2011.06.20
灘中を目指すには・・・・
最高峰を目指すにはより先を見て
灘中は名実ともに日本一の進学校です。現役で学年の半分が東大や京大に行くわけですし、理系の学部に関しては他の追随を許さない強さです。ですから当然入学後のその先に大学・学部、職業を考えているはずです。というより、考えるべきです。でなければ入学と同時に終わってしまいます。入学後3~4カ月すると勉強しなくなる生徒がいるのは、そういう意識レベルが低いのでしょうね。その先があるからもっとやらなければいけない、その先があるから燃え尽きてはいけない、その先があるからこう育てておかなければいけない、という考え方で取り組んでいかなければ逆に合格も出来ないような気がします。
どう取り組めばいいのか
「算数を制する者が受験を制する」と言われています。これはある意味当っている部分もあります。ただこれは最終的には、という事で「低学年のうちから算数にばかり時間を取りなさい」と言う事では決してありません。
低学年、中学年、高学年とそれぞれ力を入れる教科と内容があります。その順序と内容、やるタイミングを間違えないようにしなければ、最終学年で伸び悩むでしょう。
「塾に任せる」のではなく「塾を利用する」
塾で与えられる課題は膨大な量があります。すべてをこなすのは事実上かなり無理があります。仮にトップ合格出来たとしてもその後伸びるでしょうか・・・?量が多ければ当然じっくり考えるという時間はないはずです。それでは思考力が育ちません。ですから、出来るだけ取捨選択をして時間をかけるものと、そうでない物を分けて取り組む事が必要になります。理想から言うと6年はベーシックの授業をカットできればいいのですが・・・・
灘中に向けて育ててくれる先生に出会えるか
灘中受験を本人の力だけで乗り切れるかというと、ほとんど不可能に近いと言っても過言ではありません。あれだけの難問を時間内に解くというのは、たとえ親が解けたとしてもそれを教え育てるのは無理でしょう。あの領域は専門分野の仕事です。例えば初日対策と2日目の対策ではそれぞれ違います。という事はそれぞれ違う取り組みと育て方が必要です。それが指導できるプロをいかに確保するかが究極的な課題になるでしょう。
本人の意識と親の姿勢
最終的には本人が「絶対に行きたい」という意識がどれだけ強いかが重要なポイントです。そうなると親がどうやってそういう意識を育てるか、になります。これは低学年のうちからの意識付けです。それとともに、育てる方向性がぶれない事です。
具体的な指導内容やその時期については個々にお応えしますので是非お問い合わせ下さい。またプロゲートでは実際に灘中を担当している先生のお話しを聞けるセッティングも出来ますので、是非活用して下さい。
2011.05.25
塾を変わるとしたら・・・?
どのタイミングがいいのか ?
通常、塾に行き始めるのは4年生。早い方は1年・2年・3年と通われています。傾向として低学年から塾に通っている方は、4年生以降は大手塾に、4年生からの方は大手塾を含む様々な塾に行かれます。どちらを選ばれても、中学受験における基本のカリキュラムのスタートは4年生からですから、その時点での差はそんなに大きくはありません。
差が付いてくるのはだいたい2~3ヶ月後からです。それは進度の違い、難易度の違いが各塾で生じてくるからです。その頃ぐらいから、本人がその塾に合っているかどうかが分かってきます。合っていないのであれば、この時期ぐらいから他塾の情報集めをし、じっくりと考慮して塾を変更するのもいいと思います。基本的に4年生の間は途中で塾を変更してもそんなに大きな差はありませんから、支障はありません。ただし、5年生以降はあまり変更しない方が無難です。
塾を変更する理由は・・・
・ 進度が早くついていけない。
・ 進度か遅くて不安。
・ 授業内容が難しくついていけない。
・ 授業内容が優しすぎて不安。
・ 目標校と授業内容が合っていない。
・ 講師との相性が合わない。
・ 宿題が多すぎて消化できない。
・ 通塾に時間がかかりすぎて体力がもたない。
・ 個人のスケジュールと塾のスケジュールが合わない。
以上のような理由があげられます。他にも様々な理由があるとは思いますが、この見極めが重要で、本人の問題で解決できるのか、志望校を変更する方がいいのか、塾を変更した方がいいのか、家庭教師をつけた方がいいのか、そのままでいいのか、など思案のしどころです。ただ、そういった状況を思案するという事はそれだけ親が子供の状況を把握しているからで、親としては子供と一緒に受験に取り組むという点で素晴らしいと思います。中には塾に行かせているだけで、まったく把握をしていない親も少なくはありません。
「塾を変更する」事は、現状を打破するだけでなく、今後の方針を決める大きな転機でもあるので、慎重に考えないといけませんが、出来れば色々な意見を聞いて、情報収集をして徹底し、2度目、3度目がないようにしたいところです。ただ、大きな流れで言うと、4年生の間は自分に合う塾を探す学年という位置づけでもあるので、あせらずに行動すればいいと思います。
2011.05.08
目標作りには具体的なイメージを!
目で見て体験して実感させる
先日、灘中学の文化祭がありました。何千人も見学に来られていたでしょうか?遠くは広島からも見学に来られていました。老若男女問わずの大盛況でした。そんな中、塾が旗を掲げて塾生を引率している様子は一種独特でした。多くの方が正門で記念写真。「近くて遠い学校やろ!」と子供に言ったお父さんの一言が印象的でした。
実際に灘中を受験する、しないは当該学年にならなければ分かりませんが、低学年のうちから憧れをもたせ、子供に学校のイメージをもたせるには、ただ単に学校説明会に参加するよりは、こうした文化祭や体験学習に参加することが、子供たちにとっては何よりでしょう。私学の場合、だいたいこの時期ぐらいからこうしたイベントが始まります。早い学校は説明会を含めた形のオープンスクールや体験学習も始まります。5月以降のそうしたイベントをいくつかご紹介しますので、時間があれば一度のぞいてみてはどうでしょうか・・・
5/10 甲南中オープンスクール
5/14 梅花中説明会
5/20 梅花中相談会
5/21 西大和中説明会 西宮フレンチ
5/25 須磨学園相談会 西宮市民会館
5/28 大阪大谷中見学会
6/4 大阪大谷中体験
6/18 プール女体験・説明会
7/9 明星中オープンスクール
7/16 明星中オープンスクール
この他にも色々と数多くあります。一度興味のある学校のホームページをのぞいてみて下さい。
8月後半以降は各学校の説明会がスタートします。学校によっては、学校の指導方針や学校長などが交代したりと多少の変化もあるので、「一度行ったからもういい」ではなく目標校であれば数回足を運んでもいいかもしれません。上位校ほどその機会は少なく、中堅校は機会が多いということを覚えておいて下さい。
2011.04.02
精神年齢を上げるために2
考える習慣をつけるために!
幼さ改善は「大人との会話」「感じさせる」「考えさせる」と前回に言いましたが、今回はその続きとして、こんな時期だからこそ実行して欲しいと思います。
今回の東北関東大震災は、子供たちもかなりショックを受けていると思います。テレビや新聞でも報道はすべて震災に関する話題ばかり。関西も随分影響を受けています。ただ子供がどのような事を感じ、考えているかは春休みのこの時期、親にしかわかりません。
だからこそ今、親子の会話が大切で、色々な話をすることによって子供を成長させるのだと思います。こんな事をテーマにお話しをしてはどうでしようか・・・・?
① なんで関西でも電車の本数が減るの?
② 電気がなくなったらどんな影響がある?
③ 水道が使えなくなったらどうする?
④ ガスが使えなくなったらどうする?
⑤ 関西ではどんな影響が出ている?
⑥ 経済の仕組みは?
⑦ これから求められる職業は?
⑧ 関西で震災が起きたらどこに避難するの?
⑨ 福島原発の事故の影響は?
⑩ どんなボランティアがあるの?
新学期が始まると、どの学校でも今回の震災に関して色々なお話があったり、作文を書いたりするはずです。また、来年、再来年の中学入試の中にもこれに関係した内容が出題されるでしょう。そのためとは言いませんが、色々な話題があり、色々と考えさせられる事があるだけに、親子での会話が子供を一段と成長させることになると思います。
2011.03.03
24年度入試に向けて早くも・・・!
学校見学会に多数参加!
3月のこの時期は23年度入学生のための準備や卒業シーズンで各学校は忙しい時期なのですが、中にはもう次の24年度入試に向けて、学校見学会を開催している学校があります。つい先日中学入試が終わったばかり、という感覚をお持ちだと思いますが、もうすでに始まっているのです。学校名はあえてここでは伏せておきますが、参加された人数は延べで200人を超えていました。すごい人気です。さすがに上位の進学校です。来年受験を考えている受験生ばかりではなく、小学3年、4年生と見られるようなまだまだ幼いお子さんもおられました。中学受験に向けての意識付けや学校の雰囲気を味あわせるという目的もあるのでしょう。多くの方はだいたい5月6月ぐらいに文化祭などを見学に行くことからスタートするのですが、この時期にたくさん来られるというのは、来年の受験に対する意識の高い方が多いという事にもなります。例年になく参加者が多いだけに、来年の受験は全体的にレベルが高くなると予想してもいいかもしれません。
五木・駸々堂テスト第1回目スタート
大手塾に通っている場合はあまり受験をされないかもしれませんが、3月6日に第1回目のテストが実施されます。内容的には、ごく標準的な問題レベルです。難関校を目指している受験者も少ないのですが、全体的には受験者数は関西で一番多いだけに、全体的な自分の位置を確認するにはもってこいのテストではないかと思います。日頃、塾のテストに慣れているだけに、問題の書き方や問い方で戸惑うかも知れませんが、今の時期に外部のテストを受ける事によって、今通っている塾との差を感じる事ができますし、色々な会場で試験に慣れる、または、志望校が会場の場合は目標意識を向上させるためにも一役買ってくれます。申し込みはプロゲートでも出来ますが、会場によっては当日受験会場でも受け付けてくれます。今回は前学年の復習が範囲なので、どの単元が出来ていないかを明確にするチャンスでもあるので、トライしてみては・・・・・
2011.02.19
通常授業以外の講座はどうすれば・・・!
難問系の講座に参加するのであれば・・・
難問系の講座とは、例えば大手塾の「最高レベル特訓」などの講座の事を言いますが、これに参加するための条件が整い、志望校も高いというケースはチャレンジしても良いのではと思います。ただメリットとデメリットがあるので要注意です。メリットとしては、「目標意識を高く持たせる」「深く考える問題に慣れる」「難問を好きにさせる」「発展力をつける」などです。逆にデメリットとしては、「問題がおもしく楽しくなると、簡単な計算や漢字など面倒くさい事をやらなくなる」「消化するのに時間がかかり、時間を取られてしまう」「基礎力・応用力が定着していないと、その場限りで終わってしまう」「本人だけの力では解けない問題が多数ある」などです。
参加できる条件は比較的幅が広いだけに、申し込みもしやすいのですが、基本的には基礎力・応用力が安定してから参加する方が良いと思います。その目安としてはテストの前半部分がすべて「まる」の場合です。そうでなければ、これから先、テスト結果はジェットコースターのように上がったり下がったりの繰り返しになります。また、参加するのであれば、「慣れるため」という目的よりも「せっかく参加したのであれば自分のものにする」という意気込みで、しっかりと復習させて、「解けた!」だけではなく「理解した」「「この問題を覚えた」というぐらいやれば、かなり力になるはずです。ただ、前述のように本人の力だけでは不可能な問題が多いので手助けが必要です。
基礎レベル系の講座に参加するのであれば・・・
基礎レベルの問題でつまずいているのであれば、大いに活用した方がいいでしょう。ただし、通常授業の内容と重なる部分が多いので、宿題が重なると負担が多くなります。消化できないのであれば、むしろマイナスになります。基礎力のない生徒の場合、当然処理能力も低いので、過度に問題量を与えても逆にイヤになります。集中力を持たせるためには同じ問題で数字だけを変化させた問題や、国語の場合は同じ語彙でも違う文章に変えて触れさせる方が効果は期待できます。解くスピードよりも正確さが重要です。
基礎力のない生徒の場合、そのつまずきは千差万別なので、できれば個別の取り組みの方がいいと思います。
「宿題なし講座」 少人数制は有効、多人数制は?
「宿題なし講座」は基本的に「その時間内で授業内容を理解する」ということです。内容にもよりますが、現実的には限られた時間内で全員が理解する事はごくごくまれです。
宿題なしとはいえ、自分のものにするのであれば個人の学力・能力に応じて復習が必要です。その過不足については少人数制の場合は指摘ができますが、多人数制では不可能です。この講座に関しては「必須」ではないはずです。あくまでも通常授業が基本なので、余裕がある場合に考えていけばいいでしょう。あれこれと手を広げる前に基礎力・応用力をつけるために時間を割く方が王道です。
2011.02.16
塾別合格者数の数字の見方
合格者数だけで塾の良し悪しは判断できない!
学校名
|
浜学園
|
希学園
|
日能研
|
馬 渕
|
能 開
|
灘
|
88
|
35
|
49
|
15
|
7
|
甲陽
|
65
|
36
|
50
|
17
|
|
六甲
|
67
|
14
|
57
|
11
|
|
東大寺
|
105
|
43
|
36
|
47
|
45
|
西大和
|
129
|
54
|
84
|
27
|
92
|
洛南
|
68
|
67
|
53
|
40
|
12
|
洛星
|
72
|
16
|
43
|
74
|
43
|
大阪星光
|
74
|
43
|
27
|
38
|
|
帝塚山
|
105
|
84
|
90
|
137
|
143
|
清風南海
|
105
|
75
|
29
|
40
|
164
|
神戸女学院
|
62
|
23
|
29
|
6
|
|
四天王寺
|
113
|
73
|
66
|
53
|
43
|
大谷
|
101
|
29
|
48
|
37
|
108
|
大阪女学院
|
88
|
4
|
67
|
39
|
40
|
神戸海星
|
40
|
12
|
51
|
6
|
|
須磨学園
|
71
|
16
|
78
|
11
|
|
高槻
|
136
|
55
|
92
|
69
|
41
|
清風
|
200
|
46
|
107
|
87
|
140
|
明星
|
106
|
26
|
89
|
71
|
39
|
大阪桐蔭
|
124
|
87
|
59
|
162
|
46
|
関西学院
|
49
|
12
|
51
|
9
|
|
関西第一
|
40
|
7
|
62
|
13
|
|
同志社
|
22
|
|
46
|
44
|
28
|
同志社女子
|
22
|
5
|
48
|
20
|
上記のデーターは各塾が公表している数字ですが、塾によってその数え方は違います。例えば純粋に自分の塾生だけを公表している塾もあれば、1回でも公開テストなどを受講した生徒も含めた数字を出している塾、関東からの受験生も含めている塾もあります。ですから一概に数だけでは比較できません。これを合格率で表すと、また違ってきますし、地域性もあります。塾生の人数も違います。ですからこの数字だけを見て塾の良し悪しは分かりません。ただ大まかにどういう生徒が集まっているかは分かります。
大切なのは「自分に合っているか」だと思います。どこでも一長一短はあります。
2011.02.05
合格おめでとうございます!
入学前に数学・英語は先取り学習を・・・!
入試からはや1ヶ月が経とうとしています。学校によっては保護者同伴での説明会や制服の採寸、教科書購入などがあり、早くも入学式までの宿題・課題が出ているようです。仮に課題が出ていない場合においても、自主的にある程度の予習(先取り学習)はしておかないといけないのは言うまでもありません。公立と違い、明らかに授業スピードが速い事と学校によって使用するテキストが違うので、それについていけるような準備は必然です。
例えば、英語は灘中を除く進学校はだいたい1学期で中1の内容を終了するぐらいの進度です。1回の授業で20~30ページ進む事もあります。数学に関しても、正の数・負の数から始まって文字式に入り、幾何に関してもすぐに平面図形から空間図形に入ります。
学校によっては、初めから数学が代数・幾何に分かれているので、当然倍の速さで進みます。初めからついて行けないようでは意味のないこと。そこで、だいたいどの辺りまで予習しておけば良いかを提案します。
[数 学]
正の数・負の数、文字式、1次方程式、平面図形、空間図形、比例・反比例、グラフ
[英 語]
★単語200個(1月~12月、日~土、身の回りの物、数、筆記体で書けるように)
★挨拶・自己紹介・電話応対・買い物・道案内・旅行・食事・家庭生活・学校生活・地域行事などの会話文を話せるように
★文法 肯定文・否定文、文型、代名詞、動詞、形容詞、(to不定詞、現在分詞、受身、現在形、過去形)
★慣用句 excuse me,I see,I’m sorry,thank you,for example など
かなり広範囲ですが、授業が始まるとアッと言う間に進んでいくので、余裕をもって学校の授業に対応するには予習(先取り学習)が必要です。
今までは塾や学校で学んだことを復習する、というスタイルで学習してきましたが、これからは予習・復習の両方が必要です。初回のテストで良い結果を出して、前向きになるためにも入学式までに、特に数学と英語は予習をして下さい。新しい塾は学校が始まって様子を見てからの方が無難です。初めから気合を入れて難関塾に入塾しても自分の勉強スタイルが出来ず、大学受験までずっと通わなければいけない、受け身の勉強になってしまいます。
初めから鉄緑会やメプロ、進研ゼミ、駿台、研進館、理数研は危険。続かない生徒や学校の成績不振になる生徒が圧倒的に多い。まずは学校を中心に・・・・!
2011.02.03
掛け算の9*9を覚えるだけではもったいない・・・!
暗算力を養うためにも!
掛け算の9×9は少なくとも小学校の低学年で覚えます。覚える練習として、最近は百桝計算などを利用して覚える方法が流行っています。ようはどんな方法でも覚えればいいのですが、これが今後の計算の土台になるだけに無条件反射のごとく数字が出てくるまで、繰り返し覚えるしかありません。これを覚えてしまえば後は活用になるので、2ケタになろうが3ケタになろうが、筆算で計算は出来るようになります。ただ、今後中学受験を考えるのであれば、もう1ランク上の能力と学力を養っておくと非常に便利で正確でスピーディーに頭が働く手段がありますので、ここで紹介します。
|
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
1 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
10 |
11 |
2 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
20 |
22 |
3 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
30 |
33 |
4 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
40 |
44 |
5 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
50 |
55 |
6 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
60 |
66 |
7 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
70 |
77 |
8 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
80 |
88 |
9 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
90 |
99 |
10 |
10 |
20 |
30 |
40 |
50 |
60 |
70 |
80 |
90 |
100 |
110 |
11 |
11 |
22 |
33 |
44 |
55 |
66 |
77 |
88 |
99 |
110 |
121 |
上記のように、11×11までを覚えることを薦めます。例えば11×9というのはすぐに99と分かるのですが、これを(10+1)×9=99と考えるのです。9×10はすぐに分かります。それに9を足す、という考え方です。そうすることによって暗算で出来るようになります。これはいわゆる「分配算」につながる考え方です。上の表は11×11までになっていますが、欲を言えば12×12までいく方がむしろ分かりやすいかもしれません。
この考え方がスムーズに出来るようになると、計算ミスも少なくなる、計算スピードが速くなる、答えを出す前に答えを予想できるようになる、数字を分割して活用できるようになる、(27×3・・・・・60+21・・・・・3×3×3)など、これから勉強する色々な単元で役に立ちます。これは数学の基礎にもなります。
インドでは99×99まで覚えさせています。そこまで覚えなくても、二桁の前半ぐらいまでで良いので、覚える訓練の中で計算というカテゴリーを入れてみて下さい。
2011.01.26
精神年齢を上げるために・・・!
新聞やテレビを活用しよう!
小学生はまだまだ精神的に幼さが残る子も多いと思います。そういう子に中学受験はなかなか厳しいのですが、それを理由にしてもハンデをもらえるわけではないので、なんとか色々な方法で精神年齢を高くする工夫をしなくてはいけません。そこで、今回は新聞やテレビを利用しての工夫をご提案します。
なかなか塾等で本を読む時間すらないとは思いますが、一度新聞を全部めくってみませんか?別に細かい字を読む必要はありません。ただめくるだけでいいのです。めくるだけですから、ほんの数分で終わります。これを出来るだけ毎日続けて下さい。出来なかった日は次の日でもかまいません。おそらく1週間、2週間続くと変化が現れます。おそらくたいていの子がめくるスピードが遅くなるはずです。ちょっと気になる、という内容が出来るからです。これでいいのです。そんな中から漢字や言葉を学んでいきます。そして、社会の色々な話題に触れることになります。何に興味を持つか非常に楽しみです。めくり続けると、だいたい何ページに何が載っているかが分かってきます。そうすると、どうでもいいページはサッと飛ばし、自分の興味のあるページに目が行きます。別にスポーツ欄でも構いません。知らず知らずのうちによく出てくる漢字が読めるようになります。多くを望まず、まずはめくることから始めてみて下さい。
次にテレビですが、できるだけニュース番組、またはドキュメンタリー番組を探して、録画して見るといいと思います。なかなか決まった時間に見るのは難しいと思いますので、録画がお薦めです。NHK以外はコマーシャルをカットできるので時間短縮が図れます。もっとも、民法でいい番組はほとんどありませんが・・・・!
特にニュース番組は社会に関心を持たせるには一番です。そのニュースを話題に家族で色々な話ができる、これが何より子供の成長に役立ちます。社会に関心の強い子は精神年齢が高いのは言うまでもありません。受験に必要でない話題でも、大いに役に立ちます。
ドキュメンタリーはテーマを選べますから特に親が見せたい分野を見せるのもいいかもしれません。例えば将来「医者」になって欲しいと思うのであれば、そうした内容のものを見せればいいわけで、非常に影響力が大きいものです。ただし、ドラマはダメです。他にも自然をテーマにしたものや歴史、地域、文化、開発、ボランティアなど様々なものがあり、ドキュメンタリーだからこその説得力があります。これも見た後の親子の会話にも役立ちますし、子供に考えさせる、感じさせる、という事から影響は強いでしょう。
幼さ改善は「大人との会話」「深く考えさせる」「感じさせる」からです。教科的には国語や社会、理科です。