に不安定の状態が続きます。いずれにしても、公立高校受験の場合は当日の点数だけではないので、日頃からの生活態度も含めて、総合的にバランスよく取り組んでほしいものです。

 私立高校受験の場合は、試験範囲が原則としては中学校の学習内容、とされていますが、過去問題をご覧になっても分かるように、高校の内容も含まれています。附属の中学が併設されている学校ほどそういう問題が出題されます。これは、附属の中学の授業内容がすでに高校の内容に入っているからです。中学で入学している生徒と、高校から入ってくる生徒は違うクラスにしている学校も多いのですが、大学受験の試験日は同じです。どちらが有利か、ということです。高校に入ってから高校の学習内容を勉強するのであれば、公立高校と同じこと。私立の場合は大学受験の結果を出さなければいけないという、至上命題があるだけに、少しでも早く先に進んで勉強している生徒が欲しいのです。

 テスト問題も公立高校の問題よりも難しい問題が後半に出題されています。また、難関校(偏差値レベルの高い学校)になればなるほど、高校レベルの問題が出題されます。それに対応するには、まず志望校の絞り込みをすることです。塾によっては、私立専願コースのある塾もあるかもしれませんが、学校別まである塾はあまり聞いたことがありません。

 今は個別の塾なども数多くありますが、個別塾が対象にしている生徒は学力の低い生徒ですから、私立難関校の高校受験には不向きです。またチェーン店方式の塾も問題外です。

一番結果を出している塾は「●●●●●塾」と「●●●●●塾」です。もしくは、プロの家庭教師です。ただし、これはあくまで難関校です。

難関校ってどんな学校?

 一般的に、灘高や甲陽、四天王寺や神戸女学院、洛南、洛星、星光、西大和、東大寺、六甲、智辯和歌山などと、トップ校はすぐに出てきますが、それだけではありません。最近上昇してきている学校もたくさんあります。これを判断するのは、やはり大学受験の合格実績によります。「京都大学に●●人合格」と人数だけで判断するのではなく、どれだけ偏差値レベルの高い学部に合格できたのかが最近では評価の対象となります。学校名だけではありません。その理由は、近年AO入試や学校推薦で入学している生徒が増えたことで、その価値が下がっているからです。例えば、北陽が関大北陽になったり、摂陵が早稲田摂陵になったりというのが一番分かりやすいのではないでしょうか。

 そこで、今難関校と言われる学校はどこかというと、国公立大学に二桁現役で行っている学校とも言われています。なかでも、理系の学部に何人行っているかが注目されています。

 詳しくは又別の資料を見て判断をしていただいたらいいと思いますが、最近合格実績を伸ばしてきているのは、開明や須磨学園、そして西大和ではないでしょうか!

 こういった学校を受験する場合は、当然合格した後も勉強を第一に考えて頑張っていくという気構えがなければ意味がないので、そうした意識の高い生徒こそ、いい環境で、いい指導者に出会えることが、合格への最短距離でしょう。

公立と私立、どちらが大学受験に有利か?

 学校別大学受験結果の冊子をみれば一目瞭然です。特に関西の場合、公立高校の実績を見てみると、公立高校のトップ校、または英数科の生徒が実績を出していますが、その数はかなり少ないのが現実です。それは都会の中心になればなるほどそういう結果が出ています。都会の中心ほどそれだけ選択肢が多くあるということかもしれません。

 私立が有利の原因はたくさんありますが、その原因の一番は学校の体制です。絶対的に授業時数が違います。その内容も違います。使っている教材も違います。予備校の先生が来て受験対策をしている学校もあります。勉強する環境も違います。

 ただ、あまりにも勉強量が多いので、ついて行けなくなって、ドロップアウトする生徒がいるのも事実です。公立の生徒の場合は自分から勉強する方法や環境を探し出して頑張っている生徒も数多くいます。イメージ的には前者は「学校が引っ張っていく」後者は「自分で選択し工夫して進んでいく」という感じでしょうか。どちらが自分に合っているかも含めて、じっくりと考えてみて下さい。

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