Home > 小学生向け
2011.11.25

受験まであとわずか

受験まであとわずか

健康管理と食生活

 だんだんと寒さが厳しくなるこの時期。なかなか体調を維持するのが難しいのですが、特に風邪をひかないようにと最新の注意は、受験生をお持ちのご家庭では苦労なさっているのではないでしょうか・・・

 本人だけが風邪をひかないように注意しても、家族で誰か一人でも風邪をひいてしまうともともこもありません。家族全員が注意して風邪をひかないように気を配るためには、まず食生活を安定させる事です。何かと夜は塾中心の時間での食事になって、時間が曜日によってバラバラになったり、本人以外の兄弟は適当にすませたりしているようで、栄養面までなかなか配慮が出来ていないようです。確かに、受験生には受験生に応じた時間での食事時間になってしまいますが、その他の家族は規則正しい食生活が出来るような工夫がなければ、回りまわって受験生に迷惑がかかる事も予想できます。

 お母さんとしては、塾の送り迎えもあったりして料理にも専念できないとは思いますが、子供のいないお昼間に夕食の下ごしらえまでやってしまわないと、夕方以降は時間が取れないでしょう。なかなか献立を考えるのも大変だとは思いますが、今は簡単にできるレシピ本や、栄養を考えた、しかもコレステロールやカロリーが低いレシピ本等も数多く出版されていますから、参考にしてみてはどうでしょうか・・・

風邪をひいてしまったら・・・・

 万が一、風邪をひいてしまったら、「病気になったら栄養が大切」と言う方もいらっしゃいますが、過度に栄養をとると熱が高くなる可能性が高まります。無理に栄養のあるものを与えるのではなく、「パン」とか「うどん」などの単純な食事や粗食でもいいとも言われています。特に家族間は風邪がうつりやすいので、家の中でも「マスク」は必要ですし、洗面のタオルも分けた方がいいかもしれません。そして、換気をよくしておく事です。

ブドウ糖とチョコレート

 1時間以上連続で勉強する場合には、ブドウ糖を1片取らせるといいです。特に集中している時ほど頭がカロリーを消費していますから、その1片でカバー出来ます。最近はコンビニでも売られています。ブドウ糖がない場合は、カカオ入りのチョコレートでも構いません。ただし、あまり食べ過ぎないように・・・・特に夜中は・・・・

2011.11.10

あと2カ月は何をすべきか・・・

あと2カ月は何をすべきか・・・

自分の時間をいかに確保するか !

入試まであと2カ月ほどです。受験生は最後の追い込みをしています。当然のように志望校は決まっているはずですが、まだ決まっていない生徒もいるようです。この時点で絞り込みができていないのは確かに大変なことです。本来ならば志望校に特化した勉強をしなければいけない時期ですから、それが定まらないのであれば、できるだけ早く相談をして結論を出して、志望校を絞り込むべきだと思います。

 塾にもよりますが、赤本を中心に過去問をやっている塾もあれば、まだ通常授業プラス志望校別クラスの授業を毎日のようにやっている塾もあります。本人のできにもよりますが、あと2カ月のこの時期は、できれば過去問を中心に取り組んだ方がいいと思います。ただ、過去問もサラッとやるのではなく、できれば2往復ぐらいする方が、自分のものになるはずです。難関校になれば20年本も出版されていますから、それをすべてやろうと思うと相当時間が必要になるはずです。また、知識分野に関しては自分で覚えるしかないので、どうしても自分の時間が必要になります。

 この時期はもう自分の弱点も自分自身が一番よく把握をしているはずですから、ある程度本人に選択権を持たせて、塾を休んででも自分の時間を確保させた方がいいと思います。もう分かっている事、できる事は置いておいて、自分の弱点に時間を割いたり、過去問を手掛けたりしないと、時間が足りないはずです。最終的にはその過去問で合格ライン以上の点数が取れるかどうかの判断で十分ですから、いまさら塾のテストはあまり気にしなくていいと思います。

 要するにあと数カ月は自分の分からない部分だけを質問して理解すればいいだけなので、塾でがんじがらめに時間を取られる事をできるだけ避ける事です。ここから先は「いかに自分の時間を確保できるか」次第です。

2011.07.27

算数嫌いの原因は低学年にあり

算数嫌いの原因は低学年にあり

計算は速いだけでは意味がない

 子供は足し算より引き算、掛け算より割り算が苦手です。これに小数・分数が加わるともっと出来なくなる子供が増えます。実はこれは練習不足と一言では片付けられない事です。よく公文やそろばんをやって計算スピードが速い子供がいますが、4年・5年生ぐらいになると、だんだんとミスが増えてきたり、解けなくなったりします。これは何が原因かというと、単純に計算のやり方だけを習得しているからです。それでは複雑で長い計算は出来なくなります。

 例えば

   9×5+9=

  これをどう計算していますか・・・?  おそらく前から順番に計算して、

   45+9=

  としていませんか・・・?    これがただ単に計算しているということです。これを

   9×6=

 とするのが計算の工夫であり、考える習慣をつけるということになるのです。

   9×5-9=

  これは

   9×4=

計算は常に工夫をしようという意識を持たせることが必要です。でないと

   323+324+325+326+327+328+329+330+331+332+333=

      99×75+124×78+124×21=

 こんな問題をまともに順番に計算していては逆に時間がかかり計算ミスが起きます。

単位の概念をつけて活用する

 算数嫌いの多くは単位・少数・分数・文章題でつまずいています。これも理屈が分かっていないのと概念がないからです。例えば1分が60秒は分かっていても、1秒は60分の1秒が言えなかったり、長さの単位、重さの単位、量の単位など様々な単位の関係がイメージ出来ていないのが原因で算数嫌いになっています。色々な単位を習った時点で、その単位が実際どれぐらいのものかを実感させる事があまり出来ていないようなので、親としては生活の中でもそうした単位を実感させるような工夫を考えてほしいものです。それとともに、例えば3時は90度、1時は30度、1分は6度、などと重ね合わせて勉強する事も大切です。これは3年生レベルです。

2011.06.25

難関校をめざす土台づくり

難関校をめざす土台づくり

3年生までの家庭での取り組み次第

 今年、灘中・甲陽・星光・四天王寺・神戸女などのいわゆる難関校といわれる学校に合格した生徒には共通点があります。どの生徒も精神年齢が高いという点です。当たり前と言えば当たり前ですが、ではどうして精神年齢が高いのか、どうしたら精神年齢が高くなるのか、ということを聞きたくなるところですが、その理由と方法はまた次回にします。今回は「3年生までに何をすべきか」というテーマについてお話しします。

 4年生以降はほとんどの生徒がどこかの塾に週に何回も通うわけで、その塾の進度に合わせて勉強を進めていく上では、家庭での取り組ませ方にはそんなに差はありません。ただ、3年生まではというと、各ご家庭の考え方で随分差が付いています。塾に通わせる、通わせないという事も違いますし、奨学社のように高度な内容をする塾に通う、逆に公文のような塾に通う、という点でも差があります。ただ、どこに行かれても通っているから安心ではなく、行ったら行ったで「習った事を自分のものにする」事が重要です。

 「算数を制する者が受験を制する」とも言われていますが、早くも1年生レベルで「この子は理系タイプ、文型タイプ」というのが分かります。今の時期から「この子は算数が好きだから」と言って難関校に夢を膨らませていても、なかなか順調にはいきません。そもそも難関校(超難関校)に合格して、その後も順調に進んで、将来国公立の医学部を含む理系の学部に現役で合格する生徒は、幼いころから理系の要素を持った生徒が圧倒的な語彙力と読書量と読解力という土台をもって理系教科(算数・理科)に勉強時間を割くからこそ

目標が達成されるのです。いくらこの時期に計算力があっても文章題になると出来ない、というのは国語力不足です。ですから、低学年のうちは出来るだけ国語に時間をかけるべきです。とはいってもただ単にたくさん本を読む、という事ではありません。漢字を含む多くの語彙を同時に学ばせ、書かせて使うことです。四字熟語やことわざを勉強させてもかまいません。又出来るだけ初めは音読させることです。「ハリーポッター」などの物語文は3年生までに卒業させたいところです。

 算数は答えが合っていれば「良くできた」とほめやすいですし分かりやすいですが、国語は指導しにくいものです。子供に漢字を書かせたり、答えが合っているかの確認は出来ますが、それ以上はなかなか難しいものです。それに子供も音読ばかりだと疲れてきますし面倒くさくなります。国語指導は会話をしながら進めていかなければいけません。それだけ手間暇がかかります。でもこの部分を丁寧にやっておけば、後跡の力に必ず表われてきます。何をどれぐらいやればいいのかは「マル秘」にしておきます。

 きちっと低学年のうちに土台を作っておけば6年生になっても塾に振り回されなくても済みます。ですから子供もつぶれなくていいですし、算数にも時間が割けるようになります。難関校を目指すのであればもっと先を見て、そして今を考えて下さい。

2011.06.20

灘中を目指すには・・・・

灘中を目指すには・・・・

最高峰を目指すにはより先を見て

 灘中は名実ともに日本一の進学校です。現役で学年の半分が東大や京大に行くわけですし、理系の学部に関しては他の追随を許さない強さです。ですから当然入学後のその先に大学・学部、職業を考えているはずです。というより、考えるべきです。でなければ入学と同時に終わってしまいます。入学後3~4カ月すると勉強しなくなる生徒がいるのは、そういう意識レベルが低いのでしょうね。その先があるからもっとやらなければいけない、その先があるから燃え尽きてはいけない、その先があるからこう育てておかなければいけない、という考え方で取り組んでいかなければ逆に合格も出来ないような気がします。

どう取り組めばいいのか

 「算数を制する者が受験を制する」と言われています。これはある意味当っている部分もあります。ただこれは最終的には、という事で「低学年のうちから算数にばかり時間を取りなさい」と言う事では決してありません。

 低学年、中学年、高学年とそれぞれ力を入れる教科と内容があります。その順序と内容、やるタイミングを間違えないようにしなければ、最終学年で伸び悩むでしょう。

「塾に任せる」のではなく「塾を利用する」

 塾で与えられる課題は膨大な量があります。すべてをこなすのは事実上かなり無理があります。仮にトップ合格出来たとしてもその後伸びるでしょうか・・・?量が多ければ当然じっくり考えるという時間はないはずです。それでは思考力が育ちません。ですから、出来るだけ取捨選択をして時間をかけるものと、そうでない物を分けて取り組む事が必要になります。理想から言うと6年はベーシックの授業をカットできればいいのですが・・・・

灘中に向けて育ててくれる先生に出会えるか

 灘中受験を本人の力だけで乗り切れるかというと、ほとんど不可能に近いと言っても過言ではありません。あれだけの難問を時間内に解くというのは、たとえ親が解けたとしてもそれを教え育てるのは無理でしょう。あの領域は専門分野の仕事です。例えば初日対策と2日目の対策ではそれぞれ違います。という事はそれぞれ違う取り組みと育て方が必要です。それが指導できるプロをいかに確保するかが究極的な課題になるでしょう。

本人の意識と親の姿勢

 最終的には本人が「絶対に行きたい」という意識がどれだけ強いかが重要なポイントです。そうなると親がどうやってそういう意識を育てるか、になります。これは低学年のうちからの意識付けです。それとともに、育てる方向性がぶれない事です。

具体的な指導内容やその時期については個々にお応えしますので是非お問い合わせ下さい。またプロゲートでは実際に灘中を担当している先生のお話しを聞けるセッティングも出来ますので、是非活用して下さい。

2011.05.25

塾を変わるとしたら・・・?

塾を変わるとしたら・・・?

どのタイミングがいいのか ?

 通常、塾に行き始めるのは4年生。早い方は1年・2年・3年と通われています。傾向として低学年から塾に通っている方は、4年生以降は大手塾に、4年生からの方は大手塾を含む様々な塾に行かれます。どちらを選ばれても、中学受験における基本のカリキュラムのスタートは4年生からですから、その時点での差はそんなに大きくはありません。

 差が付いてくるのはだいたい2~3ヶ月後からです。それは進度の違い、難易度の違いが各塾で生じてくるからです。その頃ぐらいから、本人がその塾に合っているかどうかが分かってきます。合っていないのであれば、この時期ぐらいから他塾の情報集めをし、じっくりと考慮して塾を変更するのもいいと思います。基本的に4年生の間は途中で塾を変更してもそんなに大きな差はありませんから、支障はありません。ただし、5年生以降はあまり変更しない方が無難です。

塾を変更する理由は・・・

・  進度が早くついていけない。 

・  進度か遅くて不安。

・  授業内容が難しくついていけない。

・  授業内容が優しすぎて不安。 

・  目標校と授業内容が合っていない。  

・  講師との相性が合わない。

・  宿題が多すぎて消化できない。

・  通塾に時間がかかりすぎて体力がもたない。

・  個人のスケジュールと塾のスケジュールが合わない。

以上のような理由があげられます。他にも様々な理由があるとは思いますが、この見極めが重要で、本人の問題で解決できるのか、志望校を変更する方がいいのか、塾を変更した方がいいのか、家庭教師をつけた方がいいのか、そのままでいいのか、など思案のしどころです。ただ、そういった状況を思案するという事はそれだけ親が子供の状況を把握しているからで、親としては子供と一緒に受験に取り組むという点で素晴らしいと思います。中には塾に行かせているだけで、まったく把握をしていない親も少なくはありません。

 「塾を変更する」事は、現状を打破するだけでなく、今後の方針を決める大きな転機でもあるので、慎重に考えないといけませんが、出来れば色々な意見を聞いて、情報収集をして徹底し、2度目、3度目がないようにしたいところです。ただ、大きな流れで言うと、4年生の間は自分に合う塾を探す学年という位置づけでもあるので、あせらずに行動すればいいと思います。

2011.05.08

目標作りには具体的なイメージを!

目標作りには具体的なイメージを!

目で見て体験して実感させる

 先日、灘中学の文化祭がありました。何千人も見学に来られていたでしょうか?遠くは広島からも見学に来られていました。老若男女問わずの大盛況でした。そんな中、塾が旗を掲げて塾生を引率している様子は一種独特でした。多くの方が正門で記念写真。「近くて遠い学校やろ!」と子供に言ったお父さんの一言が印象的でした。

 実際に灘中を受験する、しないは当該学年にならなければ分かりませんが、低学年のうちから憧れをもたせ、子供に学校のイメージをもたせるには、ただ単に学校説明会に参加するよりは、こうした文化祭や体験学習に参加することが、子供たちにとっては何よりでしょう。私学の場合、だいたいこの時期ぐらいからこうしたイベントが始まります。早い学校は説明会を含めた形のオープンスクールや体験学習も始まります。5月以降のそうしたイベントをいくつかご紹介しますので、時間があれば一度のぞいてみてはどうでしょうか・・・

5/10  甲南中オープンスクール

5/14  梅花中説明会

5/20  梅花中相談会

5/21  西大和中説明会 西宮フレンチ

5/25  須磨学園相談会  西宮市民会館

5/28  大阪大谷中見学会  

6/4   大阪大谷中体験

6/18  プール女体験・説明会

7/9   明星中オープンスクール

7/16  明星中オープンスクール

 この他にも色々と数多くあります。一度興味のある学校のホームページをのぞいてみて下さい。

 8月後半以降は各学校の説明会がスタートします。学校によっては、学校の指導方針や学校長などが交代したりと多少の変化もあるので、「一度行ったからもういい」ではなく目標校であれば数回足を運んでもいいかもしれません。上位校ほどその機会は少なく、中堅校は機会が多いということを覚えておいて下さい。

 

2011.04.02

精神年齢を上げるために2

精神年齢を上げるために2

考える習慣をつけるために!

 幼さ改善は「大人との会話」「感じさせる」「考えさせる」と前回に言いましたが、今回はその続きとして、こんな時期だからこそ実行して欲しいと思います。

 今回の東北関東大震災は、子供たちもかなりショックを受けていると思います。テレビや新聞でも報道はすべて震災に関する話題ばかり。関西も随分影響を受けています。ただ子供がどのような事を感じ、考えているかは春休みのこの時期、親にしかわかりません。

だからこそ今、親子の会話が大切で、色々な話をすることによって子供を成長させるのだと思います。こんな事をテーマにお話しをしてはどうでしようか・・・・?

 ① なんで関西でも電車の本数が減るの?

 ② 電気がなくなったらどんな影響がある?

 ③ 水道が使えなくなったらどうする?

 ④ ガスが使えなくなったらどうする?

 ⑤ 関西ではどんな影響が出ている?

 ⑥ 経済の仕組みは?

 ⑦ これから求められる職業は?

 ⑧ 関西で震災が起きたらどこに避難するの?

 ⑨ 福島原発の事故の影響は?

 ⑩ どんなボランティアがあるの?

新学期が始まると、どの学校でも今回の震災に関して色々なお話があったり、作文を書いたりするはずです。また、来年、再来年の中学入試の中にもこれに関係した内容が出題されるでしょう。そのためとは言いませんが、色々な話題があり、色々と考えさせられる事があるだけに、親子での会話が子供を一段と成長させることになると思います。

2011.03.03

24年度入試に向けて早くも・・・!

24年度入試に向けて早くも・・・!

学校見学会に多数参加!

 3月のこの時期は23年度入学生のための準備や卒業シーズンで各学校は忙しい時期なのですが、中にはもう次の24年度入試に向けて、学校見学会を開催している学校があります。つい先日中学入試が終わったばかり、という感覚をお持ちだと思いますが、もうすでに始まっているのです。学校名はあえてここでは伏せておきますが、参加された人数は延べで200人を超えていました。すごい人気です。さすがに上位の進学校です。来年受験を考えている受験生ばかりではなく、小学3年、4年生と見られるようなまだまだ幼いお子さんもおられました。中学受験に向けての意識付けや学校の雰囲気を味あわせるという目的もあるのでしょう。多くの方はだいたい5月6月ぐらいに文化祭などを見学に行くことからスタートするのですが、この時期にたくさん来られるというのは、来年の受験に対する意識の高い方が多いという事にもなります。例年になく参加者が多いだけに、来年の受験は全体的にレベルが高くなると予想してもいいかもしれません。

五木・駸々堂テスト第1回目スタート

 大手塾に通っている場合はあまり受験をされないかもしれませんが、3月6日に第1回目のテストが実施されます。内容的には、ごく標準的な問題レベルです。難関校を目指している受験者も少ないのですが、全体的には受験者数は関西で一番多いだけに、全体的な自分の位置を確認するにはもってこいのテストではないかと思います。日頃、塾のテストに慣れているだけに、問題の書き方や問い方で戸惑うかも知れませんが、今の時期に外部のテストを受ける事によって、今通っている塾との差を感じる事ができますし、色々な会場で試験に慣れる、または、志望校が会場の場合は目標意識を向上させるためにも一役買ってくれます。申し込みはプロゲートでも出来ますが、会場によっては当日受験会場でも受け付けてくれます。今回は前学年の復習が範囲なので、どの単元が出来ていないかを明確にするチャンスでもあるので、トライしてみては・・・・・

                                

2011.02.19

通常授業以外の講座はどうすれば・・・!

通常授業以外の講座はどうすれば・・・!

難問系の講座に参加するのであれば・・・

 難問系の講座とは、例えば大手塾の「最高レベル特訓」などの講座の事を言いますが、これに参加するための条件が整い、志望校も高いというケースはチャレンジしても良いのではと思います。ただメリットとデメリットがあるので要注意です。メリットとしては、「目標意識を高く持たせる」「深く考える問題に慣れる」「難問を好きにさせる」「発展力をつける」などです。逆にデメリットとしては、「問題がおもしく楽しくなると、簡単な計算や漢字など面倒くさい事をやらなくなる」「消化するのに時間がかかり、時間を取られてしまう」「基礎力・応用力が定着していないと、その場限りで終わってしまう」「本人だけの力では解けない問題が多数ある」などです。

 参加できる条件は比較的幅が広いだけに、申し込みもしやすいのですが、基本的には基礎力・応用力が安定してから参加する方が良いと思います。その目安としてはテストの前半部分がすべて「まる」の場合です。そうでなければ、これから先、テスト結果はジェットコースターのように上がったり下がったりの繰り返しになります。また、参加するのであれば、「慣れるため」という目的よりも「せっかく参加したのであれば自分のものにする」という意気込みで、しっかりと復習させて、「解けた!」だけではなく「理解した」「「この問題を覚えた」というぐらいやれば、かなり力になるはずです。ただ、前述のように本人の力だけでは不可能な問題が多いので手助けが必要です。

基礎レベル系の講座に参加するのであれば・・・

 基礎レベルの問題でつまずいているのであれば、大いに活用した方がいいでしょう。ただし、通常授業の内容と重なる部分が多いので、宿題が重なると負担が多くなります。消化できないのであれば、むしろマイナスになります。基礎力のない生徒の場合、当然処理能力も低いので、過度に問題量を与えても逆にイヤになります。集中力を持たせるためには同じ問題で数字だけを変化させた問題や、国語の場合は同じ語彙でも違う文章に変えて触れさせる方が効果は期待できます。解くスピードよりも正確さが重要です。

 基礎力のない生徒の場合、そのつまずきは千差万別なので、できれば個別の取り組みの方がいいと思います。

「宿題なし講座」 少人数制は有効、多人数制は?

 「宿題なし講座」は基本的に「その時間内で授業内容を理解する」ということです。内容にもよりますが、現実的には限られた時間内で全員が理解する事はごくごくまれです。

宿題なしとはいえ、自分のものにするのであれば個人の学力・能力に応じて復習が必要です。その過不足については少人数制の場合は指摘ができますが、多人数制では不可能です。この講座に関しては「必須」ではないはずです。あくまでも通常授業が基本なので、余裕がある場合に考えていけばいいでしょう。あれこれと手を広げる前に基礎力・応用力をつけるために時間を割く方が王道です。

« Previous | Next »

 

大阪で家庭教師をお探しならプロゲート