2019.08.30
志望校別のクラスに入れなかった・・・
あきらめなくても大丈夫 !!
「志望校別のクラスに入れなかった」ということは、テスト等の結果で、基準に達しなかった、ということですが、志望校を変更、あきらめる必要はありません。
テスト結果を受け止めて、何が弱いかの分析をし、対応すればいいのです。ただし、入試までに日がないので、オールマイティーに出来るようにする必要はありません。志望校の入試傾向にそって、必ず出題されるのであれば、その内容を集中してやればいいだけです。9月以降はいずれにしても過去問が中心の取り組みをすべきなので、別にそのクラスに入れなかったとしても、その学校の過去問を自分でやればいいだけです。むしろそのほうが、時間の節約にもなります。いつまでも集団授業にこだわる必要はなく、塾の課題をやる必要もありません。最終的に過去問で点数が取れるような力がつけばいいので、やりようはあります。
今の段階で偏差値が5以内であれば大丈夫。10以上になると、かなり厳しいので、今のままの取り組み方では絶対に無理。最後の頼みの綱として、プロの家庭教師に委ねるしかないでしょう。10以内でも、内容によってはなかなか厳しい場合もあります。
ここから先は、いずれにしてもオリジナルな取り組みです。出来る人も出来ない人も最後はプロに頼っている場合が大変多くなります。
志望校のレベルにもよりますが、今からの4カ月は、本人のやる気が高まる時なので、吸収力が高くなり、結果につながりやすい時期です。そんなな時期だからこそ、プロの指導はより効果的になります。
志望校を変更、あきらめる前に相談して下さい。改善点は必ずあります。
2019.08.12
3歳からの小学校受験スタート
初めての子育ては心配だらけ・・・
先日、先生と一緒に3歳になったばかりのお子さんのいるご家庭に行ってきました。まだ幼稚園にも行っていない段階でのスタートですが、将来的なビジョンを持っておられ、そこに到達するには、どう育てていけばいいのか、というご相談を含めて、現状のお子さんの状況分析をもとに方向性をアドバイスしました。
将来的に医学部に行かせたい、でも「絶対的に国公立でなくてもいい」ということで、そのためには中高一貫校で、近大附属や高槻を含めての難関校を目標に進めていく事を確認しました。そのために、小学校受験では距離的な事も含めて「関大初等部に目標を置いて今から準備をしていこう」という事でまとまりました。
現状はまだ鉛筆をしっかりと握れず、筆圧も弱い段階。ごあいさつや後片付け、座り方から、聞く姿勢など、基本的な行動や生活習慣を作り、その都度、指示をしながら褒めて育てる段階です。ただ、その指示の仕方、褒め方はなかなか初めての場合分からない事も多くあり、そういった事も先生に指導をお願いすることになりました。2時間指導の中身は、親の接し方、教え方、教材の活用法、日頃の生活習慣など、親への指導の時間も含めての指導で進めていくことになります。まだまっさらな感じの状態ですが、もうすでにこの時点でも、お子さんの状況は個性が出ています。長い目で見ると、こういう時期こそが重要で、今だからこそ、修正も早く、素直に入っていくので、一番いい時期からのスタートになったと思います。
初めての子育ての場合、わからない事だらけで、何でもやらせればいいと、突っ走りがちですが、物事には順番があり、子供の成長段階を無視して進めていくと、勉強嫌いのわがままな子になってしまいます。
最近はこういったご相談が徐々に増えてきていますが、お子さん一人ひとり違いますし、各ご家庭のお考え方や目標、家庭環境も違いますので、ここにアドバイスさせて頂いています。
2019.07.23
受験生の夏休みが始まりました !
この夏で大きく変わる・・・
いよいよ夏休みが始まりました。受験生にとっては勝負の夏です。塾の夏期講習も長丁場でかなり疲れるでしょう。でも、ここで頑張る子とマイペースの子の差が出来ます。今までは夏期講習会に参加しなくてもそんなに変化はなかったと思いますが、この夏は真剣に取り組む受験生が多く、かなり順位も変わります。
大きく伸びる受験生は、「絶対に志望校に行きたい」という意思が強いだけに自分から挑んでいくはず。その意思が弱い受験生は、集中力が続かず、「課題をこなせば終われる」といったやっつけ仕事になります。これでは当然差が出ます。
では、受験意識の弱い受験生をどうやって意識を高めたらよいのか、という事を考えたいと思います。
① 1日ぐらい講習を休んででも、志望校に連れて行って刺激を与える
② 1日ぐらい講習を休んででも、家で勉強させ監視する
③ 今日やった問題を本当に解けるかやらせてみる
④ 過去問を時間通りにやらせてみる
とにかく、現実を分からせる事です。今の自分の力と取り組み方で合格出来るかどうかを本人に聞いてみたらいいとおもいます。④の過去問をやらせるのが一番いいのかもしれません。危機感がないのが一番の原因です。本人は自分なりには頑張っていると思っています。でも現実はその取り組み方が甘いのです。それを分からせないと、あとひと頑張りが出来ません。夏が終わってからジタバタしても、間に合わないかもしれません。親としても、ここが最後の正念場だと思い、叱咤激励があっても当然だと思います。
「必死でやらないのなら、受験を辞めなさい」くらいの声があってもいいのでは・・・・
2019.07.11
[幼い子が難関校を受験する場合]
「集中力が続かない」「長時間勉強が出来ない」「体力がない」「寝る時間が早い」などの点で苦慮していませんか?
難関校を受験する場合、膨大な量の勉強量が必要な事は当然で、最後は体力、気力の勝負とも言われています。そんな世界で受験するので、他の人とは違った取り組み方をして、のりきらないといけません。その対応として一番重要なことは、短時間で集中して勉強させることです。そのためには時間の割り振りが大切で、プロゲートが掲げる4つの勉強法の一つ、短時間勉強法が有効です。50分勉強10分休憩で時間の割り振りをする方法です。次に重要なことは、課題・宿題を減らし、必要最低限に絞り込むことです。そのためにも志望校を早めに絞り込む必要があります。そして、必ず誰かが側にいて、すぐに問題を解決していくことです。当然それは、指導できる人です。難問で固まって時間を無駄に費やす暇はないからです。個別塾や専門塾を別に行くよりも、体力面を考えるとプロの家庭教師は最適です。
2019.06.05
6月に是非やってほしいことは・・・
夏講習の前に !
塾では6月の後半、夏の講習会の申し込みがあります。その前に、その夏期講習にどのように取り組むかを考える意味で、この時期に是非お勧めの事があります。
算数に関しては2月から5月迄に実施したテストの不正解だった問題を再度やってみることです。案外、出来ないと思います。もうすっかり忘れているのでは・・・・
こういう場合、以前間違った内容がまだ自分のものになっていないので、やり直しをしないといけません。
国語に関しては、論説文・説明文・随筆分・物語文・詩・俳句・短歌・語句・どれが弱いか、これも同じように、2月から5月までの結果を見て、同じ文章、同じ問題でもいいので再度やってみて下さい。これも案外同じ間違いをするかもしれません。
読み方、考え方、チェックの仕方など、再度やり直しが必要です。語彙に関しても、忘れているものが多くありませんか・・・・
理科に関しては、知識分野は夏の講習会で基本の総復習をするのでその際にある程度思い出すでしょう。ただ、物理・化学分野等の理解する分野は算数との絡みがあるので、同じように2月~6月迄のテスト結果を見て、間違ったところを再度やってみて下さい。
社会に関しては、夏休みの講習会で基本的な事をやるので、その後に再度カバーすればいいと思います。
各教科で、理解が出来ていない内容が鮮明であれば、講習会と同時進行で復習をするか、講習会を少し減らして復習する時間を確保するか、講師会をカットして復習するかの判断をしなければいけません。
いずれにしても、他の人と同じように講習会だけ行っていればいいという状況ではありません。夏期講習の結果を見てから慌てるひとが毎年多いですが、慌てても間に合えばいいですが、状況によっては志望校変更になるので、早めに対処する事をお薦めします。
今ならまだ間に合います。
2019.05.22
クラブで忙しいけど英検は合格したい !
現在私立高校1年生の生徒の英語の授業を担当しています。彼は、現在軽音楽部に所属していて、色々なイベントに追われて、なかなか勉強に集中出来る環境ではありません。それでも、課題はぎりぎりやってくれています。本当はもう少し多くの課題を課したいのですが、おそらく消化できないと思い、ギリギリのラインで戦っています。さすがに英検2級は難しいので、今回の受験では難しいかもしれません。でも真面目な生徒なので何とかしてあげたいと、こちらも試行錯誤しています。ただ、絶対的に本人の取り組む時間数が足りないのはどうしようもありません。かといって、クラブを削るわけにはいかないので、いかに要領よく短時間で習得できるか、などのアドバイスもしています。授業では真剣に取り組んでくれています。それだけに、なんとかしてあげたいと、こちらも苦慮しています。クラブで得るものも大切な事なので、彼には大変だとは思いますが、どちらも頑張ってほしいと、陰ながら応援する日々が続いています。
T講師
2019.05.01
定員確保に試行錯誤
塾が放課後に・・・・!?
関関同立の附属校や洛南、教育大附属、城星、追手門、雲雀などの人気校以外の学校は生徒数を確保するために、色々な改革をしています。それぞれどうやって特徴を持たせるか、どうアピールするか、現場の声を聞くと、頭が下がります。
説明会や、体験学習会、オープンスクールなどの回数を増やしたり、時期を早めたりしている学校もあれば、方針転換して、塾教材を導入したり、放課後に塾の先生が来て、特別授業をしたりして、難関中学への合格実績を作る方向で進む学校もあります。また、教師の入れ替えも随分あったと聞いています。もともとプロゲートの講師も採用されて、ある学校の教員として勤めています。
塾側の生徒数確保という思惑もあって、随分、そういう学校が増えています。ただ、実際にはその塾に行っているかと言うと、そうでもないようですが・・・・
塾教材を授業に取り入れる、ってどうなのでしょうか・・・・?
学校としても、一つの「かけ」でしょう。中学受験を目的に入学してくる生徒だけで、生徒数の確保が出来るのでしょうか・・・・
中でも、自分の学校の中等部があるのに、みんな中学受験をして外部に行くようになると、中等部は中等部で生徒数確保が難しくなるのでは・・・・
あえてここでは学校名は言いませんが、疑問に思う学校が数校あります。まあ、現状を考えると、まずは小学校の生徒数確保なのでしょうか・・・・
いずれにしても、結果は6年後ですから、学校を選ぶ側も悩むところですね・・・!
2019.04.09
難関校は安心して受験すべき !!
合格はゴールではなくスタートライン
プロゲートの会員で難関校を受験する会員は、「ほぼ大丈夫」という状態で受験される方が非常に多いのが現状です。だいたい、3年・4年生から、早い方で1年生から、家庭教師の先生がバックアップしていて、塾のクラス維持や宿題の選別、講座の選別など、無理をさせずに取り組ませ、結果を出しています。だいたい5年生が一番の分岐点で、その際に最高レベル算数をどれだけやったかで、難関校に挑めるかが決まり、算数が出来る事が、難関校を受験出来る切符につながり、6年生は他教科で点数をとれるようにして、夏ごろには過去問をやっていくと、難関校に行けるかどうかが分かってきます。その際、どれぐらいの余裕があるかで志望校が現実になるかどうかを決めます。難関校の場合、無理してギリギリで入っても、結局ついていけなかったり、真ん中あたりをうろうろするような状態ではその先の大学は見えてきません。だったら、1ランクでも2ランクでも下げて、その学校のトップクラスに位置できるような学校を選択した方が確実に現役合格できます。
中学生以降は親の言う事も聞かないし、反抗期に入ります。そんな中、いくら頑張っても、上位の子には勝てない、と本人はあきらめてしまうケースがほとんどなので、常にトップクラスにいられる学校を選択すれば本人のプライドにつながって、勉強は続きます。
大学実績を見ても、現役で理系の学部に合格しているのはほんの数人。その他は関関同立が多いのが現実。だからこそ、無理して最難関校に挑むよりは、本人に合った難関校を選ぶ方が絶対にいいと思います。
受験前に、助け舟として、プロの家庭教師を利用する方も、プロゲートには大勢おられますが、合格はしているものの、その後どうなっているのかを考えると、多少心配です。その点、低学年からの会員は行った先でも順調にいっていると連絡を頂いています。ただ、やっぱりさすがに難関校。スピードも速いし、周りがみんな出来る子ばかりで、「みんなどうしているのでしょう! 」 と尋ねられます。
「本当に出来る子は時々予備校に行って、あとは自分でやっているようですよ!」
「数学はどこどこ、英語はどこどこ、と教科によって色々行っているようですよ!」
「家庭教師の先生に引き続き来てもらっているようですよ!」
などとお返事していますが、実際、なかなか授業が大変で学校以外の事をやる時間がとれないのが現状だそうです。
灘中にトップ合格した子でもそんな状態ですから、ギリギリで合格した子はかなりもがいているようです。それでいて、鉄緑会や河合などにいって、どちらも中途半端になっている生徒がどれほど多い事か・・・・・
中学受験の合格がすべてではない、むしろ入学してからの6年間の方が大変だと言う事をかんがえれば、やはり、余裕をもって合格出来る学校を選択するのは一番安全な選択と言っていいのではないでしょうか・・・・
2019.04.02
子供の将来を決めるのは6歳までに・・・
一生得する上手な子育ては・・・
小学校受験するご家庭は、3歳、4歳時から、絵本などで読み聞かせをしていると思います。それが何よりも一番大事で、それをきっかけに、子供が自分で字を読み、読書好きになれば子供は一生得をします。小学校入試では、字は読めない、書けない、と言う事が前提になっていますが、実際にはほとんどの子が読めたり書けたりしています。
読書が書きになれば、暇さえあれば自分で本を読み、勝手に知識も入ってきて、精神年齢も上がり、受験するにしても、その意味が分かるので、いちいち親が注意しなくても勉強するようになりまし、じっと静かに本を読んでいるので、疲れません。ゲームに明け暮れているよりもずっといいと思いませんか・・・・
読書好きな子は、問題をやっても自分で解説を読んだり、参考書を読んだりして、自分で解決しようとします。そして、知識も豊富になり、会話の量も増えます。いい事ばかりです。
では、「どうやって読書好きな子を育てるか」ですが、読み聞かせすればそのまま読書好きになるわけではありません。「自分で読みたい」と思わせないといけません。そのためには、ただ活字を発音させて読ませるだけでは、好きにはなりません。すらすらと声に出して読んで、その意味を本人が分からないと、好きにはなりません。なので、同じ文章で良いので、スラスラと読めるようになるまで、繰り返すことです。
日本昔話などはどうでしょうか?
テレビやVTRのように、なりきって朗読させてみては・・・・
案外楽しいものですよ!
では、いつ頃までに読書の習慣づけをしないといけないかと言いますと、だいたい6歳、小学校になるまで、遅くとも小学生の低学年までには習慣づけをしないと、それ以降ではなかなか読書好きにはなりません。仮に年長からその習慣づけがついた子と、小学校3年生からの子の差は1000冊以上になります。多い子で年間に600冊読みます。この時点ですごく差がついてしまっています。
小学生の低学年でみなさん塾に行かれますが、塾の国語の教材をやるより、読書量の多い子の方が何倍も国語力がつきます。
今は、とかく早期の英語教育に注目がいっていますが、それよりも日本語です。まずは日本語力を上げないと、物事を考える力が付きません。なぜかと言うと、日本語で物事を考えるからです。なので、語彙力のない子、読書量の少ない子は考える力も乏しいということになります。
言葉はそれだけ大切なツールなのです。なかなか読書好きにさせるには一筋縄ではいきませんが、皆さんも色々と試してみて下さい。
2019.03.19
塾の結果がすべてではありません!
重要なことは結果の分析
塾で毎月テストを受けてその結果を見て右往左往している方がほとんどじゃないでしょうか!
当然、結果は謙虚に受け止めるべきものですが、最も大切なことは、どう間違えたか、どこを間違えたか、とこがわからなかったか、時間が足りなかったのか、意味が分からなかったのか、やる気がなかったのか、などの原因です。それを必ず追及して、対処することが一番重要です。
家に帰ってくると「できる」という場合もあります。先生の説明が早すぎて聞き取りにくかったという場合もあります。
子供が「できない」と判断する前に子供から必ず聞き取りをしてください。
そしてできるように・・・
塾ではそのお直しをしている塾もありますが、よくよく見てみると、先生が答えを誘導して、ただ書かせている場合が非常に多いのに気づくと思います。それでは本当に子どもができるようになっているわけではないので、決して安心はできません。必ずできていなかった部分はお母さんが目の前でやらせて確認したほうがいいと思います。
大手の塾でも、手間のかかる教え方をしている塾もあります。もっと簡単に子どもが理解できる方法はたくさんあります。ただ、その方法をお母さんは知らないので、どうしようもありませんが、せめて子供が迷わないように塾と同じ教え方で教えてあげてください。
プロの家庭教師を活用する・・・
ただ、その教え方を見せてくれない塾が多いので、なかなか難しいかもしれませんが、その点、プロの家庭教師の場合は、お母さんも一緒に授業に参加することもできるので、メリットは大きいと思います。
丁寧に教えてあげると大体の子供はできるようになります。それだけではなく、子供が本当にできるのか、できないのかの判断も明確にできます。
口頭試問が弱い・・・
口頭試問が弱いから、と言って、そればかりをやらせようとしている方がいます。それはあまり意味がありません。なぜかというと、決まった質問に決まった答えしか出てこないからです。要するに、臨機応変に聞かれたことに対して答えるということなので、いろいろな指導の中で先生としゃべりながら育てていく、また、お母さんとの会話の仕方で育てていくのが一番です。大人としゃべる機会が多ければ多いほど対応力はついてきます。