クラブと勉強の両立は?
クラブと勉強の両立は?
熱心なクラブほど精神力は向上する!
運動系にしろ文科系にしろ、中学・高校時代のクラブ活動はかなり専門的になるので、やっていて本当に面白いのは言うまでもありません。その活動が活発であればあるほど深まっていくだけに、どうしても時間を取られるのはしょうがないと思います。学校にもよりますが、全国大会を狙うようなクラブは半端ではないので、それにたけている生徒が推薦で入学してきている場合もあるはずです。そんなクラブの場合はその種目を活かした方向への進学や就職になります。ただそれはほんの一部であって、ほとんどの生徒はクラブの内容とは別の大学に進学しています。大学受験生の全体を見てみると、現役で合格する生徒は、クラブはやっていても、早めに引退したり、活動自体が毎日ではないクラブの生徒が多いのです。しかし、これが浪人生になると、その合格者は高校時代に一生懸命にクラブ活動に励んでいた生徒なのです。
この現状から考えると、現役合格を狙うのであれば、クラブ活動が活発であれば、どうしても時間が足りなくなるようです。ただ先輩の中には最後までクラブを続けて現役合格をしたという人もいるような話も聞きますが、それは少数、または珍しいから伝わってくるので、大半は受験勉強への取り組みの遅さから結局間に合わない人の方が多いのです。
ただ、一生懸命にクラブ活動をしていた生徒は、集中力と体力が底知れなくついているので、引退した後の成績のアップは本当にすごいものがあります。後は時間との戦いになるのです。どの時点でまずセンターレベルまで達するか、どの時点から2次対策や過去問に取り組むか、もともとどれぐらいの学力があるのか、それによって現役合格か浪人かが決まってくるのです。
学校によってクラブ活動の参加禁止も!
あえてここでは学校名をあげませんが、進学校と言われる学校の中には、厳しい担任が「成績が良くないからクラブを自粛しなさい!」と言う場合があります。言われた本人は非常にショックだと思います。ただ、そういう学校に行ったのであれば、やはり一定の勉強量であったり、成果をださなければ、何のために入学したのかがブレてしまいます。
ここはグッと我慢して、やるしかないのだと思います。要は学校の成績を維持する、向上すればいいわけで、その一番の方法は、家庭教師やその学校専門の内部対策をしている塾にいけばいいのです。いわゆる、大学受験用の予備校や塾でなくてもいいのです。
学校のレベルにもよりますが、大学合格実績の高い学校は授業レベルも高く、最近は高3になると予備校の講師が来て特別授業をしている場合もあります。学校でできる範囲はまずセンター試験レベルまでなので、学年平均を目標に頑張っておけば、まず「クラブ参加禁止!」などとは言われなくてもすむはずです。クラブも勉強も両方ができるには、要領よく頑張るしかないと思います。万が一、今すでに「禁止!」と言われている人は、自分のクラブ感をじっくり考えるチャンスだと思って悩んでみて下さい。