2014.09.18
洛星中をなんとか間に合わせたい!
あと4カ月の戦略は・・・・
とにかく、引き受けた以上はなんとか合格ラインにまで持っていきたい。特に算数が弱い生徒なので、それを洛星レベルに持っていくのはかなり時間が必要。そこで戦略としてはまあまあの国語をあと10点から15点アップ。これは実現可能でしょう。理科で15点から20点アップ。これもなんとかなるでしょう。社会は20点から30点アップ。これも時間さえあれば可能でしょう。そして算数はせめて40点ぐらい取れるように基礎から応用レベルの文章題で確実に点数が取れるようにすれば目標の合計点に達成できるかもしれません。算数が極端に弱くても他の科目で少しずつカバーすればいいので、その目標の点数をもとに勉強の時間配分を決めていきたいと思います。いまさら、塾にどっぷりつかっていては時間がないので、大幅に軌道修正します。志望校別クラスに入れなかった以上、塾にこだわる必要はまったくありません。
M講師
2014.09.15
洛南小 合格 おめでとうございます !
合格第1号
本日、9月15日、洛南小の合格発表でした。14時の開門と同時に受験をされた方が順序良く50人程入っていかれました。間もなく、次々と出てこられた中には、合格された方、ダメだった方が様々な表情をし、中には感激のあまり、涙ながらに電話している方や、塾の先生にお礼をしている方、足早に下を向いて歩き去る方、周辺が開発中で通行人がいない中、駅までの道のりは、歩く速さで合否が分かる光景がでした。
そんな中、プロゲートの会員さんからのお電話。
「おかげさまで合格しました」
「おめでとうございます」
たまたま、違う方向に帰られたのか、お会いできませんでしたが、速報とともに、こちらもニコニコ顔でした。
そんな中、帰っていく方の声で、
「先生がずらっと並んでいたのが、威圧的だった」
「次はどこ受けるの?」
「あした、とうするの?」
などの声が聞こえてきました。
洛南小が本命の人か少ないのでしょうか?ほんの30分ほどでほとんど人がいなくなっていました。
合格通知をもらったにも関わらず、正門で記念写真を撮っている人がほとんどいなかったのは、不思議に思いました。色々噂や裏話は入ってきますが、なんとなく、あっさりとしていた感想を持ったのは私どもだけでしょうか・・・・
2014.08.28
いよいよ受験スタート
洛南・立命館小、早くもスタート
8月23日の保護者面接をかわきりに、いよいよ小学校受験がスタートしました。先陣をきって、洛南小学校。本人の受験は9月13日で、同じく京都の立命館小学校も同日に入試が行われます。多くは10月に入ってからですが、受験生は今が一番の佳境に入っていて、皆さんもイライラがつのる毎日ではないでしょうか・・・・
今年の受験生の動向はいったいどうなのか、まだまだ変更も予想されますが、さほど例年とは大差がないような気配です。ただ、人気の教育大の天王寺においては、まだまだ先の話ですが、例年よりも少なくなるような気配です。昨年よりも説明会に参加された方が少なかったのを察すると、減少が予想されます。
学校の方針と実際では・・・
各学校、説明会では学校の良いところをアピールするのは当たり前。特に、理想を掲げてアピールしている、これは当然だと思います。ただ、実際の現場はなかなか思うようにはいかないもので、色々なトラブルや方針変更も多々あります。そのバロメータになるのが、途中で退学された方の人数や編入試験の募集人数で分かります。何かしらの理由で退学されているはずです。親の転勤や家の事情も当然ありますが、それを加味しても「少し多いじゃないの」と思われる学校、又は毎年のように編入試験がある学校は要注意です。もともとなかなか生徒が集まらない学校はそれとはまた違う理由があるので、それは事前に分かっている事でしょう。
要は、まだ歴史の浅い学校や教育方針が変わった学校の内情を十分に調べて、学校選択をしないといけないという事を肝に銘じて下さい。極論ですが、いずれ中学受験を考えるのであれば、小学校受験をしないのも選択の一つです。
学校選びの必須は、教育内容と通学時間、どういう在校生の集まりかとういことが最も重要で、それ以外の細部は個人の許容範囲です。6年間通うわけですから、通学する本人の目線に立って決めてあげるのも重要です。
今から受験を考えて間に合うか?
今年も8月から急に受験したいという要望で、受験勉強をスタートした方がおられます。
毎年のようにこの間際になって受験に挑む方は若干名おられます。通常最低でも年中さんからのスタートが要求されますが、こんな間際からスタートしてはたして合格できるのかと皆さんお思いでしょう。
結果、毎年合格しています。当然ながら、超難関と言われる教育大天王寺や池田は難しいですが、意外と関関同立でも合格してきました。かといって必ず合格出来る保証はありませんが、可能性がない訳ではありません。ここ数年、定員割れを起こしている学校も数多くあることを考えるとラッキーもあるかもしれません。ただ考え方としては、合格すればラッキー、というぐらいの気持ちで受験するべきでしょう。もちろん全力は尽くしますが・・・
一応偶然かも知れませんが、毎年合格させています。
今年の方、頑張りましょう。
2014.07.30
途中からの入塾でついていけない・・・
どう対応したらいい・・・?
【5年生からの入塾の場合】
基礎がないまま入塾し、いきなり難しい単元に遭遇して面喰っている事でしょう。特に算数。単純な計算問題は出来ても、四則混合やかっこがついていたり、分数、小数の計算で苦労していませんか? また、計算の工夫なども知らないので、筆算ばかりに頼っていて、計算に時間がかかっているはずです。当然、覚えておかなければいけない数字なども知らないはずです。そういった事、つまり4年生の初めの部分を学ぶ必要があります。それと同時に文章題の単元がどんどん進んでいるので、分かる範囲で授業を聞いておいて多少でもプラスになるようにしましょう。いずれにしても、4年生で習う単元がそっくり抜けているので、このままではなかなかついていけないのが現実です。
従って、いち早く4年生の内容を習得するためには、かなり無理をしなければいけませんが、個人的に別カリキュラムをプラスする必要があります。それは単なる個別指導塾などのように学生が指導している塾では対応できません。しっかりと中学受験の内容と指導が出来る先生に指導を受け、最短時間で追いつけるようにしてもらわないと、現状の塾に追いつくことはできません。特に9月以降は塾の内容が難しい単元になるので、基礎力がなければ全く理解が出来ないでしょう。入塾する月にもよりますが、9月以降であれば、むしろある程度の基礎力を付けてから入塾を考えるべきです。
国語はまず語彙力を増やすことから始め、長文は無理せず、本人の読める量の文章問題からやるべきです。いきなり長い文章は読むだけで時間が過ぎてしまい、文章を分析するまでには行かないはずです。
理科は生物・植物は自分でテキストを読めば分かりますが、物理・化学分野は算数が出来るようにならないと出来ないので、しばらくは置いておいた方がよいでしょう。
【6年生の場合】
ほとんどの大手塾は入塾を断るはずです。集団授業では無理だからです。それが当然です。逆にそれでも入塾させる塾があるならば、お客さん状態のままになります。方法としては個人的に勉強する方法しかありません。受験指導が出来る個別塾はないので、やはりプロの家庭教師に頼る他ありません。まずは本人の学力分析をして、適正な教材を選択し、勉強のやり方、時間割を決める事です。カリキュラムはしばらくして、本人の吸収力、進み具合、能力によって考える事になります。おおまかな予定はたちますが、夏までに基礎レベルの問題を習得出来れば、なんとか目標も設定できるかもしれません。ただ、現実は秋口ぐらいまでかかる事が多いです。でも基礎が出来ていなければ、入試レベルの問題は歯が立ちません。過去問はギリギリ年末で駆け込む事もあります。でも、最後は、出題傾向の問題だけを取り組んでいくようにするので、時間的には最短時間で合格できる可能性があります。
そのためのも、熱心な先生に出会い、時間を割いてもらわないと、自力だけでは絶対に無理です。志望校にもよりますが、勉強の基本は計算と漢字です。まずは自分の出来る範囲は自分でやる姿勢を作りましょう。
2014.06.26
過去問・志望校判定テストの結果重視 !
6年生は受験まであと数カ月。夏休みにどれだけ基礎力を安定させられるかが勝負です。
難関校の場合、9月以降はさらにレベルアップした内容になるので、そこでの最終選別に残れるかどうかで、安心して受験出来るか出来ないかが決まります。今の時期からすでに課題・宿題の量が多く、どれから手をつけたらいいのか、また全部やらなければいけないのか、と悩んでいると思います。そもそも限られた時間の中ですべてをこなすのは所詮無理な話。それが分かっていてあえて課題・宿題を出しているのが塾です。志望校が決まっている以上、取り組む問題は限られています。それ以上、それ以下はやる必要はありませんし、出題傾向に合わせて勉強すればいいだけです。いまだ「クラス維持」にこだわる事はなにもありません。ここから先は過去問を中心に取り組み、出来れば、6年~10年分を2回やって、その問題傾向をつかみ、自分のものにすれば合格できます。1回では「やった事ある」という程度でしかなく、2回やることにより、その問題が自分のものになり、さっさと答えられるようになるのです。そうするためには、思い切って今やらなければいけない事にしぼって、他の授業を出来るだけ削減して、時間を確保する事です。テストも公開テスト等の通常テストは無視しても結構です。周りに合わせる事はする必要はありません。テスト結果は過去問と志望校別判定テストだけ参考にすればいいのです。
志望校のレベルがほぼ分かれる !
5年生の今からの半年は入試問題の後半に出題される単元・内容に取り組んでいきます。算数で言えば、「速さ・割合・比・場合の数・規則性・立体図形」国語で言えば、「論説・随筆・説明文」です。簡単な内容はすでに4年生でもやっていますが、5年生ではその内容が難しくなっています。入試はさらに難しいのですが、この時点でどれぐらい理解できるかによって、「難関校」「上位校」「中堅校」なのかが、ほぼ見えてきます。確かに内容は難しく、受験寸前までやり続けないといけない問題ばかりですが、ここでひと頑張りしなければ、6年生でのクラス細分化した際に思ったクラスに入れない事もあります。
復習の習慣が不十分だと段々点数が取れなくなる !
4年生のこれまでは、3年生までの先取り学習の貯金があるため、高得点がとれて当たり前だったかもしれませんが、ここから先は内容が難しくなってきますから、ちゃんと復習を積み重ね、人によっては同じ問題を繰り返し復習して、各単元・内容を塾の進度に合わせてこなしていかなければ、どんどん差が広がっていきます。幼い子はこの時点でも差が出ていると思います。この差が生じてきた時が一つの分岐点で、塾を変わったり、家庭教師をつけたり、取り組み方を変えたりと、対応策を考える時期です。
2014.05.21
勉強量は多いのに結果が出ない
塾の戦略に巻き込まれ・・・
大手塾はどこも宿題の量が多すぎるぐらいあります。現実問題それを全部こなしてやっていくのは相当厳しいはずです。やる時間がとれない、というのがほとんどのご家庭の悩みです。そこまで本当にやらなければいけないのか、と疑問を感じている人も多い事でしょう。では実際はどうなのかと言いますと、そんなに量を課してもただ単にやっつけ仕事になるだけで、成果はあまり期待できないでしょう。むしろ弊害の方が多いと思います。どういった弊害かと言いますと、
・他の教科の勉強が出来ない。
・答えを写したり、適当に答えを書いて、ずるをするようになる。
・じっくり考えなくなる。
・他の解き方、考え方を探求しなくなる。
・体力的にもたない。睡眠不足になる。
・重要な問題とそうでない問題の区別がつかなくなる。
個人個人、消化できる問題量は違いますし、やらせすぎは、勉強嫌いをつくる第一の原因です。
一週間に2回ぐらいこなせる量にまで量を減らすべきです。そのほうが、やった問題が確実に自分のものとなります。1回だけでは、「やった事ある」「みたことある」で終わってしまって、また一から考え直さないといけなくなります。これでは無駄な事の繰り返しです。個人個人、出来は違うはずで、不出来な部分のやり直しをする時間がとれるぐらいの余裕の時間が欲しいと思いませんか・・・・
では、何故そんなに宿題の量が多いのかといいますと、塾側の自己防衛からくる勝手な理由からなのです。
・子供の数が減っているので、「これだけの事をやらせています」というアピール
・不合格になった場合の言い訳作り「宿題を全部やらなかったから・・・」
・超難関校を狙っている生徒がこなせる量に他の生徒も合わせている。
・テキスト代が利益につながる。
・他の塾や個別に行かせないように。
・拘束時間を多くする事が利益につながる。
こういった理由が裏事情にはあります。
2人目のお子さんをお持ちの方は皆さん口をそろえて言います。
「あんなにやらせなくても良かった」
その通りです。ですから、妹さん、弟さんの場合、「うちはうちでやらせますから・・・」と塾にきっぱりと言い切って、子供に負担を掛け過ぎないようにしているご家庭も多いですし、もともと、問題分析が出来るご家庭は、初めから、「こんなに多くは必要ない」といって、塾に対して言いきっています。
それぐらいはっきりと言い切らないと、塾が言うがままにすべてをこなそうとしたら、子供はつぶれてしまいます。
問題の選別や講座、イベントの参加不参加など、ご家庭で判断できないのであれば、専門家のアドバイスを仰ぐしかないでしょう。
2014.05.01
失敗は成功のもと
成功例より失敗例を参考に !
大学受験に向けてほとんどの人は、友人や先輩の合格参考例やアドバイスを受けて取り組んでいるようです。中には、「クラブ活動をしながら現役で合格した」とか「学校の勉強だけしていたら合格した」とかいわゆる武勇伝的な話を聞いて、安易に考えている受験生もいるようです。大概、合格体験のように成功例を聞いて、「自分もそうしよう」と参考にしているようですが、その逆に失敗例を聞く人はあまりいないようです。ただ単に「浪人している」とか「2浪、3浪」などの会話で、終わってしまっていて、なんで不合格かの原因を聞く人はいません。確かに、聞きにくいのですが・・・・
現実は合格した人よりも不合格になった人の方が断然多いので、その失敗例もそれに比例してたくさんあるはずです。合格した人はそのやり方がマッチしていたから合格できたのであって、そのやり方をそのまま自分にあてはめても同じように合格するとは限りません。逆に失敗例は共通している部分が多いので、むしろその失敗例を参考にして、自分は失敗しないようにして、自分にあったやり方を模索した方がいいと思います。
こんな失敗例をよく聞きます・・・
① 理系教科は随分時間をかけて勉強したけれど国語(現代文)で点数を落としてしまった。
② 簡単な問題を難しく考えすぎて、解答を間違ってしまった。
③ 小論文対策をセンター試験後にまわしたが取り組む時間が足りなかった。
④ だいたい分かったつもりだったけれど、実際には分かっていなかった。
⑤ 公式に当てはまらない問題が出来なかった。
⑥ 論理的に考えて文章を分析出来なかった。
⑦ プロセスを考えて解くのが身についていなかった。
⑧ 過去問をやっても年度によって点数のバラつきがあり、その分析を活かせなかった。
⑨ 宿題ばかりに時間を追われ、自分の時間が取れなかった。
⑩ 予備校の言うとおりにしたのに・・・・
⑪ 予備校を3か所も掛け持ちしたのに、全く点数に反映されなかった。
⑫ 先生によって解説や解答が違っていて困惑した。
⑬ 自己分析がきちんとできていなかった。
⑭ 完璧を求めていなかった。取り組み方が甘かった。
⑮ テクニックにばかり頼っていた。
⑯ 英語と国語で失敗した。予想はしていたもののひどかった。
⑰ 志望校の絞り込みが足りなかった。
⑱ センターの結果で志望校、志望学部まで変更しなければいけなくなった。
⑲ 時間を随分無駄に使っていた。
⑳ 現実は厳しいと言うのが終わってから気がついた。
2014.04.03
点数の取り方に注意!
とにかく点数や偏差値で子供の出来不出来を見がちですが、要するにその結果、それをどうとらえて、次にどうつなげるかを考えて欲しいと思います。今回は点数の層別に考えていきたいと思います。
80点以上の場合
大体は分かっている範囲なので、出来なかった問題が難問なのか、それとも単純なミスなのかを判断し、難問であれば、その問題が本人の志望校レベルであればストックしておき、それ以外であれば「別に解けなくてもいいよ!」の一言を子供に言ってあげてもよいでしょう。単純なミスであれば、これは重大事件です。単純ミスが10~20点分もあるとすれば、「合格は無理!」くらいの叱咤激励があってもいいでしょう。力があるにもかかわらず不注意での失点。これはこれから先の進度にも大きく影響するでしょう。こういう子供には、毎日のトレーニング、例えば算数の計算練習などのさいに、「一つでもミスがあれば、今日は遊びはなし!」くらいの緊張感を持たせて、見直す癖を付けさせたほうが良いでしょう。
50~80点の場合
恐らく、うっすらしか理解できていないと思います。どの段階までが理解できているかが問題で、答案用紙の丸の付き方に注目。前半に集中して丸がある場合は、基本的なことは分かっているので、応用以下の勉強をすれば心配はないでしょう。多少の問題演習は必要ですが、対処はしやすいです。丸の付き方がバラバラである場合は、要注意。適当に記号を選んだり、適当に考えたりしています。こういう場合が一番厄介で、もう一度1からあらい直しが必要です。こういう子供は往々にして塾にそぐわない、もしくは、塾だけではとうてい無理な子供です。意識から変えていかないといけないので、緊張に相談したほうがいいと思います。意外と50点以下の子供よりも心配です。
50点以下の場合
本人、親共々、「これはダメだなぁ!」「これは分かっていないなぁ!」と気付くでしょう。先延ばしにしてもしょうがないのですから、もう一度やり直しをして下さい。理科や社会など各単元が独立している場合は、時間がある場合に(と言ってもなかなか時間はないとは思いますが)やればいいのですが、国語や算数のように積み重ねの教科の場合は、早めに相談したほうがいいでしょう。特に国語が弱い場合はこの先、非常に不安です。
50点以下の場合
その塾に行っている意味がない。
2014.04.03
中2は一番だらける時期
こんな時期だからこそ差がつく
学校にも慣れ、クラブでも後輩ができ、オシャレや異性にも興味がわき、身体つきも変化し、反抗期にも入り、友達関係も変化が生じ、個性がかなり出てきています。そして、いざ勉強面においても好き嫌いが生じ、点数の差も生まれ、やっている生徒とやっていない生徒の差も随分ついてきています。特に私立の生徒ほどその差は大きくなっています。
確かに、自我が芽生え色々な事に興味、関心が出てきているこんな時期に勉強一本やりはなかなか難しいのは当たり前でしょう。ただ、こんな時期は誰でも通る道。色々な事にぶち当たって大人として成長していくための貴重な時間と考えれば、長い人生、決して無駄な時間ではないはず。ほとんどの子は自分の人生を考え、今の閉塞感から抜け出したいと考えているはず。そんな中から、自分のやりたい事を見つけ出していくのでしょう。
それが早い生徒と、いつまでたっても見つけ出せない生徒の差が勉強面においての差になっているのでしょう。もともと入学当初はそんなに差はなかったのですから・・・・
親はどうしたらいい・・・
自分のやりたい事が見つけ出せない以上、どれだけ回りが「やいのやいの」言っても本人は動きません。また、義務的に勉強してもなかなか結果としては出てこないでしょう。とはいえ、親としてはほったらかしには出来ずに、「勉強しなさい!」と叱咤激励。それに対して本人は「うるさい!」「分かっている!」などと口答え。ケンカが絶えない毎日でまるで戦場のようなシーンが目に浮かびます。こんな時期は直接「勉強しなさい」と言ってもなかなか素直にやらないのが当たり前と思って、本人に気付かせるような事を考えなければいけないのではないでしょうか・・・
案外、親戚の訪問などで、少し年上の子供がいたり、逆に年下の子供がいると刺激を受けやすいものです。年上の場合は、大方高校生だったり、大学生。年齢が離れていないので話しやすいし、相手をすごく大人っぽく感じられます。親同士も子供の話に夢中になるはずです。また、逆に年下の場合は、自分がお兄ちゃん、お姉ちゃんになったのを実感できるはず。小学生を見ると、すごく幼く見え、自分を大人っぽく見せようとします。そんな身内とのお付き合いの中から、いい刺激をもらう事もあります。なかなかあちこちに連れて行こうとしても、嫌がられる時期だけに、こうした身近なきっかけを利用するのも一つの方法でしょう。
いかに本人を自立させ、大人として扱っていくかがポイントのような気がします。
2014.03.13
獣医学科は医学部よりも難関 !
全国でたった16校
近年のペットブームもあり、この獣医学科は医学部に並び、競争率が非常に高い。偏差値も60以上で医学部と同じレベルである。それでいて学校数が少なく、国公立で11、私学で5校しかない。ある意味、医学部よりも難関かもしれない。推薦を実施している学校もあるが、AO入試を実施している大学はない。
国公立の一般入試はセンター試験5教科7科目が中心。個別試験は前期日程で2教科2科目、又は3教科4科目の学校が多い。また、総合問題だけの大学もある。後期日程は小論文、総合問題、1教科などと多彩である。
公募推薦は6校。センター試験の結果と面接、小論文、又は面接、小論文のみ、センターと調査書のみという所もある。
私立は一般入試が3教科3科目で、基礎的な問題が主流。また、センター試験利用入試を実施していて3~4教科入試。
公募推薦は面接、小論文、基礎学力のうち1つか2つ実施。
国公立8大学に「共同獣医学科・共同獣医学課程」を設置
北大と帯広畜産大、岩手大と東京農工大、山口大と鹿児島大、岐阜大と鳥取大の4組8大学がそれぞれ共同獣医学科・課程が設置されている。これはそれぞれの学校が共同で1つの獣医学科・課程を運営するシステムで卒業時には2大学連盟の卒業証書が取得できる。
この組み合わせはそれぞれの学校の得意分野を生かし協力する形をとっている。例えば、北大は伴侶動物や人畜共有感染症の研究が得意なのに対して、帯広畜産大は牛や馬などの大型動物の医療が得意である。それぞれの持ち味をお互いに出し合うことによって総合的に研究領域を広げようと言う狙いである。
獣医学科の一般入試競争率
1. 日本大 14.0倍
2. 日本獣医生命科学大 13.1倍
3. 大阪府 8.9倍
4. 東京農工大 8.1倍
5. 麻布大 7.9倍
6. 酪農学園大 5.6倍
7. 岩手大 5.3倍