夏の講習会の取り組みは?
夏の講習会の取り組みは?
~講習会の内容を知っていますか?~
前半の講習会も終わろうとしています。一般的に中学受験の塾は、算数30時間、国語20時間、理科20時間、社会20時間という時間配分になっています。今までの総復習をする塾や、同じ時間配分で最近勉強した範囲や入試レベルの問題を集中する塾など、その内容は様々です。それぞれの塾、学年によって様々ですので、一度良く確かめてみてはどうでしょうか!
6年生の場合
これが最後の長期間の取り組みになるので、お子さんの今の状況に合っているかの判断をしないといけません。例えば、全然目標レベルとかけ離れているのに、そのレベルの問題ばかりやっていても効果は上がりません。又、塾によっては志望校別のクラスに入れなかった生徒もいます。特に大手塾の内容は仕上げに入っていたり、ワンランク上の問題に入っています。要するに振り分けに入っているのです。あくまでも塾のカリキュラムは順調にきている生徒が中心で、一定レベルの成績以下はどんどん下のクラスに振り分けられ、絞られていきます。それはある意味、冷たくも感じますが、冷静に考えると、その時点で生徒が一定レベルの力がないという判断なので、それを真摯に受け止めて各ご家庭で今後に向けての取り組み方を考えていくべきだと思います。又、この時期はまだまだ過去問は解ける時期ではありませんから、それにあまり時間を取りすぎない方がいいと思います。
この時期はとにかく総復習と応用レベルの問題の徹底練習です。
5年生の場合
4年生から習った範囲をもう一度復習する事が大切です。絶対に忘れている内容が多いはずです。一度勉強しただけでは必ず忘れていますから、この機会に基礎問題の復習をお薦めします。ただ、9月以降は一番差がつく時期でもあるので、難関校を目標にしている場合は、難問にもトライする必要があります。
4年生の場合
4年生の場合は基本的に、その塾が合うか合わないかを見極める学年という位置づけなので、あまり詰め込んでやる必要はありません。ただ、すでに目標のある場合は、その目標にあった進度があるので、それに達しているかを塾のテスト等で判断していく必要があります。もちろん我々プロが見ればすぐに分かりますが、一般的にはこの時期の4年生は、算数であれば基本的な文章問題、国語であれば物語文と簡単な論説文や説明文です。この内容で得点がしっかりとれていない場合は、早急に対処が必要です。9月以降どんどん得点が下がってきます。今のうちに原因を追及して下さい。