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2011.01.07

お母さんの入試前事前準備

お母さんの入試前事前準備

1. 受験票をコピーしておく(併願校含む)  ・・・当日も持参

2. 試験会場の順路の確認と交通機関の時刻表の確認(40分前には到着)

3. 試験会場の周辺で時間をつぶせる場所を探しておく

4. 試験会場へは出来るだけ公共交通機関で行く(遅延の場合、証明できる)

5. 車で行く場合は駐車場の確保、または乗降場所の確認

6. カイロや手袋・マスクの準備

7. 靴底のツルツルなものは避ける

8. 保健証(当日、受験生は極度の緊張感から腹痛になることが多い)

9. 当日は大学のセンター試験とも重なるので普段よりも人が多いという認識を

10. 時間のつぶせるアイテムを準備

11. 3日間分ぐらいの買いものをしておく(試験が続くと親がいない間に寝てしまう)

12. 出来るだけ外食は避ける(試験前・試験中)

13. 入学手続きの手順と締め切りの確認

14. 本人は試験、親は合格発表というケースもある。日程確認をしておく

15. 出来るだけ親は同じカバンを持ち歩く(入れ替え忘れ防止) 

当日のチェックポイント

1. 会場に入る前に受験生の携帯の電源をOFFに

2. 試験終了後の待ち合わせ場所の打ち合わせ

3. 受験票の確認

4. 筆記用具の確認

5. 体調チェック(体調不良の場合は別室受験可の場合もある)

6. 当日は小言を言わない

7. 塾で集合の場合は自分の子供よりも回りを見る方がよい(掲示物などに注意)

8. 試験が始まったら明日以降の予定をチェックし準備する

9. 受験生はテストの出来具合をいつまでも振り返るので早く気持ちを切り替えさせる

10. 恐らく寝不足ですが、仮眠をせず明日の対策をして早めに寝る(早起きできる)

11. 試験が2日、3日と続くと親の方が疲れる(寝られるときに寝ておく)

12. 試験会場で待つよりも近くでショッピングなどする方がむしろ疲れない

13. 親が疲れると子供に影響する(短気になりやすい)

14. 受験生の気持ちの切り替えは案外ゲームが効果的(一度頭をリセットする)

15. 携帯の充電器を持ち歩く

2010.12.16

算数も覚える内容がある!

算数も覚える内容がある!

ひらめきは記憶から・・・

「計算ミスが多い」「計算のスピードが遅い」「平面図形が弱い」「単位変換が弱い」など、算数の点数が不安定な子供によくある傾向です。それでいて日頃は難問に取り組んでいるという状態で、いつまでたっても改善できていない話をよく聞きます。

 「算数は暗記教科だ・・・」と言い切る先生もいますが、算数にも覚えておいた方がいいという数字や方法がたくさんあります。その方が正確でスピーディーだからです。その知識があって、初めてひらめきが生じるのです。何も知らない状態でひらめきはありません。

少なくとも次の内容は覚えておいてほしいものです。

 ① 累乗の数(11から20まで)

 ② 3.14の倍数

 ③ 2と3の倍数表

 ④ 少数と分数の変換(0.5=2分の1…他)

 ⑤ 単位の別の言い回し方(1時間は3600秒・一日は1440分・・・など)

 ⑥ 図形の係数

⑦ 図形の性質

この他にも、必ず出題されるような基本問題など、考え方のパターンをいくつか覚えておくと、その場でいちいち考えたり、計算しなくてもいいですし、ミスもなくなります。

いわゆる「ひらめき」が生まれてくるのです。

時間があるうちに、上記のような項目を覚えて、いかにスピーディーに解くか、いかに工夫・活用するかなどの意識を高めていきましよう。

2010.12.16

どんな勉強をしていますか?

どんな勉強をしていますか?

 

点数が伸びていない子

 ① 答えをまる写ししているだけ

 ② 答えだけをまる覚えしている

 ③ 空白のまま置いている

 ④ 一度やった問題は二度とやらない

 ⑤ 間違いなおしをしない

 ⑥ 問題をしっかり読んでいない

 ⑦ 言葉だけを覚えて意味が分かっていない

 ⑧ 物のイメージが全然ない

 ⑨ 字が乱雑で漢字を使わない

 ⑩ 解答欄から字がはみ出ている

点数が伸びている子

 ① 解答欄に書いてある解説や参考まで読んで覚えている

 ② 以前やった内容と結び付けて関連性を持たせる

 ③ 以前やった内容と結び付けて整理する

 ④ 問題用紙の隅々までよく見ている

 ⑤ 記憶する内容は必ずイメージをもって覚える

 ⑥ 同系統の問題は前回の自分の解き方を参考にしている

 ⑦ 字が丁寧で解答欄からもはみ出ていない

 ⑧ 出来るだけ漢字を多く使うようにしている

 ⑨ 答えを見て解答した場合、もう一度初めからやり、満点が取れるかを確認する

 ⑩ 疑問をもったら解決しようとする

 ⑪ 点数よりも自分が勉強した内容が理解しているかが気になる

ほとんどの子供が自主的勉強ではなく、与えられた課題をこなしているにすぎないのが現状です。そのこなし方は様々ですが、その良し悪しで随分差が生じているようです。

上記のような例を比較すれば一目瞭然ですが、なかなか時間に追われて余裕がないと思います。目標校にもよりますが、必ず塾の進度に合わせなければいけないというわけではないので、基本的に本人の処理能力に合わせて、勉強のやり方を修正したり、強制したり、あるいは、塾を変更したりするべきだと思います。

2010.11.15

なぜ なかなか褒められないのか?

なぜ なかなか褒められないのか?

 子供を褒めるというのはなかなか難しいものです。教師でも褒め上手な先生はなかなかいません。ましてや若い先生でそれが出来る先生などは皆無に近いのです。なぜかと言うと、子供に対しての「物差し」が違うからです。

 経験の少ない先生は、その「物差し」が「自分の経験」と照らし合わせて尺度を決めます。ベテランの先生は「周りとの比較」もしくは「その子の成長の比較」です。その観点から言っても“自分の子供を褒める”と言うのはなかなか難しいのです。

親の期待は120

 例えば、次のテストで80点を目標にするとします。実際に子供がその80点をとってきた時に親はどういう反応をするでしょうか?「ほとんど何も言わない」もしくは「次は90点を目標にしよう!」という会話だと思います。親は目標に達した事に安堵感を抱き、「ホッとしている」のが本音でしょう。

 ではどういう時に親は褒めるのでしょう。80点×120%で96点前後、要するに予想以上に達した時に褒めるでしょう。我々プロは違います。我々は80%を尺度にしています。ですから64点以上であれば褒めます。

 要するに、子供を褒めると言う事は、自分が感動した、しなかった、ではなく、子供に対する尺度(物差し)を決めて、それ以上なのか、それ以下なのかで褒める判断を決めればいいと思います。少なくともその「物差し」は目標よりも高くならないように注意すれば褒めやすくなります。

子供は親を観察しています!

 子供は親の感情、機嫌をよく観察しています。親が本当に喜んでいるのか、うわべだけで言っているのかは分かっています。それだけに褒める時は、感情を表現して褒めなければ子供に見透かされてしまいます。大いに役者になってドンドン褒めてみてください。

2010.10.23

知識を安定する方法1

知識を安定する方法1

確実に身につく学習方法

中学受験において必要な知識は膨大な量があります。特に国語・社会・理科は記憶する事柄が非常に多いので、その覚え方が重要になってきます。ともすれば、言葉だけ覚えて内容、意味が分からない、というケースも多々あるようです。今回は各教科のそれぞれの覚え方について考えて行きたいと思います。

国  語  (漢字の覚え方)

 ① 1日10個ずつ覚える方法。一週間で60個。

 ② 初日に60個覚える取り組みをし、それを一週間同じものを毎日復習する。

 どちらの方法が知識を定着化することができるかというと、②の方法です。初日はなかなか大変ですが2日目、3日目となるにつれ、分からなかった語句が減り、全部書けて読めるようになってきます。このやり方であれば、分かっている語句も最低でも一週間で6回は見て確認することになるので必ず定着します。一方、①の方法は、一日一日は楽なのですが3日もすれば初日にやった語句は所々忘れていきます。一週間後には8割ほど忘れてしまいます。行かれている塾、学校、学年によってはそんな時間が取れない場合もありますが、そういう場合は書けなかった、読めなかった語句だけでも繰り返し毎日やれば、必ず消化できます。

 知識を定着化するには、繰り返し何度でも、しつこく、ねちっこく、これしかありません。ただその実施の仕方については、こちらに直接聞いて下さい。秘伝をお教えします。

 また、同音異義語の覚え方についてもお聞きください。

社  会・理  科

 ① 項目ごとにまとめて覚える。

 ② イメージをつけて覚える。

 ③ 関連させて覚える。

 国語の漢字や語句のように単純に覚えるだけでは無理です。①から③をトータル的に実践していくことです。社会の場合は、必ず白地図、地図を見ながら、それを照らし合わせながら地理も歴史も覚えたほうがいいでしょう。この場合も、機械的に10個ずつ覚えるのではなく、項目ごとに一気に覚えて、繰り返しをすることが必要です。理科においては一つ一つの単元ごとにまとめて覚えていってほしいのですが、名称は機械的に覚えるとして、生物分野は案外理屈が分かれば覚えやすいものなので、むしろ物理・化学分野の方に時間を割いた方がよいでしょう。生物分野の確認は1学期に1回で十分でしょう。

2010.09.27

親切心がアダになる!

親切心がアダになる!

親子の会話で子供にプレッシャー!

母「●●●君、ここ間違ってるじゃない!」

子「えっ!」

母「ここは、単位がこれだから、こうしないといけないでしょ!」

子「・・・・・・?」

母「だから、答えはこうなるんじゃない」

母「わかった?」

母「こんな簡単な事を間違っているから、いつまでたってもケアレスミスばっかりして、

  成績が上がらないんでしょ!」

母「もっと集中して真面目にやらないと、●●●●中学に合格出来ないでしょ!」

母「▲▲▲君なんていつもベスト10ばっかりで、少しは見習いなさい!」

母「高い月謝払ってるんだから!」

 聞いたことありませんか・・・?  どこかで・・・?   どこにでもある会話です。これに近い会話を多かれ少なかれ経験されている方が圧倒的に多いのが現状です。

 こうして、文章で書くと一目瞭然で、母と子の会話というよりも、母の独り舞台のようです。こういう会話は子供のやる気を損ないます。下手をすれば子供をダメにします。

 まず、この会話のどこを工夫すれば良くなるでしょう。言葉遣い?  いいえ、そういうことではなく、この場合、一番の目的は「間違いに気付かせる」という事です。

最も簡単で効果のあるやり方は「指差し」です。間違っている個所を指で指すだけで子供はその個所に目を向けます。後は自分で気づくまで黙って見ていればいいだけです。要するに「考える間を与える」ということが何よりも大切なのです。それを横からわざわざ頼まれもしないのに解説までして答えまで言ってしまっては、何にもなりません。子供側に立って見れば、「大きなお世話だい・・・!」「そんなに言うなら自分でやれ・・!」と、反発しかかえってきません。ましてや、お金のことは子供にはタブーです。

 「結論や答えを言わない。それを導くようなヒントや指摘をする」これが賢いお母さんのやり方で賢い子供を育てる極意です。このやり方は家庭教師の先生がよくやる手法です。

 

2010.09.20

国語力がすべてを制す!

国語力がすべてを制す!

「算数を制する者が勝利者?」

 関西では「算数を制する者が受験を制する」とまで言われていますが、はたしてそうでしようか?

 確かに算数ものにしようとすれば、膨大な量の問題をこなすので、その結果にはかなりの差がつくのは事実です。しかし、算数だけが成績が優秀という子供はいったいどれぐらいいるのでしょうか?

 傾向として、5年生の前半までは順調に行く場合が多いのですが、夏休み以降に成績が下がってくる子供の多くが、「読書嫌い」「国語嫌い」が原因で、算数の文章問題ができなくなっています。逆に「読書好き」「国語好き」の子供はそんなに下がっていないのが実情です。点数にムラが出ている場合は、その原因が国語力の弱さにあると判断した方がいいでしょう。そこで、国語力、中でも「漢字・語彙」と「読むスピード」についてのお話をします。

読むスピードは?

 最近の入試では、学校にもよりますが、国語や社会の問題用紙に書かれている文字数はおよそ5000から6000文字もあります。これを読むとなると、早い子供で約10分、遅い子供で約20分かかります。これだけの差がつくので、20分もかかっていては問題を考えて解く時間が足りなくなります。従って、1分間に約500から600文字程度のスピードが必要になってきます。文庫本であれば約1ページ1分のスピードです。

ただ、限界がそのスピードであれば、あせって読み落としがある事も考えられるので、出来れば600から800文字/分で読める力を育てて、余裕を持って少しスピードを落として500から600文字/分を読むと理想的です。ちなみに東京大学の入試レベルは、1500文字/分と言われています。

漢字・語彙数は?

 単漢字では最低1000文字が必要です。ただ単漢字で出題されるケースよりも熟語の場合が多いので、実際には組み合わせもあるので、その2倍から4倍と考えて下さい。

語彙は最低5000と言われています。ちなみに大学入試のセンター試験の英語の単語数は6500、東京大学では11000単語、構文で800必要とされています。英語でそれぐらい必要と言う事は日本語の場合、いったいどれぐらい必要なのでしょうか?

なぜここであえて大学の入試問題を引き合いに出すかと言うと、中学受験をする子供の国語レベルは大学のセンター試験レベルだからなのです。センター試験の現代文なら中学受験生は読めます。

2010.09.06

理科の問題に変化!

理科の問題に変化!

思考力・表現力を問う!

 

各問に答えなさい。ただし、経済的な理由は除く。(某中学入試問題より)

1. 豆腐は普通水に入れておきます。それは乾燥を防ぐこと以外に、どのような理由が考えられますか?

2. 衣類の繊維には、丈夫である、保湿性が良い、肌触りがよい等の性質が必要ですが、下着に使われている繊維にはこの他にどのような性質が必要ですが?

3. さびを防ぐために、鉄にペンキや油を塗ることがあります。ペンキや油を塗ると、さびを防ぐことができるのは何故ですか?

4. タイヤに使うゴムは滑りやすい性質があります。もしタイヤが滑りやすかったら車は止まれませんが、この他にどのような不都合が生じますか?

5. ガラスは割れやすいのに、試験管はガラスで作られています。その理由を2つ答えなさい。

6. 鍋の取っ手には、木やプラスチックがよく使われています。これは木やプラスチックのどのような性質があるからですか?

7. プラスチックのある性質は、長所になる時と短所になる時があります。その長所となる性質を1つ書き、それがどんな場合に短所になるかも書きなさい。

8. 次の筆記用具を、書く仕組みの違いで2つのグループに分類し記号で答えなさい。また、それぞれの書く仕組みを説明しなさい。

  ア) クレヨン  イ) 万年筆  ウ) 筆  エ) チョーク

  オ) 鉛筆    カ) フェルトペン(マジック)  キ) ボールペン

「暗記力や受験テクニック」だけでは対応できない!

上記のような問題がここ最近は増えてきています。いわゆる、「思考力・表現力」を問う問題で、これらは記述式で答えるもので知識は当然なければいけないのですが、それだけでは当然書けないでしょう。答えを論述的に答えるという点においては、大学受験のようにも感じられます。こうした問題に対処するには、日頃の生活の中でも、深く考える習慣が必要で、なんでこうなるのかを口で説明できるように親子の間でも工夫が必要ではないかと思います。出来るだけ低学年のうちから、考える習慣をつけるためにも、親が生活の中で疑問に感じるようなことを、子供にどんどん質問して考えさせるようにして下さい。その積み重ねが必ず考える習慣につながります。

2010.08.23

「お買いもの」は宝の山

「お買いもの」は宝の山

見る物・触る物がすべて勉強!

 小学3・4年生ぐらいまでは、物事に興味・関心を持たせるのが一番の勉強への近道なのですが、これは、「本物を見る、体験する」という体験学習から生まれます。子供は色々な事に興味・関心があります。特に「もの」に対しては敏感に反応しやすいものです。

そこで今回は、生きた勉強として「買いもの」に注目してみたいと思います。

 普段何気なく行っている「買いもの」、例えばスーパー等では、生活必需品が多いのですが、お母さん方はだいたいの物の値段が頭に入っていると思います。ただ、子供に教えることは、物の値段よりも、その品物が「どこの産地か」「いつが旬か」「どこが有名か」「なんで同じものでも値段が違うか」「どんな感触か」「どれぐらいの重さか」「どんな匂いがするか」など、物の名前と産地、特色などを意識させるような話をしながら、見て回って欲しいと思います。最近は生鮮食料品に産地が書かれてあるので、賞味期限よりもそちらに目が向くように子供を誘導して下さい。

 食料品以外でも、「~が~%」と表示されているのが数多くあります。例えば「ビタミン30%」とあれば「全体で何グラム?」という質問もできますし、重さに関しても1キロはだいたいこれぐらいの重さ、という事も体感できますし、量に関しても1リットルがだいたいこれぐらいの量、という事も実感できます。他にも衣類であれば、メイドイン「イタリア」とか「絹80%」など、注目させるポイントはたくさんあります。

 最近はお買いものに応じて、ポイントがついたり、5%値引き等、数字に関して敏感になるような事がたくさんあります。それも子供に意識させればいいのです。そして最終的には消費税の計算も教えられます。

 物を見る、買うことは子供が勉強する上において、「国語、算数、理科、社会」すべての要素が含まれています。こうしたちょっとした会話の工夫で子供が関心を持ってくれれば、一番良い買いものをした事になります。これをしたからといって必ず興味・関心を持つという保証はありませんが、少なからず物の名前、イメージ、数字に関して学んだことになるので決して無駄にはなりません。いろいろな所に行って、色々な物を見せて、色々な物に触れさせて、どんどん体感・体験すること、これが体験学習の基本であって、特にこういった事に重点を置いているのは教育大学付属の学校です。ただこれは家庭内でほとんどの事が出来る事なので、時間のある低学年のうちに各ご家庭で色々と工夫して、子供がどんなことに興味・関心がわくかを試してみて下さい。

2010.08.11

夏の講習会の取り組みは?

夏の講習会の取り組みは?

~講習会の内容を知っていますか?~

 前半の講習会も終わろうとしています。一般的に中学受験の塾は、算数30時間、国語20時間、理科20時間、社会20時間という時間配分になっています。今までの総復習をする塾や、同じ時間配分で最近勉強した範囲や入試レベルの問題を集中する塾など、その内容は様々です。それぞれの塾、学年によって様々ですので、一度良く確かめてみてはどうでしょうか!

6年生の場合

 これが最後の長期間の取り組みになるので、お子さんの今の状況に合っているかの判断をしないといけません。例えば、全然目標レベルとかけ離れているのに、そのレベルの問題ばかりやっていても効果は上がりません。又、塾によっては志望校別のクラスに入れなかった生徒もいます。特に大手塾の内容は仕上げに入っていたり、ワンランク上の問題に入っています。要するに振り分けに入っているのです。あくまでも塾のカリキュラムは順調にきている生徒が中心で、一定レベルの成績以下はどんどん下のクラスに振り分けられ、絞られていきます。それはある意味、冷たくも感じますが、冷静に考えると、その時点で生徒が一定レベルの力がないという判断なので、それを真摯に受け止めて各ご家庭で今後に向けての取り組み方を考えていくべきだと思います。又、この時期はまだまだ過去問は解ける時期ではありませんから、それにあまり時間を取りすぎない方がいいと思います。

 この時期はとにかく総復習と応用レベルの問題の徹底練習です。

5年生の場合

4年生から習った範囲をもう一度復習する事が大切です。絶対に忘れている内容が多いはずです。一度勉強しただけでは必ず忘れていますから、この機会に基礎問題の復習をお薦めします。ただ、9月以降は一番差がつく時期でもあるので、難関校を目標にしている場合は、難問にもトライする必要があります。

4年生の場合

4年生の場合は基本的に、その塾が合うか合わないかを見極める学年という位置づけなので、あまり詰め込んでやる必要はありません。ただ、すでに目標のある場合は、その目標にあった進度があるので、それに達しているかを塾のテスト等で判断していく必要があります。もちろん我々プロが見ればすぐに分かりますが、一般的にはこの時期の4年生は、算数であれば基本的な文章問題、国語であれば物語文と簡単な論説文や説明文です。この内容で得点がしっかりとれていない場合は、早急に対処が必要です。9月以降どんどん得点が下がってきます。今のうちに原因を追及して下さい。

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