2010.05.06
難関校を志望校にするには?
学年別の目標と目安
3年生終了までに
算数・・・・四則計算・分数・少数・単位の概念と変換・平面図形(四角・三角)・簡単な規則性の問題
国語・・・・読書の習慣、1分間に500~700文字を読むスピード、最終的には600
~1000文字/分 入試までに2万タイトルの読書
字を丁寧に書く習慣、漢字400字以上、最終的に1000~2000字
理科・・・・生き物への関心・自然への関心
「なぜ?」という疑問を持つ習慣
社会・・・・都道府県名、地域への関心、歴史への関心、ニュースを見る習慣
習慣・・・・45分間座っていられる
勉強の習慣が付いている
基本的生活習慣が身に付いている
家庭でのしつけが出来ている
4年生時
習慣・・・・塾や学校のスケジュールに合わせた勉強のサイクルの確立
勉強に対する意識や心構えを育てる
宿題はその日のうちにこなす習慣を身につける
答え合わせの際に解説や参考を見る習慣をつける
学習・・・・習った単元の復習の習慣(完全に記憶・理解させる)、反復、
基本・応用までの段階を確実にものにする
現状・・・・塾でトップクラスに在籍
5年生終了時
現状・・・・国語と算数が得意、教科のムラ、単元のムラが少ない
塾でトップクラスに在籍
塾でのテストで結果が出ている
ほとんどの単元が終わりかけている
6年生時
取組・・・・点数のムラを細かく修正
どんなテストでも安定した点数をとっていく
暗記内容に関しての復習や演習、総合理解
国語・・・漢字・語彙の復習と拡大、長文読解、文法の確認
算数・・・難問・超難問に挑戦、計算スピードのアップ
理科・・・物理分野の演習、生物分野の復習、思考問題の取組
社会・・・復習と知識の拡大、時事・政治・経済問題の取組
必要以上の授業のカット、志望校別クラス中心の取組、過去問への取組
一般的にこのレベルを狙う層は時間との戦いをしていて、与えられる課題をこなしていくだけでも精一杯なのが現状です。1点、2点を争う世界なので、ちょっとしたミスが命取りです。親子ともども必死になっている家庭がほとんどで、プロの家庭教師が5年生当初から就いている割合が6割以上、最終的には8割に近いのが実情です。でないと、特に大手塾の最高レベル特訓の問題は子供だけでは無理だからです。親のチェックもかなり細かく、精神的にもテストの点数で一喜一憂している家庭が多く、特に入試前は子供とケンカの絶えない毎日が続いている家庭も多くあります。入試に関する情報合戦、親同士の交流が極端に減り、凄まじい世界です。
実際、特に大手の塾は進度が速く、5年終了時にはほとんどの単元が終わっています。もちろん、6年生の夏休みまでに復習はしますが、大きな取りこぼしがある場合はほとんど間に合いません。それだけに特に5年生時に習う単元をその都度復習、補習、演習、発展していかなければ、結局時間切れになってしまいます。長い道のりの中には、 子供の反抗期やトラブルなど様々なことがありますが、これだけやったから絶対に合格できるという保証はありません。能力的に高い子供が多いだけに、色々な方法があるとは思いますが、いずれにしても、まずは読書の習慣づけと親子の会話が難関校を狙う上では一番大切なポイントになっています。
2010.04.29
「孫わ優しい」って知っていますか?
生活の知恵が役立つ!
「孫は優しい」というのは、おばあちゃんのセリフではありません。これは昔から言われている健康食のメニューです。
ま・・・・まめ
ご・・・・ごま
わ・・・・わかめ
や・・・・やさい
さ・・・・さかな
し・・・・しいたけ
い・・・・いも
この中に肉類は入っていませんが、肉類はほっておいても食べているので、入れていないのです。なるほど、覚えやすい言葉ですが、これにこだわっているのが、あの「松井秀喜」選手です。毎日これら7品目に気をつけて食べているそうです。健康面には特に気を配っている松井秀喜選手だけに実証済みです。皆さんも一度取り入れてみては?
夜中に効果がある飲食物は?
本来は夜中に食べたり飲んだりするのは、あまり良くないのですが、どうしても、塾で帰りが遅くなったり、もう少し勉強したいという時は、「カカオの入ったチョコレート」を一粒。もしくは香りのきついお茶やハーブが効果的です。ちょっとした息抜きが名案をうむかもしれません。以前「頭の良くなるチョコレート」が発売されたことがありますが、食べすぎにはくれぐれもご注意を・・・・!
朝ごはんを食べない子が4割も!
最近の調査では、小中学生の4割の子が朝食を規則正しく食べていないそうです。これは、週に何回か抜く子も含まれていますが、実に多いと思いませんか?
食べている暇もなく寝ている子も多いそうですが、全体的に夜型の子が増えた証拠なのでしょうか?確かに10年前に比べても、就寝時間は遅くなっているようですが、朝食を食べられないぐらい眠たいというのは、なんとかしたいところです。塾等で宿題が多くて消化するのが大変だとは思いますが、出来るだけ短時間で終わらせるようにして、睡眠時間は確保してほしいと思います。
2010.04.19
考える子を育てるには?
子供は小さい頃によく「なんで?」「なんで?」と聞いてくる時期がります。少々であれば、分かりやすく説明をして、わからせようとしていると思いますが、くどいと、つい、突き放してしまうことがありませんか?そういう時期は逆に考えると、子供に考えさせる習慣をつける絶好のチャンスかもしれません。そこで、今回は逆に色々な質問を投げかけてみてはどうか、という提案をしたいと思います。日ごろの生活の中で「?」と思われる事をどんどん質問していけばいいのです。ただ、その際に答えがすぐに返ってこなくても、こちらから答えを言わないようにして下さい。その場で言ってしまっては考えなくなります。答えは2~3日してから出てくる場合もあります。それでいいのです。子供は案外、答えられない問いかけについて、気にしているものです。考える時間を取ることが何よりも大切です。
こんな事聞いてみては?
①お風呂の水を抜くとなんで渦巻が出来るの?
②お風呂の水を抜くとなんで渦巻が右回りになるの?
③お風呂場の扉はなんでうち開きなの?
④お風呂場の換気扇をつけておかないとなんでカビが生えるの?
⑤石鹸はなんでぬるぬるするの?
⑥洗面台の下のパイプはなんで曲がっているの?
⑦ペットボトルの飲み口はなんで円いの?
⑧「生もの」ってなんで腐るの?
⑨マンホールのふたはなんでいっぱいあるの?
⑩マンホールのふたはなんで円いの?
⑪ティッシュペーパーはなんで次から次へと出てくるの?
⑫ボールはなんで円いの?
⑬磁石はなんでくっつくの?
こんな様々な疑問を子供に投げかけていけばいいのです。こんな何気ない質問から、色々な事に疑問を持つようになり、考えるようになるのです。最初は一緒に考えるようにしてあげるといいと思いますが、そのうち子供自身に考えさせたり、調べさせたりすると、より効果的です。考えるように育てるには、まず疑問を感じるようにヒントを与えたり、質問をしたりしての積み重ねが必要で、その際に必ず考える間を与えることが何よりも大切なので、ゆっくりあせらずコツコツとやってみて下さい。
2010.04.19
親子の会話は大丈夫ですか?
第一声が「宿題した?」 「勉強しなさい!」は禁物
受験生を持つ親にとって、子供の勉強に対する姿勢は大変気になるところですが、親子の会話がそればかりになっていませんか?
勉強の中身に関する話題なら話も続くかもしれませんが、ただ単に「勉強しなさい」とか「宿題しなさい」だと、会話が終わってしまいます。ただでさえ勉強が好きな子はあまりいないのですから、ストレートに「勉強」とか「点数」に関しての会話を始めてしまうと、子供もあまりいい気はしないと思います。ましてや反抗期に入ってきている子供には、反発が返ってくるようになりかねません。
受験がすべてではないはずです。親子の会話が「受験に関する会話」「勉強に関する会話」のみだと、受験が終わった後は親子の会話が無くなってしまいますよ!今のうちから勉強や受験以外の会話も多く取り入れるよう心がけて下さい。そういう会話こそ、子供達は気分も和らぐものだと思います。受験によって歪んだ性格が出ないよう、冷静に考えていきたいものです。
この時期は偏差値よりも点数
やっと新学年のスタートから一ヶ月がたち、そろそろそのペースに慣れてきているでしょうか?学年にもよりますが、2月、3月のテストの内容は、新入生が入った関係もあり、多少簡単であったり、範囲が以前やった内容が入ったりと、変化していると思います。特に大手の進学塾では生徒の入れ替わり等があり、顔ぶれも変わっていますので、今までの偏差値で判断するのは危険です。むしろこの時期は、まだスタートしたばかりなので、素直に点数を見てあげてほしいと思います。そして、その点数の良し悪しよりも、どういう内容(単元)が理解できていないか、という事をチェックして、その復習をしっかりやるようにしましょう。
6年生は復習中心に単元チェック
5年生は不得意教科の早めの対応
4年生は宿題の処理能力を判断
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2010.04.14
環境づくりで応援!
机の高さは?
低学年のうちは、できれば食卓やリビング等で親の目の届く場所で勉強をする方が良いと思いますが、すでに自分の部屋を持っている場合は、机の高さを考えてほしいと思います。とはいっても、机の高さは多少の上下はしても、極端に下げることはおそらく無理だと思いますので、出来れば、ピアノの補助ペダルのような台を用意して、足がブラブラしないようにしてほしいと思います。お受験を経験された方は随分注意されたので、ご存じだと思いますが、足がブラブラしているときは集中できていないのです。それに、背中が丸くなってしまい、余計に疲れてしまうのです。ですから、台を用意し、足でしっかりと支えることによって、姿勢も良くなり、集中も出来るようになり、疲れなくなります。
高学年になると、足が床につくと思いますので、微調整をして机の高さを決めて下さい。
机の向きと位置は?
低学年のうちはまだまだ親に「褒められたい」とか「見てほしい」という甘えた部分がありますので、入口に向かって机を置くか、横を向けばすぐに入口が見えるように置いた方がよいでしょう。そして、廊下を通るたびに、見てあげる、声をかけてあげるなどをすると良いでしょう。
高学年になると、逆に「見られたくない」「言われたくない」と少々自立に向けた反抗期にも入ってくるので、机は壁に向けて、背中が入口に向くように配置するのが良いと思います。背中をそっと見てあげて下さい。
机の中と本棚は?
机の中には出来るだけたくさんの仕切りを作る方が良いでしょう。最近は100円ショップなどで、机の中に入れるトレーを売っているので、それを利用するのも良いでしょう。何をどこに置くか細かく決めさせて、整理整頓の習慣を身につけるようにしたいものです。
本棚においても、同じ大きさのものを揃えるとか、教科別に揃えるとかして整理整頓をさせてみて下さい。その整理能力が勉強に大いに役立ちます。見栄えをきれいにすることによってその感性を育て、ノートの書き方も丁寧になりますし、字も丁寧に書くようになります。ちょっとした工夫と努力の積み重ねが、高学年、又中学、高校になった時に大きな差になってくるのはまちがいありません。