2010.08.09
能力を育てる!
能力と学力
よく、「能力と学力」という言葉を耳にすると思いますが、それについてじっくりと考えたことがあるでしょうか?
「学力」はある程度の「慣れ」や「練習」によって向上します。計算が速いとか、漢字をたくさん知っているというのは、いわゆる学力の分野によるもので、能力というのは、その覚え方であったり、考え方、スピードのことで、学力を支えるものと考えて頂ければいいと思います。今回はその「能力」についてのお話をしたいと思います。
視覚を鍛えよう!
「能力」と言っても、様々な能力がありますが、今回はその鍛え方についてご紹介します。能力を鍛えるには、よく、「五感を磨け」とも言いますが、その中でも特に大切なものが「視覚」です。勉強の多くが目から入ってくる物が多いので、その鍛え方によっては能力の差に大きく影響されます。今回は特に「視覚」の鍛え方に限定します。
「本読みが遅い」「処理スピードが遅い」「記憶力が悪い」「ミスが多い」これらすべて
視覚を鍛えることによって、解消されます。
レッスン1
パート1
①国語の教科書、もしくは文庫本を用意して下さい。
②各行の一番上の文字と一番下の文字を一文字ずつ交互に読んで下さい。
③目標タイムは10秒で40行です。
パート2
①社会の教科書、もしくは横書きの本を用意して下さい。
②各行の一番左と右を交互に読んで下さい。
③目標タイムは10秒で40行です。
パート3
①どんな本でもいいので用意して下さい。
②本を開いた状態で四隅の文字を対角線で交互に読んで下さい。
③目標タイムは10秒で往復40です。
レッスン1から3までが出来ない人は眼球が衰えています。乱視の可能性があり、要注意です。眼球トレーニングが必要です。
トレーニングの方法としては、パート1とパート2を何度もやって下さい。途中で間違えたら最初からやり直します。本来ならば、日本語よりもアルファベットの方がベターなのですが、最初は本を利用してもよいと思います。この方法で鍛えていくと、速読力もつきます。そればかりか、前に書いてある文字や文章を記憶していく能力が鍛えられます。
レッスン2
①新聞紙の大きさの紙を用意して下さい。
②真中に×を1センチ角ぐらいの大きさで書いて下さい。
③その×印の回りに数字を上下左右斜めに少し大きめに書いて下さい。
④③と同じように順次文字を大きく書いていって用紙の最後四隅が大体10センチくら
いの大きさにして下さい。
⑤この用紙を真中の×をいつも見ながら、同時にその回りの数字を読んでいく訓練をし
て下さい。
⑥目と用紙の間は最初、60から70センチから始めて徐々に近づけます。
⑦全紙がなければ半紙でも構いません。その分最後の大きさは小さくして下さい。
この方法のトレーニングは一度に見る物の範囲を広げていくというもので、視界が広がっていくとともに、頭の中に入ってくる情報量も増えてきます。これをスピーディーに行えばレッスン1にも代用できます。この他にも色々なトレーニングがあります。この次に必要なものが、目で見た情報を処理していく能力なり反射神経のトレーニングです。
こういうトレーニングを一日10分行うことによって、集中力も養えますし、前述のような方法がありますので、続きをお知りになりたい方は、お電話いただければ、ファックスにて送信致します。
2010.07.26
100人いれば100通り!
受験にしろ内部進学にしろ、勉強の方法は様々で、考え方も様々です。「周りがこうしているから・・・・・!」と言うのは一番安易な考え方です。どんな塾に行っていようが、自分の子供は自分で育てる、自己防衛するのが一番の基本です。100人いれば100通りのやり方があって当然ではないでしょうか!
☆塾にすべてお任せは一番危険!
「すべて任せて下さい!」をうたい文句にしている塾も幾つかありますが、全員が目標の学校に合格できる事は絶対にありません。やっていくうちに段々と差がついてくるのは当たり前。順調にいっている場合はともかく、そうでない時は、その理由を親自身がいち早く把握する事が何よりも大切です。何故なら、自分の子供の性格は親が一番把握しているはずだからです。ある程度は「自分の子供はこうして教えないと合わない!」という事は分かっていると思います。その上で塾がどう対応してくれているかを見学するなり、聞いてみたりしないと、合わない、放ったらかし状態ではいつまでたっても向上は望めません。順調でない場合ほど、集団の指導では成果が期待できないのです。たとえ1クラスが10~20人であっても、目が届くのは10分の1~20分の1なのです。少なくとも自分の子供がどういう勉強への取り組みをしていて、どれぐらいの成果を出しているか、又、どういう間違え方をしているかは把握しておくべきだと思います。気がついたら6年生で、いくら後で文句を言っても始まりません。
☆本人のやる気に応じて選択を!
「この学校に行きたければ、この講座をとらなければいけない」とよく言われていませんか?もちろん本人がその講座が「面白い」とか「楽しい」というのであればOkですが、やる気もない、意識も低いのであれば、おそらく座っているだけで、しんどさだけがたまるばかりです。それを続けると、後々反発が必ず返ってきます。要するに問題は「本人のやる気」なので、親としては大変苦慮するところだと思います。本人もある程度は「やらないといけない」というのは分かっていると思いますが、その気持ちを改善しようと思えば、やはりその目標校の良さをアピールするだけではなく、反面、しんどさや弱点も伝えて本人の意思を確認して決意させないと、いつまでたってものらりくらりの連続です。こういう場合、いったん、その講座をカットするのも手です。そして浮いた時間を復習や基本に回した方が、後々を考えると良い結果が出ます。やる気が少ない場合は、基本の授業まで手を抜くケースが多いですから・・・・・!
2010.07.21
「地理」に関心をもたせるために!
「歴史は好きでも地理はどうも・・・・・」というケースが非常に多いようです。確かに、知識の習得ばかりなので、子供にとっても「めんどくさい!」が先に立つでしょう。今回はひょんなことからこれを克服したケースをご紹介します。
交通標識が役立った!?
運転免許をとりたてのお母さんが子供を乗せてお出かけした際に、あれこれ迷っているうちに訳の分からない所に入り込んでしまったそうです。地図を見て、何とか脱出しようとするのですが、なかなか地図を見ながらのドライビングは難しく、子供に「幾つ目の信号を曲がるか教えてみて!」とナビを頼んだのはいいのですが、一方通行だったり、ノロノロと行く中、クラクションを鳴らされたりで大変だったそうです。そんな事がきっかけで、子供が道路標示や交通標識に関心を持つようになったそうです。
標識には色々ありますから、当分は横でうるさいかも知れませんが、それがきっかけで地図を見て行動できるようになれば、地理には詳しくなるのは時間の問題ですよね!
最近は大人の玩具とも言われるカーナビが発達していますから、目的地を設定しながらのドライブも結構役に立つのではないでしょうか!
又、世の中には色々なルールがある事も同時に教えられるのでは・・・・・
パズルが役立った!
日本地図を都道府県別にしたジグソーパズルが発売されています。それをフル活用したというご家庭があります。もちろんそれぞれのピースの裏には自然に関する情報と産業に関する情報が書かれてあります。最初は所定の枠にはめ込んでいくのですが、最終的には、台紙なしで、机の上でも並べられるようにします。半島だけを並べて出題されていくケースが多いので、ただ地図を眺めているよりも、こうして手にとって並べてみるのは確実に力になるでしょう。それと同じように、川や山地山脈、盆地などのカードを作って、地図の上に一回一回書くのがめんどくさい子にとっては、こういったカード、パズルがもってこいです!
2010.07.06
塾選びのポイント
塾通いはいつ頃から?
中学受験に向けての基本的な授業内容のスタートは小学校の4年生からです。ですから、厳密に言いますと、3年生の2月から入塾になります。ただ、その時点で、子供さんがどれぐらいの能力と学力があるかによってその選ぶ塾も変わってくるので、最近は、それ以前に2年、3年生向けの入塾パターンもあります。ただ、それはあくまでも4年生から始まる授業に備えて、という中身ですので絶対的に通塾しなければいけないというわけではありません。4年入塾までにやっておいた方がいいという内容さえ分かっていれば、家でも十分に対応できます。
塾選びのポイント
① 志望校のレベルをどのレベルに設定するか。
難関校・大学付き・上位校・中堅校・近距離校
② 通塾出来る範囲でどんな塾があるのか。
③ 国語力があるか。
小学3年生までにどれぐらいの本、活字を読んでいるか。
読書の習慣付けが出来ているか。
④ 算数力があるか。
足し算・引き算・掛け算・割り算・少数・分数・単位など、ある程度の計算力があるか。
⑤ 子供が早熟型か晩熟型か。
⑥ 通塾しようと考えている塾の国語の講師の年齢は?
⑦ 通塾しようとしている塾は算数型か国語型か。
以上のようなポイントを考慮して塾を選択すべきです。そうすれば自ずと大手塾がいいのか、それ以外がいいのか、家庭教師のサポートが必要なのかが分かります。塾にも得意不得意があり、向き不向きもあります。いずれにしても4年生段階で選ぶとすれば、まずは国語力があるか、ないかで判断をすべきです。そして、国語力がない場合は、そのままでは難関校は厳しいということを、前もって知っておいてほしいと思います。
2010.07.05
受験生に読んでほしい本
有名中学が受験生に薦める
モモ |
M.エンデ |
赤毛のアン |
L.モンゴメリー |
風の又三郎 |
宮沢 賢治 |
銀河鉄道の夜 |
宮沢 賢治 |
十五少年漂流記 |
j.ヴェルヌ |
兎の目 |
灰谷 健次郎 |
太陽の子 |
灰谷 健次郎 |
杜子春 |
芥川 龍之介 |
一房の葡萄 |
有島 武郎 |
星の王子様 |
S.テグジュペリ |
アラビアンナイト |
川真田 純子 |
かもめのジョナサン |
R.バック |
トムソーヤの冒険 |
M.トウェイン |
窓際のトットちゃん |
黒柳 徹子 |
ビルマの竪琴 |
竹山 道雄 |
ドクトルマンボー |
北 杜夫 |
ガラスの兎 |
高木 敏子 |
トムは真夜中の庭で |
P.ピアス |
★作 家
M.エンデ 宮沢 賢治
灰谷 健次郎 芥川 龍之介
J.ヴェルヌ 有島 武郎
北 杜夫 高木 敏子
S.デグジュペリ
P.ピアス
★出版社
岩波文庫・岩波書店
新潮文庫
角川文庫
講談社
基本的には本人が読みたい本を読む、というのが一番よいのですが、「どうしても子供に任せておくと偏ってしまう」という場合に参考にして下さい。「読書嫌いの子供には読書嫌いの親がいる」と言われています。そういう場合、推薦図書も分からないのは無理もないでしょう。上記の本や作家は、中学在校生にも学校は薦めています。入試にも引用されていますので、是非この折にチャレンジしてみて下さい。
2010.06.18
5年生はここが勝負!
いよいよ差がつきます!
入試まで約1年半のこの時期、実は最も変動の激しい時期となります。理由は色々ありますが、大きなものは「反抗期」「勉強の難しさ」「勉強量の多さ」があげられます。回りにも「クラスが落ちた」「塾をやめた」という友達がボチボチ出てきていませんか?
算数は佳境に入ってくる!
★ 「割合」「比」「速さ」の基礎をしっかり押さえることが大事
この分野は他の分野に割り込んでいく範囲の広いものなので、この分野を固めておくと応用範囲が随分広がります。「割合」は文章問題にも「比」「図形」にも役立ちます。
「速さ」は苦手な子が多いのですが、動くもののイメージを図式化、または表にしたりして再表現する訓練が絶対に必要なので、これをめんどくさがる子は、ここで差がつきます。「割合」「比」「速さ」をマスターする事が、これから進んでいく「色々な分野が融合された複雑な応用問題」すなわち、入試問題につながるのです。これが終わればもうほとんど新しい単元もないので、最後の難関です。
読書量の少ない子はここが正念場!
★ 「論説文」「説明文」「随筆分」「詩・短歌」は考え整理して読むことが大事
このあたりの分野になると、塾では「テクニック」で乗り越えさせようとしている傾向が目立ちます。「答えは前後2から3行の中にある」とか「ポイントになる語句を覚えろ」などを耳にします。これは読書が好きな子供であっても、物語や伝記が中心で論説、説明、随筆、詩、短歌などにはあまり触れていないということもあって、読書量の少ない子にとっては、あまり興味・関心がないだけに、その読解力の低さからくる対応措置だと言っても過言ではありません。なかなか時間に追われているので出来ないかもしれませんが、こういう分野こそ「書きこみ」が必要で、線の引き方や囲み方で随分変わります。物語文以上に集中して読むことが大事です。
ここから先の最高レベルの問題は子供だけでは無理!時間を大切に!
中には、本人だけで対応している場合もありますが、かなりの時間を要します。この「時間」がこれから貴重になってくるのです。確かに「自分で考えさせる」のは大切なのですが、「時間」を有効に考える事もここから先は重要なポイントになってきます。
2010.06.14
算数の陰に国語あり!
難関校の問題にこういう問題が!
〈 問 〉 駅前のDPEで遠足の写真を出そうと思います。今日は月曜日ですが、水曜日に友達に配りたいと思いま
す。駅前にはA.B.Cの3つの店があります。その店は現像・プリント・焼き増しの値段と仕上がり日が違い
ます。・・・・・・
どういう方法にすれば、一番安く、一番早いでしょうか? |
こういう問題です。具体的な数字は割愛していますが、この問題はほとんどの子が出来なかったそうです。いわゆる「組み合わせ問題」なのですが、子供が何故できなかったかと言いますと、「現像」「プリント」「焼き増し」という言葉の意味が分からなかった、というのです。最近は携帯電話のカメラで撮影したり、デジタルカメラで撮影してパソコンに取り入れたりでDPEに行く機会が随分減っているという時代で、問題製作者と子供たちとの間に時代のズレが生じています。入試問題は同じ問題の出題はできないので毎年出題者は試行錯誤、問題を考えています。そんな中、子供たちは毎年同じ年齢なので、ますますそのギャップは広がっていくばかり、それだけに塾も、本来ならば毎年新しい問題を取り入れていく必要性があるのですが、問題作成を常にやっている塾は2つぐらいしかありません。
こういう例もあります。
「かきねのかきねのまがりかど・・・・・」
有名な歌詞があります。漢字で書くと、「垣根の垣根の曲がり角・・・」となるのですが、今の子供たちは「柿根の柿根の・・・・・」と書きます。
大人の感覚では当然知っているだろうということも、子供たちにとっては知らない、分からない言葉や習慣がたくさんあります。こういう事を一つ一つ発見して理解させていくには、読書や大人との会話、体験、文章を読む時の注意力が必要で、一つ一つの言葉に関心を向ける習慣をどうつけるかが決め手になります。それだけに、大人がいかに指摘をしてあげるかにもかかっています。
算数がいかに順調であっても、5年生の後半や6年生になって長い文章問題になった時に解けるかどうかは、語彙力・読解力があるかないかで大きく変わってくるので、国語に不安がある人は出来るだけ早く対処しておくことをお薦めします。
2010.06.01
漢字に興味を持たせよう!
ごほうびがあれば意欲的
なかなか機械的に漢字を習得させるのは難しいものです。一日10個とか一週間で60個、100個と宿題を出されても、受験学年の場合は目的意識があるので、なんとかクリア出来たとしても、そうでない場合は自分からすすんで学んでいく子は少ないのが現実です。
「漢字に対して興味をもってくれればいいのに!」と、よく耳にします。その通りで、興味を持たせるようにすればいいのです。その手段の一つとして、今回は「ごほうびとお遊び」を利用して興味を持たせるような提案をします。
「魚」へん、「魚」がつく熟語を覚えよう!覚えた漢字は食べられる!
鮹(たこ) 鯆(いるか) 鯏(あさり) 鯑(かずのこ)
鱧(はも) 鮪(まぐろ) 鯉(こい) 鮫(さめ)
鮃(ひらめ) 鮑(あわび) 鮟鱇(あんこう) 鮴(めばる)
鰻(うなぎ) 鮎(あゆ) 鮒(ふな) 鮭(さけ)
鯣(するめ) 鯡(にしん) 鯵(あじ) 鰕(えび)
鱈(たら) 鰌(どじょう) 鰆(さわら) 鰒(ふぐ)
鯖(さば) 鯛(たい) 鰯(いわし) 鰹(かつお)
鱒(ます) 鱸(すずき) 鰤(ぶり) 鯨(くじら)
この他にもまだたくさんあります。これは高速道路などのサービスエリアや空港のお土産売り場などに置いてある「湯飲み」に書かれてあります。もちろんお寿司屋さんで使っている店もあります。これを利用して、「読めたものから食べる」というゲーム感覚で、親子で楽しみながら勉強できます。しかも、実際にその現物を見られるのでイメージとしても残ります。出来れば、その後に水族館に行って本物の魚を見るともっと効果的です。子供は生き物に大変興味を示すので、是非足を運んでほしい場所の一つです。そして、次に動物園やサファリパークに行けば、今度は「けものへん」の勉強につながるかも知れません。「へん」や「つくり」は関連のある言葉の集まりなので、興味を持たせるには、漢字の練習帳よりもグループごとに関連付けると、どんどん増えていくはずです。
2010.06.01
国語力とは?
国語力がなかなか短期間でアップしない、というのはなぜでしょうか? |
原因は色々と言われています。読書量がたりないとか、語彙力が足りないとか、最後までちゃんと読んでいないとか、それはそれで正しい意見だと思いますが、今回は少し違う観点から考えてみたいと思います。
国語力って何?
これらが総合的に絡み合って国語力となります。受験で必要とされて るのは①と②なのですが、それを支える③と④はほとんど4年生以降に 無視されています。④は子供が言葉を喋るようになってくる 、 ③は子供に童話等の本を読んで聞かせる頃で終わってしまっています。これが、 ①と②の成長を遅らせる原因になっていることに気が付いている人が、はたして何人いるでしょうか?③や④が弱い子供は、すべての教科の習得率が悪いのは言うまでもありません。実は4年生以降も③や④を伸ばす内容があるのです。
国語力を伸ばすには!
要するに、国語力というのは、①~④までの総合力なので、ただ単に問題をたくさん解いたからといって簡単に上がるものではありません。確かに時間は必要ですが、言葉に対する認識を深めるためにも、①や②だけではなく、③や④を育てる時間をとることをお勧めします。
ただ、こういった授業をしてくれる塾はありません。家庭教師に関しても、出来る先生は限られます。関心のある方は御一報下さい。
2010.05.28
入試の傾向をつかむ
問題傾向が変化している!
ここ数年、各校の受験問題の傾向が変化してきているのをご存知ですか?難関校ほど、いわゆる関東型の問題が増えてきているのです。関東型の問題とは、「思考力」「表現力」を問う問題であって、大学入試の小型版のようなものです。
★ 「思考力」「表現力」問題の出題比率
① 難関校が総合点の4割から5割
② 中堅校が約2割
★ 「思考力」「表現力」問題の特徴
① 解法は1つではない
② 解答に至るまでの過程や考え方を評価する
③ 知識の暗記だけでは解くことが出来ない
★ 「思考力」「表現力」問題を出題する要因
① どんな生活を送っているかを知りたい
② 将来どれだけ伸びるか知りたい
③ 中学・高校で教えたい内容にマッチしている
④ 社会に出てから必要な能力だから
どう対応すれば良いのか?
★ 親のタブー
① せっかちに答えを与えない
② 子供が考える間を与えずに、内容を説明しない
③ 子供を勉強に追い立てない
④ 成績が悪くても子供を責めない
★ 親にしてほしいこと
① 子供と一緒に「頭に汗をかく」
② 子供を日常生活から隔離しない
③ 家族と過ごす時間を作ってあげる
④ 勉強でいい結果が出たら素直にほめてあげる
⑤ 勉強は楽しみながらやらせる
⑥ 志望校の出題傾向を把握する
★ 「思考力」「表現力」問題は対話が有効
① 子供自身の考えで自分の言葉で表現させる
② 子供の考えを深めるような問いかけをしていく
③ 一方的な集団授業では無理