2010.05.28

入試の傾向をつかむ

入試の傾向をつかむ

問題傾向が変化している!

ここ数年、各校の受験問題の傾向が変化してきているのをご存知ですか?難関校ほど、いわゆる関東型の問題が増えてきているのです。関東型の問題とは、「思考力」「表現力」を問う問題であって、大学入試の小型版のようなものです。

★  「思考力」「表現力」問題の出題比率

  ① 難関校が総合点の4割から5割

  ② 中堅校が約2割

★  「思考力」「表現力」問題の特徴

  ① 解法は1つではない

  ② 解答に至るまでの過程や考え方を評価する

  ③ 知識の暗記だけでは解くことが出来ない

★  「思考力」「表現力」問題を出題する要因

  ① どんな生活を送っているかを知りたい

  ② 将来どれだけ伸びるか知りたい

  ③ 中学・高校で教えたい内容にマッチしている

  ④ 社会に出てから必要な能力だから

どう対応すれば良いのか?

★  親のタブー

  ① せっかちに答えを与えない

  ② 子供が考える間を与えずに、内容を説明しない

  ③ 子供を勉強に追い立てない

  ④ 成績が悪くても子供を責めない

★  親にしてほしいこと

  ① 子供と一緒に「頭に汗をかく」

  ② 子供を日常生活から隔離しない

  ③ 家族と過ごす時間を作ってあげる

  ④ 勉強でいい結果が出たら素直にほめてあげる

  ⑤ 勉強は楽しみながらやらせる

  ⑥ 志望校の出題傾向を把握する

★  「思考力」「表現力」問題は対話が有効

  ① 子供自身の考えで自分の言葉で表現させる

  ② 子供の考えを深めるような問いかけをしていく

  ③ 一方的な集団授業では無理

2010.05.24

医学部を狙うには戦略が必要!

医学部を狙うには戦略が必要!

点数配分を把握して目標設定を!

今後の計画を立てる上で、どの教科を勉強していくか、どの教科にどれぐらいの時間を割くのか、どういう勉強の仕方をすればいいのか、などの戦略を考えていく必要があります。ただ「頑張ろう!」と闇雲にやっても無理・無駄が多すぎます。そこで今回はまず、各大学の「センター試験」と「個別試験」の配点がどうなっているかを知って欲しいと思います。

センター重視型 高知・徳島・山梨・秋田・新潟・山形・信州
均  等  型 大阪・三重・千葉・大阪市・筑波・弘前・奈良・愛媛・岡山・浜松・福井・富山・大分
個別試験重視型 東京・京都・北海道・九州・広島・東北・岐阜・横浜・名古屋・東京医科歯科・京府医・札幌・金沢

 

それぞれの配点比率については、今回は掲載していませんが、例えば秋田の場合は9対4、東京の場合は1対4ぐらいセンター試験と個別試験の比率が違います。ということは、これを知ることにより、センター試験に力をより注いだ方がいいのか、逆に個別試験により力を注いだ方がいいのかが大まかに分かります。ただ、よくよく見ると、個別試験重視の大学は偏差値レベルが高い大学が多く集まっているという点は見過ごしてはいけません。

一般的に医学部を狙う場合、センター試験の結果が90から95%を目標に、と言われています。ただこれは国立のトップクラスの大学の場合であって、必ずそれぐらいの点数が必要かと言えば言い切れない部分もあります。実際、東大の理Ⅲに合格した生徒も、90%に満たなかったですし、京大の場合もそうでした。そこが、センター試験と個別試験との割合による結果になるのです。

この他にも、どんな教科が入試科目として必要なのか、を調べる必要があります。そして、自分の得意・不得意な科目によっても、戦略が変わってきます。基本となる英語・数学にもそれぞれ範囲が異なっていたり、配点が異なっていたりします。すべての教科をパーフェクトにするのは至難の業なので、一番有利な方法を今後もご紹介いたします。一緒に考えていってほしいと思います。

2010.05.21

公務員試験は効率的に!

テクニックを重視して最短距離で合格へ

 

 公務員試験の出題範囲は、小論文、文章理解、法学から数的推理に至るまで幅広いので、努力を結果に結びつけるためには、効率的な解法へのテクニックも重要。

そのテクニックを公務員試験専門学校現役講師が指導いたします。

M・講師

2010.05.18

テスト対策は出来ることから!

テスト対策は出来ることから!

ケアレスミス対策

 中間テストや期末テスト、課題テスト、事あるごとに「なんであんなところを間違えたんだろう?」と言う声を聞きます。その多くが、ケアレスミスによる減点です。これも実力の一つとも言われるので、まずはこのミスをなくすための取り組みを考えていきたいと思います。

問題に取り組む前に考えよう!

 ① 受験番号と氏名を正確に書く

 ② 問題全体に目を通し、解答順を決める

 ③ 全体の半分ほど進んだら残りの時間のチェックをする

 ④ 見直しのための時間を必ずとる

 ⑤ テスト終了後は次の科目の準備をする

時間の有効な活用法

 ① まず問題に目を通し時間配分をする

 ② 優しい問題から解く。捨て問を作ってもよい

 ③ 記述は最後にまわす

 ④ 最後の5分は見直し

解答欄の形式と注意事項

 ① 解答欄が問題文中にある場合

 ② 解答欄が問題の下や横にある場合

 ③ 解答用紙が別にある場合

   ★ 注意事項

       写し間違え、問題番号の見間違いに注意

       文字数の指定枠に注意

       記号で答えるのか言葉で答えるのかに注意

       記号の書き間違いに注意(①、②や〈1〉、〈2〉等の書き方)

       選択肢の場合、選択の数に注意

       順不同なのかを注意

       字は丁寧に書く。文字の大きさを一定にする。自信のない漢字は使わない。

       訂正個所は完全に消してから書く。

       記入済みのものは斜線を引く

       暗記物は忘れないうちに先に取り組む

2010.05.14

赤・黒・白・青・緑と言えば?

赤・黒・白・青・緑と言えば?

比べて納得

 受験を経験してきた生徒は必ず過去問に取り組んできています。そんな中、よく耳にするのが「赤本」と言われるものです。中学受験や高校受験レベルではその解答も的確に書かれていますが、大学の「赤本」の解答は「解答参考例」として書かれているのをご存知ですか。センター試験の問題も毎年新聞で公開されますが、その解答も「解答例」と書かれています。要するにその解答がすべてではなく、答えの数字等は同じになったとしても、他に解法の手段があるいうことです。

 「赤本」と言われるのは〈数学社〉出版で、他にもいくつかあるので紹介します。

 

  「黒本」・・・・河合

  「白本」・・・・代々木

  「青本」・・・・駿台

  「緑本」・・・・Z会

 これらが、いわゆる過去問の「赤・黒・白・青・緑」と言われるものです。これらはそれぞれの出版社なり予備校がそれぞれ分析して解答例を独自に作っているわけで、比べてみるとその違いが一目瞭然です。かといって、そんなに大差があるわけではないので、どれを利用してもいいと思います。ただ、過去問を利用する場合は、一つの解答にこだわってその解答を覚えるようなことは避けて、別の解答例も参考にし、自分の解答との違いを考えていくようにすることをお薦めします。

 高校生はいずれこの過去問に取り組んでいかなければいけないので、今のうちに一度書店等に行って、こういう過去問を見てみてはいかがでしょうか?大学受験の問題がどんなものかを知ることが、目標作りには必須です。そして、その周辺にある参考書や問題集、大学案内など色々な書籍に触れることが何より意欲を向上させてくれます。最近は書店で高校生の姿をあまり見かけないのが大変気がかりです。

2010.05.13

心身ともに春は過ぎ・・・!?

心身ともに春は過ぎ・・・!?

 

 入学して、はや一ヶ月が過ぎ、お母さん方もやっとホッとされている頃だと思われます。子供達も今は勉強しなくても、今までの積み重ねでほとんどの内容は理解できているので、大変楽な毎日かも知れません。ただ「こんなものか!」と思わないように、準備だけはしておきたいものですね!

これからの鬼門は「英語」

 学校によっては、英語が大変難しい学校もあります。特にプログレスを使っている学校は最初から長文なので、相当の勉強量が必要です。一般にこの時期はまだまだ単語に短文の時期ですが、難易度的には優しいだけに疎かになりがち。こういう時期にこそ、勉強のやり方をそれぞれで研究してほしいものです。特に英語はいずれ差がつく教科なので、今は完璧にしておいてほしいものです。だいたい、1年生の間は90~100点を取って当たり前ぐらいにしておかないと、2年生になったら毎回10点ぐらいずつ下がってきます。1年生の間に「得意感」を持たせ、持続的な取り組みをさせてほしいものです。

 英語の取り組み方は、おおかた2種類に分かれますが、どちらを選択されますか!

一つは受験英語、もう一つは会話を中心にした実用英語です。どちらを選ぶかによってテストの点数が随分変わってきます。受験英語を選んだ場合は定期テストの点数が良く、実用英語を選んだ場合は、公開テストや外部の模擬試験、英検等の点数が良いとされます。そのあたりを考えて選択してほしいと思います。ちなみに、大学受験を考えるのであれば受験英語、将来、英語を役立たせた職種に就きたいと考える場合は実用英語をお勧めします。

頭の切り替え必要は「数学」

 今までやってきた「算数」とこれからやる「数学」は違います。「算数を捨てろ」というわけではありませんが、いつまでも「算数」的な解き方に頼っていては「数学」は伸びません。何故こんな事をいうかと言いますと、中学受験に取り組んだ経験のある子供ほど、パターンで解こうとする傾向が強いからなのです。数学の場合、これから説明したり証明したり高度な計算をしたりと、その答え方は幾通りも出てくる場合があります。それだけに頭を柔軟にしておかないとついていけないようになるでしょう。

 まずは、この時期、ノートの書き方を丁寧に、整理して書けるようにしていくことからスタートしてほしいと思います。簡単な問題であっても途中の式を省かないように書き込むことこそ「数学」です。

中学の勉強は1年生で決まる!

 皆さんの行かれている学校は、今の段階ではほとんど皆、同じレベルの子供達が集まっているはず。ちょっと頑張ったらかなりupし、ちょっとサボったらかなりdownするはず。一度downするとなかなかupしにくいでしょう。何故なら「またしんどい勉強せなあかん!」という思いが子供に過度にかかるからです。それだけに、その気持ちを一新させるにはかなり大変だと思います。ましてや今までのように素直に言うことを聞くとは思いませんから、“さじを投げる”ケースが随分多いのです。それだけに、この最初の時期にこそ『勉強の習慣づけ』と『高得点のプライド』を持たせ、この一年間を過ごしてほしいと思います。DOWNの兆候は早くも二学期には出てきます。

2010.05.12

家庭学習は読み聞かせから

家庭学習は読み聞かせから

聴く力・記憶する力・イメージ力

 小学受験の試験内容のなかで、必ずと言っていいほど出題項目にあげられるのが、「お話の記憶」という項目です。この能力を育てるには相当な時間を必要とします。皆さんもすでにご家庭の中で、色々な本を読んであげていると思いますが、その本の選定や取り扱い方について苦労されているのではありませんか?

 1歳・2歳の時はまだまだ読み聞かせるといっても、言葉がなかなか伝わらない場合もあると思うので、そういう時期は、できだけ絵本を使って、言葉とイメージをつなげていく作業が必要です。そのためには、やはり図書館を利用するのが一番いいかと思います。出来れば、一冊ずつ購入して家に置いておくのがベストですが、なかなか手間とお金もかかります。

 3歳以降になると、だんだん字も読めるようにしていかなければいけないので、文字数の多い本にし、自分でもゆっくりと発音できるように、文字の発音の訓練をしていくといいでしょう。それと同時に、物語等の読み聞かせをすすめていきますが、本の選定が難しく面倒です。また、せっかく読むので、「どう感じているか」「どう理解しているか」など色々と聞いて、本人の感性や理解力を確認したいところです。

 最低限、アンデルセン、アラビアンナイト、イソップ、グリム、日本昔話、などは読んでほしい題材なので、これらを中心に始められたらと思います。そこで今回は、そういう内容がすべて掲載されている本を紹介します。

 

日本学習図書株式会社「入試によくでるメルヘン・コレクション」

 

 この本は96話が載っていて、それぞれの内容に応じて、問いかけの項目があるので、それを利用すれば、いちいち質問の内容を考えなくてもすむ、という優れものです。物語も一つ一つが1ページの中で完結しているので、読み聞かせの量としても適量です。ぜひ一度ご覧になってみて下さい。

2010.05.11

絵本と書籍の使い分け

絵本と書籍の使い分け

 

絵本はいつ頃から?

 絵本の役割というのは、具体的なイメージを与えるという特効薬になっていますが、実はそれだけではありません。一つ一つの物の形や色、特徴を学ぶのに大変優れているのです。物語の主人公の様子だけではなく、背景に描かれてあるものも案外目に入るので、何度も何度も利用できる優れものです。ほとんどの絵本は分厚い紙が使われています。これは、子供が少々乱雑に扱っても破れないという理由、当然色が付いているので薄い紙では印刷上品質が保てないという理由もあります。いずれにしても、まずは絵を中心に親子の会話を楽しみながら、物語の内容や背景に描かれてある物について色々とお話をしてみて下さい。そして、もう一つの特徴は字が大きいということで、文字を覚えかける時期にはもってこいの教材になります。初めは親が読みながらイメージを描くことからスタートし、次のステップは一緒に声を出して読むという段階に。これらの繰り返しで徐々に文字が読めるようになってきます。この段階が子供の人生を決めるといってもいい過ぎではないぐらい大事なことなのです。

 絵本の利用は、子供がことばを少しずつしゃべりだす時期からスタートしてもよいと思います。すでに色々な物が目に入り、一つ一つの物の名前を覚えていく時期だからこそ、役に立つのではないでしょうか?効果が目に見えてというものではありませんが、積み重ねがいずれ大きな差になるはずです。

書籍はいつ頃から?

ここでいう書籍というのは、イラストのない物語本のことを言います。この本は子供が本好きになったり、親が読み聞かせの際にも利用すると思いますが、できれば一つの物語をくわしく書いた本よりも、物語の数がたくさん載っているものを利用してほしいと思います。ようするに、小学受験に向けて、「お話の記憶」に役立たせてほしいのです。

年齢的には、3歳以降になると思います。一つ一つの物語を全部単品で揃えるのは大変ですし、コストもかかります。ただ、最低、イソップ、アンデルセン、グリム、日本昔話等は知っておいてほしい内容なので、出来ればそれらすべてが載っている本を購入されるのが一番かと思います。物語に出てくる主人公をグループ分けするような問題が出題されていますので、これらを読んでおくことは必須かと思います。ただ、今回は「物語を知る」という観点でのお話なので、「お話の記憶」のレベルアップについては、次回で!

2010.05.10

日常会話に要注意

日常会話に要注意

出来る限り標準語を使って!

 幼少時期、特に言葉を覚える時期は、子供を育てるうえにおいて親が最も気をつけなければいけない時期になります。「言葉」は言うまでもなく、思考力につながる手段であり、日本人である以上、頭の中でも日本語で考えたり感じたりするので、その言葉の数が少なければ、当然考える能力や理解する能力も少ないということになるだけに一番大切なものです。これから始まるすべての教科の基にもなるので、ただ、「しゃべればいい」「わかればいい」「覚えればいい」と言うものではありません。

 ものの名前には方言はないものの、日常ではほとんど方言で会話をしているはずです。特に最近は言葉をわざと簡略化してしゃべったり書いたりすることが流行になっています。例えば「熊さんが笑っていた」を関西弁で言うと「熊さんが笑ろとった」になります。日常会話では何ら問題はありませんが、入試の口頭試問や面接になると、これは不適格になります。入試の口頭試問や面接では、標準語で答えることがプラスポイントになるので、その標準語を教えるために、一にも二にも常日頃から出来るだけ標準語を使って会話をすることです。入試の際は親子とも緊張して丁寧な言葉遣いをしようと思っても、つい関西弁がでてしまうものです。学校側はその言葉から、常日頃の生活環境やしつけ、親同士の会話、本人の性格などを見抜きます。以前、こんな口頭試問で失敗した例があります。

  先生「ごはん食べてきましたか?」

  本人「はい」

  先生「おいしかった?」

  本人「はい」

  先生「どこで食べたの?」

  本人「車の中」

 子供は正直ですね!ただ、「あぁ・・・・ぁ!」という感じですね!この会話から生活環境が分かってしまい、また親子の会話が常日頃から「うん」「うん」という単発的な会話が多いのだろうということが読み取られます。会話の多い親子であれば「おいしかった?」と聞かれたときに「おいしかったです」と答える場合が多く、単発的な返事だけで終わる場合はおそらく「こう聞かれたらこう返事しなさい」と言われているように受け取られます。

 こういう言葉遣い、会話は付け焼刃では出来ないので、常日頃から出来るだけ丁寧な言葉遣い、そして標準語を多く取り入れて親子で会話をしてほしいものです。大変だと思いますが、子供は親の分身ですから、自分に跳ね返ってくると思って下さい。

2010.05.06

難関校を志望校にするには?

難関校を志望校にするには?

学年別の目標と目安

3年生終了までに 

 算数・・・・四則計算・分数・少数・単位の概念と変換・平面図形(四角・三角)・簡単な規則性の問題

  国語・・・・読書の習慣、1分間に500~700文字を読むスピード、最終的には600

        ~1000文字/分  入試までに2万タイトルの読書

        字を丁寧に書く習慣、漢字400字以上、最終的に1000~2000字

  理科・・・・生き物への関心・自然への関心

        「なぜ?」という疑問を持つ習慣

  社会・・・・都道府県名、地域への関心、歴史への関心、ニュースを見る習慣

  習慣・・・・45分間座っていられる

        勉強の習慣が付いている

        基本的生活習慣が身に付いている

        家庭でのしつけが出来ている

 4年生時 

  習慣・・・・塾や学校のスケジュールに合わせた勉強のサイクルの確立

        勉強に対する意識や心構えを育てる

        宿題はその日のうちにこなす習慣を身につける

        答え合わせの際に解説や参考を見る習慣をつける

  学習・・・・習った単元の復習の習慣(完全に記憶・理解させる)、反復、

        基本・応用までの段階を確実にものにする

  現状・・・・塾でトップクラスに在籍

 5年生終了時 

  現状・・・・国語と算数が得意、教科のムラ、単元のムラが少ない

        塾でトップクラスに在籍

        塾でのテストで結果が出ている

        ほとんどの単元が終わりかけている

 6年生時 

  取組・・・・点数のムラを細かく修正

        どんなテストでも安定した点数をとっていく

        暗記内容に関しての復習や演習、総合理解

          国語・・・漢字・語彙の復習と拡大、長文読解、文法の確認

          算数・・・難問・超難問に挑戦、計算スピードのアップ

          理科・・・物理分野の演習、生物分野の復習、思考問題の取組

          社会・・・復習と知識の拡大、時事・政治・経済問題の取組

       必要以上の授業のカット、志望校別クラス中心の取組、過去問への取組

 一般的にこのレベルを狙う層は時間との戦いをしていて、与えられる課題をこなしていくだけでも精一杯なのが現状です。1点、2点を争う世界なので、ちょっとしたミスが命取りです。親子ともども必死になっている家庭がほとんどで、プロの家庭教師が5年生当初から就いている割合が6割以上、最終的には8割に近いのが実情です。でないと、特に大手塾の最高レベル特訓の問題は子供だけでは無理だからです。親のチェックもかなり細かく、精神的にもテストの点数で一喜一憂している家庭が多く、特に入試前は子供とケンカの絶えない毎日が続いている家庭も多くあります。入試に関する情報合戦、親同士の交流が極端に減り、凄まじい世界です。

 実際、特に大手の塾は進度が速く、5年終了時にはほとんどの単元が終わっています。もちろん、6年生の夏休みまでに復習はしますが、大きな取りこぼしがある場合はほとんど間に合いません。それだけに特に5年生時に習う単元をその都度復習、補習、演習、発展していかなければ、結局時間切れになってしまいます。長い道のりの中には、 子供の反抗期やトラブルなど様々なことがありますが、これだけやったから絶対に合格できるという保証はありません。能力的に高い子供が多いだけに、色々な方法があるとは思いますが、いずれにしても、まずは読書の習慣づけと親子の会話が難関校を狙う上では一番大切なポイントになっています。

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