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2011.01.19

中高一貫校「学習意欲に課題」

中高一貫校「学習意欲に課題」

4割から7割の生徒が・・・・・!

 今年も中学受験に多くの受験生が挑みましたが、その中高一貫校にも思わぬ落とし穴がある、という記事が先日の読売新聞に掲載されていました。文面によりますと、文部科学省は昨年3月、全国の中高一貫校370校を対象にアンケート調査を実施し、366校から回答を得た。それによると一貫教育の成果として「学力の定着・向上」を私立の84.1%、公立の62.0%、国立の40.0%があげた。

 一方で、「高校入試がないため学習意欲の向上で課題がある」としたのは、公立で69.3%、私立で49.7%、国立で40.0%あった。「生徒間の学力差」も私立の76.5%、公立の73.5%、国立の40.0%が問題視していた。

 「6年間を見通した指導で生徒全体の学力は伸びるが、高校入試がないために中だるみし、学習意欲を失う生徒も生まれやすい」と記載されています。

 確かにそういう問題点も現実あるでしょう。その他にも学習進度が早いことからついていけなくなり、学習意欲が失うケースや、クラブ活動に夢中になり当初の目標が変わってしまうケース、大学受験に向けて本人にとって必要な科目が選択にない、先生との相性が合わない、など様々な要因があると思われます。

 ただ、大学受験の結果をみると、都市部では圧倒的に私立の中高一貫校が成果を出しています。その結果を上記のデーターから推測すると、結局、中高一貫校の学年順位の平均点よりも上の生徒が大学受験の成果を出していると思われます。当然と言えば当然かもしれません。偏差値レベルの高い学校であれ、低い学校であれ、最近はAO入試や学校推薦もあるので、校内で上位の成績を狙うのは必然で、そのためには、いかに高いモチベーションを維持していくか、が一番の問題点と言っていいでしょう。

 モチベーションを高く持つということに一番必要な事は、具体的に将来の職業を決めることです。それによって、道筋はおのずから決まってきます。以前は「京都大学なら何学部でもいい」という受験生もいましたし、学校も「京都大学なら何学部でもいいからとにかく合格させよう」という動きがありました。しかし、今は大学名よりも学部にこだわる生徒が増え、学校もそういう個人の要望に答えようという動きに変わってきています。それは社会の要望がより専門職の高いものになってきているからだと思われます。その証拠に大学を出てからまた専門学校に行く学生が増えている、資格をたくさん取る、などの動きからも分かることです。そんなことから見てもいち早く本人が将来の事を考えるか、また、考えさせるかが一番の解決策ではないでしょうか・・・・・

2011.01.07

電子書籍と本、どちら?

電子書籍と本、どちら?

受験生に役立つのは?

2010年後半にぞくぞくと電子書籍が発売されました。本好きな人にとっては、「場所もとらない」「安価」「持ち運びができ便利」「購入する時間が短縮できる」など様々な利点があり、随分注目されています。ただ、契約条件によってすべての書籍が一つのタブレットで活用できるまでには至っていません。それにともなって、既存の書店も大型化し、梅田に日本一の大型店もオープン。一日かかっても選べないぐらいの書籍が並んでいます。どちらを選択するのか、どちらも利用するのか、今後の状況がたいへん興味深いところです。

では、受験生にとってどちらが良いのか、について考えてみたいと思います。受験生が利用する書籍のほとんどは参考書や問題集、過去問題集、情報誌です。この分野はまだ電子書籍では購入できる範囲は限られています。中でも参考書や問題集はまだ電子書籍では用をなしません。参考書や問題集はほとんど書き込みをしながら使用するので、紙の本の方が便利といっていいでしょう。電子書籍でも書き込みやラインを引くことはできますが、計算や図を書いたりすることはなかなか高度な操作技術が必要になり、時間もかかります。それに、実際に入試や定期テストは自分の手で書くので、日頃から書きなれていないと書けません。ということで受験生にはまだまだ違う世界のお話と言っても過言ではないでしょう。

電子書籍をどう利用する?

電子書籍の利用者は社会人が多いようです。しかも日頃から読書が好きな人です。メディアでは非常に話題になっていますが、まだまだ普及しているとまではいっていないようです。それでは、小・中・高校生にはどういう利用法が考えられるかというと、情報誌分野です。いずれ学校案内や専門学科受験のための情報誌が電子書籍でも発売されるようになってきます。こういう種類は後々まで所有しておきたいものでもないので、電子書籍を利用する方がいいのではないかと思います。現在でもインターネットを利用すれば、一つ一つの情報は得られますが、まとまったものはまだ書籍による情報の方が見やすいので、その分野が増えれば利用価値は上がってくるでしょう。いましばらく様子を見るのが得策ではないでしょうか?

2010.11.15

勉強好きですか・・・?

勉強好きですか・・・?

 

好きな教科と嫌いな教科

 中学生に「勉強すき・・・?」と尋ねて、はたして何パーセントぐらいの生徒が「すき」と答えるでしょうか。おそらく数パーセント、もしくは0.何パーセントだと思います。もちろん学年によっても違いますし、高校受験をする、しない、でも違いますが、たいていの生徒は「すき」とは答えないはずです。今までに「すき」と答えた生徒に出会ったこともありますが、「こましゃくれている」と感じるのは何故でしょうか ?

 ただ、「英語は好き」「数学は好き」「理科は好き」と言う生徒は数多くいます。その理由を聞いてみると、「先生が面白い」「先生がかっこいい」「先生の授業は分かりやすい」「先生の話が興味をそそる」「先生みたいにかっこよくしゃべりたい」と先生の影響でその教科が好きになっているケースが多いのです。逆に嫌いな教科の理由は「分からない」「めんどくさい」「ねむたい」「先生の説明が分からない」「興味ない」などがあげられます。嫌いな理由には、先生の影響も多少はあるものの、学習内容に対する興味のなさや無理解、本人の性格的な問題などが原因の多くを占めています。

 中学時代は第2次成長期でもあり、反抗期でもあります。ダメだと分かっていてもやってみたくなったり、他人から注意されると腹が立ったり、色々な事に興味関心を持つ時期です。が、地味で疲れる勉強をコツコツやるのは大変な作業なのです。よほどの目標や成績に対してのプライドがなければ、「しょうがないからやる」という意識が一般的です。そんな中、「数学が好き」「英語が好き」というケースは恵まれているのかもしれません。その理由が先生であっても、それがきっかけでその教科の内容が面白い、と本人が思えば大正解です。

 特に中学生の場合は、なかなか自主学習といってもたいしたことはできません。ただそこにいい指導者がいれば、メキメキと成長します。例えばクラブ活動等が一番分かりやすいと思いますが、指導力のある先生が指導しているクラブはすぐに好成績が出ます。ほったらかしのクラブは結果も出ません。勉強もそうです。本来ならば自分で前を向いて勉強するべきですが、いやな勉強を多少でも好きになるには、他人の助けを借りてもいいのではないでしょうか !  それが学校で無理ならば、塾や家庭教師、先輩など誰でもいいので助けを借りて、学習内容の6割が理解できるようになれば、結構好きになる可能性があります。どちらにしても自分で勉強するしかないので、この際、色々な出会いを求めて、もがいてみてはどうですか ?

2010.09.20

私立高校受験のポイント!

私立高校受験のポイント!

公立の入試とは明らかに違う!

 公立の高校受験の場合は、試験の内容が中学で習得する範囲内で出題されるので、基本重視の取り組みで充分対応できます。ですから、あれもこれも手を広げずに、自分で決めた問題集や参考書、または塾等で提供されるプリントを何度も繰り返すことで、確実に解答出来るようになります。ただ、それでもなかなか数学や英語で点数が伸びない場合は、その原因が算数や国語にある、という事が分かれば対処は出来ます。数学嫌いのほとんどの人が、小学校時代の算数の理解不足が原因です。具体的に言うならば、分数や少数、単位の段階で理解不足、または活用が出来ていない、または概念が不足しているからです。

その原因は国語力、語彙力不足です。そこに早く気がつけば、「どこまでさかのぼったらいいのか」が分かるので、必ずいずれ結果はついてきます。ただし、その原因が分からないまま、ただ与えられた問題を消化しているだけであれば、点数が常に不安定の状態が続きます。いずれにしても、公立高校受験の場合は当日の点数だけではないので、日頃からの生活態度も含めて、総合的にバランスよく取り組んでほしいものです。

 私立高校受験の場合は、試験範囲が原則としては中学校の学習内容、とされていますが、過去問題をご覧になっても分かるように、高校の内容も含まれています。附属の中学が併設されている学校ほどそういう問題が出題されます。これは、附属の中学の授業内容がすでに高校の内容に入っているからです。中学で入学している生徒と、高校から入ってくる生徒は違うクラスにしている学校も多いのですが、大学受験の試験日は同じです。どちらが有利か、ということです。高校に入ってから高校の学習内容を勉強するのであれば、公立高校と同じこと。私立の場合は大学受験の結果を出さなければいけないという、至上命題があるだけに、少しでも早く先に進んで勉強している生徒が欲しいのです。

 テスト問題も公立高校の問題よりも難しい問題が後半に出題されています。また、難関校(偏差値レベルの高い学校)になればなるほど、高校レベルの問題が出題されます。それに対応するには、まず志望校の絞り込みをすることです。塾によっては、私立専願コースのある塾もあるかもしれませんが、学校別まである塾はあまり聞いたことがありません。

 今は個別の塾なども数多くありますが、個別塾が対象にしている生徒は学力の低い生徒ですから、私立難関校の高校受験には不向きです。またチェーン店方式の塾も問題外です。

一番結果を出している塾は「●●●●●塾」と「●●●●●塾」です。もしくは、プロの家庭教師です。ただし、これはあくまで難関校です。

難関校ってどんな学校?

 一般的に、灘高や甲陽、四天王寺や神戸女学院、洛南、洛星、星光、西大和、東大寺、六甲、智辯和歌山などと、トップ校はすぐに出てきますが、それだけではありません。最近上昇してきている学校もたくさんあります。これを判断するのは、やはり大学受験の合格実績によります。「京都大学に●●人合格」と人数だけで判断するのではなく、どれだけ偏差値レベルの高い学部に合格できたのかが最近では評価の対象となります。学校名だけではありません。その理由は、近年AO入試や学校推薦で入学している生徒が増えたことで、その価値が下がっているからです。例えば、北陽が関大北陽になったり、摂陵が早稲田摂陵になったりというのが一番分かりやすいのではないでしょうか。

 そこで、今難関校と言われる学校はどこかというと、国公立大学に二桁現役で行っている学校とも言われています。なかでも、理系の学部に何人行っているかが注目されています。

 詳しくは又別の資料を見て判断をしていただいたらいいと思いますが、最近合格実績を伸ばしてきているのは、開明や須磨学園、そして西大和ではないでしょうか!

 こういった学校を受験する場合は、当然合格した後も勉強を第一に考えて頑張っていくという気構えがなければ意味がないので、そうした意識の高い生徒こそ、いい環境で、いい指導者に出会えることが、合格への最短距離でしょう。

公立と私立、どちらが大学受験に有利か?

 学校別大学受験結果の冊子をみれば一目瞭然です。特に関西の場合、公立高校の実績を見てみると、公立高校のトップ校、または英数科の生徒が実績を出していますが、その数はかなり少ないのが現実です。それは都会の中心になればなるほどそういう結果が出ています。都会の中心ほどそれだけ選択肢が多くあるということかもしれません。

 私立が有利の原因はたくさんありますが、その原因の一番は学校の体制です。絶対的に授業時数が違います。その内容も違います。使っている教材も違います。予備校の先生が来て受験対策をしている学校もあります。勉強する環境も違います。

 ただ、あまりにも勉強量が多いので、ついて行けなくなって、ドロップアウトする生徒がいるのも事実です。公立の生徒の場合は自分から勉強する方法や環境を探し出して頑張っている生徒も数多くいます。イメージ的には前者は「学校が引っ張っていく」後者は「自分で選択し工夫して進んでいく」という感じでしょうか。どちらが自分に合っているかも含めて、じっくりと考えてみて下さい。

2010.09.14

医学部を狙うには?

医学部を狙うには?

いつから本格的に勉強すればいいのか?

★  国公立の場合

基本的な中学校の勉強が出来ているとして、高校の授業内容に入った時点が、スタートです。すなわち、私立の進学校の場合は進度が早いので、実際は中3ぐらいからのスタートになります。ただし、これはすべての教科をガムシャラに頑張れ、というのではなく、「数学」と「英語」に関してのことです。最終的に国公立の医学部狙いの場合、センター試験で、物理や化学、生物はほとんど満点を狙い、英語や数学は90パーセント以上、国語で80パーセント後半という得点が国公立の場合は要求されます。それを目標にしてようやく地方の国公立も含めて受験が出来るレベルと考えてよいと思います。従って、弱点教科があるようでは、国公立は難しいと言ってよいでしょう。その土台になるのが、国語であって、それをもとに数学、英語をどれだけ体系的に勉強出来るかで、後の物理や化学につながってきます。特に数学が強くなければ、物理や化学はある程度以上は伸びません。進学校の場合、進度が早いということは、それだけ一つ一つの単元に時間をかけて練習する時間がないということなので、大方が宿題という形で処理されています。その処理で精一杯というタイムスケジュール、または処理能力であると、なかなか厳しいものになります。それでもなお多くの生徒が塾に通って、学校とは別物をこなしているようですが、基本ペースは学校の進度に合わせ、それについていけないのであれば、塾は外した方がよいでしょう。どちらにしても、「数学」「英語」を武器に出来るぐらい徹底的に勉強することが、国公立の医学部狙いの場合は最短距離になることは間違いありません。

★  私立の場合

 私立の医学部狙いの場合、教科数が少ない、偏差値レベルが国公立に比べると低い、という認識をもっている人がほとんどで、だから「ゆっくりでいい!」と思われがちですが、決してそんなことはありません。私立であっても、他の学部に比べると相当高い偏差値レベルになるので、そうそうゆっくりはしていられません。ではどこが違うか、と言うと、数3がある、ない、で随分変わります。又英語に関しても、長文の量が違います。ただ、そうなると余計に、高校1年、2年の内容が重要視されるので、それを勉強する時期は同じです。ですから、本格的な勉強も中3ぐらいからと考えてよいと思います。ただ後半は、数3がないのであれば多少楽になりますし、内容も各学校で個性があるので、それに絞った勉強内容でよい、ということもありますが、スタート時点は変わらないと考えるべきだと思います。私立の場合であっても、最終的には数学力と英語力が決め手になってきます。目標が決まっているのであれば、早めに一度過去問を見て、高1、高2レベルの問題を探してやってみると、より具体的な目標レベルが見えてくると思います。

2010.08.06

受験生以外は汗をかこう!

受験生以外は汗をかこう!

長時間勉強しても成果は乏しい!

 この暑い夏、学校の補習授業や塾・予備校の夏期講習会に参加している生徒も多いと思います。それでなくても宿題が多いのにたいへんですね!

 確かにこの長い夏休みの勉強への取り組み方によっては、その後の成績に変化が現れる生徒もいます。ただ、全体的にみるとあまり変化がないのが実情です。その原因は、まだまだ受験という目標が遠いという緊張感の薄い中、ただやらなければいけない課題をこなしているだけだからです。唯一変化の現れる生徒は、目標を持って取り組んでいる生徒だけです。「じゃあ、目標を持てば!」と簡単に思われると思いますが、なかなかそうもいかないのが現実ですよね!

 そこで、出来る限り効果的に成果を出す工夫をお教えします。

① 出来るだけ短時間で日々の課題を処理する。

② 勉強するのは午前中、もしくは夜中。

③ 昼間は出来るだけ汗をかく。クラブ活動参加。

④ 出来るだけ早く課題を終わらせる。

⑤ あまり手を広げず、夏休み後半に終わった課題を再度やってみる。

 この5つの工夫だけでも意外と二学期には成果が現れます。なぜか?

受験意識の薄い中、長時間かけてクーラーの中で勉強しても、だんだん集中できなくなり能率が悪くなります。せいぜいもっても2~3時間が限界でしょう。ですから、夏期講習会のように長時間の勉強を強いられても集中力が続かない限り、ただ座っているだけの状況です。そして中途半端に疲れが残り、夜も寝られなくなります。

 昼間、外出やクラブ活動で汗をかくと、案外と体は楽になります。確かに体力的には疲れますが、その分夜はぐっすり寝られますし、次の朝はお腹も減りますから全てがいい循環になります。勉強はその合間にすればいいのです。朝のうちにするか、夜、少し休んでからするか、いずれにしても、短時間で集中してやる方が成果は必ず出ます。

 親としては色々とやらせたいと思う事があると思います。ただ、今行かれている学校の偏差値レベルにもよりますが、学校から出されている宿題・課題は私立であればかなりレベルの高いものが多いので、その宿題・課題を中心に据えて勉強するのが最も今後には有利になります。目標設定の決まっている生徒には、色々と情報提供をして取り組ませていってもいいと思いますが、そうでない生徒の場合は、学校の進度に合わせた取り組みの範囲内で頑張らせてあげた方が、本人も納得すると思います。ただし、ダラダラとやらせるのではなく、出来るだけ早く処理させて、「早く遊びに行きなさい!」くらい言えれば最高ですね!ポイントは数学、英語は2回やることです。

2010.08.02

自分の勉強スタイルを決めよう!

自分の勉強スタイルを決めよう!

 

宿題をこなすだけでは成果が期待できない!

 公立の中学生は、中2以降はほとんどの生徒が高校受験を目指して塾に通っています。一方、中高一貫校の生徒の場合は、大学受験に向けての塾(鉄緑会他)に行っているケースもあります。ただ、なかなか続いていないのが実情です。その理由としては、学校の授業内容と違うため、どちらも中途半端になってしまっている、または内容が難しすぎる、等の理由が多いようです。こんな時期だからこそ、むしろ学校の授業進度に合わせた勉強スタイルを作るべきだと思います。せっかく苦労して合格した学校なので、その学校での成果をださなければもったいないと思いませんか?

 ただ現実として、日々宿題に追われて、それをこなすだけでも精一杯の生徒もいるようですが、実際は一つ一つの単元を確実に自分のものにするには宿題をこなすだけでは量的に不足なのです。学校としてもそれは分かっています。ただ学校としては進度が決まっているだけに、それを全員が理解するまでは待てないのです。だからこそ自分で調整しなければどんどん理解不足が増えていくのです。

自分で参考書、問題集を選ぼう!

 最近は書店で中学生・高校生の姿があまり見られません。それだけのゆとりがないのかもしれませんが、本来は自分に合った参考書や問題集は自分で選ぶ方がいいのです。もちろん選び方のコツもありますが、自分が勉強していくのですから、自分が分かりやすいもの、自分が取り組みやすいものを選んでこそ意欲がわいてくるものだと思います。

今は本当に色々な本が出版されているので、必ず自分に合ったものが見つかるはずです。その際に、問題集は一冊にせず2~3冊持つことをおすすめします。決して全部やりなさいではなく、同じような問題を見比べて探し出すことを目的にして下さい。学校で使っているサブテキストは簡略化して書かれている場合が多いので、自分が選んだ参考書や問題集の方がより分かりやすいと思います。そうして自分の勉強スタイルを作っていくのです。

 宿題をこなすだけでは、この単元はどこまで出来れば完璧かというのが分かりません。

基本から応用、発展まで色々な問題を見て、自分があとどれぐらいやればいいのかを、自分で判断できるようになってほしいものです。

2010.06.29

クラブと勉強の両立は?

クラブと勉強の両立は?

熱心なクラブほど精神力は向上する!

 運動系にしろ文科系にしろ、中学・高校時代のクラブ活動はかなり専門的になるので、やっていて本当に面白いのは言うまでもありません。その活動が活発であればあるほど深まっていくだけに、どうしても時間を取られるのはしょうがないと思います。学校にもよりますが、全国大会を狙うようなクラブは半端ではないので、それにたけている生徒が推薦で入学してきている場合もあるはずです。そんなクラブの場合はその種目を活かした方向への進学や就職になります。ただそれはほんの一部であって、ほとんどの生徒はクラブの内容とは別の大学に進学しています。大学受験生の全体を見てみると、現役で合格する生徒は、クラブはやっていても、早めに引退したり、活動自体が毎日ではないクラブの生徒が多いのです。しかし、これが浪人生になると、その合格者は高校時代に一生懸命にクラブ活動に励んでいた生徒なのです。

 この現状から考えると、現役合格を狙うのであれば、クラブ活動が活発であれば、どうしても時間が足りなくなるようです。ただ先輩の中には最後までクラブを続けて現役合格をしたという人もいるような話も聞きますが、それは少数、または珍しいから伝わってくるので、大半は受験勉強への取り組みの遅さから結局間に合わない人の方が多いのです。

 ただ、一生懸命にクラブ活動をしていた生徒は、集中力と体力が底知れなくついているので、引退した後の成績のアップは本当にすごいものがあります。後は時間との戦いになるのです。どの時点でまずセンターレベルまで達するか、どの時点から2次対策や過去問に取り組むか、もともとどれぐらいの学力があるのか、それによって現役合格か浪人かが決まってくるのです。

学校によってクラブ活動の参加禁止も!

 あえてここでは学校名をあげませんが、進学校と言われる学校の中には、厳しい担任が「成績が良くないからクラブを自粛しなさい!」と言う場合があります。言われた本人は非常にショックだと思います。ただ、そういう学校に行ったのであれば、やはり一定の勉強量であったり、成果をださなければ、何のために入学したのかがブレてしまいます。

ここはグッと我慢して、やるしかないのだと思います。要は学校の成績を維持する、向上すればいいわけで、その一番の方法は、家庭教師やその学校専門の内部対策をしている塾にいけばいいのです。いわゆる、大学受験用の予備校や塾でなくてもいいのです。

 学校のレベルにもよりますが、大学合格実績の高い学校は授業レベルも高く、最近は高3になると予備校の講師が来て特別授業をしている場合もあります。学校でできる範囲はまずセンター試験レベルまでなので、学年平均を目標に頑張っておけば、まず「クラブ参加禁止!」などとは言われなくてもすむはずです。クラブも勉強も両方ができるには、要領よく頑張るしかないと思います。万が一、今すでに「禁止!」と言われている人は、自分のクラブ感をじっくり考えるチャンスだと思って悩んでみて下さい。

2010.06.08

中・高生には当たり前の日常!

中・高生には当たり前の日常!

 

1日5食は当たり前!

 

 中学・高校時代はとにかく「良く食べる」。お弁当以外に食堂等で休憩のたびに食べている。それが中学・高校生のトレードマークみたいなものです。それでも『太らない』。何と羨ましいことでしょう!どんどんタテに伸びていって、いつの間にか親を抜いている。今までは見下げて怒っていたにもかかわらず、今度は首を上げて、見上げて「物申す」ですよ。制服そのまま冷蔵庫に直行というシーンが目に見えそうです。こういう時期は、おなかが減ったらイライラが直ぐにやってくるので、とにかく与えておくことですね!

 逆に「ダイエット!」とか言って食べない子の方が心配です。骨が将来もろくなる原因は、この時期からの食生活によるものとも言われています。

 大体、中・高生の多くは朝食・午前食・昼食・放課後食・夕食と1日5食が平均で、多い子はクラブが終わって家に帰る前に1食、寝る前に1食と1日7食の子もいます。中・高生は食べることが本職なのでしょうか!

中学生の半数以上が化粧品を持っているって本当!

 

 以前は考えられなかったことですが、最近は違うようです。男子も女子も中学生の半数以上が化粧品をコッソリ持っているというデータが出ています。男子の場合は、ムースやリップ、女子の場合はリップやアイラインだそうです。特に最近は眉毛にオシャレを感じている場合が多いようで、他にも体臭を隠すためのスプレーやピアスなども多いそうです。最近、男子でも関心の多い子がかなり増えてきているのは、早熟型の子が増えてきている証拠なのでしょうか!ある程度の身だしなみは必要だと思いますが、はたして、その感覚の差に親として何処まで許容できるでしょう・・・

一度、お子さんに周りの友達や先輩たちの様子を聞いてみては・・・・・?

2010.05.18

テスト対策は出来ることから!

テスト対策は出来ることから!

ケアレスミス対策

 中間テストや期末テスト、課題テスト、事あるごとに「なんであんなところを間違えたんだろう?」と言う声を聞きます。その多くが、ケアレスミスによる減点です。これも実力の一つとも言われるので、まずはこのミスをなくすための取り組みを考えていきたいと思います。

問題に取り組む前に考えよう!

 ① 受験番号と氏名を正確に書く

 ② 問題全体に目を通し、解答順を決める

 ③ 全体の半分ほど進んだら残りの時間のチェックをする

 ④ 見直しのための時間を必ずとる

 ⑤ テスト終了後は次の科目の準備をする

時間の有効な活用法

 ① まず問題に目を通し時間配分をする

 ② 優しい問題から解く。捨て問を作ってもよい

 ③ 記述は最後にまわす

 ④ 最後の5分は見直し

解答欄の形式と注意事項

 ① 解答欄が問題文中にある場合

 ② 解答欄が問題の下や横にある場合

 ③ 解答用紙が別にある場合

   ★ 注意事項

       写し間違え、問題番号の見間違いに注意

       文字数の指定枠に注意

       記号で答えるのか言葉で答えるのかに注意

       記号の書き間違いに注意(①、②や〈1〉、〈2〉等の書き方)

       選択肢の場合、選択の数に注意

       順不同なのかを注意

       字は丁寧に書く。文字の大きさを一定にする。自信のない漢字は使わない。

       訂正個所は完全に消してから書く。

       記入済みのものは斜線を引く

       暗記物は忘れないうちに先に取り組む

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